完璧なメイドととある青年のたったひとつの恋物語   作:カイト&ライト

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はい、また小説の間が長くなってしまいましたが、お許しください
では、どうぞ


18話 咲夜と幻想郷巡り!?  ⑧ めぐっている場合じゃねえ!

18話

 

咲夜 「あれは…… 瞬獣!?」

 

 いえ、そんなはずは……

 そのまえに瞬獣は雷光さんが倒したはずでは!?

 まさかつくっている人がもう一人いるとでもいうの!?

 

咲夜 「とにかくここは私が何とかしなくては……

    幻世「ザ・ワールド」!」

 

 このスペルカードにより、周りの時が止まる

 そしてその間に、咲夜がスペルカードを放つ

 

咲夜 「空虚「インフレーションスクウェア」!」

 

 このスペルカードとともに時間停止が解除される

 それと同時に周りから無数のナイフが瞬獣を襲う

 だが、瞬獣は移動速度が速くそのほとんどがよけられてしまう

 

咲夜 「な! というかこの場所はまずい!

    寺子屋にはまだ皆頼さんが!」

 

 ~~~~

 

 ふぅ……

 ようやくひと段落着いたな

 さて、外の様子でも見てくるかな

 

皆頼 「!? な…… これは!?」

咲夜 「皆頼さん! 離れて! そこは危険です!」

皆頼 「え!?」

 

 そういわれるがままに俺は横に飛び逃げる

 すると俺がさっきいた場所には攻撃が入っているではないか

 俺はどうするべきかの判断に迷った

 この状況、逃げるべきなのであろうか……

 

咲夜 「皆頼さん!? 立ち止まっては!」

皆頼 「うぇ!?」

 

 そして俺はその弾幕にあたり意識を途絶える…… はずだった

 なぜかそれは俺には当たらなかった

 そう、さっき咲夜が投げたナイフ

 そのナイフは全方位に放たれていたため、そのナイフが偶然にもその弾幕に当たって砕けたのだ

 皆頼 「……た…… 助かった……」

 

 そう思いすぐさま俺はその場所から離れる

 だが、俺は少し疑問に思った

 さっき咲夜のナイフで、あの獣の弾幕は壊れた

 だが、その咲夜のナイフは消えたわけではない

 そのナイフがなぜどこかに行ったのだろうか

 そこまで詳しくは見えなかったからよくわからないのだが、一本だけあらぬ方向に飛んで行ったナイフがあった

 それを考えると何かの力によって弾き飛ばされたのだろうか……

 

 と、そのようなことを考えている間にも瞬獣は動き続けている

 今はぎりぎりでかわしているがそろそろ体力も尽きてくる

 と、そのようなことを考え、逃げようかと思っていた時、皆頼は瞬獣が繰り出す中の一つの弾幕にあたってしまう

 

皆頼 「くっ…… まともに食らってしまったせいで…… 意識が……」

 ~~~~

 

咲夜 「皆頼さん!?」

 

 そう咲夜が皆頼のことを心配するも、返事は全くかえってこない

 また、咲夜がそう皆頼の心配をしている間にも瞬獣は攻撃をし続ける

 

咲夜 「メイド秘技「殺人ドール」!」

 

 咲夜がそのスペルカードを発すると、いきなり無数のナイフが現れ、相手を切り刻む

 また、時を止めて一部の弾をバラバラに方向転換させることができる

 だが、瞬獣はそれよりも早い

 一方の方向に突進し、被害を最小限に食い止める

 そして、そのまま弾幕を放ちながら咲夜に襲い掛かる

 さらには追尾弾幕も出てくる

 だが咲夜はそれを相殺し、さらに攻撃態勢に入る

 

 くっ!

