十二の異常な関係   作:ボルメテウスさん

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新年、あけましておめでとうございます。
新年という事で、セイントスさんの十三大戦の音狐とコラボさせてもらいました。
これからもよろしくお願いします。


十三番目の関係

その店に入ったのは本当に偶然だった。

 

いつもなら、知り合いの誰かと出かける休日が今日はたまたま一人で散歩し、いつも通っている喫茶店が今日は休みだったので、近くで見たことのない喫茶店があったので休憩がてら入ったつもりだった。

 

喫茶店の中は至って清潔で、モダンな雰囲気を出しているなかなか好みの店だったが、店の中にはなぜかポツリっと一席の机があった。

 

明らかにヤバいと思い、出ようとしたが、既に入り口はそこにはなく煉瓦の壁だけがそこにはあった。

 

「やっかいな事に巻き込まれたのか?」

 

「いやいや、正確には面白い事に巻き込まれたの間違いだよ」

 

俺のため息に応えるような明るい声が聞こえ、振り替えると先程まで空席だった席には一人の先客がおり、見た目はどこかの風来坊と思わせる格好をしており、雰囲気は一言で言えば猫のような奴が座っていた。

 

「とりあえずはコーヒーを一つ」

 

俺はそう言い席に座り、注文を言った。

 

「いやぁ、残念ながら俺はウェイターじゃないんだよ」

 

「そう、それじゃあ黒幕?」

 

「違う違う、俺も君と同じような感じ」

 

そう笑みを浮かべている。

 

「猫の戦士、好奇心で殺す、音弧」

 

「んっ?」

 

「なにって、自己紹介だよ」

 

「そうか、それじゃあ、そちらに、合わせて。

優勝商品、偶然に殺す、戯言使い。

あっコーヒーが来たか」

 

俺は言うと何時の間にか用意されていたコーヒーを手に、飲み始めた。

 

「なにやら、面白そうだな。

戦士かと、思ったけど、優勝商品ってなんだ?」

 

「何も、そのまんま。

前に俺は十二大戦の優勝商品にされたの。

まぁ、結局はうやむやになったけど」

 

「そうなのか、十三番目と商品。

どっちも、本来の大戦には関係なさそうだな」

 

「そうだな」

 

そう言いながら、目の前にいる音弧の正体について考えるが、どれもこれも外れなような気がする。

 

「聞くけど、お前の所の大戦にはなんか変わった事はあったのか?」

 

「おぉ、やっとその話か?」

 

「というよりも、俺達の共通点は今のところ、それしかないだろ」

 

「そうだな、細かい事を省くと皆ハッピーな結末だよ」

 

「そうか、実に単純だ。

俺はハッピーなのか、解らないが良かったと思えるな」

 

「それでそれで」

 

「大会の優勝はそちらに任せる。

とにかくは、俺から語る結果なんて、所詮は戯れ言だ」

 

あの大会、実際に動かしたのは墨野だ。

 

その墨野がいなければ、俺は生き残る事はできなかった。

 

「へぇ、まさかそっちの寝住はそんな感じか。

以外と友情に熱い奴なんだ」

 

「世界も違えば、実際の人物だって違って見える。

あいつの言葉だよ」

 

実際に墨野から見たら、俺もこいつもどちらかはいる世界、又はどちらもいる、又はどちらもいない世界を見ている可能性があるからな。

 

「だったら、やっぱりあの人は外せないだろ。

砂粒に失井、それに憂城」

 

「砂粒さんは俺の隣の部屋の住民でよく相談に乗ってくれる頼もしい人だ」

 

「そっ相談!?

相談というと、あの胸で慰めたりされるのか!?」

 

「いや、しねぇよ。

第一、恋人がいるのに、そんな事できるか」

 

「そうか、残念だな。

まぁ、俺はそれをしようとする度に折檻されるけどな」

 

「駄目じゃねかよ。

他には、確か師匠に散歩仲間だよな」

 

「一応聞くが、師匠は誰?」

 

「丑」

 

「地上最強の弟子か、お前は」

 

「似たような事はされるが、俺の強さは一般人から抜け出せない、唯の一般人だよ」

 

「戯言使いという時点でそれはないだろ」

 

「後は香奈江さんが家に来たり、丹羽ちゃんがなぜか家にいたりするって!?」

 

そんな話をしていたら、先程までの笑みはどこえやら、この世全てを恨んでいるような顔をして、こちらを睨みはじめた。

 

「どうしたんだ?」

 

「別に俺にだって、異能肉や庭取などともイチャイチャしているからね」

 

そう言うと、なぜか音弧の後ろの空間から写真が出てくると、そこに写されている写真は伊能によって撃ち抜かれている所だったり、積田兄と仲が良さそうにしている丹羽ちゃんを見ている積田弟と一緒に嫉妬しているのを眺めている光景が写真として出ていた。

 

「なるほど、この空間は知りたい事が写真が相手の背後から出てくるのか」

 

「しっしまった!!

こっちのアドバンテージがあぁぁ!!!」

 

そうしている内に様々な写真が現れていき、音弧の後ろには音弧の十二大戦が、俺の背後には俺の十二大戦が映し出された。

 

「人が一人に物語があるとは言ったけど、まさにそうだな。

俺では決してたどり着けない結末をお前は迎えたんだな」

 

「それはお前もだろ。

お前の方も、色々とやばいな、お前の戦い程、戦士同士の協力など考えられない程多かったからな」

 

そう考えれば、俺の戦いではチーム戦という面が多くあり、個人戦が多かった向こうとは大きな違いがあるな。

 

そんな話を終えると共に、互いの後ろにドアが作られており、ドアが開いた。

 

「どうやら、もう時間らしいな。

案外早い事で」

 

そう言い、音弧は席を勢いよく立ち上がると、そのままドアへと向かった。

 

「まったく、奇妙な奴だったぜ」

 

俺はそう言い、喫茶店から出る事にした。

 

「あっそう言えば、料金を払って」

 

そう言い、後ろを振り返るとそこには既に喫茶店のドアがなかった。

寝住達が出会った戦士は

  • 失井
  • 妬良
  • 断罪兄弟 兄
  • 断罪兄弟 弟
  • 必爺
  • 庭取
  • 異能肉
  • 迂々真
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