■■も■■が■し、これからどうするか迷ってる時に■■がある中学への編入を進めてきた。
ことわる理由もないのでその中学の3年生として新たな生活をおくれと言われた。
しかし、その時の俺は知るよしもなかっただろう。
■■■■■■が再び現れることをーー
勇者御記 ■■■■記
新章突入!!
それでは本編、結城友奈は勇者である編をどうぞ!
第一章「讃州中学勇者部」
昔々 ある所に1人の勇者がいました。
勇者は人々に嫌がらせを続ける魔王を説得するために旅を続けています。
そして、ついに勇者は魔王の城へと辿り着きました。
「やっとここまで辿り着いたぞ魔王!もう悪いことはやめるんだ!」
「わしを怖がって悪者扱いを始めたのは村人たちの方ではないか」
「だからといって嫌がらせはよくない、話し合えばわかるよ!」
「話し合えばまた悪者にされる!」
「君を悪者になんか....しない!」
私がそういった瞬間ガタッという音とともに、背景セットがバターンという大きな音をたてて倒れた。
「し....しまった」
「えーー....と」
「でも子供たちに当たんなくてよかったぁ」
慌てた私は、1つの方法に辿り着いた。
「よ....よし今だ、勇者キーーーーック!」
「ちょっ、それキックじゃなくてパンチ、というか、さっき話し合おうって」
「い....言っても聞かないから!」
「何言ってんの!?台本道りの展開なら聞くわよ!」
「ふ....二人とも〜何がどうなって....」
「なんかすごいことになってきたねぇー」
「ちょっ園子、そんな事言ってないで何とかしないと....あ、園子には無理か、じゃあ、東郷、何とかフォローしてくれ!」
「分かったわ、みんな!一緒に勇者を応援しよう!」
1人の少女がそう言うと園児達はがんばれーなどの声援が聞こえる。
「うぐぐ....みんなの声援がわしを弱らるぅ」
「今だ!くらえ魔王!勇者パーーンチ!!」
「ぐわぁぁ、やられたー」
「ーーというわけで、みんなの力で魔王は改心し祖国は守られました」
「みんなのおかげだよ!」
劇が終わると、園児達はわー、わー、と喜びの声が聞こえる。
こんな感じで校外活動に青春を燃やしている私達。
3年生で部長の犬吠埼風先輩。この舞台のお話を考えたしっかり者。
後輩で部長の妹の樹ちゃん。お姉ちゃんのことが大好きなんだ
同い年でちょっと変わり者の乃木園子ちゃん。私はそのちゃんって読んでるよ。
同じく同い年の三ノ輪銀ちゃん。いつも元気でちょっと男の子っぽい。でも、女の子らしい一面もあってすっごく可愛いんだ。
そして私の大親友東郷さん。去年中1の時にお隣に引っ越してきた大親友でも苗字呼びなのは本人の希望。
私達はみんなのためになることを勇んで実施するクラブ
そう、讃州中学勇者部なんです!
「起立 礼 神樹様に拝」
「はい、さようなら」
帰りの会を終え、クラスの人達は次々と部活動、または帰宅を始める。
「友奈!今度の校外試合助っ人お願い」
「OK!」
私はそう返事をし、東郷さんの車椅子のハンドルに手をかける。
「今日もそっちの部?なんだっけ、えーっと....」
「勇者部だよ」
「うーんなんどきいても変な名前よね」
「そう?カッコイイじやん」
私はそう言って車椅子を押しながら勇者部部室へと向かう。
「こんにちはー友奈、東郷入りまーす」
私は車椅子に据わった東郷さんを押しながら部室に入ってゆく。
「昨日の人形劇大成功でしたね!」
「何もかもギリギリだったわよ、いやむしろNG....」
「ゆーゆのアドリブで盛り上がったのかもねぇ」
「いやいや乃木、あれを無茶苦茶と言うんだよ」
「みんな喜んでくれたし結果オーライ!勇者はくよくよしてもしょーがない!」
「友奈さんはそこの抜けにポジティブですよね」
「はいはい、今日のミーティング始めるわよ」
そう言って風先輩は私たちを黒板の前に集めた。
黒板には子猫の飼い主探しと書いてあり、その下にその子猫の写真が貼ってある。
「うわぁ〜かわいい〜」
「未解決の飼い探し依頼がどっさり残っているわ」
「た たくさん来たわね....」
「ということで今日から飼い主探し強化月間にするわよ!」
「東郷、ホームページの強化は任せた!」
「携帯からもアクセスできるように、モバイル版も作ります」
そう言って東郷さんは車椅子のタイヤを自分の手で動かし、パソコンの前に行き、操作し始めた。
「私達は....」
「どうしましょうか?」
「えっとねぇー海岸清掃にってそこで人に当たってみるとかどうかな?」
「お、園子、いいなそれ」
「そうですね、じゃあそうしましょう」
「うん!」
そう言って私たちは海岸清掃に行く準備を始めようとした。
その時だった。
「出来ましたキリッ」
「「「「「早っ!!」」」」」
そう言ってみんなで確認すると、ものすごく見やすいホームページが出来上がっていた。
こんな短時間でここまでのものを仕上げるなんて、流石東郷さんだ!
