「……魔剣の居場所とかは分かってるのか……?」
呆然とした状態から回復して改めて遥姉さんに聞いてみると、どこからか用意した資料を目の前に置いた。
「一応、
見せられた資料の中にはおおよその潜伏場所とされる、物件が何ヶ所かリストアップされていた。
「さらにここからは
「……随分と大掛かりな作戦だけど……結構な人数の生徒が関わるんじゃない?」
作戦の流れからして、かなりの大規模作戦を行うような見積もりだが……ここまで来ると情報の漏えいが心配なところではある。
「その点に関しては、教師が受け持つから安心よ」
「……待って、先生のバックアップを受けて生徒が任務をこなすということか……」
完全に予想外の答えが返ってきて俺は依頼を受けたことに後悔をし始めていた。
「まぁまぁ、学校っていうのは生徒を成長させるためにあるからね」
「……体のいい厄介事の処理っていうんじゃ……」
深いため息をついてお弁当の最後の一口を食べ切る。
「あっ、そう言えば……実家からティナが来たよ」
「あら……かなり早い到着ね……」
「遥姉さんはなんか知ってたの?」
「ええ、白雪ちゃんの護衛も務めるってことだけね?」
どうやら知らなかったのは俺だけのようだ。そんな事実に少しばかり不機嫌になるが、気持ちを切り替えて目の前の任務に集中することにしよう。
「とにかく、放課後から動き出すよ」
「はーい、それじゃあよろしくね?」
そう言って職員室から出て自分のクラスに戻るのだった。
放課後になり、真っ先に資料で目にした物件を調べる……のではなく、向かったのは
「あやや!こんにちはなのだ、京介くん!」
「どうも平賀さん、頼んでいた例のものは?」
「もちろん出来てるのだ!」
そう言って俺の前に出してくれたのは
「いつもすまないな」
「いいってことなのだ!こんな技術に触れられるだけでも幸せものなのだ!」
メンテと装填をして貰い、改めてお礼とお金を払うと資料にあった物件へと向かうのだった。
電車で都内まで移動し、怪しい物件を調べていくがどこもそのような証拠もなく捜査は手詰まりになっていた。
「さて……そろそろ帰るか……」
そう思い、物件を後にすると駐車場の陰に燕尾服を着た怪しげな男が立っていた。
「やあ、『天童 京介』くん」
「……なぜ俺の名前を?」
俺は警戒度を上げていつでもSOCOMを抜けるようにホルスターに手をかける。
「私は『蛭子影胤』。
「ッ……!お前も同類かよ……!」
既に戦闘態勢に入った俺はSOCOMを抜き影胤に向ける。
「では名乗ろう、第787機械化師団所属、蛭子影胤。君を殺す名前だ」
「……『黒鉄の武偵』天童 京介、お前をぶちのめす武偵の名前だ……!」
お互いに名乗りを終えた二人はすぐさま行動を起こす……!