南方棲鬼と申します。   作:オラクルMk-II

14 / 40
朝起きて覗いたらいきなりスゴい勢いで色々伸びててビックリしました。応援して頂いている方には感謝しかありません。本当にありがとうございます。

巧のオヤジはでねぇのか? との指摘がありましたが、今回ちょうどその話になります。恐らく次回が本筋の最終話になります。


フェザーホワイト・メモリー

 

 

 巧は、割り当てられた自室の中で、いつも通りに携帯電話のアラームで目を覚ました。

 

 乱視で歪む視界の中で布団をたたむ。よたよたとした足取りで洗面台に向かい、顔を洗って歯を磨いて、服を着替えてと軽く身支度を済ませて部屋に出ようとする。

 

 その行動をとる前に、扉越しに男性の声が聞こえてきた。ドアノブを捻るのを一旦やめて、何も考えずに相手に応じる。

 

『巧。もう起きろよ、7時だぞ?』

 

「起きてるよ。何さ」

 

『そうか、じゃあお前が車入れたガレージまで来い。待ってるから』

 

「うん……うん?」

 

 朝からうるせぇな、なんて考えていたのが、相手の声を認識するにつれて吹き飛んだ。男なので最初は緒方かと思ったが、敬語ではないので違う。自分が人生で一番聞いたことのある、「あの声」だと、やっと寝ぼけから覚醒した頭で知覚し。慌ただしくドアをあけて廊下に目をやる。

 

 巧が向いた先に、何事かとこちらを向く、痩せた背の高い男……自分の父親の南条 (あきら)が立っていた。何故ここにいると思った彼女は、声を張りながら口を開く。

 

「お父さん! なんでここに?」

 

「朝からうるせぇな、何だっていいだろうが」

 

「いや、よくないでしょ。意味わかんない……」

 

「話は後だ。外で聞くし話もしてやるから、とっとと工廠だかに行くぞ」

 

「え? あ、うん……」

 

 ガレージ……場所を知っているということは、少なくとも我がオヤジは車の状態は把握してるって事だろうか。

 

 寝て起きて早々、沈んだ気持ちと重い体を引きずって、巧は黙って父親にくっついて外に出ていく。

 

 

 

 今日は元帥の部下が直々に海の守りに入ってくれているということで休みになった、ということもあって。誰もいない問題の車が入っているガレージに二人が到着し。

 

 巧は父の言葉に従って、下がっていたシャッターを両手で上げて開ける。一晩のうちに魔法使いが現れて、車は元通り……などということはなく。相変わらずインプレッサはボロボロのままだ。

 

 父が、元は自分の車だった白いインプレッサを、じいっと穴が開きそうなほどに細い目で見つめている。もう年なので、深いシワがいくつか顔に刻まれた彼の表情は、何を考えているか巧には読めなくて。この静かな時間がとても怖かった。

 

 殴られるのか。罵倒か。それとも両方? 車を壊してしまった自分が不甲斐なくて、自然と拳に力が入る。そして、父が口を開くのが見えたので、何を言われるかと覚悟を決める。

 

 予想していなかった言葉がかけられた。

 

「……ケガ、しなかったのか」

 

「……? ……少しでこっぱち切った」

 

「そっか。まぁしっかし、また派手にやったもんだな」

 

「……ごめん」

 

「なんで謝んだよ……お前のせいじゃない。形ある物はいつか滅びるのさ」

 

 てっきりグーで殴られるとばかり思っていたのに。父は心配しているのか、そんな言葉をかけてきた。

 

 巧にはすごく意外だった。父は、パッと見は府抜けたような顔面のクセに、昔から頑固で、自分の意見は曲げなくて、何かあったら手が出るような男なのだ。こんなに優しい言葉をかけられたのは何十年ぶりかと思う。

 

 車を置いていたすぐ横にあった、緑色の工具箱を引っ張ってきて、父は続ける。何故か壊れた車を前に、彼の表情は巧には笑顔になっているように見えた。

 

「壊れた部品、邪魔だから外して、本体洗うぞ」

 

「直すの?」

 

「さぁな。ほら手伝え」

 

 口を動かしながらも、父はてきぱきと油圧式のジャッキを車体下部に差し込んで、車を上げる。渋々巧は箱からメガネレンチとドライバーを掴んで、次の行動に備える。

 

 父にも同様の工具二種類を渡し、共同で作業に取り掛かる。いつもは、こういうときに隣に居るのは天龍か摩耶なので、巧には非常に変な感じがした。

 

 開けっぱなしにしていたドアを開け、ロックを外してボンネットを開いて固定する。そして、タイヤハウスの内側、エンジンフードの前面、バンパーの裏側の何ヵ所かにあるボルトと、ついでにナンバープレートを外して。すっかり割れてしまっていたフロントバンパーを外す。

