なんだかんだで彼女ら(彼ら)は再び戦車に乗る   作:眼鏡とタバコ

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意外と早く出来ました。
クリスマスですね。あぁ彼女ほしい。
ではどうぞ!


彼女ら(彼ら)はよくトラブルを起こす

 

 

 

 

〜〜〜〜体育館〜〜〜〜

 

 

 

 

 

あぁ眠い。早く終わんないかな〜。今俺は体育館にいる。入学式である。遅刻しなかったかって?チャイムと同時に教室に入ったからセーフである。1分50秒で500m走り、30秒で自分の下駄箱を探し、30秒で現在位置と自分の教室を確認し、30秒残りの三人を待ち、20秒で自分の教室まで走って1分20秒先生に怒られて、チャイムと同時に教室に入った。えっ?設定が細かいって?文字稼ぎだよ。メタいけど気にしちゃダメ。とりあえず遅刻はしなかった。偶然にも他の三人も一緒のクラスである。クラスの人数は40人であった。クラスに誰がいたのかはまた後で説明しよう。まぁ半分も覚えていないが。

 

「新入生代表、四季 映姫」

「はい!」

 

だいたいなんだよ常幻東中学校って。何が常に幻だよ。東があるなら西もあるのか?・・・・・って待て、今、四季映姫って言ったか?

マジか。ゴッ◯イー◯ーの次は東◯プロ◯ェク◯か。隣の吹雪が目を輝かせてるよ。

 

「今度は四季 映姫が出たね」

「静かにしなさい。あと落ち着きなさい」

「だってあの閻魔様だよ。やっぱり小さいね」

「だから落ち着きなさい」

 

周りに聞こえない様に小さい声と手で口元を隠しながら話していると。

 

「ーーーえーーーコホンッ!」

 

四季 映姫が咳払いをした。俺達は四季 映姫を見て、そして目が合う。

ヤベェは。先生にではなく閻魔様に目をつけられたよ。俺達は話をやめて姿勢を正す。ヤベェ多分これフラグだ。

 

「初日からヤバいかもね」

「アンタが悪いのよ吹雪」

 

こんな調子で入学式が終わった。

 

 

 

 

 

〜〜〜〜教室〜〜〜〜

 

 

 

 

 

ヤベェよマジヤベェよどのくらいヤバいって言うとマジヤベェよ。何言ってんの俺。入学式が終わったらまぁ教室に戻るよな。そのあと自己紹介やら連絡事項やら言ったら初日だから下校するよな、今クラスメイトが自己紹介中だけど。何がヤバいかって?クラスの人がヤバい。普通左の前から出席番号順に席に座るよな。でその出席番号ってだいたい五十音順だよな。俺のクラスは縦6席×横6席+後に4席、つまり左の4列は縦7席である。因みに俺のクラスは1-Bである。では俺のクラスメイトを発表しま〜〜す。

 

