なんだかんだで彼女ら(彼ら)は再び戦車に乗る   作:眼鏡とタバコ

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なんか色々閃いたので覚えているうちに書きました。
ではどうぞ。


転生初日からドタバタ

 

 

 

 

 

どうしたものか。

 

「5時45分かぁ〜〜〜〜」

 

枕の側にあった目覚まし時計見ながら俺は言う。

そう、実はもう起きていたのである。今から15分程前にいつもの調子で目が覚めてしまった。いつもこの時間帯に起きていたからもう習慣になってしまっている。

 

「とりあえず部屋を漁りますか」

 

そんな独り言を呟き寝室の扉を開ける。

 

「・・・・・・マジですか」

 

いや嬉しいけど、一人暮らしにはちょっと勿体無いんですが。

そう俺がいるのは、アパートではなくマンションだった。しかも2LDKで寝室の広さは6帖 でリビングは13.3帖 くらいかな?

えっ?なんでマンションだってわかったかって?リビングから見える外の景色でわかったよ、何故かカーテンが開いてたから。あれ?俺アパートって言ったよな?

そんなことを想っていながら辺りを見渡すとテーブルの上に置いてある物に目が止まる。

 

「なんだ?」

 

俺はテーブルに歩み寄って確認する。そこには教科書の類と学校の案内書、そして制服と財布と携帯と手紙があった。

 

「・・・・・・・・」

 

俺は先に手紙を確認する。

 

『無事に転生されたことをお祝いします。早速ですが、まず先アパートの件ですが、アナタが少しでも広々とくつろげるよう、こちらで勝手に決めました。冷蔵庫には食材が3日分あり日用品は全て揃っています。パソコンも、もう一つの部屋に用意しております。では良い人生を』

 

まぁ向こうなりの配慮なんだろけど、これだけ広いと掃除が大変なんだよなぁ。

まいっか、いざとなったら隣の部屋にいるであろうアイツに手伝っもらおう。

 

「まだ6時か」

 

リビングの壁に掛かっている時計を確認しながら呟く。

 

「・・・・・・・・とりあえず顔洗いますか」

 

そう呟き洗面所に向かう。リビングを出て左の突き当たりかな?目の前の扉はおそらく玄関だろうし、まぁとりあえず行ってみるか。

そう思いながら突き当たりの扉を開ける。おっ、あってた。そして洗面台の鏡の前に置いてあるコップとコップに入れてある歯ブラシと歯磨き粉をコップごと取ろうとしたとき。

 

「・・・・・・・マジでレーヴァテイン可愛いな」

 

鏡に映っている自分の顔に見惚れてしまう。なんと言うかゲームでは表現出来ないところまでしっかり表現されている感じである。

えっ?何を言ってあるか分かんないって?安心しろ。俺も分からん。

そんなことを思いつつ顔を洗って、歯磨きをする。

思ったけどレーヴァテインって見た目より胸あるんだな。

 

 

 

〜〜〜〜ちょっと早送り〜〜〜〜

 

 

AM07:30

 

あれから俺はある程度漁り、部屋にある物を把握し、これから先必要になる物をメモしていく。てかこのテーブルと椅子普通に高そうだな、いくらするんだろ。

幸いにも財布の中には5万入っていた。中学生が持つには大金だと思ったがそもそも転生する前は20歳超えてた、てかまだ20代前半だったから関係なかった。通帳は財布を文鎮代わりする形で下にあった。いやまさか通帳を確認したら1000万入っているからビビったわぁ。

そうこうしているうちに必要になる物をメモし終えたので携帯のアプリを起動しながら、い◯はすのなし味を飲む。もちろん朝ごはんは食べてない。何故なら、神様の手紙には<御飯>ではなく<食材>と書いてあった。俺も作り置き的な物があると思って冷蔵庫見たら食材と飲み物しかないからちょっとショックだった。

 

「せめてお米は炊いた状態であって欲しかった〜〜」

 

そんなわけで今お米は炊いている状態である。漁っているときにパソコンや携帯の中のデータを見てみたけど、生前のときのデータが入っていた。これで艦◯れもファ◯キ◯もF◯O出来るから安心だ。

 

「7時42分か。そろそろ制服に着替えるか」

 

そう言って制服を手に取る。

そこで俺はあることに気づく。俺は今、女である。制服はもちろんスカートである。わかってはいた、覚悟も顔を洗っているときに出来ていた、だが。

 

「これはちょっとなぁ〜〜〜〜」

 

何がって?俺は膝くらいまでのスカートを想像していたがまさか膝より上である。えっ?調整すればいいじゃんって?今やっとるわ!!

それでも膝から5〜6cmくらいだよ!!

