なんだかんだで彼女ら(彼ら)は再び戦車に乗る 作:眼鏡とタバコ
うわぁぁぁぁぁぁぁん!!
一人でクリスマスは寂しいよぉぉぉぉ!!
〜〜〜〜熊本県某所〜〜〜〜
現在位置は熊本県が所有している場所。簡単に言えば、熊本県が管理している演習場にいる。15km四方の広さでエリアの中央にちょっとした山がありあとは草原。草は腰ぐらいの高さで山には森が広がっている。エリアは柵で囲い、柵の外は山に囲まれている、町には被害はでない。
「吹雪、戦車の状態は?」
「把握したよ〜。ただこの戦車ちょっとブレーキの効きが悪いみたい。それ以外は問題ないよ」
「許容範囲よ。逸見さん、楠さん、準備はいい?」
「こちら逸見、問題ないはいつでもいける」
「こちら楠、いつでもオッケー」
今俺達はエリアのの端にいる。両チームエリアの端からスタート、ルールは殲滅戦である。試合開始の合図は無線機で行う。にしても。
「ウチらの学校にまさかT-34-85にT-34-76、あとはIS-2に3とKV-2もあったなんてねぇ〜、どう思う吹雪?」
「あとはティーガーⅠにⅡあとパンターとかもあったね〜。ウチの学校って意外とお金持ち?紅音ちゃん、今からでも戦車交換してもらえば?」
「嫌よ。面倒くさい」
「それで勝率が変わるかもしれないよ?」
「いいわよ、センチュリオンなら十分に戦える」
「ある人は言ってたよ。『慢心!ダメ!絶対!』って」
「何?試合前におふざけしたいの?なら私はこう言うわ『慢心せずして何が王か!』って」
「はいそれフラグ〜〜www」
「普段あんなにフラグ建築してるアンタが言う!?この特級フラグ建築士!」
「アンタ達試合前なのに緊張感なさ過ぎ」
ここで逸見が乱入してくる。緊張感って言われてもなぁ〜。前世に比べたら大したことないし、それに戦争じゃないしなぁ〜。
「まぁこれが私と吹雪の緊張のほぐし方よ。それと吹雪。」
「何?」
「私が慢心してるって思う?」
「今までなかったとは言いきれないけど、少なくとも私が覚えている中で大事な選択肢のときに紅音ちゃんは慢心したことはなかったね」
「前半はいらなかったね」
「でも事実でしょ?」
「試合前に自信なくすようなこと言わないで、あと締まらないじゃない」
「ごめんごめん、でも今は慢心してないって思うよ」
「なんか納得いかないけどそれでいいわ」
「おしゃべりは終わった?なら集中しなさい。それにしてもなんで車体と砲塔と砲身にゴムを張り巡らせる必要があったの?」
『試合開始後30分前』
吹雪との会話が終わり逸見が疑問に思っていたことを口にしたとき、無線機から試合開始までの時間が知らされる。今戦車にはベルトと同じくらいの厚さと幅のゴムを張り巡らせている。何故かというと。
「逸見さんちょっとどいて」
「何?気分でも悪いの?」
「違うよ、さっきの質問に答えるだけ。逸見さんは双眼鏡か何かを使って周囲の警戒して、何か見つけたらすぐ知らせて」
「?まだ試合開始前よ」
「この試合は急遽決まった試合でちゃんとした審判がいない。ヘリとか使って実況してくれる人がいるなら話は別だけど、そんな人はいない。今の無線だって柵の外にいる二年生の人が送信したもの。つまり今この演習場に三年生達と私達しかいない。そんな状況で向こうがまともに戦うと思う?」
俺だったら絶対にルールは守らないな!
「確かに・・・・わかったわ」
「じゃお願い、あと装填手と操縦手は鎌持って降りてきて〜〜。あっ、あと操縦手はエンジン切って降りてね」
そしてリッカと吹雪は鎌を持って戦車から降りる、もちろん俺も鎌を持っている。リッカはこれから何をするかわかっていないだろな。それに対し吹雪はこれから何をするのかわかっているらしく、絶望した顔をしている。
「紅音ちゃん。ホントやらないとダメ?」
「当たり前よ」
それを聞いた吹雪は深いため息をする。
「今から何するの?」
まだ分からないかなぁ?
