とにかく、無事書けました。
明日、引っ越し作業でバタバタするので感想返信等が遅れます。早ければ日曜の午後、遅ければ月曜の午前・午後のどちらかになるかと思われます。
「あっ、おかえりー」
出迎えてくれた千里殿がこちらへと満面の笑みを向け、全員が馬の歩みを緩め、俺だけが一度馬を降りる。
「千里殿、お出迎えありがとうございます」
「冬雲殿、もう少し砕けた口調でいいってば。
敬語が苦手ってわけじゃないけど、仲間内で使われると肩がこっちゃうよ」
詠殿もそうだが霞以外の元董卓軍の人達とはいまいち距離感がわからず、つい俺も敬語で話してしまっている。
まぁでも、当人がそう言ってくれるなら無駄に緊張したり、敬語を使うのも失礼だろう。
「じゃ、そうするか。
ありがとう、千里殿」
「あー・・・ 殿もいらないんだけど、それが限界っぽいね。あたしも殿つけてるし、呼び捨ては無理かぁ。
それはそうと、そこで外套を深く被ってる攸ちゃん。私と沙和ちゃんからの贈り物の感想が欲しいなぁ~」
「・・・・・」
千里殿はニヤニヤと笑いながら樹枝の馬の近くまで歩み寄り、外套の端を掴もうするが樹枝は当然とられまいと外套を動かして避けてしまう。
だがそれは、樹枝を狙っている存在が一人であった場合のみ有効である。
「甘い!
「はい、
千里殿の短い呼びかけに対し緑陽がすぐさま応え、勢いよく樹枝の外套をはぎ取っていく。
傍から見れば凄まじい勢いにも拘らず樹枝が馬上から落ちるどころか体勢を崩すこともなく、それはまるで
というか、連合の時にたまたま一緒になっただけだったのに二人とも随分仲がいいな?!
「嫌よ嫌よも好きの内、なんだかんだであたしと沙和ちゃんの力作を着てくれる攸ちゃんは素直じゃないよね~」
「嫌なもんは嫌に決まってんでしょう!
大体、僕が今もこの服を着ているのだって千里さんが恋さん達にまで厳重に仕込みを入れた挙句、緑陽に僕の着替えまで始末させたからでしょう!」
「あっ、前半はその通りだけど後半はあたしの指示じゃないなー。
そっちは多分、緑ちゃんの即興じゃない?」
樹枝の悲鳴のような叫びが続くにもかかわらず、千里殿は飄々とした態度を崩すことはなく、緑陽へと『よくやった!』と言わんばかりに親指を立てる。緑陽も緑陽で同じ仕草を返し、深く頷き返す。
俺、とんでもない二人を出会わせてしまったかもしれない・・・
「何、労をねぎらいあってんですか?!
お二人の所為で僕がどれだけ・・・・!」
「嫌よ嫌よも好きの内・・・ そんな言葉に誘われて、曹仁部隊・副隊長牛金、推・参!」
前言撤回。
俺に繋がる縁の多くは、樹枝にとってヤバい出会いしかさせていない。
「つまり、俺のこともあれだけ拒んでいるように見せ、本当は俺のことが好きってこと!
樹枝ちゃん、隠すことなんてないんだ!!
