特異点の白夜   作:DOS

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『毒?何それ、飲んだらまずいの?』

 

 

 

 

獄寺がやられて運び込まれたのは並盛中学の保健室。

 

とりあえず治療して寝かせて今は安静にしている獄寺君。

 

そばにいるのは先ほどのツナと山本、それに保険医のシャマルという男性に、毒々しい果物を持ってきたビアンキという女性。つーか何このパーティー?

話を聞く限りビアンキは獄寺の姉らしい。嘘だ!だって似て・・・似てるか?

 

「で、あんたは誰よ」

 

「お前誰だよ」

 

「そういや初めて見るな」

 

上からビアンキ、シャマル、山本。まあこの三人とは初対面だったから。いや、山本は確か祭りの時にチラッと見た記憶が・・・・・まあ今はいいか。ていうか黒曜の制服で余計に睨まれてんだけど。ビアンキから殺気が・・・・。

 

「名前は光努。よろしく」

 

「お近づきよ。飲みなさい」

 

といってどこからか取り出したのは缶ジュース。スポーツドリンクのロゴの入ったそこらへんの自販機に売ってそうな缶。少し水滴がついてるからよく冷えてるもと思われる。ま、くれるならぜひもらっとこう。

 

「サンキュー。いただきマース」

 

「ちょ!光努!それ飲んじゃ!」

 

カシュ!!ゴクゴクゴク!プハー!

 

正直味は微妙。ていうか美味しくない。こういうのが好きな人間がいるのだろうか。まあ人の味覚はそれぞれで少し変わるからな。中にはゲテモノ好きとかいるし。

 

空の缶をおいて周りを見ると何か皆驚愕してる。え?どうした?

 

シャマルとツナは「うそーん!」って顔でビアンキは「そ、そんな!」みたいな顔で山本は「え?マジ?」って感じ。一体本当にどうしたのだろうか?

 

(ちょ!あれどういうことシャマル!)

 

(あきらかにおかしい!ビアンキちゃんの料理は全部ポイズンクッキングのはず。

それは自販機のジュースだろうと例外じゃねえ・・・)

 

(あの光努ってやつ全然平気そうっスよ・・)

 

(くっ!私の料理が効かない!?こいつ何者)

 

「ツナの知り合いだっけか?」

 

「あ、うん。前にマフィアランドで少し・・」

 

「つーことはオメエどっかのファミリーの人間か?」

 

「ああ、イリスファミリーってとこ」

 

「イリスか。そういえばつい最近ボスがで来たって言ってたな。いきなりボスが現

れるなんて、ファミリーからしたら吃驚だろうな」

 

「ホントホント俺も吃驚だよ(いきなりボスだし)」

 

「だろうな(どこぞの人間ががいきなり自分の上司になって大変だな)」

 

「あのさ、シャマル。光努がそのボスなんだって」

 

「は?」

 

思わずシャマルの顔がポカンと。よく見たらビアンキの方も「え?」って感じの驚いた顔に、山本は笑いながら頭の上に「?」だ。

 

「お前がボスってことは、灯夜にはもう会ったか」

 

「あれ?灯夜の知り合いか。今は仕事中じゃね」

 

「黒道灯夜。昔仕留めそこなったわ」

 

「え?」

 

「まあ今は依頼人が消えたから依頼の方もなくなってるし、ていうかもうあいつとは関わりたくないわ。消えてくれないかしら」

 

灯夜・・・お前一体ビアンキに狙われた時に何したんだ。結構な嫌われようだぞこれ。

 

「昔結婚前の灯夜の彼女の朝菜ちゃんナンパしてな、そのあと待ち合わせしてた灯夜が来てけり倒されたんだよな」

 

「まさか朝菜に手を出すなんて。自業自得だね」

 

「おめー、意外とひでーやつだな。今灯夜家に戻ってるのか?」

 

「ああ、俺もそこに居候中。あとリルとコルとルイがいるぞ」

 

「あいつらもいるのか。相変わらず朝菜ちゃんはきれいなんだろうな。リルはきっと将来美人になるぞ」

 

「シャマル。お前まさかロリ・・・」

 

「ちげーよ!!いくらなんでも守備範囲外だ!俺をなんだと思ってやがる!」

 

「何って・・・見境無い女たらし?」

 

「ちげーよ。ちょっと可愛い子がいたら声をかけてるだけだ!」

 

それって同じなんじゃ・・・・。

 

保健室から出るとリボーンとツナが廊下で何か話していた。

 

ボンゴレ9代目から手紙がツナ宛に来たらしく、12時間以内の六道骸一派を捕らえてこいと。凶悪な脱獄囚を中学生に捕まえろとか9代目は意外と厳しいんだな。普通はしないと思うがマフィアらしいのかねー?成功したらトマト100年分、断ったらお陀仏らしい。

 

そしてとうの本人のツナは逃げたと。

 

「ようリボーン」

 

「ちゃおッス、光努。日本にみんなできたんだってな」

 

「知ってたのか。今灯夜ん家に住んでんだ」

 

「そうか」

 

「そういえばさっきの話。六道骸だっけ」

 

「ああ。今は黒曜中に転入してるらしいが、お前も黒曜だとは思わなかったぞ。も

しかして骸を知ってるか?」

 

「知ってるけど」

 

「・・・・・・(ホントに知ってるとは思わなかったな)」

 

「あいつ結構面白いやつだったよ。まああったのは一回だけだけど」

 

「そうか。今から骸討伐に行くけど光努も来るか?」

 

「そうだな、骸のところ行くつもりだったしな」

 

「よし、じゃあ後でツナん家集合な。これが地図だ」

 

「サンキュ、リボーン」

 

 

 

 

***

 

 

 

「てめーこんなところで何してやがる!」

 

ツナの家に行って早々絡まれた。名を獄寺隼人。中学2年生。

さっき千種と戦った爆弾野郎だ。結構な重症だったけど平気そうだな。シャマルって腕がいいんだな。

 

隼人の中ではまだ俺は黒曜の敵って認識だから会ったら睨まれたよ。

 

「よう、ツナの知り合いで光努だってな。俺は山本武。よろしくな」

 

「よろしく武。光努とでも呼んでくれ」

 

「山本!敵と馴れ馴れしくしてんじゃねーぞ!」

 

「おいおい、ブッ倒れたお前保健室に連れて行く前に応急処置したの光努だぜ。感謝しろよ」

 

「なっ!」

 

「ところでなんでビアンキはリスの頭かぶってるの」

 

一応言っておくけどリスの頭の着ぐるみだから。本物じゃないぞ。

 

「えっとね、獄寺君ってビアンキの顔見たら腹痛になる体質で」

 

どんな体質だよ!お前ら姉弟だろ!?

 

「武、それ何持ってんの?」

 

「これか?家で作った寿司と茶だ。後で光努も一緒に食おうぜ」

 

「お前んち寿司屋か。今度行くよ」

 

「おう、まってるぜ」

 

武は中々フレンドリーだな。獄寺と正反対。面白いなこの二人。

 

「よし、じゃあ皆揃ったところで、骸退治に出発だ」

 

リボーンの号令で俺たちはLet's骸狩り。

 

 

 

 

 

 

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