1番 アリサ・イリーニチナ・アミエーラ

2番 十六夜 咲夜

3番 五十鈴 香織 ※艦これの「五十鈴」

4番 逸見 エリカ

5番 宇佐見 蓮子

6番 火焔猫 燐

7番 川越 霞 ※艦これの「霞」

8番 霧雨 魔理沙

9番 楠 リッカ

10番 東風谷 早苗

11番 魂魄 妖夢

12番 佐々木 時雨 ※艦これの「時雨

13番 佐々木 白露 ※艦これの「白露」

14番 佐々木 春雨 ※艦これの「春雨」

15番 佐々木 村雨 ※艦これの「村雨」

16番 佐々木 夕立 ※艦これの「夕立」

17番 笹原 紅音

18番 四季 映姫

19番 射命丸 文

20番 瀬川 曙 ※艦これの「曙」

21番 竹田 ヒバリ

22番 橘 飛鳥 ※ファンキルの「ロンギヌス」

23番 寺本 沙緒里 ※ファンキルの「フォルカス」

24番 戸羽 晶 ※ファンキルの「シタ」

25番 二階堂 エリナ ※ゴッドイーターの「エリナ」

26番 乃村 陽炎 ※艦これの「陽炎」

27番 乃村 黒潮 ※艦これの「黒潮」

28番 乃村 不知火 ※艦これの「不知火」

29番 博麗 霊夢

30番 日巻 遥 ※ファンキルの「ムラマサ」

31番 平河 秋 ※ファンキルの「シユウ」

32番 三浦 優美子

33番 宗政 睦月 ※艦これの「睦月」

34番 由比ヶ浜 結衣

35番 夕張 茜 ※艦これの「夕張」

36番 雪宮 吹雪

37番 遊佐 愛莉 ※ファンキルの「シェキナー」

38番 湯沢 奏 ※ファンキルの「ケラウノス」

39番 柚園 麻希奈 ※ファンキルの「ネス」

40番 和田 真奈美 ※ファンキルの「草薙剣」

 

何このクラス?もう一度言おう。何このクラス。なんで男子が一人もいないんだよ。入学式の時確かに男子の人数は少なかったよ、新入生全体の二割くらいしかいなかったけど、まさか俺のクラスが女クラになるとは思ってもいなかった、いや確かに原作やらなんやらよりみんな幼くて可愛いけどせめて男子は5〜6人はいて欲しかった。いや変な意味ではなくてね。だって俺、容姿は女だけど中身男だから女子だけだと落ち着かない。あと落ち着かないもう一つの理由は四季 映姫が俺の後ろにいること。入学式のとき多分目をつけられたのだろう。なんか変なオーラを感じるし。

 

「では次、笹原さん。お願いします」

 

次は俺か。何話すか考えてなかった。俺はその場に立つ。

 

「笹原 紅音です。よろしく」

 

ヤベェ。女子しかいない緊張感と何を話すか考えていなかったためこんなことしか言えねぇ。

 

「ほ、他に何かありませんか?」

 

あーあ先生困らせちゃったなぁ〜〜。でもこれ以上話すことないし。

 

「以上です」

 

そう言って俺は席に着く。

 

「で、では次、四季さん。お願いします」

 

あぁ多分これクラスで浮いた存在になるだろなぁ〜〜。あんま目立ちたくないんだよなぁ〜〜。もう面倒くせぇ。放課後、戦車道に行って、帰って艦◯れするか。えっ?◯の意味ないって?気にしちゃダメ。

 

 

 

 

 

〜〜〜〜放課後〜〜〜〜

 

 

 

 

 

やっと放課後だよ。と言ってもまだ昼前だけどな。

 

「紅音ちゃ〜ん!」

 

ちょっと大きめの声で吹雪が呼ぶ。俺は吹雪の方を向く。後ろにはリッカとヒバリもいた。

 

「何?」

 

吹雪に問う。まぁ察しはつくけど。

 

「このあと戦車道に行こっ」

 

やっぱりな。

 

「そうね。学校も終わったし行きましょ」

 

そう言って俺が席を立ったとき。

 

「少しよろしいですか?」

 

はい見事なフラグ回収。俺は声の主、後ろの席の四季 映姫の方に向く。

 

「何?」

「入学式といい、自己紹介といい。あなたはやる気はあるのですか?」

 

やる気って。二回目の中学生ライフは流石にやる気なんてないけど。ここは適当に流すか。

 

「入学式のときはごめんなさいね。それと自己紹介のときは緊張してて言葉が出なかったのよ」

 

嘘は言っていない。これなら相手もこれ以上追撃はしないだろう。なんだよ追撃って。

 

「そうですか。反省も自覚もしているようですね。今日は初日ですし、このくらいにします」

 

どうやら、お説教は終わったらしい。

 

「じゃ吹雪達、行こ」

 

そう言って行こうとしたとき。

 

「待ってください。まだ終わってませんよ」

 

再び呼び止められる。

 

「今度は何?」

 

再び四季 映姫をみる。

 

「私も戦車道に行きます」

 

・・・・・・・・・・は?

