緋弾のアリア〜黒鉄の拳闘士〜   作:零崎極識

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 設定を考えるのってむずかしいですね……


燃え上がるWhite Snow 1

「お兄さんっ……!」

 

 部屋に入るやいなや小学生ぐらいの女の子が俺のお腹にむぎゅっと抱きついてきた。

 

「お、おい……なんでティナがここに居るんだ!?」

 

 抱きついてきたのは、実家にいたはずの『ティナ・スプラウト』だった。

 

「えっと……お兄さんに伝言があります……」

 

 すこし眠そうな感じで懐からひとつの手紙を取り出して渡してきた。中身を見てみると親父からつらつらと長文が書いてあったが……要約するのはとても簡単だった。

 

「……ようするに『ティナの面倒を見ろ』ってことか……」

 

 親父からの手紙にがっくりと来ながらもティナを見る。

 

「えっと……改めてですけどよろしくお願いします……」

 

 想像しない人物の登場に俺は頭を抱え込んだ。

 

「……ひとまずだ、食事にしよう」

 

 考えるのを放棄して夕食を作ることにした。もちろん、ティナにも手伝ってもらう。

 

「どうせならティナの得意なピザでも食おう」

 

 ……もっともティナはピザが得意ではなく()()()()()()()()のだが。

 

 そんなこんなでティナのサポートに徹しは足りない野菜分を補うためにサラダを作りつつ美味しそうなマルゲリータを完成させた。

 

「では……いただきます……」

「いただきます」

 

 二人で出来たてほやほやのピザを頬張り、お腹を膨らませたところで本題に入ることにした。

 

「ティナ、どうして俺のところに来たんだ?」

「お兄さんの護衛です」

「……護衛?なんでまた……」

 

 実家の手紙には確かに護衛をしろという旨の内容が書かれていたが……いったいどんな事情になったのだろう……

 

「星伽神社に神託がくだったんですけど……その内容が『白雪さんが狙われている』っていうことだったんです」

「……それで白雪と俺の護衛を兼ねてってことか?」

「まぁ……有り体にいえばそうですね」

 

 お茶を啜りながら少し眠そうに答えてくれた。

 

「……『鷹の目』って言うわけか……」

 

 『鷹の目』とは狙撃手が長距離から対象を護衛するもので、護衛していることが敵にバレにくいというメリットがある護衛方法の一つである。

 

「ティナの腕前だったら余裕でこなせるだろうな」

 

 こう見えてティナは凄腕のスナイパーだ。2キロ離れた動く的の真ん中を撃ち抜くことが出来るし、他の銃火器もこなせる天才だ。

 

「そういうわけなので……これからよろしくお願いします……」

 

 なんとかそういうとそのままテーブルに突っ伏して寝息を立て始めた。弱点としては……あまり長時間起きることができないということだ。(もっとも任務が入った時などはそうでもないのだが)

 

 ひとまずティナを寝室に運びベッドに寝かせて毛布をかけてやると幸せそうな表情を浮かべ、見ているこっちがほっこりした。

 

 ……さてと、やることを終わらせますか。

 

 ひとまず食器などを片付けて風呂に入ろうとしたところで隣の部屋から機関銃の轟音が聞こえてきた。

 

「近所迷惑どころの騒ぎじゃねぇよ!?」

 

 聞こえてきたのはキンジの部屋からだ。すぐさま文句をいうために隣の部屋に向かうが、部屋の前に立った瞬間に義眼の能力が発動し、体感時間がスローになる。

 

 ドアを開けた瞬間に飛び込んできたのは7.62mmの弾が何発かこっちに飛んできている様子だった。

 

「危なっ!!」

 

 咄嗟にその場にしゃがみ、クラウチングスタートをするように玄関の床を蹴り、リビングに飛び込む。リビングでは腰だめにM60を構えた白雪と2本の小太刀を構えたアリアが一触即発の空気を出していた。ちなみにキンジの姿はどこにもなかった。

 

「……はぁ……」

 

 深いため息をつくと俺は縮地の要領で歩を進め白雪の目の前に行くと、ねこだましをして白雪の意識を逸らさせ、次の瞬間にM60をつかみマガジンを強制排出させて、無力化した。

 

「あのな……2人とも近所迷惑って考えたことあるか?」

 

 半分ぐらいドスの聞いた声で()()()いうと気まずそうに目を逸らす2人。その後、少しだけお説教をしたあとに部屋の修復をして自室に戻ったのだった。

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