俺はいつでも、どんな姿の君だって全力に愛している!!!」
「嫌なものは嫌だっつってんだろうがあぁぁぁーーーー!!!」
仕事をサボるような男じゃないことを信じているから、多分今日は非番だと思いたい。周囲の見知った兵達が牛金にどこか残念な視線を向けたり、俺へと同情的な視線を向けたりはしていない筈だ。だから、牛金を押さえつける部下の手慣れた感じも俺の見間違いに決まっている。
「いつまでも現実逃避している暇なんてないわよ、冬雲」
「はい・・・」
詠殿の冷静な御言葉をありがたく受け取りながら、ついに樹枝を先頭に牛金と千里殿が追いかけっこを始めてしまいそうな勢いだ。
だが、この後は千重も含めて玉座に向かい、話し合いという流れになっている以上、
「牛金!」
「・・・はっ! 隊長」
「今の俺達は職務の最中だ。
出迎えてくれるのは嬉しいが、少々度が過ぎるぞ?」
「申し訳ありませんでした!」
この一言でわかってくれることを願いつつ、牛金は俺達へと深く頭を下げてくれた。よかった、仕事となると真面目な男で本当によかった。
「千里殿も戯れが過ぎる・・・
せめて、仕事が終わった後にしてくれ」
「いやー、ごめんごめん。
久しぶりに会ったからついね」
俺の注意に千里殿も舌を出して頭を下げつつ、外套を被ったままの千重の馬の横に立って手綱を持った。
「ささっ、一度厩舎に寄った後、玉座にて華琳様を筆頭にみんなが待っているよー。
ね?
「えっ?」
千里殿の最後の言葉に俺が後ろを振り返ると、そこには確かに黄忠殿と璃々ちゃんの姿があり、俺は馬鹿みたいに目を開いて何度か目の閉じ開きを繰り返してしまった。
「あら、ばれてしまいした」
「璃々たちね、ずーっとうしろにいたんだよ? 気づかなかった?」
黄忠殿は口元に手を当てて笑い、璃々ちゃんはこちらへと元気良く手を振ってくれる。その手にかろうじて返しながら、頭の中はグルグルと思考が渦巻き、空回りを始める。
確かに気づかなかったけど、流石に白陽達が気づかなかったなんてありえないし、そりゃ女学院で一度話した以降は会話もせずに別れて、その後の行動とかさっぱりわからなかった上にあの感じだと璃々ちゃんと一緒に女学院にいるんじゃないかとか勝手に考えてたのはあるけどそれにしたって・・・
「兄上? 何を凍りついているんです?
黄忠殿達が僕らの後ろについてきてるって言いませんでしたっけ?」
復活の速い樹枝の言葉の内容に理解が追い付かず、ぎこちない動きで首を動かして、わずかに傾ける。
「は?」
「あれ、言ってませんでしたっけ?」
これが聞いている人間の反応なら、そいつはすぐに
声にならない思いを抱えて髪を掻き毟りつつ、千重について華琳達に報告すること以外にもう一つ増えたことで頭が痛くなってくる。
水鏡女学院で
舞蓮の時もそう言えばこんなだったんだよなぁ・・・ 舞蓮の場合はついてきたなんて可愛いものじゃなくて、喰らいついてきたっていう方が正しい気がするが。
「お兄ちゃん?」
いつの間にか黄忠殿の所から離れて俺の足元に来ていた璃々ちゃんが服の裾を引っ張り、不安そうな顔で俺を見上げていた。
「ごめんなさい・・・」
子どもの雰囲気を読む能力ゆえなのか、それとも生まれながらの才能なのか、この子は敏い。この才を殺さずに教養をつけ、育っていったら、どんな風に光り輝いてくれるのだろうか。黄忠殿のように神と謳われるような弓の名手になるだろうか、それとも太守を務めた治政の能力が伸びるのか、それともどちらでもなく彼女だけの独自の道を築いていくのか。いずれにせよ、将来が楽しみな子だと思う。
見れば黄忠殿も同じように申し訳なさそうな顔をしていたので、俺は肩に乗っていた重いものを強制的に降ろすように肩をすくめた。
「いや、いいんだよ。
俺がなんとかしてみせるから・・・ ほら! 空がこんなに綺麗な青空が広がってるんだ。嫌な気持ちなんて吹っ飛んでくだろ?」
璃々ちゃんを肩車しつつ、安心させるように笑いかける。
「わぁ・・・! きれーい!