今なんて言った?いや聞こえなかったわけでわない。戦車道に行く?コイツが?マジで?これは予想外、あまりの展開に俺も吹雪も目を見開く。

 

「なんですか?そんなに意外ですか?」

 

ちょっと不機嫌そうに言う。いやだって意外過ぎる。

 

「いえ、その、意外っていうか、さっき話した感じからしてそういうのに興味なさそうっていうか」

「そうですね。確かに今まで興味はありませんでした。ですがとある雑誌を読んで興味を持ちました。それにこの学校の戦車道はそれなりに強いと聞いていますので入部しようかと」

「・・・・・わかった。それなら一緒に行きましょ」

 

まぁ入部する理由なんて人それぞれだしこれ以上詮索はやめよう。そんなことを考えながら進もうとしたらまた呼び止められた。

 

「あ、あの!」

 

今度は何?って次はアンタか。俺はそちらに顔だけ向ける。

 

「わ、私も一緒にいいかな?」

「えぇ、行きましょ逸見さん」

 

そう逸見エリカだ。コイツは原作にも出るキャラだ。それなりに信用できるだろう。

 

「お待たせ、ごめんね吹雪達。それじゃ行きましょ」

 

待たせていたことに謝罪をし、俺達は教室を出た。てか俺と吹雪が先頭に立って他四人を引き連れるって形になっちゃったけど、まぁいっか。

 

 

〜〜〜〜移動中〜〜〜〜

 

 

「あっそうだ。笹原さん、今朝はありがとうございます」

 

突然ヒバリからそんなことを言われた。みんな喋らないから気まずかったのだろう。

 

「気にしないで、あれは私が勝手にやったことだから」

「何かあったのですか?」

 

ここで四季がたずねてくる。

 

「今朝登校中に他校の不良に絡まれていたところを笹原さんと雪宮さんに助けてもらったの」

「だからアナタ達遅刻ギリギリだったのね」

 

リッカと逸見がそんなやり取りをする。

 

「なんか恥ずかしいからやめて」

 

やめて。ホントやめて。なんかマジで恥ずかしいからやめて。いま思い返せば何やってんだ今朝の俺。

 

「いいじゃん、今朝はかっこよかったよ紅音ちゃん。2分しか時間かけてないし」

「何か武道の経験があるんですか?」

 

ヒバリから質問される。吹雪め、こうなることわかってあんなこと言ったな。俺は吹雪を見る。やめろそのニヤニヤした顔、腹が立つ。

 

「別に何もしてないよ」

 

正直なところ嘘である。前世では色々やってきた。ボクシング、キックボクシング、ムエタイ、テコンドー、サバット、あと自衛隊格闘術と逮捕術が出来る。まぁ全部動画見て見様見真似にしただけなんだけどな。

 

「武道?どういうことですか?」

 

ほら閻魔様も反応しちゃったじゃん。上手いこと誤魔化そうしたらリッカが口を開いた。

 

「笹原さんってすごいんだよ。不良二人を蹴り二発と拳一発で倒しちゃったんだよ」

 

あーあバレちゃったじゃん。どうしてくれるん吹雪。こらこっち向け、顔逸らすな。

 

「事情を聞かせて下さい」

 

またお説教かよ。

 

 

 

〜〜〜〜説明中〜〜〜〜

 

 

 

「なるほど。そういうわけですか」

 

事情聴取終了。さて判決は如何に。

 

「まず、クラスメイトを助けたことは評価します。ただし、事態の解決の仕方は頂けません。どうあっても暴力で解決するのはよくありません。今回は時間もなかったようなので目を瞑ります。今後このようなことがないようにして下さい」

 

お説教が終わった。意外と短かったな。

 

「善処する」

「善処するのは当たり前です」

「頑張る」

「それも当たり前です」

「努力「当たり前です」・・・・・」

 

面倒くせぇ。いざという時うまく対処出来ないやん。

 

「気をつける」

「そうして下さい」

「大丈夫だよ四季ちゃん。紅音ちゃんは私が面倒見るから」

 

ここで吹雪が口を開らく。いや面倒を見るの俺だからな?俺は矛先を吹雪に向ける。

 