海岸清掃などを終えた私たちはかめやといううどん屋に来ていた。
「ーーあ、ところでさ、文化祭の出し物の事なんだけどさ」
そう言いながら風先輩は3杯目のうどんを平らげる。
「もうそんな話?」
「夏休みに入る前に色々決めておきたいのよねー、やっぱ準備って大切でしょ?」
「確かに、何事にも備えは大切ですね」
「去年はバタバタして何も出来なかったからねー今年は猫の手も入った事だし」
「私!?」
風先輩は樹ちゃんの頭をわしゃわしゃと撫でる。
樹ちゃんは恥ずかしいのか、顔が赤くなっている。
「せっかくだから思い出に残るものがいいですよねぇ」
「私たちの活動をスライドで上映するとか?」
「甘い」
そう言って風先輩は樹ちゃんのうどんから油揚げ取り食べる。
....よく食べるなぁ。
娯楽性がないものに大衆はなびかないですよね」
「これは、宿題ねそれぞれ考えておくのよ」
「はぁい」
私は何気ない返事をする。
「よしっ!すみませーん、おかわりください!」
「4杯目!?」
「まだ食べるんですか....」
「流石部長やね」
※樹視点
東郷先輩と友奈さんはかめやの前に迎えにきた車に乗り、家に帰って行った。
園子さんと銀さんもかめやで別れ、私とお姉ちゃんは自転車を引っ張りながら帰っていた。
「夕飯何作ろうか?」
「お姉ちゃんまだ食べるの!?」
私がそう言った瞬間お姉ちゃんのスマホから通知音が鳴った。
「ちょっとごめん」
お姉ちゃんはスマホを確認する。
その瞬間、お姉ちゃんの目が鋭くなった気がした。
「....お姉ちゃん?」
「あ....ううん、何でもない」
「本当?」
「本当だって」
とお姉ちゃんは笑いながら返してくれた。
「....ねぇ樹、お姉ちゃんに隠し事あったらどうする?」
とお姉ちゃんは急に私に聞いてきた。
「えっと、よくわからないけど、いきなりどうしたの?」
「あはは、何でもない」
「でも、ついていくよ、何があっても。私にはお姉ちゃんしか家族いないし」
「....ありかと樹」
「ふふ、変なお姉ちゃん」
私がそう言うとお姉ちゃんは安心したように笑ってくれた。
「そうそう当たるものじゃないわよね」
※銀視点
「毎日が楽しいね、ミノさん」
「そうだな、須美の記憶はないけど、上手くやっていけてるし、敵も来ないから平和でいいよ」
「わっしー、私のリボン付けてくれてるから嬉しいなぁ」
「ちなみにそのリボンの事を聞いたが、大切な物って認識らしいぞ?」
「本当!?嬉しいなぁ」
「よかったな、園子」
私達は今、学校から少し離れた大赦が用意したマンションに二人で住んでいる。
「所で、ミノさん、今日のご飯は?」
「そうだなぁーさっきうどん食べたし、軽く炒め物にでもするか?」
「うん!そうする!」
そう言って園子は私の腕にしがみついてきた。
「ちょっ、園子!?恥ずかしいからやめろって、普通これは男子にやるもんだろ!?」
「そうかもねぇ....ねぇミノさん、わっしーのお兄さんいや、今は違うね、才人さんは元気にしてるかなぁ?」
「....久しぶりに聞いたな、その名前」
「うん、もう2年も会ってないからねぇ流石に心配になってくるんよ....きっと、生きてるよね?」
「....きっと生きてるさ、そのうちひょっこり出てくるだろ」
「そう、だよね」
「ああ、きっとそうさ、ほら、もうすぐ暗くなる、早く帰ろう?」
そう言って私と園子は歩き始める。
「所で、お前はいつまでアタシの腕にしがみついてるんだ?」
「家に着くまで」
「そうですか」
「えへへーミノさんの温もりがする〜」
「そりゃどうも」
ほんと、このまま何もなければいいんだけどなぁ
ほんとうに....ね?
