小さき春風達と幻想の者達 (一時更新停止)   作:Kurokodai

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第1話 ピンクの悪魔は存在しなかった

俺は今頭を抱えていた

俺はすぐに現実逃避したかった

その原因となっているのは・・・

 

?「ぽよっ♪」

 

テーブルの上に座っているこいつであった

俺はこいつのことは会った時から嫌ほど知っていた

こいつは確か『星のカービィ』シリーズに登場する主人公ピンクの悪魔(カービィ)だった

初代では敵を吸い込んで、吐いたりして倒して行く者であったが、夢泉からは新たな力『コピー能力』を手に入れ、その力で敵を飲み込み、敵の持つ能力を自分のものにすると言うチート者へと進化したのだ

ちなみにサイズは原作よりも小さく、言えばフィギュアぐらいの大きさだった

俺は別にそこは良い・・・そこだけは良い

ただ問題なのは・・・

 

 

 

 

 

こいつの食欲である(・・・・・・・・・)

 

こいつの食欲は底知れぬ胃袋を持っていて、一度食せば、その地の食料は全て消え失せてしまうと言うまさにピンクの悪魔と呼ばれるほどの食欲であった

こいつによって俺が食べようとしていたスパゲッティ等はすでに胃袋の中へと消えてしまった

あぁ・・・俺の晩飯がぁ(涙)

え?インスタントはないのかって?

実は俺インスタント系を食ったことがないんだよ

いつも飯の時は俺が作っているからだ

その為この家にはインスタント系は置いていない

今更料理をしたところでまたこいつに食われるだけだし・・・

それに今だけでなく、これからもこいつはいるかもしれないから、すぐさま冷蔵庫の中が浄化されて(食われて)しまうだろう

買い出しに行っても同じだ

そうなったらすぐに財布の中がスッカラカンになる

やべぇ、すっげぇ腹が減ってきた

 

歩夢「はぁ、どうしようかなぁ」

 

カービィ「ぽよ?」

 

ため息している俺にカービィはこちらに見てきた

おいおい、もう飯はないぞ

てか俺の飯返せよ(涙)

 

カービィ「ぽよっ」ピョン

 

と思っていたらカービィは台所へと向かっていた

この行為から見て考えつく答えは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の冷蔵庫(生命線)が危ない

まずいぞ!このままでは冷蔵庫の中身全てが奴の胃袋の中へと消えてしまう

それこそ、絶☆体☆絶☆命である

俺はすぐに立ち上がり台所へと向かった

奴から俺の冷蔵庫(生命線)を死守しなければ

俺はついに台所(戦場)にたどり着き、第1種戦闘配置をしようとした

だがそこで見たのは、冷蔵庫を物色する姿ではなく、オタマを手にして飲み込もうとする姿であった

 

あ・・・オワタ\(^o^)/

それではここで皆さんに問題です

このあとカービィは何になるでしょうか?

 

A.柳刃竜一

B.コック

C.kwsk

D.ヌスレットさん(塩振り男)

 

 

 

正解は?

歩夢「越後製菓!」

 

じゃなくて、カービィは目の前でシェフが被るコック帽をつけ、手にはひとつのフライパンが握られていた

 

その姿は星のカービィに出てくる敵を震え上がらせた能力、コックカービィ(食材変換)である

その力は敵を全て回復アイテム(食料)に変えてしまうという恐ろしい能力である

確かこの能力はスマブラXでも切り札としていて、他のプレイヤーをデカイ鍋に吸い込ませ、回復アイテムを生み出す(プレイヤーが食料になるとは言っていない)はずだ

となると・・・

 

 

俺は今大ピンチ

と思っていたがそれは遅くカービィは能力を発動しようとしていた

 

歩夢「うわっ!?やべぇ!!」

 

能力を発動して、そこにデカイ鍋が・・・現れなかった

 

歩夢「あっあれ?」

 

あれ?おかしいなぁ、確かコックって敵を食料に変えるものの筈なんだけどなぁ

と思っていると、カービィはフライパンを大きく振り

 

カービィ「(カービィスパゲッティ!!)」

 

なんか発言したんだけど

てかカービィスパゲッティって何?