「今朝、着替えるだけって言って時間かかったの誰だったっけ?」

「え、え〜っと」

「登校しているときもバック持ったよね〜〜?」

「そ、それは」

「不良二人相手しているときも見てただけだったよね〜〜?」

「何も言えません」

 

不機嫌そうに言って俺は吹雪に詰め寄る。現在場所は廊下。吹雪は壁に追い詰められ逃げ道をなくす。

 

「なんか労ってくれてもいいんじゃないかな〜〜〜?」

「お疲「はぁ?」・・・えっと〜」

 

吹雪は考える。

 

「走っている途中でスーパー見つけたからそこで「ロールケーキ食べたいなぁ〜。3つくらい」奢らせていただきます!」

 

吹雪は敬礼して言う。いや海上自衛隊の敬礼だからな。

 

「それ、海上自衛隊の敬礼だから」

「じゃ、どうするの。こう?」

「それは陸上自衛隊の敬礼」

「じゃ、どうするの?」

「そもそも敬礼しろって言ってない」

「そこノリだよ!」

「いやよ。今日は朝から疲れたしそんなノリじゃない」

「ノリ悪いなぁ〜」

 

そんな風にやり取りする

 

「アンタ達仲良いわね」

 

逸見が言う。

 

「まぁね、否定はしないわ」

「そうだよ!」

 

綺麗に被ったな。

 

「それに下の名前で呼びあってるし」

「お二人はどういう関係なんですか?」

 

リッカ、ヒバリの順で言ってくる。

 

「腐れ縁」

「幼馴染み」

 

同時に言う。まぁ仲良いのは認める。前世では最期あんな死に方だったけど、それまでの人生はコイツが居たから生き延びることが出来た。コイツなら俺の命を預けられる、背中を任せられる。そのくらい俺はコイツを信用、信頼、評価している。

 

「そろそろ行きましょ」

「そうだね」

 

俺に続いて吹雪が言い、あとを四人が付いて来る。

 

 

 

 

 

〜〜〜〜目的地到着〜〜〜〜

 

 

 

 

 

「すいませ〜〜〜〜ん!!」

 

俺達は今、部室というか戦車を整備する工場?に来ている。部室が分からないから直接ここに来た。校内に工場らしき物があったら不自然である。工場が必要な部活は戦車道くらいだろう。

 

「はーーい!!」

 

声の主を探す。えっ?マジどこ?

 

「ここだよーー!!」

 

気づけば戦車の砲塔から顔を出している人がいる。あの戦車はセンチュリオンか。しかも島田愛里寿が乗っていたヤツ。てか工場広いな。縦250m×横150m×高さ15mくらいかな?割と広い。おまけに天井クレーンもある。そう思いながら工場の隅にあるセンチュリオンまで行く。

 

「すいません。私達新入生なんですが戦車道に入部したくて来ました」

「そんなだー!って笹原さん達じゃん!」

 

なんで知ってるの?って夕張さんじゃん!

 

「同じクラスの夕張さんだね?」

 

一応たずねるか。

 

「覚えてくれたんだ!ありがとう!」

 

そう言って俺の両手を取って上下に大きく振る。元気だなぁ〜。そりゃあんなクラスならすぐ覚えるよ。あるヤツは一番に拘るし、あるヤツはクズ呼ばわりするし、またあるヤツは貧乏巫女だし、その他諸々だし。

 

「それで隊長は何処にいるの?」

「え、え〜〜〜〜っと」

 

夕張は何かを躊躇っている。

 

「何かあったんですか?」

 

何かを察したのであろう四季は夕張に聞く。まぁ俺も予想はつく。何か問題があったのだろう。

 

「実は・・・・・・」

 

 

 

 

 

〜〜〜〜夕張状況説明中〜〜〜〜

 

 

 

 

 

「はぁ〜〜〜〜」

 

