未央「そう言えば、しまむーて絶対お母さん似だよね」
凛「うん、そっくりだよ。私もお母さん似なんだけど」
卯月「よく言われます」
未央「髪の毛長かったら、どっちがしまむーかわからないよ」
言われてみれば確かにそうだなぁ
友達からも『私のママ、てすぐにわかる』て言われた事もある
コンコン
美月「卯月、お菓子とジュース、持って来たわよ」
卯月「ありがとう、ママ」
ママがお菓子とジュースを持って来てくれた
美月「未央ちゃんと凛ちゃんはアイドルをやってるの?」
凛「はい、ニュージェネレーションズて言うユニットを組んでます」
未央「しまむーのママもアイドルを目指していた事あるんですか?」
美月「私は無いわよ。でも、アイドルは好きだったわ。一時期、真似していた事もあるわ。自主製作でCDも出した事あるから」
へぇ~・・・・
・・・・あれ?
卯月「ママ!今、何て言ったのっ!?」
美月「え、だからアイドルの真似事をしていた事がある、て」
卯月「私初耳なんだけどっ!?」
美月「そう言えば言って無かったわね。私もすっかり忘れてたわ」
未央「しまむーのママ、アイドルだったんだ・・・・」
美月「アマチュアよ。大学生の時にアイドルサークルに入ってて、四年間だけやってたのよ。あくまで身内受けだったんだけど」
卯月「それも初めて聞いたっ!!」
凛「卯月が取り乱す姿、初めて見たよ・・・・」
数分後
美月「これが大学時代の私」
未央「わぁ、やっぱりしまむーそっくり」
ママの衝撃的な告白の後、ママはアルバムと一枚のCDを持って来た
写真には若い頃のママが写ってる
私と同じ髪型をしていて確かに私とそっくりだ
凛「でも、何でアイドルをやってたんですか?」
美月「当時の先輩にスカウトされたのよ。理由が『笑顔がいいから』て。確か、その先輩、お爺さんが芸能事務所を経営していて、将来はプロデューサーになる、て言ってたわね。その一環で私に声をかけたみたい」
未央「で、これが自主製作したCDですか」
美月「私をイメージして作ってくれたそうよ」
卯月「そうなんだ・・・・」
ジャケットにはシンプルにタイトルとママの名前が書かれている
美月「あの時は、学祭のステージにも上がったし楽しかったわ・・・・」
卯月「ママは何でプロにならなかったの?」
美月「一応、スカウトされた事もあるけど・・・・、そんなに甘くないのはわかっていたし、両親からも反対されたから。だから、卯月がアイドルになりたい、て言った時、やっぱりこの子は私の子なんだなぁ、て思ったわ」
初めて知ったママの昔の話
ママが一時期アマチュアだけどアイドルをやっていた事
自主製作ながらCDを出していた事
私がアイドルになりたい、て言った時反対しなかった理由がようやくわかった
未央ちゃん達が帰った後、私は改めてママに聞いた
卯月「ママ、何で黙ってたの?」
美月「う~ん、忘れてた事もあるけど、なんだか私の夢を娘に託すのが嫌だったのよ。卯月は卯月の人生を歩めば良いんだから」
卯月「ママは、今幸せ?」
美月「幸せよ。家族で一緒にいられる事が一番幸せよ」
その日の夜、私はママのCDを聞いた
歌は、下手でもないけど、ちょっと上手い
それよりも歌詞が凄く良い
ママをイメージしたらしいけど私にもぴったりくる
改めてタイトルを見る
『S(mile)ING!』
この曲は私にとっての大事な曲になる
どうも、作者です
オリジナル設定としまして
・卯月の母、美月は大学生の時にアマチュアでアイドル活動をしていてCDを作った事がある
・『S(mile)ING!』は美月の歌である
とさせて頂きました