それが■■■■として出来る、最後のお役目だ。
最終章です。
やりますよぉーどんどん行きますよー
それでは、本編へどうぞ
「これが、西暦の切り札か...」
若葉さん曰く、この力は精霊を纏うことにより、その力を使うことができるらしい。
ただ、体力の消耗はものすごく激しいものとも言っていた。
だがそんなことは関係ない。
今はバーテックスを倒すことに集中だ。
そう思っていると自然に刀を持つ力は上がっていた。
「いくぞ、バーテックス!!」
そう言って俺はバーテックスと交戦を始めた。
バーテックスは火球を俺に向かって放ってくる。
「そんなもん、叩き切ってやる!」
俺は刀で飛んでくる火球を次々に切ってゆく。
そして、今度はさっきの小型バーテックスを俺に放つ。
「邪魔だ!どけぇ!」
迫り来る小型バーテックスを撃退してゆく。
しかし、あまりにも数が多すぎる。
必ずと言っていいほど、1発は攻撃を受ける。
「これくらいの痛み、痛くも痒くもない!」
俺がそう言うとバーテックスはそれに反応するかの如く俺に、火球を放ってきた。
俺は小型バーテックスに気を取られ、それに気づかず、火球をもろに食らってしまった。
そう思っていた。
火球は俺の目の前でかき消された。それだけじゃない。
小型バーテックスも次々と倒されてゆく。
こんな事をするやつはあいつらしかいない
「園子!銀!」
俺がそう呼ぶと園子の船から銀が降りてきた。
「才人さん!無事ですか!?」
「なんで来た!それも満開まで使って!」
「才人さんが心配だったんですよ!」
「余計なお世話だ!お前らが満開を使ったら....」
「やっぱり才人さんは気づいているんですね、後遺症のこと」
「!?銀、どうしてそれを」
「須美はまだ気づいていません。ですが、園子が気づくのは時間の問題です。園子は際っしがいいので」
「そうか....」
俺は、勘違いしていたのかも知れない。
たしかに3人を守っていた。
だけど、守られていたのは....俺だったのか
「だから、才人さん、1人で何でも背負わないでください」
「....分かった。詳しい話は」
「はい、あのバーテックスを蹴散らしてからにしましょう」
そう言って俺は立ち上がり、園子の元へ向かう。
※園子視点
「ああもう、数が多すぎるんよー」
私は今、バーテックスが放った大量の小型バーテックスを相手にしている。
正直、満開状態だから余裕かと思っていたら、あまりにも数が多すぎるので、ちょっと危なかった。
そんなことを考えていた時だった。
「園子!」
わっしーのお兄さんだ!
私はその姿を見る矢先、お兄さんの装備がまた変わっていることにきずいた。
「悪い園子、一緒に戦わせてしまって。バックアップは俺と銀に任せろ、お前はあのバーテックスをやれ」
「わかったよ、ちっこいやつはお願い!飛ばすよ!」
そう言って私は全力でバーテックスに向かって突進をする。
やがて、私の船はバーテックスにぶつかり、そのまま正面に押し込む。
「ここから出ていけぇぇぇぇぇ!!」
そして、バーテックスは壁に叩きつけられ、消滅した。
「やったか!?」
「多分、倒したと思うんだけど....ってあれは、何?」
私が見たものは、角張ったコアのようなものだった。
そのコアのような物は壁の外に逃げ、消えていった。
「!?逃がさないよ!」
「待て!園子!俺も行く!銀は須美の所に行ってくれ!」
「わかりました!」
私とわっしーのお兄さんは壁の方に向かった。
※才人視点
俺は切り札状態をといて通常の状態に戻り、園子と共にさっきのコアのようなものを追った。
「これ、入れるのか?」
俺はそう言ってそのまま進むと、景色がガラリと変わった。
「なんだよ、これ」
炎が燃えさかり、中心には光を放つ神樹がそびえ立つ。
さらに、驚くことにさっきのコアのようなものに大量のバーテックスが集まり、合体をしようとしてる。
「これは、急いであいつらに伝えないと、園子!急いで戻る....ぞ?」
「わっしーのお兄さん、私、分かっちゃったかも知れない」
「園子?どうした急に」
「ううん、何でもない、急いでもどろう」
「あ、ああ、そうだな」
そう言って俺と園子は壁の内側に戻り、須美と銀の元へ向かった。
....もしかして、園子は満開の後遺症のことに気づいたのか?
