完璧なメイドととある青年のたったひとつの恋物語   作:カイト&ライト

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カイト 「こんにちわ」
ライト 「最近ボールがよく飛んでくる ライトだ」
カイト 「もう話すこともないよね? じゃあ、

カイト&ライト 「ゆっくりしていってね!!!」


14話 咲夜と幻想郷巡り!? ④ 幻想郷の歴史~紅魔館

14話

 

 さて…… さっき咲夜に聞いたが、少し話を聞くくらいの時間はあるらしい

 ということなので…… 阿求のところへ行こうと思っているわけだよ

 

青年移動中☆

 

咲夜 「つきましたけど……少し迷いましたね」

皆頼 「迷いの神の俺がいればまあそうなる」

咲夜 「まあ、いいでしょう」

 

 コン、コン

 

阿求 「……誰だし っていうのは嘘だけど」

皆頼 「あ、知ってるのね?」

阿求 「はい、で、何しに来たわけ?」

皆頼 「はい、少し昔の外来人の歴史を聞きたくて……」

阿求 「……はぁ…… まあ、いいけどさ ついてきて」

皆頼 「はい、わかりました」

 

 スタ、スタ、スタ、スタ

 

阿求 「じゃあ、そこに座って 話すから」

 

 

 

 

 そう言って阿求は話し始めた

 

阿求 「知ってるかもしれないけど彼の名前は雷光 海斗

    来たのはおよそ10年前

 

 *-*-*-*-*-*-*-*-*

 

雷光 「うわ! ここどこ!?」

?? 「あなた誰?」

雷光 「はい、私は……じゃねえよ! 誰!?」

ルーミア 「私はルーミアなのだー ……食べていい?」

雷光 「よくないよ?」

ルーミア 「問答無用なのだー」

雷光 「待って待ってこれあげるから!」

 

 そう言って俺が差し出したのは弁当である

 さっき買った弁当である

 

 ちなみに今俺は竹刀を持っている

 俺は剣道を習っているのだ

 

 そしてその後、俺は博麗霊夢という人に助けられた……

 

*-*-*-*-*-*-*-*-*

 

阿求 「こいつが幻想入りしたときはこんな感じだったそうよ」

皆頼 「はぁ……」

 

 ビデオみたいにわかりやすいな

 なんかまとめられててよくわかる

 

阿求 「それで、そいつが来てからまずこれからどうするのかを決めたわね」

 

*-*-*-*-*-*-*-*-*

 

雷光 「はぁ!? 幻想郷だ!?

    さっぱりわかんねえよ! とにかく帰らせろ!」

紫 「あらあら…… 残念ね

   まあ、まだ能力があるって分かったわけじゃないから帰させるわよ」

 

 そう言って紫は 『隙間』 を出す

 

雷光 「ここをくぐればいいんだな?」

紫 「ええ」

雷光 「よっこい……しょ?」

 

 そう言ってやっと戻れると思いながら帰ろうとした雷光は、なぜか隙間に はじかれた

 

紫 「あらあら…… 能力があるらしいわね~」

雷光「……は?」

紫 「『成長し続ける程度の能力』?」

雷光 「……はぁ?」

紫 「ということだから、帰れないわよ?」

雷光 「……」

 

 この時の雷光の気持ちは軽く絶望だったそうな……

 

*-*-*-*-*-*-*-*-*

 

阿求 「って、そういう感じよ 雷光の幻想入りが決まったのは」

皆頼 「……俺、帰った方がいいかな?」

咲夜 「え……」

皆頼 「ん? どうした? 咲夜」

咲夜 「い、いえ……」

 

阿求 「まあ、続きを話すわね

    これから剣道を習っていた雷光は白玉楼……に行ったわね」

皆頼 「ちょっと待った! 白玉楼って…… どこ?」

阿求 「ああ……

    それはですね、まあ……簡単に言えば死者が行くところかな」

 

 ……やべえやつじゃん

 行っちゃいけないやつでしょそれ

 

阿求 「まあ、話を進めていくわよ

    そして、白玉楼で妖夢と出会ったわね」

 

