特異点の白夜   作:DOS

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しばらくの日常的な話
『遊園地はスリルに始まる』


 

 

「マフィアランド?」

 

朝、広間のテーブルで灯夜とリルとコルとルイと食後の紅茶を飲んでいる時に灯夜が話した。

 

「ああ、9代目から招待をもらってな。行ってみるか?」

 

「灯夜ー。マフィアランドって何?」

 

朝食にパスタを食べていたリルは灯夜に質問する。

 

「マフィアランドっていうのはいろんな善良マフィアが資金を出し合って作ったリゾートアイランドで遊園地で遊んだり海で泳げたりする楽しいところだそうだ」

 

「遊園地!光努行こっ!」

 

「行きたい」

 

「へー遊園地か。俺もたまには遊ぼうかな」

 

「ルイは直ぐにバテるだろ。でも楽しそうだ。行こうぜ灯夜」

 

「俺は急用があっていけない」

 

「急用?」

 

「前から招待はもらってたんだが俺は用事が出来たから光努、代わりに行って来い」

 

「しょうがないな。リル、コル、ルイ!4人でマフィアランドに乗り込むぞー!」

 

「「「おー!!」」」

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

光努side

 

そしてやってきたのは豪華客船。どこからどう見ても立派な豪華客船。

さすがマフィア連中が金をかけただけある。果てしなく豪華な船だ。

 

「おおー、これは豪華な船だ」

 

「やったー!船だー!」

 

「楽しみ」

 

「もう・・・無理・・・疲れた」

 

「「「・・・・・・」」」

 

ルイが早くもバテてしまった。ホントに体力がないやつだ。

まあ予約されてる部屋があるから寝かせて来るか。

 

「リル、コル。俺はルイを部屋に置いてくるから先に食堂に言ってろ」

 

「はーい」

 

「わかった」

 

リルとコルはすぐさま船の中に入って走っていった。そういえば二人とも食堂の場所知ってるのか?この船来たばかりなのに。

 

イリスファミリーで暮らし始めて知ったがリルはかなり方向音痴だ。気づいたら妙な場所にいることがしばしばある。前にお使いに行くリルをつけて行ったら歩いて5分のスーパーに行くのに2時間くらいかかってたっけ。まあトラブルもその時はいろいろとあったけど。

 

コルはそうでもないからリルもいつも迷子になるわけでもないのだけどな。二人がはぐれたら大変だな。まあリルといえど船の中から出ることはないと思うけど。

 

「さてと、まずはルイと荷物を運びに行くかな」

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

「コルー、こっちこっち!」

 

「そっちって食堂じゃないんじゃないの?」

 

「きっとこっちだよ!早くー!」

 

「はいよ」

 

光努の想像通り、リルとコルは迷子になっていた。正確にはリルがコルを連れ回して迷子になっているという感じだ。コルからしたらまあ別に迷子になっても船からでなければいいかな?という感じでリルに連れ回されてる。

 

「!?」

 

「どうしたの?」

 

「気配がする。あえて隠してないって感じの」

 

「ホントだ。あの鎧からするね」

 

壁に寄り添うように建てられた甲冑。そこから少し気配が漏れているのはリルとコルは感じ取った。子供だけどこの二人には気配を感じるくらいならわけないようだ。

 

「水穿の太刀!!」

 

リルの取り出した小太刀で鎧を一突きにする。まるで鎧が紙のように一気に小太刀が貫通した。刺さる瞬間甲冑の兜のみが飛び上がってコルの頭の上に降り立った。

 

「ちゃおっす。久しぶりだな、二人とも」

 

兜を脱いで現れたのは赤ん坊。小さい鎧を着込んで騎士の姿(というよりコスプレ?)をし、胸に黄色いおしゃぶりをつけた赤ん坊だった。

身のこなしはもはや赤ん坊ではないが。

 

「リボーンだ!やっほー!」

 

