完璧なメイドととある青年のたったひとつの恋物語   作:カイト&ライト

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カイト 「やあやあ皆さんお久しぶりですなぁ」
ライト 「本当に久しぶりだわ」
カイト 「かきだめとかしてないので、書けない時は全然かけないんですなぁ」
ライト 「書けない(書く気が起きない)」
カイト 「まあ、そんなわけで、 ゆっくりしていってね!!」


第3章 回り巡る危機
第19話 危機


19話

 

 ~~~~

 ……その瞬間、瞬獣が毒のある弾幕を俺にはなってきた

 その中のいくつかの弾幕が無効化されていた……気がしないでもない

 あれはいったい何だったのだろうか

 あくまであの状況、俺の思い違いという可能性が高いだろう

 だが仮に、仮にもしもそれが本当だったならば

 仮に、俺に何かを無効にする何かがあったならば

 仮に、何かを跳ね返す力があったならば

 

 

       俺は咲夜を助けられるかもしれない

 

 

 だが、必ずしもできるとは限らない

 もしもその力がなかったら

 もしもそれが奇跡、偶然だったのだとしたら、その時はどうなのだろうか

 ……………………

 

 しかしこの状況、他に何か方法があるだろうか

 ほかの方法を永琳が見つけてくれるのだろうか

 実際はそうとも限らない

 

 俺は咲夜を助けるために、咲夜にもう一度会うために、咲夜に恩返しをするために……

 もともとない頭を必死にフル回転させる

 

 俺はどうすればあいつを助けられるのか

 俺は何もすることができないのか

 俺は何もできずに咲夜を見ていることしかできないのか

 

 そして考え付いた一つの 「光」

 

 それは、皆頼の血を咲夜に輸血することだ

 

 ただ、

 決してそれが正解かどうかはわからない

 決してそれが成功するとも限らない

 決してそれが咲夜のためになるともわからない

 

 だが、皆頼は、その「光」にかけるしかなかった

 永琳は賭けに出るわけにもいかないといった

 では、絶対に助けれられる保証はあるのか

 絶対に咲夜が生きて帰ってこれる方法があるのか

 ……答えは否

 絶対なんて言葉はこの世に存在しない

 ましてやこの状況、賭けに出るしか道はないのだ

 そして皆頼は永琳のところまで、機能してない足を無理やりに運んで、歩いて行った

 

 ~~~~

 

永琳 「……その考えはあまりにも無謀じゃないかしら?」

皆頼 「じゃあほかに何か方法があるっていうのかよ!

    そんなあるかわからない方法を待ってられる時間はないんだろう?

    だったら……

    だったら俺は、この可能性にかけたい……」

 

 もう俺の思考は止まっていた

 もはやその考え以外の考えは思い浮かばなかった

永琳 「……」

 

 しかし永琳も迷っていた

 確かに咲夜が助かる方法はまだ見つかっていない

 だが、そんなうまくいくのだろうか

 永琳はその場にいなかった

 だから、そのことが本当かどうかもわからない

 

永琳 「……もう少し、待っててちょうだい」

皆頼 「…………」

 

 皆頼は、医療をする力を持っていない

 だから、この場では引き下がるしかなかった

 だが、諦めるつもりはさらさらなかった

 

 ~~~~

 ……どうしようかしらね……

 鈴仙には阿求に昔の記録をきいてくるように言ったけれど……

 たしか前はこんなことなかったわよね

 ということは、考えられるのは、瞬獣が強くなっている……

 そして、ある人の手によって作られているということ

 ……これはまずいわね……

 早急に対策を練らないと、何が起こるかもわからない

 

鈴仙 「はぁ…はぁ… 永琳さん……」

永琳 「おかえり どうだった!?」

 

 ……

 鈴仙は何も言葉を発さずに、静かに首を横に振った

 

永琳 「……そう……」

 

 永琳も、どうしようか考えていた

 今までに事例のないこと、そして対処法もわからない

 ……これは皆頼の考えにかけるしかないのか

 

永琳 「……はぁ……」

 

 ~~~~

 

レミリア 「……大丈夫かしらね……」

 

 パチュリーにも一応いい魔法がないか探してもらっているけれども……

 これは永琳に託すしかなさそうよね……

 

 私も永遠亭に向かおうかしらね……

 まあ、そこまで大事にはなってないと思うけれど……

 

 

レミリア 「永琳、そっちはどんな感じ?」

永琳 「どうもこうも……

    助かるかどうかもわからないわ

    皆頼に言われたことを今やっているのだけれど……

    何も変化が見られないのよ……

    やっぱり無理があったのね」

レミリア 「…………」

 

 能力…… 久しぶりに使ってみたいけれど……

 自力で行使できる確率は極めて低いわね

 でも、ダメもとでやってみるしかないか……

 というかなんでこんなことになるのよ!

