ストパンのVRゲームでウィッチになる話   作:通天閣スパイス

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ストパンのオリ主長編ってあまり多くないのが困る。
魔女……ゲリラ……欧州……何もかもが懐かしい……。

※色々と微修正


インターミッション2

 ――どうしてこうなった。

 Kar98kを抱え、基地内の訓練場で佇む俺の脳内で、そんな気持ちが延々と渦巻いている。

 

「「……」」

 

 二つの真剣な眼差しが、射撃場のレーンへと歩いて行く俺の背中に注がれている。

 

 片方の人間は俺の隊の隊長で、俺がこんな状況になっていることの原因でもある。

 ゆりんゆりんな光景が繰り広げられていた部屋を思わず離れ、後ろから聞こえる助けを求める声を無視してその場から逃げ出した俺は、無我夢中で走っているうちに司令部の近くに移動していた。

 とにかく離れることだけを考えていたから、出しっぱなしにしていたミニマップもろくに見ず。気がついたらそこにいただけで、何か目的があって近づいたわけではない。

 だから、息を落ち着かせてすぐにその場を立ち退こうとしたのだ、が。

 

『――ちょうどよかったー! お前、暇だよなー!』

 

 建物の窓がガラリと開き、中にいた隊長が身を乗り出してそう尋ねてきたのだ。

 俺としては暇であるのも事実ではあったし、そもそも階級が上の人間の頼みごととはほぼ命令に等しい。そのままあれよあれよという間に流されて、俺は隊長に連れられるままに訓練場に向かわざるを得なかった。

 そして、訓練場に向かったのはなんと俺達二人だけではなく。ニコニコとした笑みを浮かべ、しかし視線は真剣味を纏わせた、少佐の階級証を付けた赤毛の少女――

 

「ヴェラさん、あまり緊張しないでね? 普段通りに、気負わずにやってくれればいいから」

 

 ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケが、隊長と共に観客となっていた。

 

 ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ。ストライクウィッチーズを知っているなら知らない人間はいない、原作の主要人物の一人である。

 心優しいお姉さん気質の少女であり、個性の強い面々が集まる第501統合戦闘航空団を纏められるほどの器量を持つ優秀な軍人だ。

 指揮能力や事務能力は言わずもがな、原作キャラのウィッチでは珍しく政治能力もある程度有しているようで、部隊とブリタニアの上層部との折衝を引き受けている。501の組織運営が何だかんだと上手くいっていたのは、正しく彼女のお蔭であろう。

 

 原作前である1941年現在は、彼女はカールスラント空軍に所属している。当たり前ではあるが階級や所属も違い、第3戦闘航空団、通称『JG3』の司令官を務めていた。

 即ち俺が所属する隊の司令官なのだが、まさかこうも簡単に原作キャラと邂逅するとは思わなかった。実際に会えた喜びよりも、心の準備も何もなかったが故の戸惑いと緊張が大きい。

 

「……えっと。で、その、何をすればいいんですか?」

 

 チラリと二人に視線を向けて、おずおずと尋ねる。

 そう、ミーナがいるとかよりもまず、現状として詳細を知らされていないのが問題だ。

 隊長に半ば無理矢理訓練場に連行されて、詳しい話もされずに銃を手渡され、射撃レーンに入るように指示された。それが現状の全てであり、それ以上のことは何も聞かされていない。

 いや、状況的に大体何をやらされるのかは想像がつくが、それでも実際に言われないことには何も始まらない。カレーの材料で肉じゃがを作れと言われるような、そんなひねくれた可能性もないことはないのだ。

 

「ん? ……ああ、そういえば言ってなかったか。これからの戦闘プランの組み立てのためにも、お前の狙撃の腕を確かめてみたいと少佐が言ってな」

「狙撃を?」

「素質があるのは知ってるが、今どれだけ出来るのか知っておきたいんだ。とりあえず的当てやってくれ」

 

