なんだかんだで彼女ら(彼ら)は再び戦車に乗る 作:眼鏡とタバコ
ではどうぞ!
〜〜〜〜雪宮 吹雪サイド〜〜〜〜
「みんなー!!チョコを作りたいかー!!」
「「「「「おーー!!」」」」」
「自分の想いを伝えたいかー!!」
「「「「「おーー!!」」」」」
「渡す相手はーー!!」
「「「「「笹原さーん!!」」」」」
「はい、という訳で今からチョコを作ります!」
どうもはじめまして、吹雪です!なんだかんだで私視点で話すのは今回が初めてですね。
ということで、明日はバレンタイン、今からチョコを作ります!
メンバーは弥生ちゃん、楠ちゃん、竹田ちゃん、二階堂ちゃん、アリサちゃん、白露ちゃん、時雨ちゃん、村雨ちゃん、夕立ちゃん、春雨ちゃん、橘ちゃん、以上十一人!モテる男ってつらいねー。あっ、今は女だったね。
「それじゃ今からグループ分けをするから、ホワイトボードに注目してねー」
私はホワイトボードに三つのグループを書いた。
「あの、雪宮さん」
「何?」
「一と二はわかります。三はなんですか?」
橘ちゃんが質問してくる。何かおかしいかな?
一 本命チョコ
二 友チョコ
三 ドッキリチョコ
うーん、何か間違ってるかな?一応説明しておこうかな。
「一と二は説明しなくてもわかるよね。三は色々混入して作る物だね!」
「なんか説明がザックリっぽい!」
「はい、じゃ別れてー!」
「スルーされたっぽい!」
そして別れた結果。
一グループ、弥生ちゃん、楠ちゃん、竹田ちゃん、二階堂ちゃん、橘ちゃん、アリサちゃん。
二グループ、時雨ちゃん、村雨ちゃん、春雨ちゃん。
三グループ、白露ちゃん、夕立ちゃんとなった。うん!何か予想出来てた!
「それじゃ早速作るけど、みんなどんなチョコを作るかを教えて」
私はみんなから何を作るかを聞いてチョコ作りに取り掛かる。にしても羨ましいなー笹原ちゃんは、こんなにも色んな人から愛されて。そのおかげで、本人も少し丸くなったし。
前世なんて。
『おい、もっと周りの人を頼れよなぁ、流石にあの態度はないんじゃないか?』
『知るか、信用出来るかあんな奴ら。周りが俺をどう評価しようがそれは周りの評価でしかない。だからアイツらが俺のことをどう思おうが俺はどうでもいい』
みたいな感じだったし、今よりもっと荒かったし、いい意味で本人が変わってくれて私は嬉しいな。
「雪宮ちゃん!ちょっといいかな?」
おっと、前世の思い出にふけるのはこの辺するかな。
「どうしたの、白露ちゃん?」
「ドッキリチョコを作るにあたって雪宮ちゃんの意見を聞きたくて、鳥の唐揚げと軟骨の唐揚げ、どっちがいいかな?」
そう言って白露ちゃんはタッパに入った鳥の唐揚げと軟骨の唐揚げの二つを取り出した。ちょっと待って、それどこから取り出したの?私そんなもの用意してないよ?
「姉さん・・・部屋から出るのが遅いなと思ったら、そんなの準備してかのかい?」
まさかの自前!?流石に他の姉妹もちょっと呆れている。
でも唐揚げかぁ。
「流石に笹原さんもそれじゃ「そうだよ白露ちゃん、そんなんじゃ紅音ちゃんはドッキリしないよ」君は何を言っているんだい!?」
甘いよ時雨ちゃん!前世でもよく一緒にいた私だから分かる。それじゃダメだと。
なぜなら昔、前世の話になるけど、ハンバーグを作ろうと思っていたけどその時お肉がなかった、困った私はその時閃いて蛇のお肉を材料にハンバーグを作った、本人に内緒で。全部食べ終わった本人はたずねてきた、このハンバーグの材料は何かと、私は正直に言ったけど本人はなんて言ったと思う?