 ……咲夜、帰ってきたら説教だからね

 

 ~~~~

 

皆頼 「はぁ……」

 

 永琳には頼んだものの……成功する予兆もないな

 俺も今動けないから何がどうなっているかもわからないし……

 困ったもんだなぁ……

 

 それにしても……疲れた

 どうせなら一眠りしておくか

 …………zzz…………

 

 

永琳 「まだ咲夜は安静状態だけれど……」

鈴仙 「師匠! 咲夜さんの状態が!」

永琳 「ええ!? 待って! 今すぐ行くわ!」

 

永琳 「……これは……」

 

 咲夜は、さっきまで収まっていた熱が出てきて、さらに毒の症状も出てきている

 このままだと、数分も持たない!

 

 そう思った永琳は、さっきとってあった皆頼の血を、取り出す

 

永琳 「鈴仙! 早く!」

鈴仙 「はい! 注射器持ってきました!」

永琳 「お願い…… うまくいってちょうだい……」

 

 さらに、もとからあった薬の量をさらに増やす

 だが、もともときくかどうかすらも怪しい薬

 この状況では、咲夜はもう助からない

 でも、永琳はたった1パーセントの可能性でもそれにすがるほかなかった

 

永琳 「……くっ」

鈴仙 「…………」

 

 永琳も鈴仙も、やはり心の奥底ではもうだめだと思っているのだ

 しかし、その事実を否定したい

 そのいっしんで、必死にその運命の歯車から逃げ出そうとしているのだ

  

永琳 「…………」

 

 だが、それもただ、無駄な抵抗

 そう、決められた運命は誰にもかえられないのだ……

~~~~

レミリア 「……全然……

      もう無理だわ、永遠亭に向かいましょう

      いつまでもここにいても無理だわ

      パチュリー、あなたはどうなのよ」

パチュリー 「…………ダメね

       どうやっても犠牲技しか出てこない」

レミリア 「……じゃあ早いとこ向かいましょう

      美鈴ももう向こうにいることだしね」

パチュリー 「ええ、傘は私が持ってあげるわよ」

レミリア 「ええ、ごめんなさいね」

 

 

レミリア 「……文が飛び回ってるわね、こっちはそれどころじゃないってのに」

パチュリー 「そういう仕事なのよ」

 

 

レミリア 「そんでどうなのよ! 咲夜の容態は!」

 

永遠亭に着くとともに、永遠亭全体にい響く大きな声が耳に聞こえる

 

永琳 「それどころじゃないわ!

    もう死ぬかどうかの是都際なのよ!」

レミリア 「ええ!? もう早くなんとかしてよ!」

永琳 「だから頑張っているのよ!」

 

レミリア 「本当……お願いだから……」

レミリア 「お願いだから咲夜……

      どうか戻ってきて……」

 

 レミリアは、今まで一緒にいた咲夜のことを思い出す

 あのいつも一緒にいてくれた咲夜

 いつも笑顔で一緒にいてくれた咲夜

 いつも私と一緒に時を過ごしてきた咲夜

 いつも欠かせない存在だった

 だからこそ、絶対に帰ってきてほしい

 そう、信じている

 

 レミリアだけではない

 今まで咲夜とかかわってきたすべての人たちも、咲夜のことを思っている

 だからこそ、咲夜が助かってほしいのだ

 

レミリア 「もうこのことみんな知ってるでしょうね」

パチュリー 「ええ、文さんの仕事の早さはおかしいですからね」

 

鈴仙 「皆さん、終了したようです」

レミリア 「ええ、今行くわ」

 

 

 キィィィィ……(ドアが開く音)

レミリア 「え…………」

パチュリー 「…………」

永琳 「私は最善の限りを尽くしたわ

    これもその結果よ」

皆頼 「……咲夜?」

レミリア 「……」

皆頼 「嘘だろ?

    嘘だといってくれ!」

レミリア 「……咲夜……」

皆頼 「……」

 

 その場の空気はとても重たく冷たいものだった

 永琳も必死になって治療をしたが……

 

パチュリー 「……これは仕方がなかったのよ」

レミリア 「……運命が見えるというのは、時には悲しいものね

      運命を変えられれば……良かったのだけれど……」

永琳 「とりあえず、みんな帰りなさい

    皆頼も、治療は終わっているから、家で、安静にしていれば治るはずよ」

皆頼 「…………ああ」

 

 




書くことがないお(´・ω・`)
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