「一応聞くけど、十二大戦の出場者が全員が俺の知り合いだった訳なのか」
俺はあの後、墨野に連れられ、地下の下水道に入り、そこで再開したのはマンションで隣の部屋に住んでいる柚木さんだ。
「そう、今まで君から聞いてきた奇妙な人達の特徴と今回の十二大戦の出場選手の特徴が面白いぐらい一致しているの。
これはある意味大戦が戦う理由の為にわざと用意した罠だと思うの」
そこまで聞くと確かに特徴が一致している人物が多い。
旅行先で襲いかかってきた双子もそうだが、白髪に赤い目の人物なんてあいつしかいない。
そういう意味でも余程の事がないと間違えない人員がここまで集まるとは思えない。
「だけどなぁ、味方になってくれる人はいるのかなぁ?」
「確かに、はっきり言うけど、こいつと友好関係を持っている奴らもいるが、それ以上にこいつに対する独占欲が強い奴が良い意味でも悪い意味でも大量にいるぞ」
「まぁ、それは」
否定できない所がつらい。
俺の知り合いにはこれまで見たことがなかった丹羽ちゃんの一面もそうだけど、もしもあの人がいたりしたら、かなりやばいな。
「まぁあえて君の関係について深く聞かなかった私も問題だったけど、まさかここまでとはね」
「それはそれはなかなか面白い話をしておりますな」
そうした声が聞こえて、下水道の先を見ると山羊の角を生やした老人がいた。
「辻のじっちゃん!
辻のじっちゃんも参加していたのか」
「久しぶりじゃな、まさかこんな所で会うとは思わなかったぞ」
「一応聞くけど、どういう知り合い?」
「俺の隣に住んでいる女の子で、その子と一緒に遊んでいる時によく会う人だ」
「それは、この子の命を助けるという同盟相手と考えて良いのですか?」
「あぁ儂にとっても、孫のような存在じゃからな。
生きて貰う為にも、儂も協力させてもらう」
そう言うと辻のじっちゃんはブルーシートによっこらせと、腰をかけた。
「それで聞きたいのじゃが、これから言う名前でお主が知り合いはいるのか、または敵対している関係はあるのか答えて欲しい」
「それは確かに、それを知れば説得する材料が十分あると思うよ」
「知り合いか」
そう言うと辻のじっちゃんは一人一人の名前を言ってきたが
「まさかここまでとはな。
お主は本当に変わっているな」
「まぁそれがこいつだからな。
どこにでもいそうな奴だから、そういう奴に限って面倒な事に巻き込まれるだけの話だろ」
そう言いながら墨野は眠そうにあくびをしながら答えたけど、まさか知り合いがここまでいるとはな。
そう悩みながら俺は寝ころぶようにして、墨野のそばで寝ころぶと、他の二人には聞こえないようにアイコンタクトで会話する事にした。
『それで俺ってどれぐらい生き残れるかな』
『三割で死亡、三割が心が死んで、三割は社会的に死ぬ。
まぁお前にとって幸福はその内の六割はお前にとっては幸せな結果?になるんじゃないのか』
『笑えねぇ』
それだけ聞くと、再び立ち上がるが、今後の行動は慎重に行かなければならない。
「あれ?
そういえば聞きたいのだけど、今のその十二大戦ってどれぐらい死んでいるんだろうか?」
「君達の話を聞いた限りは亥は殺されていたよ」
「・・・それってやばいな。
もしも俺の予想が正しければ」
その言葉と共に三人共、立ち上がり、俺の見つめる先を見ると、次々と地面が落ち始めていた。
「これは!!」
「俺の知り合いの中で厄介な双子がいて、その片方が周囲の状況を地面からの振動によって把握できるっていう厄介な能力を持っているんだ!!」
その言葉と共に全員が一斉に走り出すと、共に雪崩れのように下水がこちらに溢れ出した。
「とにかく、このまま外に出ないと危険だよ」
「だけど、その先には罠があると思う」
あいつらはそういう所は用意周到だから、厄介なんだよな。
「なぁ未の爺さん、あんたの持っている爆弾をあそこらへんに投げてくれない」
「なぜじゃ?
