「あぁもう、さっきからうざいなぁ、あの鳥はぁ」
先程、香奈江さんに攫われたまま逃げていたが、建物の中に入ろうとしても鳥達は変わらず追いかけ続けきた。
「香奈江さん、ここは他の皆と一緒に合流した方が良いんじゃないですか?」
「問題ねぇよ。
お前を守るのはアタイだけで十分だ。
お前が近くにいるだけで、アタイはどれだけいようと勝てる自身があるからな」
そう言い、香奈江さんは走るのを辞めようとせず、ただ走り続けていた。
「ならば、少しは周りの状況を見たらどうだ」
「っ!!!」
どこからか聞こえてきた声に警戒して、香奈江さんは一瞬でそこから飛ぶと、一瞬で現れた樫井師匠がこちらに向けて放たれた銃弾を全て切り裂いていた。
「しっ師匠」
「女性に背負われての再開とは、君は本当に面白い再開ばかりするね」
「てめぇは」
そう言い、樫井師匠の登場で警戒し始めたのか香奈江さんはさらに警戒を強めたのか自身の胸に俺の頭を押さえつけた。
「んぐぅ!?」
「辞めたまえ、守っているつもりだが、それだと彼が窒息して死んでしまう。
それは私が望む事ではない」
「うるせぇ、お前に言われなくたって、こいつはアタイが守るって決めているんだよ!?」
そう言いながら、香奈江さんは俺を抱き着いたまま樫井師匠と攻撃してきた何かに警戒して、見つめる。
その先には鳥達によって身体から穴だらけになっている伊能とその後ろは憂城と丹羽ちゃんが立っていた。
「本当、面白くない事をしますね。
とっと死んでくれないかしら」
「僕にとっては良く分からないけど、それでもお友達が沢山できるのはうれしいよね。
そうだよね、親友」
「どうやら、君の周りには奇妙な縁が集まる傾向があるようだね」
そう言いながら、樫井師匠は戦う姿勢を崩さず、目の前にいる三人を殺そうとしている。
「辞めてぇくれ」
これ以上、俺の目の前で知り合いが、大切な人達が殺し合うのなんて
「まったく、本当にギリギリのタイミングだな」
「あぁ?」
聞こえてきた声でふと首元の違和感を感じると共に俺は首輪がない事に気づき、大急ぎで俺は香奈江さんから離れると、隣に立っていたのは墨野がいた。
「墨野」
「本当にやばかったぜ。
正直、全員で協力しないと死ぬ所だったぜ」
そう見てみると、周りにはいつの間にか集まっていたのか柚木さんや辻のじっちゃんと言ったメンバーが集まっていた。
「さて、ここで皮肉にも十二大戦、参加者全員が集まったね」
「えぇこれが本当の意味で十二大戦本番ですかな」
そう言い、各々が武器を構えながら、警戒をしていた。
『それで、なんか案があるのか?』
『そんなもん、思いついていたら、とっくに行っているよ』
そう、ここにいるのは柚木さんと墨野が除く全てのメンバーは戦うのになんの迷いもない。
そのような状況でどうやって
『一つあるけど』
『案が?』
『あぁ、ある意味これはとんでもない賭けだぜ。
成功する確率は三分の一っていうある意味大当たりな賭けだ』
墨野から出された案を聞き、それは確かに成功できるか分からないけど
『やってくれ』
『分かった』
そう言うと墨野は腰にあった剣を取ると、そのまま首元へ添えた。
「なっ」
「おっと、動くなよ。
ここで動いたら、こいつの首がなくなっちまうぜ」
「てめぇ、なにをしやがる!!
早くそいつから離れろ!!」
それに気づいた香奈江さんは近づこうとしたが、墨野は少し力を込めて、俺の首元を傷つけると、動きを止めた。
「悪いけど、これは本気だからな。
俺は別にやりたくないけど、こうでもしないとお前ら戦うだろ」
「なるほど、全員の主な目的が彼の無事を願う事ならば、これ程効率的な脅しはないな」
「そういう事、まぁ俺としても、さっさと終わらせる為にもこうしているだけだからね」
そう言いながら、墨野が動きを抑えてくれているおかげで、全員の様子は確認できる。
「それで君の目的はなにかね?」
「ふと疑問に思ったんだけど、この十二大戦はバトルロワイヤルなのに目的の場所が未だに分からない状態だから。
どうしたら判明できるのかずっと疑問だったけど、最初から分かっていたんだよな」
そこからあらかじめ持っていた紫色の宝石のような何かを取り出した。
「それは」
「獣石って言って、なんか記念に持っておけと言われた物。
でも、どういう意味なのか分かったよ。
という事で全員、出して」
「誰がそんなこ「今は従った方が良さそうだよ。彼は本気で殺そうとしているし」くっ」
そう言い、全員はが持っていた獣石をこちらに渡すと
「それじゃあ、これを組み合わせてみて」
「分かった」
俺はそう言われて、獣石を合わせて見ると
「んっ?」
「どうしたの?」
「いや、なんか文字が見えたけど、これって」
獣石の中にあったひらがなを合わせて見てみると
【さいしょにめざめたばしょ】
「あそこか」
どうやら目的地は皮肉にも、俺が最初にいた場所だったらしい。
「なるほどね、だったらそこまで案内してくれる。
あぁ分かっていると思うけど、俺を殺そうとしたら、こいつも死ぬからね」
それだけ言うと墨野達を連れて、最初の場所へと向かった。
『賭けは成功か?』
『いいや、道中に油断するとゲームオーバーだ。
まったく、なんていう無理ゲーだよ』
『帰ったら、手伝ってやるよ』
そうして案内していき、やっと目的の場所へとたどり着いた。
そこには何やら不気味な雰囲気を出しているシルクハットをかぶっている男がいた。
「おめでとうございます。
全員が生きているという訳ではありませんが、全員ここに集まるとは私共の予想を超えておりました」
「それで、これで大戦は終わった感じなの?」
「えぇ、大会終了時に最も優勝賞品に近かった子様の優勝でございます」
「なるほど、優勝条件っていうのはそういう事ね」
「やっと肩の荷が下りた」
そう言うと俺と墨野は同時に地面に座り込むように倒れた。
だがそんな俺に待ち受けていたのは、腹に二つの衝撃が襲い掛かってきた。
「おい、大丈夫か!!
怪我もあるけど、生きているよな、大丈夫だよな」
「首元がこんなに怪我をして、大丈夫ですよ!!
すぐに包帯で巻きますから」
そう言いながら丹羽ちゃんと香奈江さんはそのまま俺を取り合うように引っ張る。
「ちょ、ギブギブギブ!!!」
俺はなんとかしようと思い、他の人々を見たが、津久井さん達は呆れたような目線しか送ってくれなかった
「もしかして、途中から二人共お芝居していたの」
「いや、本気で殺そうと思っていた。
そんで、こいつも本気に答えてくれただけ、ただちょっと疲れたけどね」
そう言いながら墨野は向こうで他の選手と雑談しており、こっちに来る様子がまったくなかった。
寝住達が出会った戦士は
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失井
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妬良
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断罪兄弟 兄
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断罪兄弟 弟
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必爺
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庭取
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異能肉
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迂々真