 

 STIのピンク色のロゴステッカーが貼られた、フォグランプカバーが真っ二つに割れているのを見ると、壊した日を思い出してしまう。そんな巧の目から涙が溢れる。

 

「…………。」

 

「ほら、泣くな。ったく、殴られてもいじめられても泣かねーのに、変なときに弱いやつだな」

 

「……泣いてないもん」

 

「へいへい、そーですか。ご立派なことで」

 

 相手の言葉に、変な強がりを見せながら、巧は父から渡されたハンカチで涙を拭き、作業に戻る。

 

 バンパーとボンネットを外して、むき出しになったフレームやエンジンルームを眺める。こうやってみてみると、車の顔の部分は意外とダメージが少ないようだが、リア部分の事を考えてしまうと、やはり気分が落ち込む。

 

 と、ここで起きてからずっと思っていた事を思い出し。唐突に巧は父に質問した。

 

「そういえばなんでここにいるの?」

 

「元帥っつーのか。あの眼帯のダンディなおっさんに呼ばれたんだ」

 

「え……その」

 

「全部聞いたよ。たぶんお前が思ってることはな」

 

「…………!」

 

 それはつまり、自分が人間ではない、ということも…… 巧の心中に暗雲が立ち込める。

 

「まぁ気にすんな。へぇーって言って聞き流したし」

 

「そんな軽く……」

 

「何だ、軽い応対じゃなんかお前に不都合あんのか? ホラちゃっちゃと汚いとこ拭くぞ」

 

 会話をしながら、二人は工業用の機械油なんかの除去に使うウェットティッシュで、車のフレームや残ったボディの洗車を行う。何もないように見えて、結構砂や塩が付いていたようで、ティッシュがどんどん黒ずんで汚れていくので、次々と取り換えては拭いてと繰り返した。

 

 作業の開始から30分ぐらいたっただろうか。巧の背後から車のアイドリング音が聞こえてきて、何かと彼女は振り向く。すぐ近くに摩耶が車と一緒に来ていた。

 

「おはよ、巧」

 

「……マコリンおはよう」

 

「んだよ元気ねぇな。あ、オヤジさんどうも」

 

「おう。マコトちゃん。仕事かい?」

 

「いえ。あの、すいません、巧借りていいすか?」

 

「別にいいぜ。遊びかい」

 

「えぇ。ほら巧、こっち乗れ」

 

「…………?」

 

 パワーウィンドウを下げたまま摩耶は車を降り、運転席を指差す。状況が飲み込めないまま、素直に巧は座ってハンドルを握ると、摩耶は助手席に車を乗り直してきた。

 

「ドライブ行こうぜ。運転お前で。前の休みはどこも行けなかったし」

 

「……うん」

 

 不思議な感覚を抱きながら。巧は親友の愛車のアクセルに力を入れた。

 

 

 

 

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 元々浪費を嫌って、あまり外に遊びに出ていく事もない人種だったので気にしていなかったが、巧はこうやって横須賀の町を回るのは初めてだな、と思った。

 

 全てが始まった11月下旬に身仕度を整えて、ドタバタしながら、今月の上旬に入ってこっちまでやって来た事を思い出す。よくよく、というか考えるまでも無かったが、濃密な1ヶ月を過ごした気がする。

 

 ケンカ騒ぎ、クルマの整備、自分の車の破損、戦艦水鬼との初顔合わせ……。1年の中で忘れることができなさそうな事が多々起こっている。すっかりお腹一杯だ、なんて考えていると。助手席の摩耶が口を開いた。

 

「まだ気にしてる?」

 

「深海棲艦のこと」

 

「それ」

 

「寝れなかったぐらいには」

 

「そっか。ま、そのために誘った気分転換だけどな」

 

 巧もそこまて心に余裕など無かったので、短く、ドライなやり取りを交わすが、摩耶ははにかんでいて機嫌がよさそうな顔をしている。昨日何か楽しいことがあったのかな。彼女が聞く前に、先に摩耶が言った。

 

「……お前が思ってる5倍ぐらいお前は好かれてるよ。みんなから。だから大丈夫だっつの。これからの事は軍人のアタシらに任せとけよ」

 

「本当にそうかな」

 

「なんだよ、アタシの言うことが嘘だってか」

 

「そういうことじゃなくてさ……だって人じゃないんだよ?」

 

「そうだな。でも昨日天龍から、そんなの気にしてないって言われたんじゃないのか?」

 

「なんで知ってるのさ?」

 

「アイツから直接聞いた。つか相談受けたんだ。笑ったよ、前まで顔見たら鉄パイプでぶん殴ろうとしてたやつに、どうしたらいい?って聞いてくるんだもの」

 