まんかまずそう・・・

なんて思っていると、フライパンに緑色の何かが現れて、それを宙に浮かせた

 

ボンッ!

 

光がなくなったと思うと目の前に少しデカイスパゲッティ(・・・・・・・・・・・)セットが生み出された

あ!そういえばカービィってアニメもあったなぁ

その時に出てきたコックって確か無から食料を生み出していたなぁ

確か(カービィステーキ)と(精進定食)だったなぁ

だが何故、このスパゲッティを生み出したのだろう

・・・

 

まさかこれを一人で食うつもりかなぁ

まぁ、冷蔵庫(生命線)が何とか阻止されたけど

 

カービィ「うぃぅ…」

 

何と食い意地の張ったカービィがそのスパゲッティを俺に差し出してきた

何このピンクの天使

めっちゃ可愛いんだけど・・・

 

歩夢「え?もしかしてこれ(・・)俺にくれるのか?」

 

カービィ「うぃ!」

 

この時に俺は思ってしまった

目の前にピンクの悪魔は存在しなかったと

 

歩夢「あっありがとう」

 

カービィ「ぽよっ!」

 

俺もお前のことを悪魔と思い込んでごめんな

嬉しいけどこんなには要らないんだよなぁ

ここは、さっきカービィに食われた分を皿に乗せて、後は・・・

 

歩夢「これはおまえにやるよ」

 

カービィ「ぽぉよ!」

 

ものすごい嬉しそうな顔で言ってきやがった

やめて、その笑顔は反則や

とにかく俺はすぐにカービィが作った?スパゲッティを口に含んだ

あ…やべぇこれ、めっちゃ旨いんだけど

 

歩夢「ところでカービィ、お前どこからきたんだ?」モグモグ

 

カービィ「ぷい?」モグモグ

 

歩夢「わからないのか?」モグモグ

 

カービィ「ぷぉよ」モグモグ

 

どうやら本人もよくわかっていないようだ

全くおかしなことだなぁ

日常な日々が非日常になってしまうとは

とまぁ思っていると、スパゲッティがもうなくなった

てか食っている時に喋るとか、行儀悪すぎだろ俺

さて、食ったら皿洗いをするか

 

※カービィスパゲッティの皿は何故か消えていました

 

 

 

 

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やることも終えて、ゲームもやったしもう寝ようかなぁ

あ・・・

カービィの寝床はどうしようかなぁ

夜にいきなり現れたから家具なんて用意してないよ

てか、普通は現れないからなぁ

取り敢えずタオルを持ってクッションをベッド代わりにしておこう

 

 〜3分後〜       <3分間待ってやる!

 

何とか寝られる程度にはなったなぁ

これで一応カービィも安眠できるだろう

 

歩夢「カービィ、これがお前のベッド(仮)だぞ」

 

カービィ「ぽよ!」ピョイ

モゾモゾ

 

カービィ「ぷぃゆ!」ピョコ

 

ベッドに入り込み、タオルの中に潜ったと思ったらいきなり気持ち良さそうな顔をタオルから出した

何だこいつ、鼻血を出させるつもりなのかこいつ

まぁ、気に入ってくれたなら良いか

俺はすぐに自分のベッドに入り込んだ

 

歩夢「おやすみ、カービィ」

 

カービィ「・・・」

ピョン!

 

歩夢「え!?ちょっ」

ピョコ

 

カービィ「ぽよっ♪」

 

ベッド(仮)を作った意味が無かった

まさかのこっちに来るとは

しかもなんかめっちゃ近い

あぁ、これは多分懐かれたのかなぁ?

まぁ、いいや悪魔じゃないみたいだし

 

歩夢「それじゃ、本当にお休み」

 

カービィ「うぃ」

 

この言葉を最後に俺たちは深い眠りへと落ちていった

ちなみにこの時の寝心地はとても良かった

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

?「この気配は何なのかしら?外の世界から私たちの幻想?と同じ感じがするけど、何処から来ているのかわからないわ。」

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