「今から草刈りをします」
「・・・・・・・・え?」
〜〜〜〜三年生サイド〜〜〜〜
『試合開始5分前』
試合開始まであと5分、私達はスタート位置から大きく前進し、山の近くまで来ていた。ここなら開始20分かからないくらいで相手戦車を見つけられる。
「しかし隊長も卑怯ですねー。スタート地点を山の近くにしておまけにこちらの戦車はIS-2と3、KV-2とT-34-85にT-34-76なんてwww」
「逆らってきたからお仕置きするだけよ。それにあんなに見下されて黙っていられるほど私は大人しくないわよ」
私の戦車の装填手はそう言って私は答える。そうあんなに見下されたのは生まれて初めて、何としても勝ってあの一年を従わせてやる。
『試合開始!』
その合図と共に私達は前進する。
「KV-2とIS-2は山の右から!IS-3は山の左から回り込んで!私と76はこの山をゆっくり登って上から砲撃する!」
『『『『了解!』』』』
さて今からあの一年の泣きっ面が楽しみだわ。
〜〜〜〜30分後〜〜〜〜
おかしい。試合開始して30分経過しているのに見つからない。私は山の頂上から探すがどこにも見当たらない。どこかに隠れている?あり得ない。隠れられる場所はこの山の森の中だけ、それなら偵察に出してT34-76から発見の報告が来るはず、なら一体どこに。
ドォォォォォォン!!
今の砲撃音はセンチュリオンのもの、続いて二発、三発と砲撃音がなった後。
『こちらKV-2!すいません撃破されました!』
「かまわない!敵はどこにいる!」
こうしているうちも砲撃は続いている。あの一年一体どこに隠れている。
『それが、砲弾が飛んできた方を確認しても何もありません!』
「何言っているの!もっとよく探しなさい!」
『こちらIS-2!撃破されました!』
『こちらIS-3!同じく撃破されました!』
一体どこから攻撃してきているのよ!一体・・・・。
『こちらT-34-76!センチュリオン発見!あいつらスタート地点からほとんど動いてません!』
「なんですって!?」
〜〜〜〜笹原 紅音サイド〜〜〜〜
いやぁまさか近くにゴルフ場のバンカーみたいな穴あるとは、あれより深くて車体が隠せるくらい、あとしっかりとした土だけど、なんでこんなのあるんだろ?でも正直、助かった〜〜。マジで戦いやすくなった、はっきり言って嫌だったんだよなぁ〜この戦い方。だって砲手やりながら車長と装填手から入ってくる情報だけで判断してみんなに指示出さないといけないんだもん。いや出来るんだよ?出来るんだけど終わったあとすごく疲れて動きたくなくなるんだよねぇ〜〜。
話を戻して、さっきから俺達は穴に入って砲塔だけ出ている状態である。そして車体と砲塔と砲身にはびっしりと言っていい程さっき刈った草をつけ偽装している。分かりやすく言うなら陸上自衛隊の戦車部隊がやってる様な感じ。
「T-34-76接近!」
「落ち着いて逸見さん。距離と風向きを教えて」
「距離2000!風は3時の方向!」
「オッケー。吹雪!前進して穴から出て!」
「いいの?」
「正直狙い難い」
「わかった」
戦車を前進させ穴から出る。よし、これなら狙える。草の揺れ具合からして風速は3mくらいかな?ならちょっと修正してっと。
「距離1200!」
よし、射程圏内に入った。
ドォォォォォォン!!!
砲弾は相手戦車の左の履帯にあたり相手戦車はその場に止まる。
「あらっ、ちょっとズレた。それならこのくらいかな?」
俺は再び修正をしはじめたとき。
ドォォォォォォン!!!
相手戦車が砲撃。センチュリオンの右の履帯に着弾する。
「右履帯破損!」
「次弾装填よし!」
ドォォォォォォン!!!
「敵戦車撃破!」
相手戦車にトドメを刺す。さてちょっとマズイなぁ。
「逸見さん、履帯の破損状況、程度を教えて」
「かなり酷い、履帯と転輪もやられてる。それに応急処置している時間もない」
それを聞いて前方を確認する。最後の一両がこちらに向かって前進してくる。
「マズイねぇ。どうしよっか」
「何呑気に言ってるのよ!このままじゃやられるわよ!」
「大丈夫。打開策はある。吹雪!」
「いつでもいけるよ!」
「わかった!装填手、操縦手交代!」
そう指示を出して装填手と操縦手が交代する。吹雪が交代して砲弾を装填し終わったとき。
「もぉ〜紅音ちゃんが戦車前進っていうから履帯やられちゃったじゃん」
「仕方ないじゃない、狙い難いんだから」
「でも、まぁこうなった以上仕方ないね。明日は筋肉痛かなぁ?」
「それを言うなら私はこれから疲労困憊状態よ。相手戦車との距離は?」
「だいたい4500」
「わかった」
そう言って俺は相手戦車に狙いを付ける。
〜〜〜〜三年生サイド〜〜〜〜
相手戦車までまだ距離はあるが履帯はやられて動けないはず。これで勝った!
