久方振りになのはの家に帰った私は恭夜さんや桃子さんにこってりと搾られた。
私の正体は知られなかったから良いのだけれどね。
でも・・・なのはは私の呪文を聞いてしまったみたい。
ユーノと一緒にその意味を見出だそうとしてるけど・・・あの呪文は私だけの詠唱文。
なのはやユーノが口ずさんでも効力はない。
だけど私が口ずさめば意味を成す。
「
私の幻想はここにある。
幻想を内に秘めた私自身が幻想なのだから。
《陽華!いる!?》
頭の中に響くような声。
思念通話かな、声はフェイト?
《はい?》
《母さんが・・・!母さんが倒れたの・・・!》
《プレシアさんがですか?・・・今行きます》
突然の事に少し動揺したけど・・・プレシアの身になにかあったのは確実。
能力で空中要塞へと移動する。
なんだか嫌な予感がしたから、なるべく早く。
早く着かなきゃ。
私が要塞へと移動すると瓦礫があった。
何かによって破壊されたであろう痕跡。
「・・・魔力反応・・・何かが攻めてる?」
大量に反応があったために考えられるは何者かの侵攻。
そういえば・・・プレシアの元の目的は・・・。
以前聞いたとき、フェイトが寝ていると気になりプレシアに聞いた。
「プレシアさん、どうしてジュエルシードを?」
「・・・迷信とか伝説って信じるかしら?」
「・・・ええ」
「ジュエルシードを使ってね、アルハザードって呼ばれる都へ行くの」
「アルハザード・・・?」
「魔法使い達がたどり着く理想郷・・・みたいなものよ」
「そこへいって何を・・・?」
「娘を・・・アリシアを蘇らせたい」
「・・・!」
プレシアのその言葉には強い気持ちが感じれた。
確かにこの空中要塞にはフェイトと似ている気配がある。
だけど朧げで霞かかった感じ・・・。
「・・・フェイトは?」
「フェイトは・・・アリシアを元に私が作り出したクローンよ・・・」
「・・・何をしてでも蘇らせたいのですか?」
「ええ。それこそ私が犠牲になっても!」
プレシアは見失ってるんだ。
あなたがいなきゃ・・・アリシアとフェイトが困るんだよ。
「・・・そうですか」
「ごめんなさい、でもジュエルシードを集めている目的はそれなの」
「ジュエルシードの協力は出来ません。ですが・・・フェイトの方は任せてください、治療ぐらいならできますから」
あの時聞いた話・・・まさか時空管理局?
ジュエルシード回収をするお互いが穏便に終わるわけがない。
となると・・・管理局が違法者としてプレシアを拘束に来るかもしれない。
・・・全く仕方ないですね。
全力でお手伝いぐらいしてあげましょう。
「
私の封印を解放をしてイメージするのは士郎のような弓術。
「
投影するは洋弓。
どんな強い力にも耐えられる弓を。
そして全てを破壊する幻想の一射を。
「・・・
「・・・
捻れまくった剣の矢が更に要塞の壁を破壊していく。
偽・螺旋剣にありったけの魔力を込めていたからか、漏れ出す魔力だけで辺りの空間が歪んでいた。
矢が通った場所は大きな穴が出来ており、奥の壁を貫いたため、虚数空間が見える。
「・・・こんなもんかな」
士郎が撃てば一発で魔力切れになるのだけれど私の魔力量ならまだ数千発はいける。
そんなことしたら要塞が崩れるからしないけどね。
とりあえず羽を出して奥にいってみよう。
クロノ君達とフェイトちゃん達が対峙しているとフェイトちゃんの顔がどんどんと焦るような表情になる。
「・・・!逃げて!なのはぁぁぁぁ!」
「なのは、一旦退くぞ!」
「う、うん!」
フェイトちゃんが叫んでその場にいた者が離れるとそこに一瞬で空間が空いた。
いや・・・消し飛んだ・・・って感じなのかな。
「・・・大丈夫か?なのは」
「うん・・・今のは・・・」
「分からない。だけどかなりの魔力が込められた攻撃としか・・・」
「大丈夫かい?フェイト」
「うん・・・母さんは?」
「・・・奥にいるよ」
「・・・そっか」
今の攻撃は誰もやっていない感じだった。
クロノもかなり焦っていて向こうもその感じどころか慌てている所から部外者だろうと踏んでいた。
「・・・全く、急に呼び出すからなにかと思えば」
消し飛んだ空間から聞こえるのは。
「・・・なのは、クロノ。やはりあなた達でしたか」
親友の陽華だった。
「・・・え?」
それもいつもの恰好ではなく、和服のような服装で背中から羽を生やして飛んでいた。
「・・・プレシアはやはりするのですね。そんな気はしてましたが」
「よ、陽華か?」
「・・・クロノでしたね。あの時以来でしょうか」
「何故ここに・・・」
「なにも・・・親友・・・フェイトに呼ばれたからですが?」
親友・・・?