*-*-*-*-*-*-*-*-*

 

妖夢 「……曲者!」

雷光 「ええ!?」

 

 そういい終わるかどうか、妖夢は雷光に刀を振るう

 が、やはり雷光は剣術を習っていただけあり、剣の筋がわかっている

 すぐさま右に飛びのきその攻撃を回避する

 

幽々子 「妖夢!」

妖夢 「……え?」

幽々子 「その人はお客様よ! さっき言ったでしょ!」

妖夢 「あ、ああ…… 申し訳ございませんでした!」

雷光 「あ、はい、大丈夫です」

幽々子 「というかさっきのよくよけれたわね」

雷光 「はい、まあ……」

幽々子 「まあいいわ、入って入って」

雷光 「失礼します」

 

幽々子 「あと妖夢? ちょっとこっち来なさい」

 

 そういう幽々子の顔はまさに鬼のような顔だった

 

妖夢 「すみませんでした……」

幽々子 「食べるわよ?」

 

 そういうどすの利いた声を出して雷光のほうに歩いて行った

 

*-*-*-*-*-*-*-*-*

 

皆頼 「まじ幽々子ナニモンだよ」

阿求 「ハハハ……」

 

  チラッ

俺は自分の腕時計を見る

 まだ1時30分か、大丈夫だな

 

*-*-*-*-*-*-*-*-*

 

 

妖夢 「あなたは剣道とかはやっていたんですか?」

雷光 「ああ、やっていたぞ」

幽々子 「料理ってうまいの?」

雷光 「う~ん、まあ、一人で暮らしていけるくらいには」

幽々子 「やったわ」

妖夢 「あ……」

雷光 「ん? どうした?」

妖夢 「まあいいです、今日はもう5時半くらいなので、夕飯の支度をしますね」

 

 ということで、夕食を待ち続け……

 

妖夢 「はい、できましたよ~」

雷光 「おい、ちょっと待て!」

 

 そう言いテーブルの上に出されたのは8? いや、9人分くらいある食事である

 

妖夢 「いえ……」

雷光 「どう考えても余るだろ!」

妖夢 「その心配はないんです、雷光さん……」

 

 妖夢はテーブルの上を指さす

 するとすでに約2人分の食事が完食されているではないか

 

雷光 「……バケモンじゃねえか」

幽々子 「それはひどいわねぇ~」

 

 と言っている間にも1人分の食事がなくなっていく

 もはや食べるというより吸い込んでいる

 

雷光 「ブラックホール……」

 

妖夢 「ほら、早く食べないとなくなりますよ」

雷光 「あ、はい」

 

 ということでとても、とっても急いで雷光は夕飯を済ませる

 

*-*-*-*-*-*-*-*-*

 

阿求 「これについてどう思いますか?」

皆頼 「ただのバケモンだと思います」

咲夜 「残念ながらいつもこうなんですけどね」

皆頼 「マジかよ」

 

阿求 「さあさあ、時間もないんだろうし、次行くよ~」

 

*-*-*-*-*-*-*-*-*

 

妖夢 「さすが、剣術を習っていただけはありますね」

雷光 「でも、本物の剣なんか扱ったことがないぞ?」

妖夢 「いやむしろそれが普通だと思います」

雷光 「まあ、そうだろうな」

 

 という会話をしながら雷光は必死に剣を振り続ける

 横に振り、縦に振り…… 

 だが、もちろん生半可な練習で、うまくなれるわけではない

 そんな1日や1週間でうまくなるわけではないのだ

 まあ、超人ならできるかもしれない

 だが、雷光は超人ではない

 

雷光 「ぜぇ、ぜぇ……」

妖夢 「疲れたでしょうし、一回休憩しましょうか」

雷光 「あ、ああ……」

 

 今日の天気は幸いにも晴れだ

 なので、練習をするにはうってつけの天気である

 

 ……だが、雷光は雨が好きなようだが

 さすが雷だ

 

 そして、練習をしているうちに、1日が終わる

 しばらく雷光はこのような日々を送っていた

 

*-*-*-*-*-*-*-*-*

 