俺はちょっと深いため息をする。あぁタバコ吸いてぇ。前世ではタバコ吸ってたけど今は女子中学生だからタバコは吸えない。だからストレスが溜まる。

要するにこの学校が戦車道でそこそこ強かったのは卒業していった三年生のおかげで、今の三年生と二年生はそうでもないと。そしてこの学校には一年生は雑用やら整備しかさせてもらえず、試合に出れるは二、三年生だけと。だから二年生はこの風習を無くそう行動したが三年生は反対、それでも諦めなかった二年生に三年生はキレて、三年生は一年生と同じ扱い、要は雑用やら整備しかさせなくなった。反抗するものはいじめていると。

 

「くだらない」

「ここの三年生には呆れました」

「そう、くだらない理由だよ。でも逆らえば・・・・・」

 

俺、四季、夕張の順で言う。夕張は下を向いてそれから黙る。

 

「夕張さんはなんで戦車道に入ったんですか?」

 

ヒバリは訪ねる。

 

「だって戦車かっこいいじゃん!その戦車を整備したり改造したりするのが私は大好き」

「わかる!わかるよ夕張さん!こんなメカメカしい物、すごくすごく好き!」

「アナタも!?」

「えぇ!」

 

乱入してきたリッカはそう言って夕張と手を固く握手する。なんか危険な匂いがするのだが。

 

「しかし、こんな状況じゃとても・・・・」

 

そして再びお通夜ムード。仕方ない、さっきから考えていたことを実行しよう。

 

「夕張さん、部活の連絡網とかある?」

「あるけど、どうして?」

「今から二年生を全員呼び出して」

「?二年生なら多分そろそろ来ると思うよ?あの人達真面目そうだったし、先に行っててって言ってたし」

「そう、ならここで待たせてもらうわ」

「どうぞー」

「あと確認だけど、この戦車は使える?」

「うん!使えるよ、さっき整備終わったから」

 

流石夕張さん。そう思いながら待っているとある疑問がうまれた。

 

「そういえば夕張さんは二年生、三年生の人と面識あるの?」

「面識って程じゃないけど、朝早くに学校に来てここに来たら二年生と三年生が言い争いしてるのを目撃してね〜。その時入部届け出して連絡網とか貰った、放課後も、ここに来るに来る前に二年生に会ったし」

「なるほど」

 

そういうことか。

 

 

 

 

 

〜〜〜〜15分後〜〜〜〜

 

 

 

 

 

俺達は二年生が全員揃ったのを連絡網を見ながら確認して自己紹介を終わらせる。ありがたいことに二年生は全員揃うまでその場に留まってくれた。

 

「単刀直入に言います。このままでいいんですか?」

 

二年生に問う。

 

「ッ!!・・夕張さんから聞いたのね」

 

夕張は俯く。

 

「ごめんなさい」

「いいのよ。いずれバレることだから」

「ごめんなさい」

「謝らないで。謝らなくちゃいけないのは私達だから。私達が・・・・無力だったから・・・」

 

まぁたお通夜ムードだよ。仕方ない。

 

「もう一度聞きます。このままでいいんですか?」

「いいわけないでしょ!!」

「私達だって嫌よ!」

「でも、だからってどうしろって言うのよ!」

「事情を知っているならわかるでしょ!」

 

俺の問いに二年生が言う。

 

「質問を変えます。皆さんは、戦車は好きですか?」

 

質問に二年生は黙る。それから。

 

「えぇ。好きよ。だから私達はここにいる」

「今年こそ、今までの雪辱を晴らしたい!」

「先輩達の!卒業していったみんなの夢を!叶えたい!優勝したい!」

 

気持ちも気合いも十分だな。なら。

 

「わかりました。私に考えがあります」

「何よ?」

「とりあえず、三年生を全員呼び出してください」

「なんでそん「いいから早く」・・・わかったわ」

 

不機嫌そうに言ったあと俺は吹雪のところまで歩み寄る。

 

「ごめん、また迷惑かける」

「いいよ。今に始まったことじゃないし。それに私もこんなの嫌だし」

「今から苦労かけるよ?」

「何をするのかはわからないけど。頑張ろ」

「ありがと」

 

やっぱりコイツは頼れるな。そう俺は再認識する。

 

 

 

 

 

〜〜〜〜20分後〜〜〜〜

 

 

 

 

 

