私と僕の暗殺教室   作:宵季

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これを書いている時は、基本漫画に沿って書いているので自分は本家の場所に関する設定がよくわからなくなります。

なので、確証を持たないまま「こうかな?」と思ってそのまま書く部分もこの小説には出てきてしまいます。
今回はそんな場所があったので、半分捏造注意でお読みください。




私と校舎

「‥‥ん?空いてるけど。」

「えぇっ、嘘だぁ!?‥…‥あー、なるほど。引き戸、だったんだ。」

「だから押しても簡単に開いてくれなかったんだね。統也さっき顔面打ってたし。」

「わー!わー!

結構恥ずかしかったんだからさらっと僕の失態暴露するのやめてよね!!」

 

二ヶ月‥‥じゃなくて三ヶ月間のアメリカでの潜入依頼の影響で、どうやら統也は引き戸式の存在を忘れていたらしい。

先程「学校へ突入ー!」と言ってそのままガツーンと頭突きをした時の統也の呆けたような背中を思い出して、少し笑いが込み上げてきた。あの様子だと素で突入するものを間違えたようだったから。

 

〈‥‥統也、扉に突入〉

〈言わないで、それ以上。〉

〈これで大騒ぎって、馬鹿なんじゃないの。〉

〈馬鹿って!姉さんってばよりによってその言葉選びはないでしょ!?〉

 

あの慌てぶりと、直後に磯貝君が来たときの「助け船が来た!」と言いたげな顔は中々見物だった。

 

「それは‥‥転入早々災難だったな。怪我はないか?」

「大丈夫、僕にも扉にも怪我は無いよ!

うへえ、磯貝君ってば対応もイッケメーン!

うん、やっぱり心配してもらえるってちょっと嬉しいかも。」

 

当て付けか。それは馬鹿じゃないのと言って心配をしなかった私への当て付けなのか。

 

「統也、もし宣戦布告だって言うなら受けて立つけど。」

「ううん、物理的に勝てる気がしないからやめる。」

 

即答だった。

 

「はは、お前ら姉弟の力関係が少し分かった気がするよ。とりあえず玄関は開いてたからさ、中に入れるぞ。」

 

そう言って磯貝君は残りの扉を軽々と開ける。引き戸だと分かれば誰でも簡単にできることではあるが、先程の統也を思い出すとこうやって軽々と扉を開けること自体が少し凄いことに思える。

 

どうぞ、と玄関の扉に手を掛けた磯貝君に先に入ることを促されたので、彼の気遣いに甘えて一番先に校舎の中に入る。次に統也、磯貝君と続いて入ったようだ。

外から見ても老朽化が進んだ建物に思えたが、中から見ても木材が一部腐敗している所が見受けられるくらいにはボロボロだった。

私たちの暮らすあの建物よりも築年数が多そうだ。

でも目に見えて暗くて冷たい雰囲気のあそことは違って、木造だからなのか日のあたりが良いからなのか

ここは古くても暖かい、そんな風にも思えた。

 

……ああ、これは、なんだか落ち着かない場所だ。

 

「うへえ、中は意外と普通だ。」

「ちょっと廊下の板も軋んでるみたいね。これくらいなら流石にすぐに抜けたりはしない…と思うけど。」

「うん、まあ、E組だからな。」

「……そっか。」

 

ぽつりと呟かれた磯貝君の言葉に違和感を覚える。先程にはなかった後ろめたさが彼の声色の中に見えていた。

E組だと、校舎が古いの?

 

『未確認超生物が何故ここを指定したのかを知りたい』と先にこの学校について情報を集めていたらしい統也は

゛E組だから゛校舎が古い事について言葉の上で納得の意を示して、磯貝君にそれ以上のことを聞くようなことは無かった。

正直私は聞きたかったけど、振り向いた先にいた統也に目で『いけない』といわれたので詮索するのはやめた。統也は何か知っているようだから、後で聞いてみよう。

 

「ところで職員室ってどこ?

教室行く前に転校生が最初にする事っていったらまず先生への挨拶だよね?」

「うーん、俺は転校したことないからよく分からないな。ああ、職員室はこっちだからついてきてくれ。

……ところでさ、担任について何か聞いたりしてるか?」

 

ついてきて、と言って僅か二歩ほど進んだ辺りで少しだけ振り向いた磯貝君が私たちに問う。

担任について、というと標的についての情報のことだろう。

 

それにしても彼のこの反応。案の定゛騙されている゛みたいだ。

 

「一週間前くらいに防衛省?だったかな。

そこの人たちが訪ねてきたの。そこで大体の事情は聞いたよ。」

「一応写真も見せてもらったし、僕らは担任が黄色いタコってことも知ってるよ。

ありがとね、僕らのこと心配して言ってくれたんでしょ。」

「ああ、知ってるんならいいんだ。さすがに事前説明なしでうちの担任見るのは、な。」

 

まるで、私たちを゛一般の転入生゛だと思っているようなこの反応。

こんなにおかしな時期に来る転校生なんて、普通ではないと察することなんて容易に出来そうなものなのに。

それでも眼前の彼がその結論に至れない最大の要因は

 

「あはは。大丈夫、見る覚悟は決めてきてるから叫んだりしないって!」

 

十中八九、この統也の術中にはまっているからだろう。




旧校舎の玄関って引き戸なんでしょうか?
この時点での校舎の中って改修されてるんでしょうか?(アニメで防衛省の人がどこかの屋根は修繕してたような‥‥?)

主な半分捏造注意はその部分でした。
そこが分かったら書き換える可能性アリです。


‥‥気を抜くと宵ちゃんが目立たなくなるんですよね。
悩みです。
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