咲夜 「今となっては懐かしいです」

皆頼 「あ、そうか、咲夜知ってるのか」

咲夜 「はい、その場にいましたから」

 

阿求 「っと、今日はここまでにしてくれ 用事があるんです」

皆頼 「おう、分かった」

 

 ということになり、皆頼はその家を出る

 阿求は忙しそうに何かの用意をしている

 

 ……なんか、申し訳ないな

 

咲夜 「さて、移動しましょうか」

皆頼 「ああ」

 

 ということでまた移動する……と思っていた

 

 なんと一瞬で周りの風景が変わったではありませんか

 これがどういうことか、わかりますよね?

 はい、時間止められました

 

河童 「……久しぶりに人間を見たな

    最近は見ていなかった」

皆頼 「河童やな」

咲夜 「ハハハ…… まあ、あながち間違ってもないですけど(合ってる)」

河童 「「私の名前は河城にとりだ まあ、よろしくな」

皆頼 「ああ、で、これは何?」

にとり 「ああ、これ? 体が透明になる……」

皆頼 「ほうほう……

    じゃ、ここは鏡の屈折を利用すればいいんじゃないのか?」

にとり 「はい?」

皆頼 「まず、ここの部分をこう修正して、そこに薄い鏡を入れて、乱反射させて、このかくどをこうして、ここをこう…… あとはここを17度にすればいけるんじゃないのか?」

にとり 「……お前はナニモンだ?」

皆頼 「ただの外来人です」

 

 というか、昔からこういうのには興味があったんだよ

 なんというか……面白そうじゃん?

 まあ、ただの無邪気な発想に過ぎないのだけれど……

 

にとり 「まあ、ありがとうよ

     これで作業が進むってもんよ」

皆頼 「いえいえ」

咲夜 「……」

 

*-*-*-*-*-*-*-*-*

 

 本当にこの人何でも出来るな

 料理・建築・占い・勉強・運動……

 まあ、自分のことはてんでだめですよね

 この前も疲れすぎで倒れてましたし……

 永琳さんもあきれてましたよ

 

皆頼 「さて、次はどこ行くんだ?」

咲夜 「え、ええ…… 今日は特に行くところもないですけど……

    何かもう一度行きたいところとかってありますか?」

 

 今日は ないのな

 なら明日行くところはあるんだな

 ならそれを今日に組み込めばいいのに、と思うが、口には出さない

 

皆頼 「う~ん、あ、じゃあ香霖堂に行こうかな

    この前なんも買わなかったし」

咲夜 「よし、じゃあ、香霖堂に行きましょうか」

皆頼 「ああ、じゃあ、そういうことだから、ニトリ、またな」

ニトリ 「ああ、またな」

 

 そういってまたニトリは作業に取り掛かる

 熱心な奴だなぁ……

 

 青年移動中☆

 

 というかにとりってもう現実世界にあるよな?

 

 青年移動中☆

 

皆頼 「お~い、いるか~?」

こーりん 「ああ、誰だ…… って皆頼君じゃないか

      また何か探しに来たのかい?」

皆頼 「ああ、そんな感じだ」

こーりん 「そうか、まあ、ゆっくりしていくといい」

皆頼 「ああ、すまんな」

 

 ということで、店内を周っていく

 エレキロッド、アイスロッド……

 銃に石に……

 

 いやほんとなんでこんなもん拾ってくるんだろ

 というか他人の物を勝手にうっちゃっていいのかな?

 ……まあ、少なくとも魔理沙よりはましだな、うん

 

 とまあ、いろいろな疑問を浮かべながら皆頼は店内を周っていた

 

皆頼 「……これは何だコーリン」

こーりん 「ん? ああ、それはまだよくわかってないんだよね」

皆頼 「ふ~ん…… 今日も収穫なしか……」

こーりん 「まあ、また来てくれ」

皆頼 「ああ、じゃあまたな」

こーりん 「ああ」

 

 と言って、香霖堂の外に出ると、紅魔館の前に出て、いつも通り美鈴の寝ている姿が目に入った……

 




だんだんと話すネタがなくなってきた最近

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