「敵戦車砲撃!」
「気にせず前進しなさい!どうせあたらーーー」
ドォォォォォォン!!!
砲弾が車体の左側面を掠る。馬鹿な!距離はまだ3500近くあるはずなのに!いくら射程圏外で有効ダメージではないとはいえこれ以上あたるのはマズイ!
「蛇行しながら進んで!狙い難くなるけどそれは向こうも同じよ!」
「了解!」
ドォォォォォォン!!!
戦車は指示通りに蛇行しようとしたとき再び砲撃音がする。今度は砲塔の右側面を掠る。
「気にせずこのまま進んで!」
どうなっているの!?一発目を撃ってから5秒も経っていないのに二発目が放たれた!三年生の中でもそんな事出来る人はいないのに!
距離は約2000。遂に砲弾があたり右の履帯がやられる。白旗は上がっていないがこのままではマズイ。
「ッ!!砲手!ここから敵戦車を撃って!」
「無理です!ここからじゃあたりません!」
「そんなのはわかってる!でもこのままじゃこちらがやられる!」
「了解!」
砲手は次々と撃つがあたらない。五発目で相手戦車に当たろうとしたとき。
ドォォォォォォン!!!
相手戦車が砲撃した。放たれた砲弾はこちらの砲弾を撃ち落とす。
「なっ!?そんな!ありえない!!」
爆炎の所為で相手戦車が視認できない中。
ドォォォォォォン!!!
爆炎の中から砲弾が飛んでくる。
ドォォォォォォン!!!
こちらに砲弾があたる前に次の砲弾が飛んでくる。
ドォォォォォォン!!!
三発目が撃たれるのと同時に一発目があたる。車体、左の履帯、最後に砲塔。とうとう私の戦車が白旗を上げる。
〜〜〜〜笹原 紅音サイド〜〜〜〜
あぁ〜〜〜〜。
勝ったぁ〜〜〜〜。
超疲れたぁ〜〜〜〜。
俺は鉄の壁にもたれかかる。
いやぁ勝ててよかったわぁ。一発こちらに飛んできたときはちょっと焦ったけど、無事撃ち落とせてよかった。
「楠さん、逸見さん、怪我ない?」
集中して周りが見えていなかったから二人を見ながら確認する。
「「・・・・・・」」
二人は口を開いて俺と吹雪を見る。何?どうしたん?
「どうし「なんで私を心配してくれないの!?」」
ここで吹雪が乱入する。
「アンタは心配する必要ないでしょ」
「酷い!こっちは合図を送る前に撃たれて怖かったのに!」
「合図出す前に安全な体勢とってたでしょ」
「それでも合図出すまで待ってよ!」
「それを待ってたらこっちがやられてた」
「うっ!・・それでも待って!」
「ハイハイ悪かったわよ。・・・・・・それと・・・ありがと、装填手。正直助かったわ」
「はぁ〜〜〜〜〜。まぁいいよ。次からは気をつけてね」
「うん」
俺と吹雪の会話はここで途切れる。
「アンタ達一体何者?」
我に帰った逸見がようやく口を開く。いやさっきまで口は開いてたか、なんて表現したらいいんだろ。
「ただの新入生」
「同じく」
それを聞いた逸見は苦笑いする。
「すごい!すごいよ笹原さん!雪宮さん!」
リッカは目を輝かせながら言う。ホント元気だなぁ、こっちはクタクタだぞ。
「そうね。さっ帰りましょう」
そして俺は二年生の方に連絡をする。
〜〜〜〜再び工事内〜〜〜〜
試合前と同じく二年生と三年生に別れてその間に俺が立つ。
「それでは約束通り、三年生には退部していただき、隊長の座を私に譲っていただきます」
「・・・・・・・・・・・・・・」
三年生の隊長の人は何も言わない。いや言い返せないか。それもそうか、あんなに余裕で挑んでインチキまでしておいて負けたんだ。これで実力の差はわかった筈だ。
「あ、あの!」
二年生の一人が手を挙げて言う。
「やっぱり幾ら何でも退部はやり過ぎじゃ」
何を言ってんだか。
「ダメです。約束は守っていただきます。それにやる気がない人がいても
三年生は苦虫を噛み潰したような顔をするが俺は続ける。
「別に上手いとか下手とかで全てを決めているわけではありません。確かに実力とか信用、その他色々大事です。ですが、一番はやる気です。どんなに下手でもやる気があるなら、私は絶対に見捨てません。ですが貴女方はどうですか?さっきの試合で貴女方の実力はわかりました。実力があってやる気がないならまだどうにか救いようがありますが、実力もなくやる気もない、そんなの部にとってただの
ここまでまで言うとやはりというか何というか、わかっていた。言い過ぎたことに。とうとう三年生の人は怒りが爆発した。
「さっきから黙っていれば偉そうに!!」
「いい加減にしなさいよ!!」
「アナタ何様のつもりよ!!」
そんな怒りの言葉が飛んでくる。そんな中三年生の一人が近くにあったモンキーレンチを投げてくる。やべっ、頭直撃コースだ。そう思ったとき視界の端で何かが動いて。
ガン!