なんだかこうしてお空見てると・・・ お兄ちゃんの髪は雲みたい」
「そうかい? じゃぁきっと璃々ちゃんは、俺の主を見たらもっと驚くぞぉ。
なんせ、太陽みたいにきらきらとした髪を持ってるんだから」
もうここまで来てしまった以上、親子二人で再び女学院に送り返すことも出来ない。それに何らかの事情があった可能性もないわけではないし、これはもう報告がてら話を聞くしかないだろう。
「さぁ、皆で一度城に向かおう。
難しい話はそこでして、皆でご飯だ」
全員に振り返りながら告げれば、嬉しそうに笑う者やら呆れる者、羨望の眼差しを向けたりいろいろだが、気にしない。
「我らの覇王様が玉座でお待ちだ!」
空元気を出しつつ、俺は真っ直ぐに玉座へと足を向けた。
「で? また増やして帰ってきたのね?」
玉座の中央に堂々と座する我らが覇王様は俺が入室した瞬間、そんな言葉を投げかけてくる。
璃々ちゃんを俺が抱えて入室するといろいろと誤解を招きそうだったので黄忠殿の腕の中に戻り、今はきょろきょろと忙しなく玉座を見渡していることだろう。
「また、おっきい胸を連れて帰ってきて・・・ 挙句男の数減らしてきてどうすんのよ!」
「いや、減ってませんからね!?
僕は単純に着替える暇すら与えられずに玉座に連行されただけですからね?!」
桂花と樹枝のやり取りを聞きつつ、全員の視線はやはり黄忠殿達に向けられる。
だが、前回のことを考えればそれは無理もないし、今回は完全に想定外の出会いだった。幸いなのは俺が見えている限りで嫌悪の感情が皆に見られないことだけど、この辺りについても詳細は聞いておいた方がいいだろうな。
「言い訳にしか聞こえないことを承知で言わせてほしい。
俺は本当に城門まで彼女の存在を知らなかったんだよ・・・」
「あんたねぇ、知らなかったで済む問題じゃないでしょ!
大体、総責任者であるあんたが知らないってどんな事態よ?」
主に桂花の甥である樹枝の所為でもあるが、俺も確認不足があったので言えないので桂花の言葉を黙って聞く。
俺も千重のことだったり、報告のことで頭がいっぱいになりすぎていて、周囲の警戒や注意が散漫だったんだろうなぁ。
「桂花、そう怒ることではないわ」
「ですが、華琳様!」
「魅力的な女性が一人でも多くこの地を訪れることは、何も困ることではないでしょう。特に私にとっては、ね」
舌なめずりをしつつ、黄忠殿を見る華琳はまさに獲物を狙う獣そのもの。
弓の神様をもとって喰らう気満々の貪欲さに華琳らしさを感じつつ、なんだか胸が温かくなるのを感じた。
「兄上、なんでそんな優しげな表情になるんです?!
最愛の女性が他の女性を見て舌なめずりとか、普通は引くでしょ! 千年の恋も冷めるようなものじゃないんですか?!」
「俺と華琳の恋は、時間なんかで冷めるような柔なもんじゃないんだよ」
鋭く飛ぶ樹枝のツッコミに惚気を叩き返しつつ、華琳の言葉を聞いた桂花は納得いかないように何かをぶつぶつと言っていた。
いや、桂花のみにとどまらず、玉座のあちこちから何かを思案するような声が聞こえてくるが俺には聞こえない! 『子どもか・・・』か、『また競争率が・・・』とかは俺には聞こえないんだ!!
「とりあえず、黄忠の一件は後に回すとして・・・ ここに居るということは既にどこにも属しておらず、冬雲を始め私が選んだ子達が何らかの理由で許したということでしょうしね」
そう言いながら華琳は玉座から降り、俺達の元へと向かってくる。
そして、外套を被ったままの千重の前で膝をつき、恭しく頭を下げた。当然、その場にいる誰もが華琳の行動に倣い、外套を被ったままの千重へと頭を下げた。
「劉協様、御足労いただき厚く御礼申し上げます。
そして、主たる私がお迎えに行かなかったことをお詫び申し上げます」
「皆、顔をあげなさい」
華琳から紡がれる言葉に千重は御子と呼ばれるに相応しい風格を持ちながらも、華琳に優しく微笑みかけた。
その表情は俺と再会を果たした時と似ているようで、少しだけ違っていた。
「久しぶりですね、曹操」
「!