「そんなんだったんだ、天龍って」

 

「そ。前まで手がつけられないヤツだったんだ。なのに、今じゃすっかり大人しくなって、それどころか普通は恨んでそうなお前の事気にかけてるんだぜ? カリスマあると思うけどな」

 

 ニコニコしながらの摩耶の言葉に耳を傾けながら、巧はシフトノブを3速に入れる。親友とはいえ他人の車なので、いつもよりも力を抜いて丁寧な運転を心がける。

 

 窓の外を流れていく景色をちらちらと視界に入れて、町の様子を、地図を覚える要領で頭に入れていく。工事現場のクレーン、ファミレス、弁当屋なんかが通りすぎていくが、特に変わった建造物なんかは見当たらない。それどころか地元の恵庭市と似ている気(えにわし(北海道の地名))までしてきたここに、妙な安心感と親近感を感じる。

 

 気晴らしにと誘ってくれたとのことだが、ハンドルを握って緩く流しているだけでも巧の心は少しずつだったが晴れていた。車が好きという前に運転が好きだった彼女には、この休暇の過ごし方は効果アリだったのだ。

 

 ふと、隣の彼女には自分はどう思われているのかを聞くのを忘れていたので、口を開きかける。が、巧は質問を投げるのは止めた。聞くまでもなく「なんとも思ってない」なんて返ってくる予想がついたからだ。

 

「………………。」

 

 いつか、どんな形であれお礼をしなきゃナ。

 

 摩耶の気遣いに、口には出さなかったが感謝しながら。巧は車でぐるりと町を一周させようと、アクセルを踏む足の力を強めた。

 

 

 

 

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 鎮守府に戻る頃にはすっかり夜になっていた。二人は外で食事を済ませたので、今日は食堂によらずにそのまま自室に戻ろうとする。が、巧は自分の車が気になったので、彼女と別れてガレージに向かった。

 

 電気ひとつ点いていなかったので、工廠入り口の豆電球だけ点灯させて中を覗く。朝にバンパーを外したインプレッサは、更にルーフとトランク、損傷が激しかった脱輪した側のリアフェンダーが取り払われ、ほぼフレームが見えている状態になっていた。

 

 砂や錆が入っていた部分が綺麗な白地が見えるようになっていたり、外すのに苦心しそうな部品まで、壊れている部分はあらかた外されて無造作に一ヶ所に積まれている。父の仕事の丁寧さに巧は舌を巻く、と同時に壊れた車を見ているとまた泣きそうになってしまったので、シャッターを閉めてとっととその場から離れる。

 

 

 

 部屋からタバコを持ってきて、昨日天龍と仕事をしていた船着き場に来ると、巧は1本出して(くわ)える。そしてどこにしまったかとポケットをまさぐって、ジッポーライターを服から出し、タバコに火をつけた。

 

 何の事はない。23歳辺りの年からずっとやってきた、彼女なりのストレス発散の行動の1つだった。タバコは体に悪いと言われて久しいので余りやらないのだが、どうしてもイライラや抜けない悩みごとがあると、たまに吸う、というのが巧のタバコの使い方だ。

 

 暗い海の波の音を聞きながら、弱く息を吸って、吐いてを繰り返す。最初の頃はムセてばかりだったが、すっかり慣れた様子で煙の味を楽しむ。

 

 吸いはじめから数分経った時。近くから足音が聞こえたので、そのまま顔を横に向ける。元帥に呼ばれてやって来た、と朝に言っていた父が、街灯の明かりに照らされて立っていた。

 

「タバコ1本くれよ。久し振りに吸いてえんだ、キツめのやつ」

 

「……はい」

 

 すぐ隣によってきて、海の方を見ながら言ってきた父に、そこまでヘビースモーカーでタバコ代に困る事もない巧は、相手の要求を聞いた。100円ライターでそれに点火しようとしたところ、燃料切れか、少しあたふたしていた父にオイルライターの火を貸すと、「どうも」と一言礼を言われる。

 

 お互いに無言の時間が続く。先にお喋りな口が開いたのは巧だった。

 

「…………父さんはどう思ってるのさ」

 

「何が」

 

「私が人間じゃなかったって聞いて。怖いとか思わないの」

 

 一旦吸うのをやめてそう言うと。相手に大きなため息を吐かれ、彼女の頭上に3つほど?マークが浮かぶ。フーっと一息、煙を口から吐き出し。父はゆっくりと話し始めた。

 

「相変わらず、良い年になってもバカだなぁお前は。やっぱ俺のガキか」

 

「…………?」

 

「考えりゃ2秒で解るだろうが。そんなふうに思ってるオッサンが、お前みたいな手間かかるガキ育てるかよ。老化が加速するだけの余計な時間だぜ? テメーがバカだろうがアルビノだろうが人間じゃなかろうが、テメーはテメーだ」