 ……なるほど。ゲーム的に言えばそういうイベントが発生した、ということか。

 フラグはステータスなのか任務での行動なのか今一判断がつかないが、イベントと考えればこの事態にも一応納得は出来る。

 

 的当てというのは、射撃訓練でよくあるあれだろう。向こうに見える鴉避けのような模様の円盤を狙って銃で撃つ、FPSシューティングのチュートリアルでもお馴染みのあれだ。

 念のために隊長に聞いて確認してみると、それで合っているらしい。50メートル毎に設置してある的を順に撃ち抜いてゆけ、と言われた。

 

「……分かりました。じゃあ、100から狙っていきますね」

 

 はぁ、と溜め息を一つ吐いて。銃に弾が入っていることを確認して、構えてスコープを覗き込む。

 どうせこの場では彼女達の言うことに従うしかないのだから、これ以上うだうだ言わずに素直にやることにした。

 

 前から二つ目の的をスコープで捉え、照準を中心の赤い小さな円へと合わせる。これほどの近さなら、あまり細かい調整をする必要もない。引き金を引くと同時に放たれた弾丸は、簡単に真ん中を貫いた。

 これくらいは出来て当たり前ということなのだろう、二人がこれに反応を示すことはない。それは俺も同感だったので、何も言わずにさっさと新たな弾の装填とリロードを行う。

 

「……っ」

 

 スキルと高ステータスの恩恵による、数秒という短いリロード時間。それは二人にとって予想外だったのか、背後から息を呑む音が聞こえる。

 レーンに備え付けられている弾薬箱から新しい弾を取り出して、それを装填すると同時に次弾を発射口に送り込み、発射準備を終える。その一連の行為を僅かな時間で終えたのだから、普通の人間なら驚くのは当然だろう。

 俺だって、これを現実の人間がやったら驚く自信がある。自分が軽く普通の域を越えている自覚はあるが、それは俺がゲームのキャラクターだから簡単に納得出来るのだ。……そこまでの領域に比較的容易に行けるのはゲームであればこそだ、というのもあるが。

 

「シッ――――」

 

 何はともあれ、続いて的を撃ち抜いてゆく。あまり胸を動かさずに呼吸をし、口から息を押し出すようにして吐きながら、何度も引き金を引き続けた。

 

 150メートル、200メートル、250メートル、300メートル……。正直な話、この距離で静止した目標ならまず外す気がしない。

 500メートルまでは楽々と成功させて、一息吐くついでにふと、視線を後ろの二人に向けてみる。すると視線が合ったミーナは、その顔にある種呆然とした感情を見せながらも、笑顔を保ったまま俺に声をかけた。

 

「ず、随分と簡単そうにやるのね、ヴェラさん。……ひょっとして、経験とかあったりするのかしら?」

「……? 経験、ですか?」

「ええ、親が猟師で手伝いをしてたとか、狩りが趣味だったとか……。随分と銃の扱いに手慣れているみたいだし、そういうのがあるのかと思ったのだけれど」

「え、ありませんけど」

「そうね、やっぱり――――――――――――ごめんなさい、なんですって?」

「いや、ですから、そんな経験なんてありません。ごく普通の一般家庭の生まれです」

 

 唖然。ミーナは俺の言葉に、そんな表情を浮かべた。

 彼女は何やら考え込むように眉根をひそめて、やがて数回頭を振り。いったい何を考えていたのだろう、顔を上げた彼女の表情からは、何故か少し悟りのようなものが感じられる。

 

「……あの、続けても?」

「ええ、邪魔してごめんなさい。どうぞ続けて」

 

 先程と変わらない、しかし何故か今度は少しの痛ましさを感じる笑顔を浮かべて、彼女は射撃の続きを促した。

 少し気になるところはあるが、あまり細かく気にしすぎてもいけないかと、とりあえず考えないでおくことにして。俺は言葉に従い、再び銃を構えて的に狙いを定める。

 

