緋弾のアリア〜黒鉄の拳闘士〜   作:零崎極識

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語彙力が乏しくて文の構成が難しいです……


燃え上がるWhite Snow 8

「ジャンヌ・ダルクだと……?火あぶりにされて死んだはずじゃないのか……?」

「あれはただの影武者だ。ご先祖さまはあの時から潜伏して着実に力を蓄えていたのだ」

 

 その結果、火に対抗するために氷の異能を使えるようになったのか……

 

「なるほど……でも君は俺の大切な子に手を出した、それは許されないよ」

 

 キンジは流れるようにベレッタを構える。

 

「だから傷付ける前に投降してくれないか?」

「ふん、そんな銃じゃこの私は傷つけられないぞ?」

 

 ジャンヌはそう言うと再び異能を使い周囲の温度を急速に下げていく。辺りには氷の結晶が広がっていき体の末端からじわじわと凍っていくのが分かる。

 

「くっ……なら!」

 

 俺はすぐに刀を抜いて横合いに一閃するがそれでも止まらない。

 

「ははは!これで貴様らは終わりだ!」

 

 高々と勝利宣言をするジャンヌの後ろから迫るひとつの影が俺の目に入った。

 

「はぁぁ!!」

「なに……!?」

 

 後ろからの攻撃に反応したジャンヌだったが勢いを殺しきれずに後方へと下がって行く。その瞬間に集中が切れたのか体が凍っていく現象が止まった。

 

「ナイスだ!白雪!」

 

 凍った部分をすぐに温めて最低限動けるようにすると刀を構えてキンジの前に立つ白雪の隣に立つ。

 

「キンちゃんに仇をなすなんて……許さない!」

「くっ、星伽白雪か……!大人しくしていればいいものを」

 

 大剣を構えて白雪の様子を伺うジャンヌに合わせて俺も刀を抜く。

 

「京介くん……今から私の本当の力を見せるけど……引いたりしない?」

「今更そんなことで引いたりするもんかよ、むしろキンジの方に見せてやったらいいんじゃないか?」

 

 すると白雪は寂しげな瞳をしてキンジの方に振り向く。

 

「キンちゃん……私の姿をみて嫌いにならないでね……?」

「あぁ、むしろ今以上に好きになってしまうかもね」

「……キンちゃん、ありがと」

 

 そして白雪は頭に巻いている白布を取る。

 

「ジャンヌ・ダルク、貴方は私には勝てない……なんと言っても実力が違うの。私は……G17の超能力者だから」

「なっ……!そんなのはハッタリにしか過ぎん……!それにそんなに強力なら短時間しか持つまい!」

「そうだね……だから次の一撃で勝負を付けようよ」

 

 白雪は刀を鞘にしまい居合いのような形で待ち構える。

 

「なるほどその騎士道精神に免じて……一撃で勝負を決めようじゃないか!」

 

 そしてジャンヌも大剣を構える。辺りが静寂に包まれ、先に動いたのはジャンヌだった。

 

「氷の奔流に飲まれよ!オルレアンの氷花!!」

 

 上段から氷を纏った大剣が白雪に襲いかかるが、それを待っていた白雪は落ち着いた様子で刀に手をかける。

 

「緋緋星伽神!」

 

 目にも止まらない速度で抜かれた刀がジャンヌの大剣と切り結ぶ。だが、その次の瞬間にはジャンヌの大剣が根元から折られて地面に突き刺さっていた。

 

「馬鹿な……こんなことが……」

「私の勝ちだね……」

 

 力を使い果たした白雪がその場に座り込む。キンジが慌てて白雪に駆け寄り、俺とアリアでジャンヌの身柄を拘束するのだった。

 

 そして翌日、俺たちで捕らえたジャンヌは武偵庁に身柄を拘束されることになったがこの事は他言無用と釘を打たれた。そしてキンジとアリアはまたいつものように喧嘩をする日々に戻り、たまに白雪もそれに混ざっている形になっている。

 

「それにしても……お兄さんのいる武偵校って凄いんですね……!」

「まぁな、とは言っても凄いのはほんのひと握りだよ」

 

 俺はティナとアドシアードの閉会式を一緒に見ているところだ。どうやら、白雪も最後のチアに参加するらしく、武藤なんかは血涙まで流していた。

 

「そろそろ始まるみたいだぞ」

 

 そして出てきたのはフリフリの衣装を身にまとったアリアと少し恥ずかしそうにしている白雪だった。

 

「おおーアリアも出てたのか」

「お兄さんの知り合いですか?」

「同級生だよ」

 

 何やらじーっとアリアの方を見つめるティナに微笑ましくなって頭を撫でる。

 

「な、なんですか……」

「そんな顔してると可愛くないぞ?」

 

 するとティナは少し恥ずかしがって俯いてしまった。そして、チアが始まると周囲の歓声に合わせてティナも盛り上がるのだった。

 

 無事にアドシアードも終わりティナと二人で寮へと帰っていると電話がなった。非通知の着信に俺は少しばかり警戒して電話に出る。

 

「もしもし?」

「……くふふ、ケー君久しぶりだねっ」

「理子……!?」

 

 電話をかけてきたのはハイジャックの時に逃げた以来連絡がつかなかった理子だった。

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