 このままじゃいつまでたってもらちが明かないわね

 何とかしてこの状況を突破しなければ……

 

咲夜 「符の壱「連続殺人ドール」!」

 

 咲夜がこのスペルカードを使用し、瞬獣は逃げ場がなくなる

 だが、瞬獣は迷うことなく咲夜に突進し、咲夜はかなりのダメージをおう

 また、周りにある毒の弾幕もくらってしまう

 

咲夜 「くっ!」

 

 まだ…… まだよ……

 とりあえず誰かほかの人が来るまでは何としても持ちこたえなくては……

 

 だが、咲夜も連続のスペルカード使用により、かなりの疲労がたまっている

 さらに、けがもおっているため、咲夜が致命傷を受けるのもそう遅くはなかった

 

 くっ ……

 毒の弾幕にあたってしまった

 これ以上は……

 

霊夢 「はぁ…… 世話が焼けるわね

    あとは私に任せなさい」

 

 え? その声は……

 ……なんでもうちょっと早く来てくれないのよ……

 

霊夢 「魔理沙、そっちはよろしく」

魔理沙 「おう 

こいつらをまとめて永遠亭に運んできますよ」

咲夜 「まあ……ありがとう…… 魔理沙……」

魔理沙 「いいってことよ」

 

 

 ~~~~

 

霊夢 「さて…… 少しお仕置きが必要なようね……」

 でも前に一人で戦った時だいぶ危なかったからなぁ……

 やはり少し気を引き締めていかないと普通に負けるわね

 でも、動きは見えるから、攻撃さえ当たれば何ともないのだけれども

 

霊夢 「「反則結界」」

 これにより、周りからたくさんのお札が飛んでくる

 さらに、それは周りにとどまり、さらに御札は増えていく

 だが、瞬獣はお札が増えきる前に脱出をする

 しかし、もちろんダメージもおう

 また、さっきの咲夜との戦いもあり、すでにかなりの体力を削られている

 

霊夢 「咲夜もいい仕事してくれたわね

    さて、とどめよ、 霊符「夢想封印」!」

 

 数々の弾幕が瞬獣に襲い掛かる

 すでに弱っていた瞬獣はそれをよけきることは不可能だった……

 

 

霊夢 「……はぁ」

 

 ようやく終わったわね

 ここにきて仕事を増やさないでほしいわ

 それにしてもこれを復活させたのが誰か、これも突き止めなくてはね

 ……まあ、とりあえずは咲夜のところに向かいましょうか

 

 

 ~~~~

 

霊夢 「そっちの方はどうよ、永琳」

永琳 「ええ? いや、まずなんで瞬獣が復活してるのよ

    あいつが倒したはずじゃなかったの?」

霊夢 「さあ…… それについては私もわからないのよ

    でも、誰かが復活させたのは間違いないでしょうね

    または、誰かが生み出したのか……

    で、けが人は大丈夫なの?」

永琳 「……いや、決して大丈夫とはいい難い状況ね」

 

 皆頼はそこまでの重症ではなかった

 でも、咲夜は致命傷のダメージを受けた上に毒のダメージまである

 決して大丈夫とはいい難い……

 

霊夢 「……何か私ができることはあるの?」

永琳 「……なら、この毒の効果のなくしかたを教えて頂戴」

霊夢 「は? んなもん知るわけないじゃない」

永琳 「……」

 

 この咲夜の毒、前より強化されている

 このままだと…… 死ぬわね……

 

永琳 「何とか試行錯誤してみるわ……

    だから…… ちょっと待ってて」

霊夢 「わかったわ

    なんかできることがあればいってね」

永琳 「ええ」

 

 ~~~~

 

皆頼「……ん? ……ここは……」

永琳 「ああ、目覚めたのね……」

皆頼 「あ、そうだ、咲夜は……」

永琳 「……毒を受けて、それを直そうと試行錯誤しているのだけれど……」

皆頼 「なんか治す方法はないのか!?」

永琳 「……今のところは全く手掛かりなしね……」

 

皆頼 「……そうか」

永琳 「ええ…… 何か方法があれば試したいのだけど、そんな賭けに出るわけにもねぇ……」

皆頼 「……分かった」

 

 

                  end


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