完璧なメイドととある青年のたったひとつの恋物語   作:カイト&ライト

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……無言の始まり……(手抜き編集)


28話 2回目の幻想郷巡り⑤ 妖静と騒霊

28話

 

皆頼「ふぁぁ~~ぁ……」

 

 皆頼は1度あくびをした後時計を見る

 

皆頼「もうこの時計を見るのも何回目かねぇ……

   そろそろ慣れてきてもおかしくない頃だぜ」

 

 まあ、何事もなかったら……だけどな

 さて……いつも通り顔を洗って食堂へ向かうかな

 

 

 

皆頼「やっぱ早いな……」

咲夜「あ、おはようございます」

皆頼「ああ、おはよう」

咲夜「別にわざわざ朝早くから起きてこなくてもいいんですよ?」

皆頼「その辺は大丈夫、もう 慣れた から」

咲夜「そう……ですか」

皆頼「じゃ、何を手伝えばいい?」

咲夜「え~と……

 

 

 

皆頼「じゃ、みんなを呼んでくるよ」

咲夜「ええ、よろしくお願いします」

 

 ……このやり取りもなんか久しぶりに感じるなぁ……

 俺が1回死んでから初めての手伝いだし、まあそりゃそうか

 

 と、そんなこんなで全員集まったな

 

レミリア「それにしても今日は少し準備が早いわね」

咲夜「皆頼さんが手伝ってくださったので早く準備が終わったので……」

レミリア「まあ、別にいいけどね」

パチュリー「それより早くいただきましょうか」

美鈴「もうお腹がすきましたよ」

レミリア「それもそうね、いただきます」

一同「いただきます」

 

 

 

レミリア「さて……じゃあ私は部屋に戻ろうかな」

パチュリー「ええ、ごちそうさまでした」

美鈴「美味しかったです」

咲夜「そのまま寝ないでくださいね?」

美鈴「は……はい……」

 

 と、咲夜が威圧を発したところで俺は咲夜より少し早く食器の片づけを始める

 まあどうせ夜は疲れてできないだろうから今元気があるうちにってだけなのだけれども

 

咲夜「って早いですね……」

皆頼「そうか? 咲夜もいつもこんな位だろ」

咲夜「そうでしったっけ?」

皆頼「まあ、何でもいいだろ」

 

 そんな会話をした後、少ししたら食器洗いが終わった

 どうせ今日で全部周り終わるだろうし、そんな急がなくてもいいのにな

 まあ、俺ももう準備は済ませてあるのだけど……

 

咲夜「それじゃあ、行ってきますか」

皆頼「ああ、行ってきます」

レミリア「ええ……よろしく頼んだわよ」

 

 その言葉を背中に俺は玄関のドアを開ける

 空は、青い

 そしてその空を、俺らは飛んだ

 

咲夜「さて……どこに行きますか?」

皆頼「う~ん……白玉楼にでも行くかな」

咲夜「わかりました、そうしましょう」

 

~~移動中~~

 

??「お、見ない顔だねえ?」

??「咲夜は割と見るけどね」

皆頼「ん? 誰さん?」

??「すまない、自己紹介してなかったね

   私はルナサだよ」

??「メルランだよ~」

??「リリカといいます」

皆頼「俺は皆頼という

というかなんでこんな中途半端なところにいるんだ?」

リリカ「私達の音楽コンサートがあるから移動中で~す!」

ルナサ「あなたたちも来ますか?」

皆頼「いや、また今度にしておくよ」

メルラン「むぅ…… まあ、いつでも待ってるよ!」

咲夜「あ、それでは……」

 

 ~~移動後~~

 

 (不法侵入の下りはカット)

 

幽々子「すいませんね」

皆頼「いえ、大丈夫ですよ」

幽々子「……大丈夫な気はしないのだけれども」

 

 その横で妖夢はぺこぺことお辞儀をしている

 

皆頼「というか……もういいんだけど……」

妖夢「はぇぁ……」

皆頼「なんだその声にならない声は……」

幽々子「まあ、よろしくね」

 

 それにしても……この感じだとこいつらも時が戻ったことは知っていないみたいだよなぁ……

 やっぱりトリガーはこの世界にいないことなのか?

