特異点の白夜   作:DOS

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『武VS犬、コングってどういう意味だっけか』

 

 

 

 

 

黒曜ランド到達。

 

武、落ちる。

 

犬、突入。

 

武VS犬。

 

前回からここまで来たのにそう時間はかからなかった。

 

黒曜ランドに着いた俺、白神光努と愉快な仲間達。

とりあえず正面の柵をビアンキのポイズンクッキングで溶かして中に突入。

ちょっと歩いたら犬が飛んできて武を突き飛ばす。

突き飛ばされたら地面が落とし穴になっていて下の空間に真っ逆さまに落ちる。

犬が穴から武の場所に飛び込んで下で二人が戦うことになった。

大まかなあらすじはこんな感じで、次から本編!

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

「山本気をつけて!影に何か獣いる!」

 

どうやら武が落ちたのはもともとは黒曜ランドの植物園だったガラスのドーム状の建物。今は土砂崩れの影響で土に埋まり、さっきみんなで歩いていた場所は植物園の天井をだったらしい。武が落ちて犬が入ったのは土に埋まった植物園の中。中にまでは土が入っておらず中々広々とした空間だ。

 

中は真っ暗で光源は武が落ちた穴から指す日の光のみ。したの空間の影に位置する場所から歩いて出てきたのは、城島犬。

骸の腹心の部下。

 

「柿ピー寝たままでさー、命令ねーしやることねーし超暇だったの。そこへわざわざ俺の獲物がいらっしゃったんだもんな」

 

影から姿を現して楽しそうに笑いながらひたひたと裸足の足で歩いてきたのは間違いない、犬だな。

 

「超ハッピー」

 

「おーい、犬!何してんだー」

 

「んあ?光努!おめー骸さん探してたし、つーかもっかい勝負らびょん!」

 

「後でな、それよりやることあるんじゃねーのか?」

 

「そうらったびょん。こいつ片付けたら次はお前らだびょん。そんらわけで、よーい・・・・・・ドン!」

 

犬は武に突っ込んでいったが武はその特攻を躱して犬は飛び上がり、カートリッジ状の歯を口に装着すると壁を蹴り、大仰に回転をして人間技とは思えない飛び上がりを見せつけた。

 

「ひゃおっ!」

 

「な!なにあれ!」

 

「人間技じゃねえ!」

 

そのまま天井付近の壁に足をつけ、飛び上がり、武に向かっていった。

 

「ウキッ!いったらっきまーす!!」

 

「なっ!」

 

ガキン!!

 

向かってきた犬に山本のバッドを振り下ろし刀に変形したが、動物の能力を得た犬の鋭い歯に噛み砕かれてしまった。

 

猿の歯ってあんなに丈夫だっけ?顎の問題?だからといって鋼でできた刀を砕けるものだろうか?

 

刃の根元を砕かれたことにより残り先っぽは飛んでいき天井付近に突き刺さった。

 

「ヒャホーウ!次は喉をえぐるびょん」

 

数回転して地面に着地して舌をべロリと出すと同時に噛み砕いた刀の欠片もポロポ

ロと溢れてきた。

 

「ひいぃ!木とかえぐったのあの人!?」

 

「ありゃ人間じゃねー!呪い!?呪いかーー!?」

 

「落ち着けツナ、隼人。よくあることだ気にするな」

 

「よくねーよ!!」

 

「フー」

 

「!?」

 

下にいる武から息を吐くような声が聞こえてきた。溜息じゃない、妙に納得したような表情をしている。

 

「なるほどな、マフィアゴッコっていうのは加減せずに相手をぶっ倒していいんだな。そういうルールな」

 

ここまでの会話でわかったが武は本気で今の状況を遊びの一環だと思っているらしい。すごいやつだな・・・・・。

 

「山本、怖がるどころか・・・」

 

「あいつ、あー見えて負けん気つえーからな。バッド折られて内心穏やかじゃねーぞ」

 

「へー、ますます面白いやつ」

 

刀も折られ、ひとまずいらなくなったバッドケースを地面に置く。

 

「やりあう前に一つ聞いていいか?」

 

「んあ?」

 

「お前ナリ変わってねーか?いつ変装した?」

 

「ゲ・・・・やっぱ天然・・・」

 

(山本、変わったことにすら気づいてなかった!)