フェイトちゃんと陽華が?
どうして?・・・いつのまに?
「気づかなかった辺りまだ甘いですね。ここに来るとき結構魔力が漏れたので気付くと思いましたが」
「私とて親友が傷付く所は見たくないので、ここからは私が受けましょうか」
そういって陽華はどこからか刀を取り出して私達に向けて来る。
「・・・なのはとは戦闘する気にはなりませんし・・・逃げても良いのですよ」
「・・・なのは」
「陽華・・・」
「戦うのなら全力でお相手しましょう。死なない程度に」
「っ・・・!魔力量が尋常じゃない!SSS級以上だぞ!」
「陽華・・・本当に戦わないと・・・駄目?」
「甘いですね、なのはは。本当ならばあなた方とは戦闘するつもりは無いのですが・・・やる気に満ち溢れてますから」
クロノ君達は戦闘する気なんだ。
私だって戦いたい。
でも・・・陽華とは戦いたくないよ・・・。
「・・・まぁ予想してますが、一応聞きますか。クロノ、何故ここへ?」
「・・・まぁ予想してますが、一応聞きますか。クロノ、何故ここへ?」
私は一応聞くためにクロノに聞く。
大方ジュエルシードだろうけれど。
「プレシア・テスタロッサによる古代産物であり危険物であるロストロギアの不正使用」
「でしょうね。プレシアの目的はアルハザードらしいですから」
「・・・アルハザードなんて存在しない。あんなものは夢物語だ」
「・・・夢物語・・・ですか」
私にとっては夢物語だろうと無差別に叶えれる。
おそらくアルハザードというのは存在するだろう。
私の能力で実現させてしまうから。
「取引ならばここを通しても良いですよ」
「陽華、なにを!」
「・・・大丈夫です、アルフ。プレシアの目的は知ってますから」
プレシアはアリシアという女の子の復活。
私の能力を最大限に使って・・・第三魔法も使えば出来るのだから。
「ロストロギアの不正使用と言っても使ってなければそれは不正使用ではないですよね?」
「・・・ああ」
「ならば、私がプレシアを説得させて来ましょう。その時にプレシアにかかった罪状は消える、どうですか?」
「・・・出来るのか?」
「ええ、不可能なんて無いですから」
「
洋弓と光の矢を投影するとさらに能力を発動させる。
私が持ちうる宝具と自慢できる物を。
「
「
投影した光の矢を空へと撃つとそれは数万という数へと変えて降り注ぐ。
降り注ぐ先にはプレシアが時間稼ぎのために呼び出した異形の魔物へと当たり、消え散る。
これこそが私が作り出した光弓。
万物という全てを穿つ光の刃は矢へと変えその者へ牙を向く。
「・・・警戒ぐらいはしなさいな。ここを維持するのはそっちなんだから」
とりあえずこれで良いでしょう。
あとはプレシアに・・・言うだけ。
私の能力があれば禁示さえ行えるのだから。
「
私の幻想は全てを。
「
夢や幻の幻想に。
「
神に私は身を堕とした。
「
神になっても答なんて見つからなかった。
「
だけど、やることは出来た。
「
だからもう一度。
「
偽善と言われようが構わない。
「
それで大切な人の力になれるのなら。
私は喜んでこの力を差し出そう。
私の存在はその程度なのだから。
「プレシア」
「・・・陽華、どうしたのかしら」
「・・・アリシアは・・・どこですか?」
私は伝説上の生き物だ。
人々は自分達より力を持つものを恐れる。
だから私は自分自身を隠す。
恐れられるのが怖いから。
でも・・・。
「この中にいるのがアリシアよ」
目の前に助けれる命があるのなら。
それが大切な人の家族ならば。
恐れられようが私は助けたい。
偽善と呼ばれてもその心は忘れたくないから。
「・・・アリシア、助けてあげます。だから・・・待ってて」
さあ、私の幻想よ。
目の前で消え散りそうな少女の命を救いなさい。
みんなが幸せになれるように。
投稿速度が適当すぎて文章が悲しいです。
あれですよ、中身が残念的な意味で。
陽華の宝具名は自作です。
対軍宝具で殲滅力は数万以上の矢が必中で当たります。
必中能力は陽華の能力による因果逆転です、どっかのランサーの。
威力は
そのうち陽華の設定出します。
考えたのがかなり前なのでおかしいところはありますが気にしないでください。