アイドルになれなかった私は・・・・   作:ひらじ

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菜々の事を心配して『ウサミン星』へ行ってきた卯月

その後のイベントで吹っ切れた菜々を見て安心した卯月だった


卯月、進路に悩む

担任「一週間後に提出するように」

 

クラス中からため息や『どうしよう・・・・』みたいな声が漏れてくる

 

私も当然、ため息をつく

 

手にしているのは『進路希望届』

 

人生の選択が目の前にやって来た

 

 

 

346プロ

 

未央「進路かぁ、進学か就職か、悩む所だよねぇ」

 

卯月「そうなんですよ・・・・」

 

凛「卯月は具体的な進路は決めてるの?」

 

卯月「一応、進学を希望してるんですけど・・・・、お金もかかるし」

 

私がアイドルになっていれば悩む問題では無かった

 

・・・・多分、別の所で悩んでいたかもしれないけど

 

でも、現実は普通の高校生だ

 

進学となるとやっぱりお金がかかる

 

就職は出来ると思うけど限られてくる

 

正直悩む

 

凛「卯月の悩む理由もわかるよ。私も正直、アイドルとしてこのままで良いのかな、て思う時もあるよ」

 

未央「私もだよ。CD出してライブ出てテレビ出て嬉しい反面、将来どうなるんだろう?てちょっと不安になっちゃうよ」

 

 

?「わかるわ」

 

へ?

 

?「ごめんなさいね、3人して不安そうな顔をしてるから思わず声をかけちゃった」

 

凛「もしかして『川島瑞樹』さんですか?」

 

瑞樹「そうよ♪」

 

川島瑞樹さん、確か元は地方局のアナウンサーをやっていた、という異色の経歴を持っている

 

瑞樹「人生の進路に悩むのは当然の事よ。私も悩んでいた事あるから」

 

卯月「川島さんて、元はアナウンサーなんですよね?」

 

瑞樹「ええ、地方局のね。元々アナウンサーになるのが夢で入社当時は自分なりに頑張ってきたけどね、まぁ自分の限界を知っちゃったのよ。これ以上アナウンサーとしての実力は上がらない、て思っちゃって。その時に346プロに声をかけられたのよ。しかもアイドルとして」

 

凛「アイドルになる事に、その躊躇いは無かったんですか?」

 

瑞樹「躊躇いは無かったわよ。周りからは色々言われたけど。でもね、それよりも新しい自分を見つかるかもしれない!て言うワクワク感の方が強かったのよ。二十歳越えてアイドルなんて呆れるかもしれないけど、周りから反対されるほど燃えるタイプなのよ」

 

瑞樹さんの話を聞いていて、何だかちょっと気持ちが軽くなった様な気がした

 

それは凛ちゃんや未央ちゃんも同じみたい

 

後日、凛ちゃんはアーニャちゃんと共に『プロジェクト・クローネ』に参加、未央ちゃんはソロ活動を始める事になった

 

そして、私は進路希望届に『進学』と書き第一志望にママや美城常務の母校の大学を書いた

 

 

 

後日、三者面談が行われた

 

担任「島村さんは、進学で良いんですね?」

 

卯月「はい!大学に入って色々勉強して卒業出来たら芸能関係の仕事に就きたい、と思っています」

 

担任「芸能関係というと?」

 

卯月「えっと・・・・、スタッフとしてです。アイドルを輝かせる様な仕事がしたいんです」

 

担任「なるほど、お母様はどうですか?」

 

美月「娘が決めた事なので、私は娘を支えていきたい、と思っています」

 

担任「わかりました。じゃあその進路で進めていきましょう」

 

私の進路は決まった

 

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