 今度の距離は、550メートル。実戦で相手がしっちゃかめっちゃかに動いている状況なら難しいだろうが、この状況なら普通に狙えば当たるだろう。

 息を止め、手ぶれを抑えながら引き金を引けば、その弾丸は的の中心を貫いていた。……が、よくスコープでその痕を確かめてみれば、先までの的に空いていた穴より若干小さくなっている。

 

 当たり前ではあるが、空気抵抗等の諸々が存在する以上、銃には有効距離――つまり確実に弾が当たって、目標にある程度の殺傷力を働かせられる距離、言わば安定して使える限界の距離があった。

 Kar98kは良い銃なのだが、有効距離が決して長くはない。無論最大射程と有効射程は別物で、有効距離以上でも撃ち手の技量次第では十分な威力を発揮出来る。出来るとは言え、技量でカバーするにも限界があることもまた、確かなのだ。

 

「……隊長。このKar98kの有効射程距離って、どれくらいでしたっけ?」

 

 顔を後ろに振り返らせて、壁に背を預けながらこちらを見ている隊長にそう尋ねる。

 話を振られたのが予想外だったのか、隊長は一瞬驚いたような顔をしていたが、すぐに「ええと」と考える仕草をして。確か500メートルくらいだったと、不明瞭な記憶だと前置きした上で、俺の問いに答えてくれた。

 

「にしても、いきなりなんでそんなこと。銃に不調でもあったか?」

「不調と言いますか、その、どこまでやればいいのかと思いまして……。有効距離が500なら、それ以上はあまり実戦的ではないと自分は思います」

「……ああ、成程。そういうことか」

 

 チラリと、隊長はミーナに視線を送る。

 それを受けた彼女は「そうね」、と短く呟いて。数秒程度の思考時間の後、隊長に代わって俺に返答をした。

 

「貴女の現在どこまで出来るのかを見るのが目的だから、このまま続けてちょうだい。確実に当てられると思えない距離になったら止めていいわ」

 

 了解しました、と彼女に返して、視線を的に戻す。

 まあ、有効距離が500メートルなら既に越えてしまっているわけだし、今更なことではある。この体が与えてくる感覚、スキルとステータスによる恩恵の無意識的な何かから感じる限りではどうもまだまだ余裕を感じることだし、やはり行けるところまで行くことにしよう。

 どこまで出来るのかと考えると、自分でも楽しくなっていたのか、俺が口の端を思わず弛めているのが分かった。その内心のドキドキを胸に抱いたまま、俺は銃を構えて――眼前の的を、次々に撃ち抜いていった。

 

 600メートル。

 これもまだ、余裕だ。鼻唄混じりで十分やれる。

 

 650メートル。

 大丈夫だ、問題ない。もっと遠くの的を頼む。

 

 700メートル。

 スコープの精度が悪いのか、覗いた先に映る的がボヤけてくる。それでも中央には当てた。

 

 750メートル。

 ボヤけが酷い。他のスコープはないのかと二人に聞いてみたが、どうやらこれが一番精度が良いらしい。とりあえず我慢して使ってみる。

 なんとか当たった。

 

 800メートル。

 もうスコープではほぼ判別出来ない。ボヤけすぎて、的の模様が分からずに只の少し赤い丸にしか見えなかった。

 スコープを覗いてみてもあまり当たる気がしなかったので、いっそのことスコープを外して撃ってみる。そこまでするくらいならもう止めたらどうだと隊長に言われたけれど、とりあえずやるだけやってみると答えた。

 何故か当たった。

 

 850メートル。

 そういえば、【鷹目】というスキルを習得していたことを思い出した。遠くの敵に当てる技術とか書いてあった気がするから、おそらくそのスキルの効果なのだろう。意識して遠くを見ようとすれば、どこぞの現住民族並の視力を得ることが出来た。

 ……ここまでハイスペックだと、特化している以外の部分がどれ程酷いのか、少し心配になってくる。さっき部屋から逃げた時、基地内を数百メートル全力疾走しただけで肩で息をしてしまったけど、そういえば走る速度もかなり遅かったような気もした。やはり特化部分以外は、あまり期待してはいけないらしい。