大赦から送られてくるメールが私と園子をそう感じさせた。
※友奈視点
「それでは、黒板に書かれている3つの文をーーーー」
私は授業中、勇者部でやる文化祭の出し物の事について考えていた。
(勇者部らしい出し物、なんかないかなー)
私はノートに落書き?を書きながら考える。
(もっとこう、みんなが喜ぶ楽しい何か....)
「友奈ちゃん?どうしたの?」
「あはは、なんでもない」
「結城さーん何でもなくないですよ?じゃ教科書読んでもらおうかしら」
「うう、はい」
私が先生に怒られて返事をした瞬間だった。
突如として私のスマホから音が聞こえた。
「えっ私の!?」
「携帯ですか?授業中は電源を切っておきなさい」
「はいっすみませんいま止めま...あれ?...なに、これ?」
私のスマホの画面には樹海化警報という文字がデカデカと書かれていた。
「え...み、みんなどうしたの?なんだか様子が」
周りを見ると、私と東郷さん以外、時が止まったかのように固まっている。
一体、どうなっているのだろう。
なんだか、怖い
※風視点
「まさか、まさかそんな事が...」
私は全速力で走り、樹の元へ向かう。
「樹!」
「お姉ちゃん!なんか変なの、クラスの皆が.....」
「樹、よく聞いて、ーー私達が当たりだった」
※銀視点
「これ、みんな止まってる?園子!」
「ミノさん、間違い無いよ、警報鳴ってるし」
「まさか、本当にまた戦う事になるなんてな」
「やりたくはないけど、やるしかないよね」
「ああ、ひとまずあっちに着いたら急いで皆を探そう、私達が動けるなら皆も動けるはず」
私は自然にスマホを持つ力が上がっていた。
今度こそ、絶対に皆を守るんだーーーー
そう決意した瞬間、私達は光に包まれた。
※友奈視点
「どこ、ここ?私また居眠り中?」
私はそう思い、とりあえずほっぺを両手でつねってみる。
「痛い、夢じゃないんだ」
「なに、これ、教室にいたはずなのに」
東郷さんが怯えてる、私が何とかしなくちゃ。
「大丈夫東郷さんには私がついてる!」
「....友奈ちゃん」
「友奈!東郷!」
「風先輩!樹ちゃん!」
声のした方を向くとそこには風先輩と樹ちゃんがいた。よかった二人がいるなら安心だ、もしかして、そのちゃんと銀ちゃんもいるのかな?
「とりあえずまずは説明しなきゃね、落ち着いて聞いてね、私は....大赦から派遣された人間なんだ」
「え?大赦って神樹様を奉っているところですよね?」
「...何か特別なお役目なんですか?」
「樹ちゃんは知ってた?」
「ううん、今、はじめて聞いた」
「当たらなければずっと黙ってるつもりだったからねでも、私の班、讃州中学勇者部があたりだった」
「あの、班とか当たりとか一体何のことなんですか?」
「今、見えてる世界は神樹様が作った結界だよ」
「え!?誰!?」
私がそう言うと風先輩と樹ちゃんが出てきた茂みから二人の女の子が出てきた。
「私だよゆーゆ」
「すみません遅れました」
「そのちゃん、銀ちゃんまで、というか、何でこの世界のこと知ってるの?」
「まあ、それには色々事情があって...」
「でも、ここ悪い所じゃないんですよね?」
「うん、でもここで私達は敵と戦わなければいけない、さらに付け加えると私たちしか存在しない」
「あの、この乙女座って点はなんですか?」
「....来たわね」
「敵ってまさか、あれですか?」
「そう、世界を殺すために攻めてくる人類の敵、バーテックス」
「私たちの目的は神樹様をお守りすること。戦う意思をしめせばこのアプリの機能がアンロックされ、神樹様の勇者となる」
「勇者....」
「あの、この世界には私達しかいないんですよね?」
「うん、そうだけど」
「じゃあ...この人は、誰ですか?」
そう言って樹ちゃんは私達に端末の画面を見せてくれた。
そこには私たちの乙女座のバーテックスというもの以外に1人、全く知らない名前の人が書かれていた。
「....ミノさん、この人」
「間違いない、生きてたんだ....」
「そのちゃん?銀ちゃん?」
「この人のことは、アタシと園子に任せて、皆はバーテックスを!」
そう言ってそのちゃんと銀ちゃんは行ってしまった。
知ってる人みたいだけど、誰なんだろう?