『マジか!蛇も意外といけるな!また作ってくれ!』
だよ!ありえないよね!それ以降一度も作らなかった。いや、作った私もいけないけどさ。
「ちょっと待ってて、今いいもの出すから」
私は冷蔵庫の中からある物を取り出した。それを見たみんなは目を見開いた。
「ゆ、雪宮さん、それは一体何かな?」
時雨ちゃんは恐る恐るたずねる。
「ん?カエルのお肉だよ?」
「アウトっぽい!!!!」
「君はなんて物を取り出しているんだい!!」
「というより、どこで買ったんですか!?普通のお店には売ってませんよね!?」
春雨ちゃん、そんなにこのカエルのお肉の入手ルートが気になるのかい?聞きたい?聞きたいのかい?よかろう!ならば。
「その辺りにいた、おじさんに貰ったんだよ」
「ちょっと待って!その辺りのおじさんでも普通はカエルのお肉なんか持ってないよね!?」
「特徴を言うと、タンクトップで短パンを履いていて、あとバックと傘を持っていたね。あと坊主だったね」
「・・・・・なんか知っているような知らないような・・・」
「それで私がたまたま通りかかったときお腹に手を当ててしゃがんでいたから、どうしたのか聞いたら」
『おおおお腹が、すす空いたんだなぁ』
「って言ってたから」
「ちょっと待って!なんか聞き覚えのある口調だよ!」
「それで私はちょうど持っていたおにぎりを渡したら「なんでおにぎりを持っていたのかな!?」涙を流しながら食べて、変わりにカエルのお肉を貰ったんだよ。その時に」
『ああああありがとうなんだなぁ、かかかか感謝するんだだだなぁ』
「って言ってた」
「やっぱりその人裸の◯将だよ!」
「ほ、ホントにいたんだ・・」
時雨ちゃんのツッコミを流しながら説明をした私は春雨ちゃんから微妙な反応をされてしまった。
ちなみに、その時おにぎりを持っていた理由は、料理をするために材料を買いに行ったのは良かったけどお金がなくて、仕方なくコンビニのおにぎりで済ませようとしたからである。
「まっ細かいことは良しとして、早速このカエルのお肉を使ってドッキリチョコを作るよ!白露ちゃん!」
「君はなんてこと言っているんだい!」
「わかった!このお肉を使って、笹原ちゃんのハートを掴むよ!」
「掴んだ先に未来がないよ!」
「大丈夫だよ時雨ちゃん。紅音ちゃんのことだから、笑って済ませてくれるよ」
「無理だよね!どんなに頑張っても二人の悲惨な未来しか見えないよ!」
「安心して時雨、何があっても私が時雨を守るから」
「さりげなく僕を巻き込まないでくれるかな!?それに姉さんは守る側より守られる側だからね!?」
「それじゃ白露ちゃん!一緒に作ろ!」
「わかった!一番いいチョコを作ってみせるから!」
「ダメーーー!!!」
こうして、私と白露ちゃんのドッキリチョコ作りが始まった!
〜〜〜〜笹原 紅音サイド〜〜〜〜
「隣の部屋は賑やかね〜。てかうるさいわね」
何騒いでんだか。まぁいい、さっさとチョコ作りますか。
「アイツ・・・どんなのが好きかなぁ・・・」
ここは普通のチョコを作るべきか、意外性を出す為にウイスキーボンボン風に作るべきか、あえての変化球でドッキリチョコを作るべきか。
「悩むわねー」
こんなことなら好みとか聞き出しとけば良かったなぁ〜〜。
「ダメーーー!!!」
今の声は時雨かな?マジで何やってんだアイツら。気になる、だが確認するのも怖い。
「放置しておくか」
さて、こうなったら妥当なチョコを作るか。
〜〜〜〜射命丸 文 & 姫海棠 はたてサイド〜〜〜〜
はカット!!
「させるかーーー!!」
「文うるさい!いきなり叫んでどうしたの」
「あやや、何やら阻止しなければならない事態だったみたいなのでついつい」
「?まぁいいわ、それよりさっさと作るわよ」
〜〜日巻 遥 & 湯沢 奏 & 戸羽 晶サイド〜〜
「奏さん、こ、こんな感じでいいですか?」
「どれどれ〜・・おっ、いい感じに仕上がってる。これでいいよ!」
「あ、ありが、じゃない・・かたじけない」
「うんうん!」
「奏〜。こっちも見て欲しいのだ〜〜」
「はいはーいちょっと待ってー。って晶ちゃん、もうちょっとお湯の温度を上げて湯煎しないとチョコ溶けないよ」
「そうなのか?」
「ちょっと待っててー」
〜〜〜〜再び笹原 紅音サイド〜〜〜〜
「さてと、こんなところかな?」
俺はチョコをなんとか完成させた。させたはいいんだが。
「どうしよ・・・・これ・・・・」
ラッピングまでした俺はあることに気づいてしまった。
これ、渡すんだよな。
「う・・・うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
待て!落ち着け俺!作ったわいい!ラッピングしたわいい!だが待て!
これ渡すんだよな?