こんな状況で爆発を起こせば、ただでは済まないぞ」
突然の事でじっちゃんはそれには応じなかった。
「辻のじっちゃん、今はこいつを信じてやって。
こいつの考えは今は信じられるから」
「はぁ、お主がそう言うならば試しにしてみるかの。
どちらにしろ、危険なのは変わりないしな」
そう言うと辻のじっちゃんはすぐに爆弾を前の方に投げ、同時に爆風がこちらにまで伝わってきた
「ぎゃあああぁぁ!!」
それと同時になにやら叫び声が聞こえ、見るとそこには見たことのある灰色の男が空から落ちてきた。
「こやつは」
「お前は、積田兄!!」
「略して呼ぶな」
俺の呼び方が気に入らなかったのか、反射的に突っ込みをいれたが、そんな突っ込みを無視して、柚木さんの行動は驚く程早く、すぐに積田兄の武器を取り上げ、後ろの土砂に投げた。
「てってめぇ」
「はいはい、さっさと飛ばないとお主も死んでしまうぞ、頑張って運ぶんじゃな。
もしも振り落としたりしたら、その時点でボンっじゃぞ」
そう言うといつの間にか用意していたのか、辻のじいちゃんは手に持っていた爆弾を見せながらロープを俺達に巻き付けて、積田兄を脅していた。
「貴様ら、地上に出たら覚えていろよ!!」
さすがに従わないと危険と判断したのか、積田兄は空を飛ぶ能力である天の抑留を使い始めた。
途中で危険な事もあったが、なんとか無事に地上に出る事ができた。
「死ぬかと思った」
「実際に死にそうになったからな、とりあえずはこれで4人の戦士は集まったね」
「おい、誰がてめぇらと協力するかよ!!」
「それは残念じゃ、それではここで死んでしまうしかないのかな」
そう言い、じっちゃんは手に持っていたスイッチを見せると積田兄は顔を青くさせた。
「くっそ、こいつをぶっ殺すチャンスが!!」
「まぁ不幸だと思って、大人しくついて来る事じゃな」
そう言い辻のじっちゃんは笑っていたけど、意外と容赦ないんだな。
「というよりも、この状況は協力しないとやばいと思うぞ」
そう言い、墨野が指を指した方を見ると、いつの間にか鳥の大群が空を舞っていた。
「そうじゃな、あれのようになりたくなかったら、逃げるしかなさそうじゃな」
そう言い辻のじーちゃんが指を指した方向には車などが燃えさかっている中で首がない状態で歩いている積田弟と、それに従うように大量の鳥がいた。
「・・・まさかこの状況って、組んじゃったの。
憂城と丹羽ちゃん」
「・・・まさかネクロマンサーがいるとはな」
そう言い絶対的なピンチの中に立たされた。
キャラクター紹介
砂粒
主人公が住んでいるマンションの隣で住む隣人。
ばったり会う事が多く、話の中で大戦出場選手が主人公の関係者だという事にいち早く気づく。
断罪兄弟
かつての仕事先の病院で主人公と出会った為に仕事を邪魔された事を根に持ち、主人公を殺そうとした。
作戦としては土砂崩れの中で逃げている主人公が兄が捕まえるという作戦だったが、墨野の作戦により爆風で制御が効かなくなった所で捕まる。
必爺
孫と一緒に遊んでくれる主人公の事を孫のように大事に思っており、彼を生き残らせる為に砂粒の同盟に入る。
寝住達が出会った戦士は
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失井
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妬良
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断罪兄弟 兄
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断罪兄弟 弟
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必爺
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庭取
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異能肉
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迂々真