幻想に生きる魔法少女   作:紅風車

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銀髪の転入生

今日は学校の登校日。

とはいっても私は当然の如く合格していたため、持って行くものだけ用意していたので準備は少なかったけれど。

というか桃子さん、私の制服をもう用意していたし・・・。

 

「陽華ちゃん、今日は送っていくわ」

 

「いえ・・・大丈夫ですので・・・」

 

「なのはも一緒だから大丈夫よ。それに陽華ちゃんは目立つんだから驚かせるためにね?」

 

確かに・・・金髪とかは海外でよくいるけれど銀髪はそんなに居ないものね・・・。

 

「そうですね・・・わかりました。仕方なく送られます」

 

そうです、仕方なくです。

あまり迷惑かけたくないですし、歩いて行けるので大丈夫なんですけれどね・・・。

 

ちなみに桃子さんの計らいにより、私には携帯電話が強制的に持たされました。

まぁ、すずかと電話やメール出来るので有り難いです。

 

「陽華~」

 

「どうしました?」

 

「すずかちゃん知ってる?」

 

「すずかですか?知ってますよ?」

 

「私と同じクラスなんだけどね、すずかちゃんともう一人金髪の女の子がいるんだ」

 

「金髪・・・はい」

 

「アリサちゃんって言うんだけどね、仲良くしてほしいなぁって」

 

「良いですよ」

 

なのはの友達ですし、変な子ではないでしょう。

というかそんなことを話していたら桃子さんが準備できたようですし、行きましょうか。

 

「なのは、行きましょうか」

 

「うん!」

 

「二人とも~準備出来たわよ~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桃子さんに送ってもらい、なのはと別れた私は職員室に向かっています。

時間帯としては大体の生徒が教室にいますが、来たばかりの子が私を見て立ち止まったりしますね・・・。

 

「えっと・・・職員室は・・・」

 

頭の中に記憶されたこの学校の地図を脳内で検索。

今の私がいる場所が一階で・・・職員室は二階のすぐ近くですね。

とりあえずそこまで行きましょうか。

 

「ねぇ・・・あの子・・・」

 

「知らない子だな・・・」

 

「転校生じゃないのか?」

 

まったく、こういうとき目立つ容姿は嫌ですね。

最も私はこの容姿を気に入ってはいますし、仕方有りませんが。

 

「失礼します」

 

職員室に付くと担任になる先生を呼びましょう。

 

「遠明寺です、担任の先生はいらっしゃいますか?」

 

「はいはーい」

 

 

「大丈夫そうだね、よし、行きましょうか」

 

「わかりました」

 

担任の先生は好青年と言った感じですね。

優しそうですし、他の先生方からも慕われているようですね。

 

「遠明寺さん、僕が先に入るから呼んだら入ってきてくれる?」

 

「はい」

 

「それじゃ少し待っててね」

 

 

「はーい、みんな~席に着いてー」

 

『はーい!』

 

先生が入るだけでみんなが席につく。

生徒にも慕われるというのはとても難しいし、本当に信用もされてるんですね。

 

「今日は転入生がこのクラスに来まーす」

 

「先生!女の子ですか?男の子ですか?」

 

「さあ?それはみんなで確かめてみろー・・・入ってきてくださーい」

 

先生に呼ばれましたし、行きますか。

扉を開けるとみんなの視線が私にくる。

それは嫌悪や嫉妬等ではなく好奇心や好意といったモノで嫌な感じはしない。

 

「遠明寺陽華と申します。よろしくお願い致しますね」

 

愛想笑いでにこっとする。

それだけでみんな射貫かれた感じになったけど大丈夫・・・かな。

 

「遠明寺さんは・・・高町さんの隣で良いかい?」

 

「大丈夫です」

 

これは好都合。

なのはの隣なら安心できるし、いざって時なのはに助けてもらえる。

 

「それじゃホームルーム始めるぞー」

 

ホームルームが始まるとみんな一気に元通りになって話を聞き出す。

 

そのあとホームルームが終わってすぐにみんな私のところに来る。

 

「ねぇねぇ、遠明寺さんって外人さん?」

 

「えっと・・・そうですよ。海外生まれですが育ちは日本です」

 

生まれが分からないけれど私は日本であろう場所で育ったと思いたい。

それでも本当に育ったという意味なら切嗣と過ごした時。

あれが1番なのかも。

 

「遠明寺さんの髪の毛すごい綺麗だよね、地毛?」

 

「そうですよ、銀髪ですが・・・」

 

「すごく綺麗だよ!」

 

「そ、そうですか?・・・ありがとうございます」

 

私が自慢できる一つがこの銀髪。

生まれたときからだけれど凄く気に入っていて嫌だとは思わない。

なのはにも梳かしてもらったとき、なのはが至福そうな表情してたけれどね。

一先ず質問が終わるまで応対しておきましょうか。

なのはとすずかとも話したいですからね。

 

 

 

 

 

結局私が解放されたのはお昼休み。

まさか他のクラスにまで広まっていたとは・・・

 

「にゃはは、陽華綺麗だもん仕方ないよ」

 

「髪ぐらいですよ、自慢出来るのは」

 

「そ、そうかな?」

 

「すずかもなのはも髪質良いし、どっちもどっち」

 

給食を貰って座ると、見知らぬ女の子が私の前に座る。

綺麗な金髪で銀髪の対照だけれど美しいともいえる。

 

「あんたが転入生?」

 

「そうですよ」

 

「あたしはアリサ・バニングス。なのはとすずかの親友」

 

「なるほど・・・二人が言っていましたね」

 

「えっ?な、なにを?」

 

「頼りになる親友で、優しい子だと聞いていましたから。それになのはとすずかの友達なら悪い子では無いのはわかりますよ」

 

「へ、へえ・・・」

 

「一応言いましょうか。私は遠明寺陽華です。今はなのはの家に居候していますけどね」

 

「陽華ね。覚えたわ。呼び捨てで良いからね、敬語も無し」

 

「・・・敬語はそのうち直りますから、今はきにしないでください・・・」

 

敬語はこれが普通といえるぐらい使っているためため口が苦手だったりする。

それでも使うときはあるのでそのうち直します。

 

「しかし・・・陽華の髪って綺麗よね」

 

「この髪だけは自慢出来ますから。それだけ自信あります」

 

「へぇ・・・触っていい?」

 

「良いですけど・・・雑にはしないでくださいね」

 

「分かってるわよ」

 

「じゃ、じゃあ私も触っていいかな?」

 

「私も触るー!」

 

「あうあうあう」

 

三人に触られてますけど・・・雑に触ってませんし、気にしないでおきましょう。

しかし、学校生活は良いものですね。

さすがにずっとは出来ませんけど、幾分か少しの間は・・・。

 

 




次回辺りから本編入れる・・・かな?
そんな気がしていますが所詮予定。
気まぐれですしこんな感じで良いんです。
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