 

「落ち着かねぇ〜〜。女っていつもこんな風が吹けばパンツが見えるかもしれない物はいてんのかよ」

 

まぁ仕方ないか、これは諦めるか。

俺はベランダの近くにある鏡まで移動して乱れがないかをチェックする。

 

「なんかゴッ◯イー◯ーの黒松高校の制服を連想させるデザインだな」

 

違いがあるならリボンの形とブレザーの襟の部分と背中に変なラインが入ってないことぐらいかな。どちらかと言うとファ◯キ◯のラグ女の制服に近いか?でも色は黒松高校っぽいし、もうラグ女のデザインで色は黒松高校っぽいでいっか。ちょっとシャツの上のボタン二つくらい開けて、ブレザーは全開でっと、よしOK。前世でも高校はブレザーだったから女子がどんな風に着崩してたか覚えているからその真似をしてみる。うん、ブレザーはやっぱりしっくりくる。

 

「さて、8時ちょっと前だしそろそろアイツのとこに行きますか。今日は入学式だから遅く登校してもいいし、荷物もスクールバックと筆記具だけで良かったはず」

 

最終的荷物の確認を学校の案内書を見ながらする。よし行くか。俺は玄関まで行き靴を履く、玄関の扉を開けて外へ。

 

「・・・・綺麗な景色だな」

 

玄関を出て俺は言う。確か田舎ではないが、都会と言う程都会ではない。自然それなりにある。視界の三分の一くらいはピンク、つまり桜である。因みに残り三分の一は青空で三分の一は街並みである。俺はこのくらいが丁度いいと思う。田舎過ぎず都会過ぎず、夜になってからの夜景が楽しみだ。

 

「っと、こうしてはいられない」

 

早くアイツの部屋に行かなければ、隣って言ってたな。右の部屋かな?あっ違った。プレートに【楠】って書いてある。じゃ左か、おっ、あったあった。俺はインターホンを押す。

・・・・・・・・反応がない。もう一回押す。

・・・・・・・・あら?

俺はインターホンを連打する。まさか。

扉のノブに手をかける。やはり開かないか、なら。

 

「吹雪〜〜!!起きなさ〜〜い!!」

 

一応女なのでそんな感じで声に出して扉を叩く。1分くらいして扉が開く。

 

「はーーい。って紅音?」

「そうよ。はぁ〜〜〜〜やっぱりまだ寝てたのね」

「寝てねぇよ。学校の準備してた。つかお前その話し方似あわねぇ〜〜」

「うるさい。こっちの世界では女だからそれっぽく話しているだけ、アンタも気をつけなさい。」

「にしてもお前、可愛い容姿してんな。ちょっと見惚れた。」

「人の話を聞け。まぁアンタも可愛い容姿してるよ」

「ありがと。ならちょっと待ってて、あと着替えるだけだから」

「早くしなさい」

 

そう言って吹雪は着替えるため部屋に戻る。この喋り方違和感しかねぇな。まぁそのうち慣れるだろ。にしてもアイツ寝癖ついてたけど、絶対に着替えるだけじゃ終わらないな。一応走る準備しとくかな。

 

 

 

 

 

〜〜〜〜30分後〜〜〜〜

 

 

 

 

 

現在時刻は8時35分。タイムリミットまであと15分。

俺達は今走っている。ただひたすら走っている。やっぱりコイツ時間かかりやがった、走る準備してて良かった。

 

「急いで!遅刻する!」

「待ってよ紅音ちゃ〜ん!!」

「急いで!あ〜〜もう!バック貸して!私が持つ!」

「ありがと〜!」

 

そんなやり取りしながら走る。見えた!あの学校のはず、距離的に600mくらい、残り時間11分。

 

「よしペースを落とそう」

「もっ、もう無理。もう限界」

 

ジョギング位のペースまで落として走る。そして交差点の信号が赤に変わったので俺達は待つ。

 

「あの、ホント遅刻しちゃうのでもう・・・・」

「いいじゃん学校に休みの連絡すれば」

「そうそう、俺達と遊ぼうぜ?」

「でも・・・・」

 

右から声がしたので声が聞こえる方に俺達は顔だけ向ける。そこには俺と同じかな?髪の色の女子生徒と赤い髪の女子生徒が不良と思われる男子生徒二人に絡まれている状況だった。女子生徒達は同じ制服だが男子生徒達は学ランだった。つまり他校の生徒だ。いやこんなのアニメやゲームの中だけだと思ってたけど、リアルで目の当たりにすると凄いアホらし。

 

「どうする?」

 

吹雪に問う。

 

「時間まであと10分ある。5分くらいならいいじゃない?」

「なら殺りますか」

「一応言っておくけど、私達、中学生だから問題にならない程度に。入学式初日から先生達に目をつけられる状況だけは避けてね?」

「なら吹雪も手伝って。何一人で学校に向かってスタンディングスタートしてんの」

「冗談だって、なら5分いらないね」

「最初から私任せにするつもりだったんだ〜〜へぇ〜〜」

「さっ、時間がないよ」

 

あっ話逸らした。よし後でじっくり話をしよう。さて後でどうやってコイツを精神的に追い詰めようかな。そんなこと考えながら不良達に歩み寄る。

 

「あの〜」

「あぁ?」

 

二人の不良は体ごとこちらを向く。

 

「フッ!」

 

俺は不良の一人に上段回し蹴りをする。狙いはもちろん顎。爪先を伸ばさず、立てた状態で。

 

「ガッ!?」

 

はっ!?当たった!?ウソッ!?避けられると思ってたのに!