 

まあ猿と人だからわかりにくかったかな。

爪とか毛とかいろいろとチェンジしてたけど。

 

「ま、いーや。教えちゃう。ゲーム機ってカセット差し替えるといろんなゲームで

きるっしょ?それとおんなじ」

 

そう言って複数の歯を取り出して見せる。

犬はカートリッジ状の動物の歯を自らに付けることに・・・略。

この説明は前にもしたな。

 

「コングチャンネル」

 

肉体が肥大化し、腕が伸び、毛深くなり、正しくゴリラと呼ぶ風貌に変化した。別にゴリラチャンネルでもいいと思うのは俺だけか。まあゴリラチャンネルよりコングチャンネルの方がネーミング的にかっこいいとは思うけど。

 

「あれは霊長目オランウータンカ、ニシローランドゴリラね」

 

「確かアフリカ中央部に生息して霊長目最大とかいってるやつだな。でかい割には

木登りが得意らしい」

 

「うそーー!?ありえない!!」

 

さて、ここまで明らかな変化に武の反応は、

 

「うおすげー、最新のドーピングかよ」

 

さすが武というところか・・・・・。

 

「だーかーらー、違うんよ!」

 

思い切り掴まれて壁まで放り投げられる。

壁といっても基本ガラスでできたドームだからぶつかってガラスが割れる。

一応土に埋まってるし割と強度のあるガラス製ドームだから今ので崩壊するようなことにはならないけど割と強めにぶつかり落ちて無事に着地した。

 

「山本!」

 

「くそ!暗くてよく見えねえ」

 

「今の犬は動物同然だからな。暗闇で察知する術をいくつもあるだろう。大丈夫か、武」

 

犬に投げられて着地した武が右腕を確かめるような素振りをする。野球選手だから右腕を壊さないようにしてるのか。そうでなくとも確かに大怪我はなんとも避けたいってところだな。

 

犬はカートリッジをコングチャンネルからウルフチャンネルに変える。

暗闇でも血の匂いを嗅ぎ分けて武を攻撃する。

 

その攻撃をかろうじて躱す。それにあの動き、やっぱり体をかばってるな。

 

どうやら秋には大事な用事があるみたい。ふむ、野球部だし、やっぱり野球の大会とかあるんだろ。確かにこんなところで怪我してる場合じゃないよな。

 

ドン!

 

リボーンがツナを穴の中に突き落とした。

 

「うぎゃああぁあ!!げふっ!」

 

お!生きてる。

 

「何やってんすかリボーンさん!!」

 

「黙って見てろ」

 

逃げる標的より弱い標的。動物らしく、落ちてきたツナに狙いを定める犬。

 

「よーし、山本逃げるし、先に兎狩っとくかな。いったらっきまーす!!」

 

「うぎゃー!来たーー!!食べられるーーー!!」

 

そういえば犬って動物能力を得てる間は食生活もその動物と同じになるのだろうか?ふむ、今度ルイと一緒に犬について詳しく調べて見てるか。面白そうだし!

 

ガッ!

 

「んあ!」

 

ツナに特攻を仕掛ける犬の後ろから石が当たった。

後ろにいたのは小石を野球ボールのように弄ぶ武の姿が。

 

「お前の相手は俺だろ?こいよ、こいつぶちあててゲームセットだ」

 

「た、助かったー、山本ーー」

 

「ほへー、挑戦状だ。面白そーじゃん。んじゃ、俺も本気見せちゃおっかな」

 

そう言って新たな動物の歯を取り付ける。

 

「チーターチャンネル!」

 

あの時のチャンネルか。最速、いやー速い。どうする武?

 

「くっ!」

 

犬めがけて石を投げつけるか、チーターの俊敏さとスピードで軽く避けそのまま武に左腕に向かって食らいつく。

 

「いたらき!!」

 

鋭い牙が突き立てられ腕から血が吹き出す。

 

「山本!!」

 

「そいつは・・・お互い様だぜ!」

 

腕を食われたまま、武は右手で持っていた刀の塚を振った、

 

ガッ!

 

「キャン!!」

 

攻撃が当たった油断とその隙を突かれたため、武の攻撃を避けることができなかった。しかも思い切りこめかみに当たったからありゃ痛いぞ。

 

「ごめん山本!俺のせいで腕を・・・野球あるのに!大会あるのに!」

 

「おいおい勘弁してくれよツナ。いつの話してんだ?ダチより野球を大事にするな

んてお前と屋上ダイヴするまでだぜ」

 

「や、山本・・」

 

「それに、これぐらいのケガじゃ余裕で野球できるぜ」

 

「すげぇ!!」

 

すごいな武。友達思いなやつだな。全然とはいかないけど平気そう。あれくらいの怪我ならちゃんと治療すれば問題なさそうだな。それにしても屋上ダイヴって何?後で聞いておこう。

 

「今倒したのが主要メンバーの城島犬だ。この写真を見てみろ」

 

武を引き上げた後、そう言ってリボーンがツナ達に一枚の写真を見せる。

 

「これが敵の三人組?」

 

「ああ、真ん中のやつが六道骸だ」

 

その写真に写っていたのは右側に犬、左側に千種、そして真ん中にいるのが・・・・・・・誰これ?

 

 

 

 

 

 

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