「久しぶり。来てたんだ」

 

「オメーらがいるってことは、灯夜も来てるのか?」

 

「ううん。灯夜は用事があるから来れないって。代わりに光努が来てるよ」

 

「イリスの新しいボスだってな。9代目が言ってたぞ。俺も会ってみてー」

 

「船の中にいるから後で会えるよ」

 

「リボーン遊ぼ!」

 

「悪いな。今は隠れてる途中だ。後でな」

 

「うんわかった!またねー」

 

「ばいばい」

 

「ちゃおちゃお」

 

マフィア界最強の赤ん坊、黄色いおしゃぶりアルコバレーノ、リボーンとリルとコルは知り合いだった。

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

光努side

 

「さてと、ルイも荷物と一緒に部屋に置いてきたし。食事でもするかな」

 

二人とも食堂にいればいいんだが・・・・・・まあなんとかなるよね。

食堂に向かう廊下を歩く。

 

「光努ー!」

 

「ん?リルにコル。食事は食べたか?」

 

「「食べてない」」

 

「・・・・・・・コル?」

 

「ちょっと船を探検してた」

 

リルに連れ回されてたか。まあちょうどいいからみんな(ルイを除く)で食事にするかな。

 

「よし!食事にするぞ!」

 

「「おー!」」

 

そしてやってきたのは食堂。

 

「高級料理だー!」

 

「これ全部食べていいの?」

 

「あはは、俺たちの分だけな」

 

予約席に座って全部食べた。

そして時間は流れて船はマフィアランドに到着。

なんか船の中で色々と騒動があったみたいだけど・・・・まあついたから別にいいかな。

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

「おー!遊園地だー!」

 

「すごーい」

 

「光努、俺ホテルで休んで来るよ」

 

「はいはい、いってらっしゃい」

 

やってきたのはマフィアランド!

島全体が遊園地やビーチそれにホテルなどの施設もいくつも存在する南の島のパラダイス。まさにドリームアイランド!

マフィアも遊ぶものなんだな。まあ仕事だけじゃやってらんないよね。

 

 

♪~♪~。

 

 

「もしもし?」

 

『よう光努、俺だ。楽しんでるか?』

 

「灯夜か。これから楽しむところだ」

 

『着いたならちょうどいい。入島手続きをして来い。責任者はお前だからな』

 

「え~」

 

『じゃあよろしく』

 

 

ブチ。

 

 

要件だけいって切りやがった、まあ手続きくらいならいいか。

 

「光努ー!ジェットコースター乗ろ!」

 

「僕は観覧車に乗りたい」

 

この二人は面白いな。見事に正反対のことを言ってるよ。

性格の問題か?双子とか三つ子って性格が変わるというからな。

 

「俺はとりあえず入島手続きをして来るから二人で遊んでこい。後で合流するからな」

 

「わかった!」

 

「いってら~」

 

一旦リルとコルと別れて手続きに行く。

そして『INFORMATION』と書かれる建物に入る。

 

「さって、受付はっと・・・ん?」

 

受付に人がいた。基本的に気にも止めないと思うけどそこにいたのは子供。

多分中学生くらいのツンツンした髪をした気弱そうな少年だった。

ここに来ているってことは代表?マフィアの?自分で言うのもなんだが中学生でボスになる奴なんていないだろ、普通。

 

「沢田ツナです。ボ・・・ボ・・ボンゴレファミリーの・・・・・・」

 

ボンゴレファミリー!?9代目のファミリー。

ということは9代目の部下の家族とかかな。9代目がボスなんだからあの少年、ツナって言ったか。ツナがボスなわけないからな。ボンゴレファミリーがボス2人で構成されているならわからんが(まあないと思うけど)

 

「すみません。白神光努。イリスファミリーです」

 

 

 

 

 

 




やっとツナ登場。

一応オリジナル話多数だけど原作にもちゃんと入りますよ。
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