 ちなみに的は当たった。

 

 900メートル。

 ミーナが、本当に当たっているのかと尋ねてくる。彼女も双眼鏡で結果を目にしているだろうに、そんなに結果が信じられないのか。撃ってる奴がスコープ覗いてなかったら多分俺も信じられない。

 一応視力が良いからだと説明はしたが、ミーナも隊長も信じてはいないようだ。まあ1キロ近く先を視認出来る視力、と言われて簡単に信じる方がおかしいとは思う。

 とは言っても実際に当たっているのだから、彼女達にも納得してもらわねば困る。ぐだぐだいい続ける背後の声を無視して、見せつけるように引き金を引いた。綺麗に真ん中に当たった。

 

 950メートル。

 振り返ると、ミーナは頭を抱えて蹲っていた。思わず心配して声をかけると、誰のせいだと言わんばかりのジト目を向けられる。

 いや、俺が悪いのか。そりゃ原因は確かに俺なんだろうけど。でもスコープ無しでの狙撃なら、どっかのムーミン谷の白い死神だって実際にやっている。あちらは実戦で何度もやらかした以上、あくまで訓練で静止目標を狙う俺は彼の足元にも及ばないはずだ。

 だからミーナさん、そんなモブがシュワルツネッガーを見るような表情は止めてください。そういう顔はどっかのソ連人民最大の敵とかアフリカの星とかイモ大好き寝坊助少女とか、そういう公式チートに向けてやってください。

 あれらに比べれば俺は普通ですんで、多分。この距離も普通に成功しちゃったけど。

 

 1000メートル。

 とうとう大台突入である。そろそろ最大射程が近いのか、弾のブレが修正出来る範囲を越えそうになってくるが、後少し位は行けるはずだ。

 遠くから敵を狙う、ということは狙撃手の本来の役割ではないが、それでも敵が反撃出来ない距離から一方的に叩けるというのは正に理想的な戦闘である。

 敵に気づかれない距離で、尚且つ確実に敵を仕留められる技量を持つ狙撃手が居れば、それは戦場において決して小さくない制圧力となる。……ただし、それに要求されるスペックはそれこそエースクラスを下限とする、というオチがつくのだが。

 俺がそのエースになれるのか、もしくはもう能力では手が届いているのかは知らないが、とりあえず今はあの的に当てることだけを考えよう――。無駄な思考を一旦排除して、心を静かに落ち着かせた。

 

「は――――ふぅッ」

 

 息を吐いて、吸って、止める。心臓の鼓動の感覚が、よりダイレクトに伝わってくるのが分かる。

 瞬きもせずに的を視界に捉えながら、感覚が許可を下すまで、引き金を引きそうになる指を必死に抑えた。これしかないというタイミングで、必ず当たる瞬間に、俺はそれを引かねばならないのだ。

 ステンバイ。ステンバイ。ステンバイ。ステンバイ――――

 

「ッ!」

 

 シュート。

 パン、という炸裂音を残して、銃弾が的に向かって飛んでゆく。

 当初は少し右にずれた、しかし風の影響によって徐々に左に変えつつあるコースは、まさにドンピシャの直撃コースそのものだ。

 行け、行け、行け、逸れるな逸れるな逸れるな……。そんな俺の願いを込めた弾丸は、そのまま何事もなく着弾。1キロ先の的に、確かな痕跡を残していた。

 

「……った!」

 

 思わず、その場で小さくガッツポーズ。

 1000メートルの狙撃を成功させたという事実に、ゲームだということは分かっているが、素で嬉しくなってしまったのだ。つい喜びの感情を表に出して、顔に喜色の強い笑顔も浮かべてしまう。

 

 その子供のような笑みのまま、どう思ったか彼女達にも聞いてみようと、俺は背後に体を向けて。

 

「――お疲れ様、ヴェラ軍曹。もう十分よ」

 

