バカとテストと召喚獣ークズの補佐官ー   作:24601

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遅れてしまいました。

なぜ遅れたかというと

原作を読み返す(1~8巻)

読み終わり床に平積みにして放置

それに向かって愛犬(チワワ)が粗相

買い戻すか悩む

結果、財布から福沢諭吉先生が旅立たれる

教訓、良い子の皆!後片付けはきちんとやろうね!



波乱と陰謀の清涼祭ー和風喫茶『都麗美庵』ー

「オーダー入ったわよ、クリームどら焼2!」

 

「こっちは餡蜜3!」

 

「おい、テーブル2のどら焼出来たぞ」

 

「早いとこぜんざいを持ってってくれ」

 

トーナメント一回戦が終わると、学園を訪れる一般客の数も増え始めた。

 

多くのクラスへの来客が押し寄せており、義輝達も例外ではない。

 

2年Bクラス和風喫茶『都麗美庵(とれびあん、一刀が命名)』ではフロア・厨房スタッフ共々客の対応に追われていた。

 

浴衣姿のウエイトレス・ウェイター達はお茶を出しながら注文を聞いてまわり、厨房へ伝達。

 

厨房は注文された品々を用意する。

 

そしてそれを注文を受けた者が運んでいく。

 

また客が食べ終え帰った後片付けを速やかに行い、次の客を迎える。

 

打ち合わせなどを入念に行ってはいたものの、初めてかつ慣れない作業である。

 

最初はどこかぎこちない様子が感じられたのだが、数をこなしているうちにある程度コツを掴んだらしく一連の作業がスムーズに行えまでの域に達しつつあった。

 

 

 

 

「はぁ・・・・・」

 

試合を終えてあらかじめ決められたローテーション通り、教室の前で呼び込みを担当していた真由美は大きく溜め息をつく。

 

「ちょっと真由美、そんなに浮かない顔してたらお客さんが逃げちゃうでしょ?気持ちは分かるけどね」

 

同じ担当で相棒である律子が励ますように話しかける。

 

「しょうがないじゃない。まさかあんなのに負けるなんて」

 

真由美が言う『あんなの』とは言うまでもなく坂本雄二・吉井明久らFクラスコンビであり、片や女装の変態、もう一方は観察処分者である。

 

点差も十二分に開いていて、そしてコンビネーションもこちらの方が断然上であった。

 

しかし個人戦に持ち込んでしまったのが下策だった。

 

分断された結果圧倒的な点差を操作技術の高さでゴリ押しされてしまいあえなく敗北。

 

試合前に憂慮していた恭二・友香ペアとの対戦は杞憂となってしまったのだった。

 

「終わったことを悔やんでも仕方ないわ。きっと代表が仇を討ってくれるわよ」

 

「・・・・そうね。私達の代わりにボコボコにしてもらいましょ!」

 

律子の言葉に苦笑いしながら答える真由美。

 

先の戦争を見れば我らが代表はきっと何かをしでかす、否、絶対に何かをやるはずだ。

 

謎の信頼がそこにはあった。

 

「それにしても」

 

真由美は店内に目を向ける。

 

「今のところNo.1は丸ちゃんって感じよね」

 

目線の先には二人と同じく浴衣姿でウエイトレスをこなす恵の姿があった。

 

淡いピンク色に紫色の紫陽花があしらわれた浴衣を着ており、いつもは二つ結びにしている黒髪を一つにまとめ、本人の整った顔立ちも相まって派手さこそないものの華やかさに満ちている。

 

「いらっしゃいませ、ご注文はお決まりでしょうか?」

 

加えて普段の彼女とのギャップである。

 

普段は表情の変化が少なく口数が少ないのだが、ウエイトレスをしている今は真逆。

 

学園の野郎連中、一部の女子が目を奪われる有り様だ。

 

「それと・・・・男子は宍戸君ね」

 

今度は律子がウェイターをしている義輝に目を向ける。

 

この男、実は比較的顔立ちが整っている方に分類することができる。

 

しかし恭二とつるんでいること、甘いマスクに反してかなり腹黒であることが玉に傷。

 

普段の評価は高くはない。

 

だがウェイターをしている今はただただ笑顔で接客をしているだけであるため、通常の何割か増しで他者の目に映る。

 

実際に店を訪れる女子(一般客含む)や極めて一部の男子の評価はうなぎ登りである。

 

 

 

義輝が女子から熱い目線を向けられながら接客する様子を見る度に恵のこめかみがピクリと動いているのだが。

 

「けっこう丸ちゃんって独占欲強いのね」

 

「宍戸君も罪よねぇ」

 

二人はしみじみと頷く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ、参謀」

 

「ん?吉田か。何だ?」

 

卓二が義輝を呼び止める。

 

「いやぁ、ちょっとトラブルというか何というか・・・」

 

戸惑っているようである。

 

「トラブル?・・・・クレームか?それともまさか女子へのセクハラとか?」

 

義輝が顔をしかめる。

 

「いや、違う。」

 

卓二はある一点を指差し続ける。

 

「何というか、盗撮?」

 

その先ではどこから現れたのかFクラスの康太がウエイトレスに向かって一心不乱にシャッターを切りまくっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい」

 

「・・・・・野郎に用はない」

 

義輝が康太の前に立ち撮影を妨害すると康太は訝しげに義輝を見る。

 

「こっちには用があるんだよ。お前どうしてここにいるんだ」

 

「・・・・・十分間の休憩時間」

 

「知らねぇよ!客でもないのに入って来て堂々と盗撮とは良い度胸だな」

 

怒気を少しあらわにする義輝。

 

「・・・・・需要があるかーー」

 

「ふざけるなよ?盗撮しといて裏で売り捌くだ!?恥を知れ!!」

 

悪びれない康太の様子に頭に来たのか義輝は康太の首根っこを掴んで引きずっていき、教室の外へと連れて行ってしまった。

 

 

 

 

 

「珍しく荒々しかったな、参謀」

 

「そりゃあアレだよ卓夫。嫁を盗撮されてお怒りなんだろ」

 

首を傾げる卓夫に苦笑いしながら話す次郎。

 

「嫁って・・・・丸目か?え、あの二人付き合ってるのか?」

 

「本人達はそうでもないように振る舞ってるがな」

 

「・・・・へぇ、そうだったのか」

 

この後、卓夫及びその他Bクラス男子はムッツリ商会から購入した恵の写真を破棄しようと心に決めたという。

 

後が怖いから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この後康太はBクラス立ち入り禁止、Bクラス生の盗撮及び写真の販売禁止、メモリー消去、並びにパシり期間延長が言い渡されたのは言うまでもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




盗撮って確か現行犯じゃないと逮捕が難しいんでしたっけ。

義輝の外見は三國無双6、7の司馬昭みたいな感じが作者にとってのイメージです。

ご意見、感想などお待ちしております。
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