・・・・・・・・・・・あまりのことに状況が理解が追いつかない。
落ち着いて確認する。まず俺の前に吹雪が現れ、吹雪は鉄パイプで飛んできたモンキーレンチを叩き落としたと。てかお前、何処からそんなの取り出した。
「紅音ちゃん、あとでちょっと話がある」
あぁ〜これは怒ってるぞ吹雪のヤツ、俺は高速で首を縦に振る。それを確認した吹雪は。
「さっきレンチを投げた人、前に出てきてください」
「「「「「・・・・・・・・」」」」」
三年生の人達は黙り込む。吹雪は鉄パイプを大きく振り上げ地面に叩きつける。
「さっきレンチを投げた人!!」
吹雪は怒鳴る。そして一人の三年生が前に出てくる。
「どうゆうつもりですか?」
「そ、その「自分が何をしたのか理解してますか?」・・はい」
「さっきのレンチ、私が防いでいなかったから間違いなくあたっていました。それが大怪我に繋がるかもしれないとは考えなかったのですか?」
「・・・・・・・・」
「無視ですか?貴女は最悪、人を殺そうとしたのですよ?」
「ッ!そんなつもりじゃ「そんなつもりじゃなかったで済まされますか!」ッ!」
「防いだ私だからわかります。あれは頭にあたるところでした。それで紅音ちゃんが死んだのかもしれないんですよ?これがどうゆうことか分かりますか?」
「・・・・・・・・・はい」
「そうですか。言いたいことは山程ありますがこれ以上話をややこしくするわけにもいきませんし、今日のところはこのくらいにします」
そう言って吹雪は俺の横を通り過ぎどっかに行く。多分鉄パイプをもとあった場所に戻しに行ったのだろう。えっ?アイツマジでどっから持ってきた?
「それでは約束通り、三年生には退部していただきます」
それを聞いた三年生は次々と工場から出て行く。最後の一人が出て行ったのを確認して俺は二年生と四季、ヒバリ、リッカ、逸見、夕張のいる方を向く。
「それでは約束通りこれから隊長は私がを務めさせていただきます。異論反論抗議質問口答えは今だけ受け付けます。何か言いたいことがある人はどうぞ」
どこぞの現国教師見たいなことは流石にしない。何か言いたいことはあるはずだ、新入生が隊長を務めるのだから。しかし誰も何も言わない。あぁ、これから気まづくなるなぁ。
「ないですか?それでは「待って!」・・・吹雪」
吹雪はこちらに歩み寄ってくる。てかどこまで行ってたんだよ。そして俺の目の前まで来た。
「さっき話があるって言ったよね?」
「・・・・えぇ」
ヤバイ、変な汗が出てきた。
「先に言っておくね。ごめんなさい」
「えっ?」
パシィィィィーーーーーン!
えっ?えっ?今、俺叩かれた?吹雪に?