えぇ、劉協様。お久しぶりですね」
その一言で華琳も理解したようで、千重は俺達に立ち上がるように促していく。
「どうか、私のことは千重と呼んでください。
御子という名称も、この劉協の名も、今しばらくは災いしか呼びませんし、お姉様もそのためにあてもなき旅へと向かわれました。愛らしいものがお好きだったようで、お供は可愛らしい獣達を連れて、今頃はどこへいらっしゃられるのやら・・・」
溜息交じりに華琳に短く現状を伝える千重の手腕に驚きつつ、華琳も楽しそうに笑っていた。
「では、私のこともどうか華琳とお呼びください」
「敬語も不要です。
ここに居るのは、少しばかり身分の高いだけの少女ですから」
舌を出して年相応に笑う千重に華琳も微笑み、互いに固い握手を交わして、華琳は玉座へと戻っていく。
「では、千重。
これから、あなたはどうしたいのかしら?」
「そう、ですね・・・
今すぐにでも冬雲さんと愛の営みを行いたいところではありますが、この幼い身ではそれも叶いません。
ですので、体が成熟するまでの間は冬雲さんの隣に立つに相応しい淑女となるために女を磨こうと思います」
「凄い綺麗な表現を使ってますけど、さらっととんでもないことを言ってませんか?!
華琳様や月さんと同じ思考回路の方なんですね、そうなんですね!? 兄上、どんだけ危ない女性を拾ってくれば気が済むんです?!
ていうか、もう趣味ですか? 趣味なんですよね! 兄上えぇぇ!!!」
前回も思ったが、本当にこいつ身分関係なしにツッコんでいくよな。
同性である皆ですらその発言に硬直しているっていうのに、打てば響くような返しをしてくるし。正直、千里殿達が樹枝をからかうのも無理はないと思う。
俺自身一番意外なのは、千重が俺を想っていることをかつての面子に驚いてる様子が見られないことだった。
やっぱり俺がいなくなった後の話をもう少し誰かに聞くべきだろう。桂花に聞くのが早そうだけど何かと忙しいし、風に会った時にでも話を聞くとするか。
「では、私も営みの相手に名乗り上げようかしら?」
「ふふっ。
あなたを筆頭にここにはそうした強者がたくさんいそうですから、女を磨かないといけません。
それに再びこの地の歴史を書き綴っていくのも楽しそうですしね」
華琳の挑発を受け止めるなんて、千重も随分強かになったなぁ。
そんな光景を見ていると不意に背中を誰かに掴まれ、振り向いてみると眠そうに目を擦りながら俺の服を掴んでいる璃々ちゃんの姿と再び困ったような顔をした黄忠殿の顔があった。小声で璃々ちゃんを注意しているようだが、眠くて少々駄々をこねている璃々ちゃんは俺の服を離そうとしない。
仕方ないよな・・・ 流石に子どもを預けられるようなところなんてないし、初見の人間に愛娘を預けることなんてまず無理だろう。今後はそうした施設も増やしたいが、子どもが家の仕事を覚える機会でもあるから何とも言い難い。やっぱり、その辺りは学校の基礎を作ってから考えるべきだよなぁ。
とりあえず、黄忠殿から璃々ちゃんを受け取り、掴んでいる部分を背中から腕に変えてもらう。そうすると何故か俺の腕にしがみつくように丸くなって、俺の腕の中にすっぽりと納まってしまった。俺も安心するように背を優しく叩き、穏やかな寝息を立てる璃々ちゃんにおもわず目を細めてる。
その一通りの動作を終えてから、俺はようやく自分に視線が集まっていることに気づいた。
き、気まずい・・・!
