完璧なメイドととある青年のたったひとつの恋物語   作:カイト&ライト

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カイト 「どうもで~す!」
ライト 「水筒の中身って麦茶が多いよな ライトだ」
カイト 「今回は3700文字と少なめですが……

カイト&ライト 「ゆっくりしていってね!!!」


第13話 咲夜と幻想郷巡り!? ③ 2日目スタート!

 

 13話

 

咲夜 「う~ん…… 昨日アリスのところ行っとけばよかったわね

    まあいいわ、とりあえずは香霖堂に向かいましょうか」

皆頼 「……あ、はい」

 

 香霖堂に行くと言われてもどんなところかわからないから反応のしようがないんだよなぁ……

 

 まあ、また騒がしくなるような気がするが……

 まあ、その時はその時だな

 

皆頼 「そういえば、咲夜さんは何か勉強はしているか?」

咲夜 「え? う~ん…… 少し幻想郷の歴史については勉強しているかしらね」

皆頼 「幻想郷の歴史……ですか」

咲夜 「皆頼さんは現実世界では何か勉強をしていたのですか?」

皆頼 「ん? ああ、俺は学校に行っている」

咲夜 「……学校?」

 

 ああ、そうか

 ここには学校はないのか 寺子屋はあるけど

 

皆頼 「まあ、寺子屋みたいなもんだよ

    詳しく言うと、小学校、中学、高校に分かれているんだけどな」

咲夜 「ふ~ん……」

皆頼 「あ、その学校によって受けられる問題の難易度? があがるんですよ

    小学校、中学校、高校…… あとは大学の順番で」

咲夜 「そうなんですか……」

 

 *-*-*-*-*-*-*-*-*

 

 

咲夜 「はい、到着したわよ」

皆頼 「……武器屋みたいですね」

咲夜 「う~ん…… まあ、あながち間違ってはいないかな?

   まあ、入りましょうか」

皆頼 「あ、はい」

 

?? 「あ、いらっしゃい

    お? 珍しく私服だね  それと奥の人は……?」

皆頼 「ああ、最近幻想郷に来た…… というか来させられた皆頼です」

森近 「……大変だね、あ、僕の名前は森近霖之助だ」

皆頼 「……」

 

 そう言い終えるかどうか、皆頼は森近の顔を見つめる

 

皆頼 「……ここ、男もいるんですね」

森近 「へ?」

皆頼 「いや、ここで男を見なかったもので……」

森近 「まあ、男は少ないかもね まあ、よろしくお願いします」

皆頼 「ああ、よろしく」

 

咲夜 「……皆頼さん、異性は苦手なんですか?」

皆頼 「う~ん、苦手というわけではないんだけどね……」

 

 とまあ、こんなことを話していると、後ろ(レジのほう)から声が聞こえてくる

 

魔理沙 「お~い、これはどこに置けば……って皆頼じゃねえか

     どうしてこんなところにいるんだ?」

皆頼 「うん とりあえず森近さんかわいそうだからこんなところなんて言わないであげようよ」

魔理沙 「おう、分かったぜ!」

皆頼 「で、何でここにいるかって幻想郷をめぐってるからです」

魔理沙 「……よくわからなかったけどまあいいや」

 

 よくわからなかったのかよ、そこはわかってくれよ……

 まあ、突然言われてわからない気持ちもわからんでもないが……

 

森近 「あ、森近さんじゃなくて、こーりんでいいよ」

皆頼 「こーりん…… おう、分かった」

こーりん 「どうせだし、何か見ていきなよ、今なら少しおまけするよ」

皆頼 「……」

 

 皆頼は何も言わずに周りを見渡す

 そして、何か不思議なことがあったように首をかしげる

 

こーりん 「どうしたんだい? 何か不思議なことでもあったかい?」

皆頼 「いや…… ここは、何を売っているんだ?」

 

 周りを見わたしてみたが、商品の種類がバラバラなんだよなぁ

 魔法の武器もあるし、銃っぽいのもあるし……

 

こーりん 「う~ん…… 外の世界から拾ってきてるんだけど……」

皆頼 「……じゃあ、この商品の名前は自分で?」

咲夜 「いえ、霖之助さんはモノの用途と名前がわかる程度の能力を持っているので……」

 

 あれ? みんな能力持ってるの?

