「もしも一つだけ願いが叶うとしたら、なにが良い」
十二大戦が終わり、朝焼けに包まれている道を歩いていると墨野が突然そんな事を言い出した、墨野の話を聞きながら、俺はいつものように弁当を食べながら考える。
「それって、十二大戦でもらった権利だったけ?」
「あぁ、正直言って、俺は強制参加させられたから、あんなに危険な事があったけど、なとか手に入れた権利だけど、特に叶えたい願いってのもないからな。
いざ叶うっと言われても正直思いつかないからな」
「それで俺に意見を求めるってね」
「まぁこれもルートの一つだと考えている」
「それじゃあ、他の奴にも聞いたのか?」
「まぁな、でもどれもしっくり来ないしな」
「へぇどんなのだ?」
「お前を監禁したい」
「誰の願いか大体わかった」
あの十二大戦以降、丹羽ちゃんはこれまで表に出していなかった裏の顔というのが出始め、俺のベットにいつの間にか潜り込んでいたり、行く店で会う回数がこれまで以上に多くなっている。
「ついでにこの光景もばっちり見られている訳だけど、俺は特に被害はないからどうでも良い」
「俺は俺で大きく被害があるけど」
「他には不老不死」
「辻のじっちゃんだな、それは」
「なんでも子孫を守り続けたいと言っているけど」
「まぁじっちゃんらしいと言えばじっちゃんらしいな」
十二大戦の中で最も多くの戦争に参加してきたじっちゃんだからこそ出た答えはある意味予想できやすい。
「他にも面白いのがあったけど、どうにもピンと来なくってな」
「ふぅん」
「それでお前にもそれを聞きたいんだけど、お前ならなんだ?」
「俺か?
俺は特にないな」
「そうなのか?」
「なんだ、意外そうな顔をして」
「いや、お前の事だからてっきり、あれが欲しいとか言いそうだけど」
「そういうのは自分の力で手に入れるからこそ面白いんだよ。
他人の力で手に入れても、その時の満足感の違いは大きいだろ」
「まぁ確かにな」
「まぁあえて言うならば彼女が欲しいかな?」
「それだったら酉と寅に言ったら?
あの二人だったら、速攻OK言うだろ」
「いや、あの二人の片方に告白したら、確実に死ぬぞ」
二人共付き合い長いから良いけど、なんというか、付き合った時点でもう片方が殺しに来そうだし
「まぁ俺も見たけど、他人の修羅場って結構面白かったぜ」
「見たのかよ」
もう既に見ていたのか、墨野は愉快そうに笑った。
「まぁもしも願いが叶うとしたら、俺はこんな世界が続いたら良いな」
「はぁ?」
「簡単な答えだよ。
お前とこうやった雑談をしながら帰る道や、丹羽ちゃんと会話する部屋、時々お菓子を作れる柚木さん、修行をつけてくれる頼もしい師匠に、よく遊んでくれる辻のじっちゃんや津久井さん、酔っぱらているけど励ましてくれる香奈江さんに、戦う事はあるけど、案外乗りの良い積田兄、散歩でよく会う憂城。
そんあ普通ではありえない関係の多くある俺だけど、結構気に入っているからな」
「まぁいつかは崩れるだろうな。
お前は巻き込まれやすいけど、助かる事は多いけど、俺達は戦士だ。
いつか、どこかで殺される可能性なんて山程ある。
それも12年後にはまた十二大戦が始まる」
「だからこそだ。
いつ死ぬか分からないし、生きているうちに崩れる事もある。
だけど、そうしない為に考えて、行動して、生き抜いて、死んだときに生きていて良かったと思えるように生きる。
人間は、そんな適当で良いんじゃないのか?」
「お前って、よく分からない事も言うな」
「まぁ俺が適当に言った事だからな、気にするな」
そう言い、俺は手を振りながら答えた。
「まぁそうだよな、別に願いを言うのに期限があるわけでもないし、生きている内に見つかれば良いか」
本編終了記念で、現在アンケートを行いたいと思います。
活動報告でアンケートを行ていますで、皆様の応募、お待ちしています。
寝住達が出会った戦士は
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失井
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妬良
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断罪兄弟 兄
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断罪兄弟 弟
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必爺
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庭取
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異能肉
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迂々真