いや、考えても仕方ない。
とにかく今は須美と銀の所に戻ってこの事を伝えないと
※園子視点
「わっしー!ミノさん!たいへん!壁の外がね!」
「園子!?こっちも大変なんだよ!須美の様子がおかしくて」
「わっしーが?どうしたの?」
私がわっしーにそう聞くとわっしーはとんでもない返答を私に返した。
「だれ....ですか?」
「え?わっしー、なにをいってるの?」
「アタシのことも覚えてないっぽくて、もうどうしたらいいか」
ミノさんがそう言うと、私の後から遅れてやってきたわっしーのお兄さんが来た。
「ごめん、遅れた、園子からだいたいのことは聞いてると思うけど....なんか、あった?」
「お兄さん、わっしーが....わっしーが」
「待て待て、須美がどうかしたのか?変身がとけてることは見てわかるけど」
「多分、記憶を持っていかれたんです、満開の代償で」
「は?ちょっと待て銀、何を言っているんだよ、なあ、須美?」
「....誰?私は....何も思い出せない、」
「....そうか、記憶を持っていかれたか」
わっしーのお兄さんはその場を立ち上がり、拳を力強く握っていた。
その瞬間、壁の外から複数ものバーテックスが出現した。
「あんなに、敵が」
「....園子、銀、須美、ごめん」
お兄さんはそう言った途端、私たちの首裏を殴り、気絶させた。
「おに、さん、なに、を」
「後は俺が何とかする。園子、銀、須美を頼んだぞ?」
「だ、め、いか、ない、で」
そういった瞬間私の意識は完全に途切れた。
※才人視点
「....全種類が相手か、まあ、やるしかないよな」
俺は腕を上に掲げ、再び大天狗を体に宿す。
「あーくっそ2度目だから体の負担がやばいな、これ」
しかし、止まるわけにはいかない。
どんなに辛かろうと、俺はこいつらを守ると決めた。
....楽しかったなぁ3人で過ごした日々。
名残惜しいがしょうがない。
「またな、須美、銀、園子」
俺はそう言ってバーテックスの方に向かって行った。
「相手してやるよ、お前ら、まとめて、ぶっ飛ばしてやる!」
そして、俺の恐らく最後の戦いが始まった。
※園子視点
私達はあの戦いの後、大橋から讃州へと引っ越すことになった。
もちろん、ミノさんも一緒だよ?
でも、わっしーは....
あの後分かったことはわっしーは代償として、足の機能と私達と過ごした2年間の記憶がある無くなってしまったらしい。
私は三度の満開で片目、片腕、そして、心臓の機能を奪われてしまった。
そして、ミノさんも代償として右耳と左目が機能しなくなったらしい。
さて、話をわっしーのことに戻そう。
大赦は代償を隠すため、代償で無くなった記憶を利用して、事故で足と記憶が、なくなったということにしたらしい。
名前も鷲尾須美ではなく、東郷美森という名前に変わっている。
学校は一緒の所に通うとは言ってたけど、また友達になれるかな?
でも、わっしーのお兄さん、才人さんは....あの後、行方をくらませていた。
大赦は今も捜索を続けてるみたい。
....早く見つかるといいなぁ
※東郷視点
「....私の家ってこんなにお金持ちだったっけ?」
私は新しい家を車椅子に座りながら見上げる。
和風の家みたいだが、明らかに高価そうな家だった。
まあ、いっか。
でも、1番心配なのは私の今の状態。
足の不自由で車椅子、おまけに2年間の記憶がない。
でも、そんな不安はある1人の少女に、よってかき消された。
「新しいお隣さんだ!」
私は声のした方を向くと、そこには赤色の髪をした少女が脳天気な笑顔で立っていた。
「同い年の人が引っ越してくるって聞いたから楽しみにしてたんだ!」
少女は私に手を差し伸べてきた。
「年が同じなら同じ中学に入れるよね!私は結城友奈!よろしくね!」
そう言って彼女は私に微笑んでくれた。
「そうだ!この辺の事、まだよくわからないでしょ?私が案内してあげるよ!」
少女の笑顔はとても明るく、こちらまで暖かい気持ちになる。
「貴方のお名前は?」
「東郷、美森です」
そう言って私は差し出された手を握り、握手をした。
彼女の手もそうだが、その笑顔が、とても、懐かしく、暖かい感じがした。
※????視点
「....ここが、讃州か」
俺は山の頂上からこの街を見渡す。
「俺も中学2年、か、せっかくひろったこの命、大事に使わないとな」
俺は1人、笑いながらそう言った。
鷲尾須美の章
託されたバトン編 完結
……To be continued
「讃州中学勇者部です!」
「毎日が楽しいね、ミノさん」
「また、私達か戦うのか?」
「久しぶりだな、園子、銀」
次回「讃州中学勇者部」
というわけで今回もいかがだったでしょうか?
今回で鷲尾須美は勇者である編完結となりました。
次回から結城友奈は勇者である編にはいりますよー!
それでは、また次回お会いしましょう
PS.鷲尾須美は勇者である編があまりにも日常シーンが少なすぎたため、番外編を考えております。
ちなみにそれをいつ投稿するかは決まってません。
先に結城友奈は勇者である編をある程度進めてからにしようと思ってはいます。