 やだよ~ おいてかないで~

 

咲夜 「まあ、皆頼さんもいつかは能力が芽生えますよ」

 

 ……よく俺の考えていることが分かったな

 何? 超能力? 

 

こーりん 「まあ、見ていってよ」

皆頼 「はい、まあ、好きそうなものがあったら買います」

こーりん 「ああ」

 

魔理沙 「良かったなこーりん、また売り上げが上がるぞ」

こーりん 「ちょっと!」

皆頼 「ハハハ」

 

 ……平和だわぁ~

 

 まあ、少し見渡してみるとするかな……

 

 

 青年鑑定?中☆

 

魔理沙 「ああ~! 棚が倒れた!」

こーりん 「……もう魔理沙休んでて」

魔理沙 「……すいませんなんだぜ」

こーりん 「はぁ……」

 

 青年鑑定?中☆

 

皆頼 「う~ん、じゃあ、これは?」

こーりん 「ん? ああ、それはよくわからないんだよね」

皆頼 「……」

こーりん 「能力が…… とかは言わないでね」

 

 言おうとしてたところだよ

 能力にも穴ってあるのかよ

 

皆頼 「まあいいや、また今度こようかな」

こーりん 「ああ、その時にはもっといい商品が入ってるといいね」

皆頼 「ああ、それじゃあまたな」

咲夜 「魔理沙もきちんと、働くのよ? きちんと、ね」

魔理沙 「う…… いわれなくてもわかってるよ……」

 

 絶対わかってないな、これは

 まあ、その時はその時だな、うん

 

 ということで、少し早いが俺たちは次の目的地に移動する

 あ、ちなみに次に移動するのはアリスとやらのところらしい

 

青年移動中☆

 

咲夜 「あなたって結構道に迷う方?」

皆頼 「……はい」

咲夜 「……そうですか」

 

 青年移動中☆

 

レミリア 「もういいわ、絶対自分では何も作らない、全部妖精メイドに任せましょう」

 

 

 

 

 

パチュリー 「もういい、絶対私は何もしない、全部小悪魔に任せましょう」

 

 

 

 

 

 

 青年移動中☆

 

咲夜 「はい、つきましたよ」

皆頼 「はい、ところどころ時をとめてましたよね?」

咲夜 「あら分かった?」

皆頼 「いやだっていきなり違うところにとんでいるんですもん」

 

咲夜 「あ、一応気を付けといてね?」

皆頼 「……え? ……ええ?」

 

アリス 「あら? 久しぶりじゃない 何の用に来たの?」

咲夜 「いえ、新しく外の世界から外来人が来たからその紹介よ」

アリス 「ふ~ん、で、あなたがその外来人?」

皆頼 「え? はい、皆頼といいます」

アリス 「私はアリス・マーガトロイド よろしくね」

皆頼 「はい」

 

アリス 「ふ~ん、まあ、上がって? 話でもしましょう」

 

*-*-*-*-*-*-*-*-*

 

皆頼 「ふぅ……」

アリス 「その石は何の石なの?」

皆頼 「これは特に意味はありません、きれいだから身に着けてるだけです」

アリス 「ふ~ん、そういえばあなたには能力はあるの?」

皆頼 「あったらいいなとは思ってますが……」

アリス 「そう、私の能力は、『魔法を扱う程度の能力、人形を操る程度の能力』よ」

 

 やっぱみんなみんな能力あるんだなぁ

 俺も何か能力が欲しいな

 

アリス 「まあ、いつか能力が芽生えるといいわね」

皆頼 「……はい」

 

アリス 「で、何かほかに要件はあるの?」

皆頼 「いえ、特にはないですけど……」

アリス 「じゃあ、私は今から人形作りをするから、出てってくれる?」

皆頼 「え? ああ、はい……」

 