スタンバイしていた吹雪もこれには唖然とする。

 

「このっクソガキがっ!」

 

もう一人の不良が右ストレートをする。俺は上段回し蹴りをして不良に背中を向けている状態。当然ガードは間に合わない。なら!

 

「よっと!」

 

俺はそのままの勢いで後ろ回し蹴りをする。これも綺麗に踵が顳顬に入る。

 

「うっ!」

 

おっ耐えた。なら。

 

「はっ!」

 

不良の鳩尾に拳を叩き込む。ようやく不良が沈黙した。

 

「はぁ〜〜疲れた〜〜」

 

そう言いながら投げ捨ていたバックを拾う。いつ捨てたかって?不良に話し掛ける前に捨てた。

 

「やり過ぎだよ〜〜紅音ちゃん」

 

そう言いながら吹雪が歩み寄ってくる。

 

「だいたいアンタなんで何もしなかったのよ」

 

ちょっと不機嫌気味に言う。

 

「だってまさかあの上段回し蹴りが当たるって思ってなかったし、その後の後ろ回し蹴りも当たるって思わなかったよ〜〜」

 

吹雪は自分のバックを拾い上げる。あっ一緒に投げ捨ててた。

 

「まぁ・・・・私も思ってなかった」

 

マジどんだけ鈍いのこの不良。まぁコイツらもまさか蹴り入れられるとは思いもしなかっただろう。てかこの体にもまだ慣れていない。走っているときもだったが胸が邪魔だなぁ。まぁ胸ない人が聞いたら嫌味になるだろうが。あとこの体、足は前世の俺より速いが腕の、てか上半身を筋力は前世の俺より多分下だな。まぁいっか、女で筋肉ムキムキとか嫌だよな、俺も嫌だ。前世の俺とまではいかないが、それなりに筋トレするか、ムキムキにならない程度に。

 

「だから私は悪くない!」

 

両手を腰にあてて胸を張って言う吹雪。なんだろう仕方ないといえば仕方ないが、なんか凄くムカつく。

 

「今・・・イラっとした。・・・・あと何分?」

 

吹雪に残り時間を確認する。

 

「あと8分。凄いね!2分で終わらせたよ!」

「そりゃあんなに技が上手く決まればね」

 

別にあんまり嬉しくねぇな。寧ろ歯応えがなくてつまらん。

 

「ところで二人とも怪我ない?」

 

俺は不良二人に絡まれていた女子生徒の二人に話し掛ける。

 

「は、はい!」

「ありがとうございます」

 

二人はヘタリ込んだ状態でそう言う。

 

「大丈夫?立てる?」

「手、貸そうか?」

 

俺に続いて吹雪も手を差し伸べながら言う。

 

「すいません」

「申し訳ありません」

 

そう言って二人は手に捕まり立ち上がる。てかこの二人、俺達は知っている。まさか最初に出会うのがこの二人とはな。

 

「アナタ達新入生?」

「はい。そうですが」

 

赤髪の女子生徒が答える。

 

「名前聞いてもいい?」

「竹田ヒバリです」

「私は楠リッカだよ〜」

「そう、これから三年間よろしく」

「アナタ達も新入生?」

 

リッカが質問する。

 

「そうよ」

 

まさかゴッ◯イー◯ターの二人と出会うとはな。てか待て、楠?

 

「もしかしてアナタ◯◯◯◯◯マンションに住んでる?」

「えっ!?そうだけど、なんで知ってるの?」

 

やっぱりな。朝、隣の部屋のプレートに【楠】って書いてあったからな。

 

「私、アナタの隣の部屋に住んでるの」

「えっ!?そうなの!?」

 

リッカはかなり驚いてる。それもそうなるか、助けてくれた人が隣の住人なんだもん。

 

「紹介が遅れたわね、私は笹原 紅音。こっちは雪宮 吹雪」

「はじめまして。雪宮 吹雪です」

 

とりあえずこちら側の自己紹介は終わる。そしてあることに気づく。

 

「吹雪、残りあと何分?」

「あと5分だね」

 

まずいな。ここから下駄箱まで約500m。

 

「二人とも詳しい話はあとにして今は急ぎましょ!」

「「は、はい!」」

 

俺達は再び走りだす。

 

「え〜また走るの〜!?」

 

吹雪が嫌そうに言う。

 

「遅刻したければ勝手にしたら?」

「ならせめてバック持って〜〜。走りづらい〜〜。」

「知らない」

 

そんなやり取りをしながら俺達四人は学校へ向かう。

 

 

 




如何だったでしょうか?2月までに投稿すると言っていましたが思いのほか早く出来ました。
次は年末までに投稿しようと思います。
ご意見ご感想お待ちしております。
それではまた。
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