「友奈!東郷を連れて逃げろ!早く!」
「は、はい!」
「樹も一緒に行って!」
「だめ!お姉ちゃんを残して行けない!ついていくよ、何があっても」
「わかった、樹、続いて!」
「うん!」
そういった後、二人は光に包まれた。
※??視点
「ここも、随分久しぶりだな」
俺は青い勇者服を纏い、鞘に収まった刀を義手で握り、バーテックスの方を見る。
「あれが、新しい勇者か。よし、お手並み拝見といこうじゃないか」
俺はそう言って彼らの戦いを少し、見守る事にした。
「んー二人かな?いるのは分かってる出てこい」
俺がそう言うと木の裏から二人の勇者服を身に纏う少女が出てきた。
「わっしーのお兄さん、いや、才人さん、あえて嬉しいんよ」
「生きてたんですね、才人さん、心配してたんですよ?」
と二人の少女に言われた。
まあ、かつての仲間だし、そう思われるの当然か
「久しぶりだな、園子、銀」
「うん、久しぶり....ねぇなんで今まで出てきてくれなかったの?」
「大赦にバレるなと言われてたのと、この右腕のせいだな、ほれ」
俺は二人に自分の鋼の腕を見せる。
「義手、ですよね、それ右腕はどうしたんですか?」
「食われたあいつらに。くっそ痛かった」
「そうですか...」
さて、二人だけじゃやっぱきついらしいな。どんどん進行されていってる。俺もそろそろ出るかな
「銀、園子、俺も戦う。だからまた、手を貸してくれるか?」
「当たり前だよ、あの時、守れなかったから今度は絶対に守って見せるよ」
「アタシも同じく、まあ、アタシ達も機能しない体の機能があるから、それを補えるしね」
「....ありがとな」
俺はそう言って崖から落下し、バーテックスの元へ向かった。
※友奈視点
「こ、こっちくる」
どうやら、風先輩と樹ちゃんだけでは手に負えなかったようで、こちらにどんどん迫ってくる。
「友奈ちゃん!私といたら友奈ちゃんが危ない、私を置いて逃げて!」
「嫌だ!東郷さんを見捨てる事なんてできない!」
「お願い逃げて!友奈ちゃんが死んじゃう!友奈ちゃん!」
もう逃げないし、迷わない、私はーーー
その瞬間、私は敵の攻撃に直撃した。
「友奈ちゃ....」
「ここで友達を見捨てるようなやつは勇者じゃない!」
私の横には恐らく、自分の精霊と想われるものが飛んでいる。
さらに、片腕にはピンク色の小手が装着されている。
「....友奈ちゃん」
「嫌なんだ」
私は迫ってくる敵の攻撃を蹴り、壊す。
「誰かが傷つく事、辛い思いをする事」
さらに来る攻撃を殴り、蹴って壊す。
「みんながそんな思いをするくらいなら」
「私が頑張る!!」
勇者部の部活動はみんなのためになる事だから勇者部が好きなんだ。だから私は進んでこの部に入ったんだ
だから、私が勇者になる!
「勇者パーーンチ!!」
そして、私は敵に自分の拳を叩きつけた。
……To be continued
「おとなしくしろ!」
「これで、どうだ!」
「あなたは一体何者なの?」
「鷲尾才人、ただの出来損ないだ」
「お帰り才人さん」
「....ただいま」
次回「出来損ないの勇者」
はいというわけで、今回もいかがだったでしょうか....長い!今回書いてる最中に思ったんですけどものすごい長い!
まあ、それはさておき、次回から主人公がちゃんと出てきます
それでは、また次回お会いしましょう