玉座でやるべき行いじゃないとわかっているから、尚更皆の視線が痛い!
「・・・その光景にもいろいろ言いたいことがあるけれど、今は不問とするわ。
黄忠、まずはあなたの口から説明を聞きたいのだけど、かまわないかしら?」
「えぇ。
私はつい先日まで劉璋様に仕え、城の太守を務めていました。
ですが、ある方に『守るものが居るのなら、そちらを優先せぃ』と一喝され、弓を置く決意をしました」
「張任のお爺様らしい計らいね。
大方、自分が子どもに恵まれなかったから、余計にその子が可愛かったんでしょう」
そう言って華琳が璃々ちゃんに向ける視線は優しく、俺の腕の中で眠っていることを咎めることもない。
それにしても四英雄の一人・張任、か。
田豊殿曰く、『守るべき伴侶を抱え、政に関わることを嫌って早々に都を飛びだした者』。
どんな人か少し気になりもしたが、話を中断させなかねないので口を挟むのは遠慮して置こう。
「だが、弓を置くのならば、何故女学院からわざわざここに?」
秋蘭の問いかけに、多くの者が再び黄忠殿へ視線を向けていく。
それは当然の疑問であり、黄巾でも、反董卓でも活発に動こうとした俺達が今後大人しくしていると思っている陣営はおそらくこの大陸にはない。
確かに水鏡女学院は先日の一件もあって安全とは言い難いが、争いの中央にもなりかねないここよりは安全であることは、誰の目から見ても明らかだった。
「ねぇ、黄忠さん。
もしかして、女学院から追い出された?」
「追い出されたなんてそんな・・・」
「いや、
千里殿の指摘に黄忠殿は躊躇いながらも頷き、千里殿は顔に手を当てて深い溜息を零していた。
だが不思議なのは、同じ女学院の卒業生である雛里すら首を傾げているところだが、華琳も俺と同じことを思ったらしく興味深そうに二人を見比べていた。
「一度弓を置いたということは、あなたはここに将としてではなく、一人の民として避難してきた。と取っていいのかしら?」
「えぇ、そう取っていただいて構いません」
華琳の最終確認に黄忠殿も短く返し、華琳も頷いて返す。
「そう・・・ ならば、あなたは母親としての義務を全うなさい。
弓の神が弓を置き、母親に徹する。そんな時間もあるべきだわ。ただし、有事の際はその才に働いてもらうこともあるでしょう。
太守を務めていたほどのあなたなら職に困るようなことはないでしょうけど、何かあったら言いなさい。
大方、そこのお節介で愛に溢れた雲はそうするつもりだったでしょうしね?」
図星を突かれた俺は視線を逸らしつつ、落ちかけた璃々ちゃんを慌てて抱き直す。
華琳の判断には全員が多少驚きつつも異論を出すことはなく、黄忠殿は俺達に受け入れられた。結果としては、最高の物だと思う。
「えぇ、これからお世話になります。
そして曹仁様・・・」
黄忠殿はそこで恭しく礼をしたのち俺へと向き直り、白い頬をわずかに赤く染めながら、妖艶な笑みを向けた。
「私の真名は紫苑、この名共々どうか私を貰ってくださいませんか?」
そんな決定的な言葉を、俺へと向けてきた。
【黙劇】
パントマイムのことであり、『パントマイム』という呼び方自体が日本独自の物である(英語などではマイム) また、演技者のことをマイマー、マイムアーティストなどと呼び、今回作品においての『黙劇師』というものは作者がそれに漢字をあてたものなので正確なものではない。
この話にもう少し詰め込む予定だったのですが、文字数とバランスの関係で来週も本編です。書きたいことが多すぎて、入りきりませんでした・・・
次は視点変更、その次は徐々にこの章の中心部に進んでいきます。
来週・・・ 忙しいですが、投稿できるように頑張ります。