二年生や四季達がそれを見て驚く。
「さっきも今も!どうしてそんな言い方しか出来ないの紅音ちゃん!いつもいつもみんなを怒らせる様な言い方して!冷たい言葉で突き放す言い方をして!そんなんじゃ誰もついて来ないし誰もついて行きたくないよ!前にも言ってよね!これじゃみんなが辛いよ!そして一番辛くなるのは紅音ちゃんなんだよ!!」
『何でお前はいつもそんな言い方しか出来ないんだよ!いつもいつも!』
『仕方ないだろこれが俺なんだから。今さらどうにも出来ねぇよ』
『悔しくねぇのかよ!実力も経験も知識も負けていないのに認められないのが悔しくねぇのかよ!!俺は・・・俺は悔しいぞ。お前が・・・・俺の相方が、認められないのが』
生前の記憶がフラッシュバックする。
あぁ生前にもこんなことあったなぁ。俺はまたコイツに迷惑をかけてしまったのか。
「その・・・・ごめん・・なさい」
「うん。もうこんなことしないでね」
「ホントにごめんなさい」
「うん。なら許す」
俺はそれを聞いて再び二年生だに向き直る。
「えっと、これから部員の皆さん、特に二年生の方々には大変ご迷惑をおかけするかもしれませんが、隊長として恥ずかしくない様、精一杯頑張らせていただきます!よろしくお願いします!!」
ここまで言って反対されたらどうしよう。そう思っていると。
「これからよろしく新隊長!」
「よっ頑張ってぇ!」
「何かあったら私達が支えるから!」
「気にせず私達に頼ってきてねぇ!」
どうやら受け入れてもらえたようだ。
「これからよろしくお願いしますね。新隊長さん」
「よろしく。頑張りなさいよ新隊長」
「ファイトです!」
「ガンガン頼ってね!」
「特に整備関係!」
上から四季、逸見、ヒバリ、夕張、リッカの順に言う。みんな・・・・。
「よかったね。紅音ちゃん」
「ありがとう」
こうして俺達は第二の人生で再び戦車に乗り、戦車道生活がスタートした。
おまけ
「ありがとうございました〜〜。」
俺はシフォンケーキを買い店を出る。吹雪とシフォンケーキの約束したからな。そのため他の部員よりも少し早く部活を切り上げていた。俺は吹雪のところまで歩み寄る。俺はシフォンケーキを、吹雪はロールケーキ3つをお互いに渡す。
「それにしてもアンタあの鉄パイプどこから持ってきたのよ?」
マジでどっから持ってきたの。それだけずっと疑問だった。
「工場の隅にドラム缶があってそのなかに鉄パイプがあったから何かあったときの為に隠し持ってた。まぁ確かに整備する上で鉄パイプが必要な場面はあるし、あっても不思議じゃないよ」
「準備が良いことで」
「それより口調戻しちゃダメ?」
「ダメよ。いつどこで誰が見ているかわからないんだから今の口調に「笹原さ〜〜ん!雪宮さ〜〜ん!」・・ほらね?」
「はぁ〜〜。わかったよ」
そして俺達は後ろを振り返る。そこには四季、逸見、リッカ、ヒバリ、夕張がいた。
「うわっ!ホントにシフォンケーキとロールケーキ3つ買ってる!」
「そんなに食べたら太るよ〜〜!」
相変わらずリッカと夕張は元気だなぁ〜おい。まぁとりあえず無視して。
「今から帰るの?」
「無視された!まぁいいわ、そうよ。あっ、聞いて実は四季さんも逸見さんも夕張さんも同じマンションなんだよ!すごくない!?」
なん・・・だ・・と!?嘘だろ!?閻魔様と同じマンションだなんて!・・・ってちょっとまて。
「あれ?竹田さんは?」
「ヒバリは私の隣の部屋よ?」
「えっ?隣って私じゃなかったっけ?」
「違う違う。反対の部屋」
えっ?つまり隣の隣の部屋?マジで?まてよ。
「四季さん、部屋何階?」
「6階です」
「逸見さんは?」
「6階よ?」
「夕張さんは?」
「私も6階よ?」
「・・・・・・・・・・」
言葉が出ない。そうここにいる全員が同じマンションの6階に住んでいるのだから。嘘だドンドコドーーン。
「ち、因みに何人暮らし?あと何号室?」
俺は確認する。確か吹雪が601で俺が602。リッカが603でヒバリが604。
「私は一人暮らしで606です」
「私も一人暮らしで607」
「私も一人暮らしで605だよ〜〜」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
つまりは、
吹雪ー俺ーリッカーヒバリー夕張ー四季ー逸見
の順である。
何これ?マジ何これ。
「すごーい!すごい偶然だね!」
「そうね!今日遊びに行っていい!?」
「いいよいいよ!おいで!」
「やったぁ!」
リッカと夕張が盛り上がるこの流れは。
「ねぇどこかの部屋でみんな集まろ!!てかお泊まり会しよ!!」
夕張がそう言う。マジかよ今日は疲れたから休ませて!
「それじゃ新隊長である笹原さんの部屋に集まろう!」
「私は構いません」
「いいんじゃない?」
「サンセーイ!!」
「お邪魔します」
上からリッカ、四季、逸見、夕張、ヒバリの順で言う。てか俺に拒否権はないの!?そう思っていると吹雪が俺の右肩に手を置いて首を横に振る。諦めろってか。はぁ〜〜。
「わかった。今から買い物して、着替えてから私の部屋に集合ね」
「「は〜〜い」」
「「はい」」
「わかったわ」
こうして俺達はお泊まり会をして遅くまでたくさん話した。
次回は射命丸 文とその他何人か出す予定です。
それではまた次回!