 ずいぶんそっけないなぁと思ったが、これが普通なんだろうな

 

ということで、俺たちは一回昼ご飯を食べるために人里に戻ることにした

 

 

 

青年移動中☆

 

 

美鈴 「zzzzzzzzzzzzzz ハッ!? ……zzzzzzzzzzzzzz……」

 

 

 青年移動中☆

 

咲夜 「美鈴寝てないかしらね?」

皆頼 「いやねてると思います」

咲夜 「……まあ、叱ればいいか」

 

 叱るという名の脅し……

 まあ、いいか

 美鈴が悪いんだし、な?

 

チルノ 「お? 皆頼じゃないか!」

皆頼 「おお、久しぶりだな」

ルーミア 「……美味しそう……」

皆頼 「……美味しくないよ? 食べないで?

    ほら金平糖あげるから」

 

 まじ金平糖って神ですわー

 何となく昨日買っておいてよかった

 

皆頼 「じゃあ、もう行ってもいいですかね?」

チルノ 「待つのだ! 私の分はどうした!」

皆頼 「……はい、わかりました」

 

 ということになり、チルノにも仕方ないので金平糖を上げる

 

大妖精 「すいません、チルノちゃんが……」

皆頼 「……うん」

 

 マジこの子偉いですわ

 後で飴でもあげよ

 

皆頼 「じゃあ、またな」

 

 ということで歩き始めるが、まあ、なんもないわけもない

 

?? 「……」

皆頼 「……おい、木の後ろにいるやつ出てこい」

?? 「……」

皆頼 「……咲夜さん、やっちゃってもらえます?」

?? 「待ってください! すみませんでした!」

皆頼 「……だれ?」

?? 「あ、私は清く正しい射命丸文です!」

皆頼 「清く正しいはどうでもいいとして……」

文 「ひどくないですかね? というか前にも会ったし」

 

 とまあ、こんなコントに乗ってくれているのは鳥……鳥だな

 いかにもやばい感じの……鳥だな

 

文 「はい、私は記者をやっていまして、突然ですが、あなたのことを教えてくれませんかね?」

 

 おいおい、まじかよ……

 

皆頼 「まあ、別にいいけどさ

    その代わりなんかあったら協力してくれ」

文 「協力?」

皆頼 「ああ、まあ、後で話すさ」

文 「は、はぁ……」

 

皆頼 「あ、そうだ、少し時間あるか?」

咲夜 「え? ええ……」

皆頼 「じゃあ、ちょっと二人だけにさせてくれないか?」

咲夜 「……まあ、いいですけど……」

 

 ということで咲夜はどこかの売り物やに行く

 目の前にいる鳥は何をしたいのかよくわからないという顔でこちらを見ているが……まあ気にしないでおこう

 

皆頼 「でな、俺も高校までずっと情報通だったのよ」

文 「つまり?」

皆頼 「今回はいい、だが、また情報の交換をさせてくれってことだ」

文 「……いい同志に出会いました……」

 

 いやそんな感動するところじゃないですけどね……

 

皆頼 「ということだ」

文 「……咲夜さんを離す必要はありましたか?」

皆頼 「……レミリアにばれるとめんどくさいから」

文 「納得」

皆頼 「だから、まあ、またな」

文 「いや取材ですって」

皆頼 「ああ、そういえば」

 

 まあ別に俺はこのまま帰っても良かったんだけどな

 

皆頼 「う~ん…… はい、日記」

文 「え?」

皆頼 「そのことが書いてあるから読め

    ところどころネタも入ってるかもしれんが」

文 「あ、はい」

皆頼 「じゃあまたな」

文 「……スピーディー」

 

 

 

*-*-*-*-*-*-*-*-*

 

 ということで、昼食を済ませた俺は、またどこか、次の目的地に向かうのだった……

 




……約4000~5000文字を4日に一回は投稿したいと思っている最近

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