意外と早く集まったな。ざっと40人くらいかな?俺は二年生達より5歩くらい前に出て立っている。

 

「急に集まっていただきありがとうございます。早速ですが隊長はどなたですか?」

 

そう言うと一人の女子生徒が前に出る。出て来た瞬間二年生達が少し俯く。コイツが隊長か。

 

「私だけど要件は何?」

 

なんだこの不良娘。なんか殴りたくなってきたな。

 

「早速ですが今から勝負しませんか?」

 

その瞬間工場内が騒めく。まぁそうなるよな。

 

「へぇ〜〜。私と勝負?新入生が?勝てると思ってるの?」

 

完全に舐めきってるな。

 

「いいよ。一対一でしょ「いいえ」・・・は?」

「五対一でやりましょう。こちらは一で、そちらが五です」

 

工場内がさらに騒めく。俺は続ける。

 

「そちらが勝ったらパシリでもなんでもその指示に従います」

「私達が負けたら?」

「三年生には全員退部していただき、隊長の座を私に譲っていただきます」

 

この発言に戦車道の部員全員が騒めく。一人を除いて。

 

「いいよ。相手してあげる。随分とナメてくれたね。後で後悔するんじゃないよ」

「そちらこそ、負けたときのいいわけを今のうちに考えといてください」

「このっ!みんなやるよ!」

「「「「「おおぉーーーーー!!!」」」」」

 

三年生達が準備にかかった。俺は二年生達の方に歩み寄る。

 

「どうするのあんなこと言って!」

「それに勝てると思ってるの!?」

「勝てるわけないよ五対一なんて!」

 

二年生達がそんなことを言う。ちょっとうるさいなぁ〜。

 

 

 

「少し黙ってもらえませんか?」

 

 

 

不機嫌オーラMAXにして、少し睨みながら俺は言う。そして二年生達は黙る。あぁやっちまった。こんなのしたくないんだけどなぁ。仕方ない。

 

「私が砲手をする。吹雪は「操縦手だね」流石」

 

俺が指示する前に吹雪は言う。付き合いが長いだけあって俺の考えを言いあてる。やっぱり頼りになる。さっきみんな騒ついたとき、コイツだけ平然としてたし。

 

「逸見さん、車長お願いできる?」

「いいけど、あまりやったことないわよ?」

「それでもいい。周囲を見て常に情報を送って。最終的判断は私がする」

「わかったわ」

「楠さん、装填手お願いしてもいい?」

「わかったわ。でもそんなに早く装填はできないよ?」

「問題ない。それから装填以外にも車長と一緒に周囲の警戒もして。車長のカバーをお願い」

「わかった」

 

これでいいだろう。

 

「また随分大きくでたね」

 

吹雪がそんなことを言う

 

「このくらいやらないとあっちは負けを認めないでしょ」

「そうだけど。勝算はあるの?」

「それ、アナタが私に聞く?」

「愚問だったね」

「でしょ?」

 

勝算のない戦いは基本しない。まぁするときもあるが、よっぽどのことがない限りしない。

 

「で、私はこれからどうしたらいい?」

「吹雪は今から操縦席に行って戦車の癖を把握して。試合開始地点までの移動間も癖を調べて、開始までに完全に把握して。夕張からも話を聞いて。彼女が整備したのなら彼女が一番詳しいはず」

「オッケー。さっきのセンチュリオンだね。あぁ今から大変だなぁ〜」

「・・・・ロールケーキの件なしにしてあげる」

「それより私はシフォンケーキが食べたいなぁ〜」

「・・・・登校中にケーキ屋を見つけたからそれでいい?」

「一番安いヤツでいいよ〜」

「わかったわ。勝手に巻き込んでごめん」

「いいよ。それに私達が負けるわけないじゃん」

「またそうやってフラグをたてる。やめなよ」

「大丈夫でしょ私達なら」

「それもそうね」

 

そう言って俺達も準備にかかる。

 

 

 

 

 




如何だったでしょか?
次は大晦日までに投稿しようと思います。
最近艦これでビスマルクの建造に成功しました。
はいどうでもいいですね。
ではまた次回!
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