俺は両膝をついて両手で顔を覆った。
恥ずかしい、恥ずかし過ぎる!容姿は女だが中身は男だぞ!どうしたらいいんだ。
「やはり捨てるべきか」
そう考えた俺はチョコを持ってゴミ箱の待てに立つ。
「・・・・・・」
だが捨てなかった、捨てられなかった。
何を戸惑っているのか俺にもわからない、何を躊躇しているのかわからない。
ただなぜか、アイツの顔が頭をよぎる。
「あーーもう!」
結局捨てられなかった。
俺はチョコをテーブルの上に置き、使った器具の後片付けをする。
片付けをしているときに俺は思った、本当に女になってしまったんだなと、いくら前世の記憶を引き継いでいるとはいえ、今は女。
それはそうだよな、記憶を引き継いでいるだけであって、それを除けば全くの別人なんだ。思考が女の方に傾いていても不思議ではない。
「たく、何が紅狐だ。前世の自分が聞いたらどんな反応するのやら」
多分大爆笑するか呆れるかの二択だな。全く、紅狐とはよく言ったものだ。
〜〜〜〜25分後〜〜〜〜
「さてと、明日の準備もしたしちょっとゲームしようかな」
誰もいない、俺しかいない部屋でそう言った俺はP○4を起動する。
「よし、今日も一狩り行こうかな!」
そして俺はオンラインで適当に野良パーティーを組んでプレイをしていたらあるプレイヤーが部屋に入ってきた。
「あれ?このプレイヤーって」
そうこのキャラは、間違いない。
俺はすかさずキーボードでそのプレイヤーにメッセージを飛ばす。えっ?ボイチャしろって?相手も俺も持ってないから仕方ないだろ!
あっ、返信がきた。何々、やっぱりあたりだ。
そうそのプレイヤーはたまに一緒に狩りをしていてなんと隣のクラスの人間である。誰とまでは言わない、多分みんな知っているから。
俺はちょっと考えメッセージを送った、内容はこうだ。
『異性からチョコを貰えるならどんなチョコがいい?』
おっ、返信早いな。
『突然どうした?』
『明日なんの日か覚えてる?』
『なんかあったっけ?』
『本気で言ってる?』
『バレンタインだったな、さっき妹が教えてくれた』
『本当に忘れていたのね(;゚Д゚)』
『ボッチはバレンタインとは無縁だからな』
『それ自分で言ってて悲しくなんない?』
『ウチのごみぃちゃんがすみません!代わりに私が相談を聞きます!』
おい妹、突然乱入するな!ビックリするだろ。
『ありがと、一応ゲーム内だから名前出さないようにね』
『まっかせてください!それでどうしたんですか?』
『明日バレンタインなんだけど、渡すならどんなチョコいいかなって』
作った後にこんなこと聞くのも変な話なんだがな。
『もしかして相手はあの鈍感さんですか?』
ちょっと待て!何故それをお前が知っている!
『なんで知ってるの!?』
『それはヒ・ミ・ツです☆』
『・・・・・・まぁいいわ』
『ご、ごめんなさい!』
『別に怒ってないわ。それでどうしたらいいかな?』
『そうですね〜〜。あーいったタイプは変化球を入れるより、直球がいいと思います!』
『直球ねぇ〜〜』
『大丈夫です!むしろ当たって砕けろです!』
『いや、砕けたらダメだから!』
『でも何事も最初の一歩が大事だと思います、むしろ成功しないのが普通です!だから今回のバレンタインがダメでもまだチャンスはあります!』
『うっ、とても小学生の言い分とは思えない・・・』
『大丈夫です!自分に自信を持ってください!今回がダメだったら、何がダメだったかを考えて次に活かしましょう!』
『それもそうね』
『ところで話は変わりますけど、今からチョコを作るんですか?』
『いいえ、実はもう作っているんだけどね、受け取ってもらえるか不安で』
『・・・・ちなみにどんなチョコですか?』
『最初はハート型のチョコも考えたけど、ちょっと恥ずかしいからチョコケーキ』
『何気に高難易度なものを作ってた!!でも絶対いけます!頑張ってください!』
『あ、ありがと』
『それじゃ私はお風呂入って来ます!応援してます!』
『ありがとね、私もそろそろ落ちるね』
『おやすみなさい!』
『おやすみ』
さて、そろそろ寝るか。
俺はベットの中に潜り込んだ。そしてさっきのやり取りを思い返した。
あれ、俺何やってんだろ。
そしてどんどん顔が熱くなり恥ずかしくなった。
何やってんだ俺はーー!!!!!バカか!バカなのか!!バカだ俺!!!なんてこと相談してんだ俺は!!これじゃまるで俺がアイツを好きなってしまったみたいじゃないか!
「う、うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!殺せ!!誰か俺を殺せーー!!!」
こうしてバレンタイン前日は終わっていった。
文「今回なんか私達の出番少なくないですか?」
は「出番というより扱いが雑ですね」
晶「それを言ったら私達はほとんど出てないぞー」
奏「そうだよーー、出番貰えるだけありがたいよ」
遥「そ、そうですね」
文&は「「申し訳ありません」」
今回はここまでです。
それと非ログインの方でも感想を書ける用に設定を変更しました。
ですのでご意見、ご感想お待ちしています。
次は3月5日までに投稿します。
それではまた!