アイドルになれなかった私は・・・・   作:ひらじ

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みくの愚痴を聞いて、何とか宥めた卯月

いよいよ未央達の初ライブの日がやって来た




過剰な期待は禁物

未央ちゃん達のデビューライブの前日

 

私はお手伝いを頼まれたので、会場にやって来た

 

野外の広場にステージがある

 

此処が未央ちゃん達の出発点になるんだ

 

スタッフさんと一緒に機材の運搬を手伝う

 

卯月「何人のお客さんが入るのかな・・・・?」

 

プロデューサー「数百人が入る会場ですが、良くて数十人でしょう」

 

卯月「ひゃっ!?」

 

プロデューサー「驚かしてすみません」

 

卯月「い、いえ・・・・。ちょっと驚きましたけど。でも、そんなに少ないんですか?」

 

プロデューサー「いくら346プロライブに出たとしても、新人ですからね。まだメディア露出も出来ていませんからであくまで顔を知ってもらうのが目的です」

 

なるほど・・・・

 

卯月「でも、その事未央ちゃん達に言いましたか?多分、勘違いしてる、と思いますよ。満員だと思っていますよ」

 

未央ちゃんの電話でのやり取りを聞いているとそんな感じがした

 

プロデューサー「そ、そうでしょうか・・・・」

 

卯月「そうですよ。この後、未央ちゃん達と食事する機会がありますから私からも伝えておきますね」

 

プロデューサー「すいません・・・・」

 

 

 

会場のセッティングが終わって私は事務所近くのファミレスにやって来た

 

未央「しまむー、こっちこっち」

 

卯月「ごめんなさい、待たせちゃいましたか?」

 

凛「うぅん、別に待ってないから」

 

未央「さぁさぁ、明日のライブの成功を祈っての乾杯といきましょう」

 

卯月「じゃあニュージェネレーションズのデビューと明日のライブの成功を祈って」

 

『乾杯!』

 

ジュースが入ったグラスがカチンとなった

 

 

 

 

未央「ねぇねぇ、しまむー。会場の雰囲気どうだった?」

 

卯月「えっと、野外の広場で多くて数百人ぐらいが入りますよ」

 

凛「最初はそれぐらいだよね」

 

未央「でも、きっとたくさん来るよ。ひょっとしたら溢れちゃうかもしれないよ」

 

やっぱり勘違いしている

 

卯月「未央ちゃん、あんまり期待しない方が良いですよ」

 

未央「へ?」

 

卯月「だって、未央ちゃん達はまだ新人ですよ。ファンがいない状態なんですから」

 

未央「でも、ライブの時はたくさん来てくれたでしょ?」

 

卯月「あれはあくまで他のアイドル、美嘉さん達を見に来たんですから。バックダンサーである未央ちゃん達を見に来た訳じゃないんです」

 

未央「そ、そうか・・・・。私達、まだテレビや取材も受けてなかった・・・・」

 

漸く、未央ちゃんは冷静さを取り戻したようだ

 

凛「卯月が言ってくれて助かったよ。勘違いしたままステージに上がる所だったよ」

 

未央「ありがとう、しまむー!とりあえず学校の友達にライブを見に来てくれるようにメールしなくちゃ!」

 

卯月「凛ちゃんは良いんですか?」

 

凛「私は・・・・いいよ。アイドルやってる事、ちょっと恥ずかしくて・・・・」

 

 

 

 

翌日、結果から言えばミニライブはまずまずの成功だった

 

お客さんは未央ちゃんの凛ちゃんのお友達や家族、それにみくちゃん達も来てくれた

 

それでも、空席が多かった

 

でも、私はお客さんの多さは関係ないと思う

 

以下に歌をファンの皆さんに受け止めてもらうかが大事だと思う

 

二人は笑顔でステージを終えた

 

私はそんな姿を見て心がいっぱいだった

 

 

 




どうも、作者です

ちゃんと言葉に出さないと伝わらない事もあります
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