 いつの間に近づいてきていたのか、金曜日の会社帰りのサラリーマンのような表情を浮かべたミーナに肩を軽く叩かれて、驚きで体を震わせた。

 

「え? あの、十分とは、いったい」

「貴女も疲れているでしょう、今日のところはこれくらいにしておきなさい。大丈夫よ、1000メートル、ええ、そう、1000メートルもろくな訓練も受けずに当てられるんですもの。これくらいの腕があれば投入場所には困らないわ」

「……えっ」

 

 ふふふ、と声だけは笑うようにして、しかし表情は徹夜明けの学生のごとき表情のままでいる彼女。それがどうにも不気味で、正直怖い。

 ……あれ、おこなの? ミーナさん、おこなの?

 

「あ、あの。……怒って、いらっしゃいます?」

「怒る? ふふ、おかしな子ね、いったい何を怒るというのかしら。

 腕を見せてくれと言ったのは私で、訓練場を使うのに正式な手続きをしたのも私で、訓練の報告義務があるのも私で、この結果を書類に書いて上官に提出しなくちゃいけないのも私で、後で間違いなく上官に呼び出されて書類の内容について聞かれて嫌みったらしくネチネチ突っ込まれながら何とか納得させる必要があるのも私だもの。

 ……貴女に責任はないのよ、本当に」

「……」

「ないのよ」

「あっはい」

 

 押し切るようにして彼女は話を切り、同時に俺の肩から手を離す。

 彼女ははぁ、と一つ溜め息を吐いて、少し冷静になったのか、すまなさそうな表情に顔を変えた。

 

「……ごめんなさい。最近色々とあって、少しストレスが溜まっているの。

 貴女に怒ってないのは本当だし、これから先は私の仕事だもの。貴女が気に病むことはないわ、安心しなさい」

 

 そう言って、彼女は俺に微笑みを見せた。

 先程のはストレスが故の暴走なのか、今ではすっかり元の優しげな雰囲気を取り戻している。その目からは確かに、俺への好意的な感情を感じとることが出来た。

 チラリ、と隊長に視線を向ける。すると彼女も笑みを浮かべて、心配するなと軽く手を振って言った。

 

「少なくともお前さんが変に処罰されることなんぞあり得ないし、ヴィルケ少佐もこんなことでお前を嫌うほど器量の狭い人間じゃあない。お前は少佐に従って素直に部屋に戻ってろ、な?」

 

 くしゃくしゃと俺の頭を撫でながら、あやすように隊長は言う。

 人によっては失礼な行為でもあるけれど、隊長のそれはどうにも気持ちよくて、不快な気持ちなど微塵も感じさせない見事なものだった。

 だから、というだけでもないが、俺もそれに素直に頷いて。

 銃を訓練場に預け、二人に挨拶をしてから、何やら相談事を始めた二人を残して訓練場を後にした。

 

 ……いや、しかし、ゲーム初日から随分と忙しいものである。

 ネウロイと戦って、飛行に苦労して、隊長とミーナに狙撃の腕を試されて。まさかこんな初めから原作キャラに会えるとは思わなかったが、原作時期と同じように、ミーナは現在も苦労しているようで何より――うん、まあ、何よりであろう。

 

「さ、て。一旦ログアウトでもしようかなぁ……」

 

 軽く伸びをしながら、そう呟く。

 プレイ自体はまだまだ出来るのだが、やはり休憩は必要だし、ネットに出回りつつあるであろうゲームの情報も浚っておきたい。

 一度ゲームを終了して、喉を潤してトイレに行ってから某掲示板を覗いてみよう。そんな大まかな予定を立てながら、俺は早速ログアウトしようとメニュー画面を開いた。

 

 

 

 

 




【器用さ】×【鷹目】×【技術の天才】=マサイ族


Q.リーネちゃんがいらない子になる可能性があるんですがそれは

A.なんでや! リーネちゃんいないと『今夜は俺とお前でダブルスナイパーだ』出来ないやろ!

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