そこで見たのは最高のステージ・・・・
改めて、アイドルに慣れなかった現実を受け止めるしか無かった
ライブから数日後
あの日、見た光景は幻だったんじゃないか、と思うぐらいの日常を送っている
学校に行って、放課後は346プロに行って事務の仕事
チラホラとアイドルの噂が聞こえてくる
それを聞いていると、あぁ、芸能事務所で働いてるんだな、て思う
ちひろ「卯月ちゃん、すいませんけどこの書類、シンデレラプロジェクトのプロデューサーさんに渡して来てくれませんか?」
卯月「あ、わかりました」
私はシンデレラプロジェクトのオフィスルームに向かった
卯月「失礼します」
ノックとして入るとプロデューサーさんとプロジェクトのみんながいた
プロデューサー「島村さん、どうかしましたか?」
卯月「ちひろさんから書類を渡す様に言われて来ました」
プロデューサー「ありがとうございます」
書類を見たプロデューサーさんはみんなの方に向き
プロデューサー「皆さん、大事なお知らせがあります。デビューが決まりました」
きらり「Pチャン、ほんとにぃっ!?」
杏「まだ早いんじゃないの?」
かな子「全員デビュー出来るんですか?」
プロデューサー「いえ、全員ではありません。まずデビュー出来るのは、本田さんと渋谷さん。お二人には『ニュージェネレーションズ』としてユニットを組んで頂きます。それから新田さんとアナスタシアさんには『ラブライカ』としてデビューして頂きます」
未央「デビューだよ、デビュー!やったね!しぶりん!」
凛「落ち着いてよ、未央・・・・。デビューか・・・・」
美波「アーニャちゃん、頑張りましょう♪」
アナスタシア「ミナミとユニット・・・・、嬉しいデス」
デビューが決まった四人は勿論、喜びを爆発していた
他のメンバーも喜んでいたけど、一人みくちゃんだけは悔しそうな顔をしているのは見逃さなかった
卯月「じゃあ、これで失礼します」
私が部屋を出た直後
みく「卯月チャン、ちょっと待つにゃ!」
卯月「へ?どうかしましたか?」
みく「今から暇だったらちょっと付き合ってほしいにゃ!」
卯月「は、はい・・・・」
ちひろさんに断って、私はみくちゃんと一緒にカフェに来ていた
みく「何で、あの四人が先にデビュー出来るんにゃ!?みくだって頑張ってるのにっ!!」
席についた早々、不満を爆発した
みく「特に未央チャンと凛チャン!こないだのステージに抜擢されたのもそうだし、贔屓されてるにゃ!!」
言われてみれば恵まれてるし、未央ちゃんと凛ちゃんが中心になってる事は否定出来ない
みく「少なくともみくは他の誰よりもアイドルになりたい気持ちはあるにゃ!それをPチャンはわかってないにゃ!」
菜々「爆発してますねぇ・・・・」
菜々さんも苦笑いしている
みく「で、卯月チャンはどう思うにゃ?」
卯月「へ?どう思うて・・・・」
みく「Pチャンの判断は正しいのか、て言う事にゃ」
卯月「何で私なんですか?」
みく「こういうのは第三者の意見が大事にゃ。みく達には見えない部分もあるにゃ」
卯月「う~ん・・・・、私はプロデューサーさんの肯定も否定も出来ないんですけど」
私は言葉を選びながら
卯月「でも、確実に言えるのはプロデューサーさんはみんなのデビューを企画してますよ」
みく「・・・・ホントに?」
卯月「はい!本当ですよ。前に聞いた事がありますから」
と言ってもちひろさんとプロデューサーさんの会話をちょっと聞いただけの話だけど
卯月「それに、逆に未央ちゃん達が大変ですよ。だって、プロジェクトの先陣を切ってデビューするんですから。プロジェクトの先行きを左右する事で、此所で失敗したらその後にも影響が出ますよ」
みく「そ、そんなに大事にゃ?」
菜々「大事ですよ、一番最初が肝心なんですから。だから、みくちゃんも焦らないで応援してあげて下さい」
みく「そ、そうにゃ!嫉妬してる場合じゃないにゃ!」
ちょっと厳しい事、言っちゃったかなぁ?
ちょっとだけ焼きもちも入っていたかもしれない
アイドルとして事務所に所属出来る事がどれだけ大変な事なのか
そのスタートラインにも立てない人がいる、という事を忘れないでほしい
後にみくちゃんは未央ちゃんから私の事を聞いて謝ってきた
これがきっかけで私はみくちゃんや、他のみんなから相談を受けるようになった
どうも、作者です
今回はみくがストライキを起こす前の話です
なので、みくはストライキを起こしてはいません
アニメの中で起こる様々な出来事を卯月は巻き込まれたり止めたり、と言う感じになる
冷静にシンデレラプロジェクトを見守っている、それがこの作品での卯月の立ち位置になります