 それで俺がそのトリガーの発生させた原因になるんなら納得は行くんだよなぁ……

 もう少し聞いて周るとするかぁ……

 

幽々子「お~い……」

皆頼「はい!? なんでしょう?」

幽々子「今すごい遠くを見ていたわよ……」

皆頼「ああ、少し考え事をしていたのでね……」

幽々子「フフフ…… まあいいわ、もう少しお話をしたいから中に入って?」

咲夜「お邪魔します……」

皆頼「同じく」

 

 

幽々子「で、最近幻想入りしたんだっけ?」

皆頼「ああ……まあ、そういうことになるのかもな」

咲夜(…………?)

幽々子「じゃあ、あまり遠出しないほうがいい

    わかってると思うけどこの世界には妖怪ってもんがいるからね」

皆頼「霊が言えることじゃあなくねえかぁ?」

幽々子「まあ、それもそうね……」

皆頼「というか、寒いなぁ……」

咲夜「まあ、空の先と考えればこんなもんでしょうよ」

皆頼「こりゃあ冬はこれねえなぁ……」

幽々子「私はもう何も感じなくなったけどねぇ……」

皆頼「霊だからじゃねえか?」

咲夜「絶対違う気がします」

幽々子「あなたも霊になってみる?」

皆頼「残念だが死ぬ予定はなくてな、遠慮しとくぜ」

 

 しかし、前は関わらなかったけど案外話しやすい人だな

 また時間があるときにでも来るかぁ

 

皆頼「というか、その件は何か特殊能力でもあるのか?」

妖夢「切られてみますか?」

皆頼「遠慮させていただきます」

幽々子「客人になんてこと言うのよ」

皆頼「幽々子も大概だろ」

幽々子「それを言われたら否定はできないけれども……」

 

咲夜「じゃあ、そろそろ行きましょうか?」

皆頼「ああ、そうだな」

幽々子「早いわねえ、まだ1時間半しかたってないのに……」

皆頼「ああ、またくるよ」

 

 と、いったものの……次はどこに行こうか

 

咲夜「とりあえず人里でも寄っていきましょうか」

皆頼「まあ、昼にはちょっと早いし休憩程度だな」

 

 

 ~~カット~~

 

チルノ「お、来やがったな」

皆頼「ん?何が?」

咲夜「いや昨日言ってたじゃないですか」

皆頼「ああ、すっかり忘れてたわ」

チルノ「ええ……

    ってそんなことよりこれを見ろ!」

 

 そこにはすべて終わったプリントが……

 

皆頼「恐怖を覚えそう」

チルノ「は?」

 

 ~~なんだかんだでアリスの家に行くことに~~

 

アリス「ん? 咲夜じゃない、どうしたの?

    って、なんか見慣れないのがいるわね 彼が噂の最近幻想入りした子?」

咲夜「はい、そうですね」

アリス「……あなた、早く現実世界に戻った方がいいわよ

    ……何かあってからじゃ遅いんだから」

皆頼「……どういう意味だ?」

アリス「いいえ、なんでもないわ

   あなたがここにいたいならそうしなさい

   ただ、私も妖怪よ? よく顔を出せたわね

   私が悪い妖怪だったらもうとっくに死んでるかもしれないのよ?」

皆頼「今生きてるからいいんだよ、アリスさん

   それにそのために咲夜がいるんじゃあないのかい?」

アリス「ま、それもそうね とりあえず中に入りなさい」

 

アリス「ま、私の名前を知ってたのはこの際いいとして、ほかのところへはもう行ったの?」

皆頼「ええ、まあ……そうですね」

アリス「ふ~ん……まあ、よくあのレミリアが許可を出したものだわ

    ま、どうせ後から殺されるのかもしれないけどね」

 

 ……そう、あいつも人間とのかかわりは深くないうえに、人間をあまり好んではいない

 1回目の人生はどうせ後から殺されたとして、今回は?

 今回であったきっかけは同じ

 だが、賭けているものは……違う

 きっと、レミリアもわかってくれているはずだ

 

アリス「まあ、少し話を聞かせてよ いろいろとね

    現実世界のこととか少しは知りたいからね」

皆頼「ああ、わかった」

 

 ~~~現実世界のお話をして……~~~

皆頼「それじゃあ、そろそろかな」

咲夜「すいませんね、急に」

アリス「まあ、こっちも楽しめたわ」

皆頼「ああ、それじゃあまた、会うことがあれば」

 

 

皆頼「とはいったものの……お腹がすいたなぁ……」

咲夜「人里でお腹を満たしましょうか」

皆頼「ああ…… そうだな……」

 

 人里……

 捕まらないといいけどなぁ……

                残り29日と3時間半 (8月7日 12時)

 




……無言の終わり……

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