アイドルになれなかった私は・・・・   作:ひらじ

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常務から母親の話、そしてアイドルに対しての思いを聞いた卯月




卯月、ウサミン星へ行く

常務さんの改革はアイドル達に大きな混乱を招いた

 

楓さんは、大きな仕事を受けたそうだけど断った

 

美嘉さんは、化粧品ブランドのCMが決まって悩んだみたいだけど、『自分らしさ』を忘れなかったおかげで何とか乗り切ったみたい

 

そして、菜々さんも・・・・

 

 

 

卯月「確かこの辺りのはずなんだけど・・・・」

 

私は菜々さんが住んでいるアパートの近くに来ていた

 

養成所時代に何回か来た事あるので、引っ越してなければ合ってると思うんだけど・・・・

 

卯月「あっ、あのアパートだ」

 

私はアパートを見つけ、菜々さんの部屋の前に来た

 

ピンポーンとインターフォンを鳴らす

 

卯月「卯月です。菜々さんいますか?」

 

ガチャリ

 

菜々「あぁ、卯月ちゃん、いらっしゃい」

 

いつもの菜々さんでは無く、ジャージ姿の菜々さんの姿があった

 

 

 

 

所謂昔ながらのアパートの一人暮らしの部屋

 

これが菜々さん曰く『ウサミン星』だ

 

菜々「卯月ちゃんは養成所時代にたまに来てくれましたよね?」

 

卯月「そうですね、最初はビックリしましたよ」

 

菜々「プロデビュー出来たら引っ越そうと思ってたんですけどね、なかなか難しくて・・・・、もう結構住んでますよ」

 

苦笑いしながらお茶を出してくれる菜々さん

 

卯月「常務さんの命令により『ウサミン星人』を名乗るのを禁止された、て聞いたんですけど」

 

私はちひろさんからその話を聞いて、菜々さんの事が心配になって来た

 

菜々「まぁ、遂に来たか・・・・、て感じですね。年相応の落ち着いた雰囲気を出した方が良いんじゃないか、て言われちゃって・・・・」

 

年相応と言われても『ウサミン』は養成所の頃からやっていた

 

いきなり『止めろ』と言われてどうしょうもない話なんだけど・・・・

 

菜々「小さい頃に見ていた魔女っ子アニメの影響でアニメに興味を持って、更にテレビの中で輝くアイドルに憧れる様になって、結果自分でウサミンて言うキャラを作って・・・・はやウン年ですよ。一緒にメイド喫茶で働いていた同期の子達は結婚して下手したら子持ちですよ・・・・」

 

何処か遠い目をする菜々さん

 

菜々「勿論キャラなんて永久に続く訳じゃ無いのはわかっていますよ。でも・・・・」

 

菜々さんの中には色々な想いがあるみたいだ

 

菜々「今度のイベントどうしようかな、て思ってるんです」

 

卯月「う~ん、菜々さんのファンが当然来るんですよね?」

 

菜々「そりゃあ勿論」

 

卯月「だったらファンの皆さんが菜々さんに何を求めているか、じゃないでしょうか?」

 

菜々「菜々のファンが・・・・」

 

 

 

 

イベント当日、最初はウサミンを封印していたけど、ファンの声が菜々さんの背中を押して途中からウサミン星人を解放、イベントは盛り上がった

 

それはみくちゃんにも影響を与えたみたいで、みくちゃんは菜々さんの事を尊敬するようになった

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