 

 「まぁその、何が言いたいかと言うと……」。何を照れているのか、頬をタバコをつまんだ指で掻きながら。父は言った。

 

「お前は俺のガキ、南条 巧だ。断じて人外のバケモンなんかじゃねーよ。そんな事言ってくる奴が居たならな、頭カチ割ってやるってんだ。……俺の大事な一人娘だよ。」

 

 どことなく格好をつけたような事を言って、巧は頭を撫でられた。ガキ扱いすんな、とは言えなかった。純粋に彼女は嬉しかった。

 

「そんなの気にしないで胸張って生きろ。あぁ、オッパイはだけさせろって意味じゃねぇからな。友達とか居ない訳じゃないんだし、お前は一人じゃないんだ。沢山の人間がお前に支えられてるし、逆にお前を支えてもいるってことを忘れるな。社会ってそういうもんだよ」

 

「……気にしないのは、無理かも。だって他人からどう思われてるとか気になるし……」

 

 口を尖らせて、まだ懸念している事を言うと。応対する父は小さな笑顔のまま続ける。

 

「めんどくせぇなお前……お前ん中じゃ、友達ってそんなに信用できない存在か」

 

「だって気になるものは気になるし……」

 

「そういうのは友達って言わないんだよ。ただの知り合いか顔見知りって言うんだ。本当の友達っていうのはそう簡単に離れていったりしねーよ」

 

 本当の友達。そのワードが巧は自分の脳内に木霊した気がした。昨日の加賀や天龍、今日の摩耶、まだあれから会話をしていない那智、暁、響……。友人と、親しくなった艦娘の顔を思い浮かべる。みんなは声を大にして「気にしてねーさ!」と言ってくれるだろうか。彼女は考える。

 

「そういや、お前が居なくなったあとにまた元帥に会って話したぜ」

 

「なんて話さ」

 

「「お前を軍に囲むように説得してくれないか?」とさ。フレンドリーに言ってきたよ」

 

「……! どう答えたの」

 

「うるせぇって言ってやった」

 

「はぁ!?」

 

「嘘だ嘘、ほらごめんごめん。ノーって言ったのは本当だけどな」

 

「え゙」

 

 あの元帥サマに面と向かって嫌だと言った? 自分なら同調圧力でYESって言いそうだ。驚きながら、吸い殻を携帯灰皿に突っ込み、巧は食いぎみに父に聞いた。

 

「断ったって、何てさ?」

 

「当たり前だろ。そういうのはお前個人が最後に決めることであって、親の俺がとやかく言うことじゃない。それにお前結構頑固だからな、伝言しかできない俺じゃ無理だ、直接言ってくれって言っといたよ」

 

 「流石に怖かったけどな!」とおどけて笑って見せる父が。彼女には格好よく見えた。

 

 「あ」、と一言父が呟く。すると彼は、巧は暗くて気がつかなかったが、足元に置いていた紙袋を持って話題を変えてきた。突き出された物の中を見ると服が入っている。

 

「おっと、忘れてた。コレお前にやるよ」

 

「何これ? あ、服だ……ライダージャケット?」

 

「お前が金がねー金がねーって散々ぱら言ってきてうるせぇからな、来る途中に適当に1着買ってきた。着たいなら着ればいいし、ヤなら捨てるか売るかしな」

 

 透明なビニールに包まれた黒のジャケットを見る。ダサい。彼女はそう思った。

 

 ワッペンを貼りすぎたMA-1のようなデザインもさることながら、チョロQのような車のワッペンの上に矢印が書いてあって、「オレのクルマにさわんじゃねぇ」と刺繍されているのが致命的にダセェ! と思い、顔がひきつる。

 

 選んだ服が巧にそう思われていることなど露知らず。「さて」と言って吸い終わったタバコの始末を娘に任せると。父は去り際に最後に口を開いた。

 

「あと、これから俺もここで整備士やる事になった。よろしくな」

 

「うそ!?」

 

「結構給料いいって聞いたし、問題児の監視も出来るからな。最後に、明日の朝もガレージ来いよ、じゃあな」

 

 ふらふらと手を振る父親の背中を見送る。アパートは? 家具は? これから正月だぞアンタ!? と次々に疑問が湧いて出てくる。

 

 本当、何するかわかんないクソオヤジ!! 

 

 貰った服を紙袋に押し込みながら。遠くなっていく背中にあかんべーでもしてやりたい気持ちになる。

 

 巧の心のモヤモヤは、すっかり吹き飛んでいた。

 

 

 

 




立派なお父さん。が書けてればいいな。大丈夫かな(胃痛

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。