完璧なメイドととある青年のたったひとつの恋物語   作:カイト&ライト

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31話 決戦の時

始まる前に一つだけ言いたいことがあります

前回のコメントで、「チルノも妖精だからそれに楽勝で勝つのはどうなんだろう」 というご指摘がありましたが、そこは主人公の身体能力がやばかったということでお願いします

(設定に身体能力については書いてあるぽよ)

 

 

31話

 

フぁ~~あ……

 さて……やるかぁ……

 今の時間は6時 起きる時間が少し遅かったがまあいいか

 そして食堂に着くと、もうみんな集まっていた(咲夜以外)

 

皆頼「あれ? もうみんな集まってるか? 早いな」

パチュリー「それもあんたの発言のせいよ」

皆頼「はい?」

レミリア「例の件だ さすがにお前1人で行かせるわけにはいかないのよ」

皆頼「でもレミリアはもちろんパチュリーも体調的に無理だろ?」

レミリア「ただ、残念ながら私も信用は持っていないうえに、わけわからん奴がわけわからんところから出てきてわけわからん事言っても信じるわけがない

というか私も信じているわけではないが……

能力で見えちまったものはしかたない

とはいえ、見えたのはフランであるからにこの事とは何ら関係ない気もするけれど……」

 

 ……フラン?

 ……おいおいまじかこいつ 先のことまで当ててきやがったぜ

 まあそれを言うのはこれが終わってからだな

 

レミリア「ということで咲夜にはそのことを伝えに行かせているが、なんせ私もこの前異変を起こしたばかりで……

しかも霊夢たちとほとんど交流を持っていなかったわけなのよ

つまり信用がない

ほんと、なぜ今あなたと一緒にいるのか不思議なくらいよ」

皆頼「それも運命だよ」

レミリア「能力のない奴が何を言っているのよ」

皆頼「いうな」

パチュリー「でも咲夜も買い物以外基本的に紅魔館以外でないし、これ以上の戦力は期待できないでしょう」

美鈴「ということで、皆頼とメイドと私でいくデース」

レミリア「と、いうことなのでよろしくね

何も来ないといいけれど……」

皆頼「というか俺は戦力になるのか?」

レミリア「命を削ってでも戦力になってもらうわよ

あとは、能力が芽生えることも信じて……

簡単な実践練習よ」

皆頼「ええ……」

 

~~     その後手入れなどをして準備を整えた一同らは、

            戦場となる人里に降りる      ~~

 

 う~ん……

 違和感しかないな ここが人里の端の端だから人通りが少なくて助かったぜ

 

美鈴「私は信じられないですけどネ」

皆頼「というか、そろそろだぞ……」

咲夜「……」

 

 そしてそのまま10分がたつ

 ……おかしい 警戒しているのか?

 日にちは……合ってる 時間もあってる なぜ?

 

 ……そしてそのままさらに50分がたち、美鈴は一度戻った

 なぜ……こない?

 そんなことを考えていたらいきなり奴はやってきた

 というか、美鈴居ないのはやばい

 

瞬獣「ぉおおおおおおおおぉおおおお!」

 

 おっと、テレポートでお出ましかい

 やっぱり戦力が減るのを待っていたのかな?

 それじゃあ、リベンジマッチと行こうか

 (とはいえ、そんな力はないんだが……何とかなるだろ)

 

咲夜「あら、勢いのある咆哮じゃない

   ただ、私たちも負けるわけにもいかないのよ!

   奇術「ミスディレクション」

 

 そういった直後、その場所には咲夜はおらず、そこには全方位に咲夜のナイフがばらまかれている

さらに移動したかと思えば、すぐにまた別の場所に移動している

この正体はもちろん時間停止だろう

もちろん、俺だって負けていられねえよなぁ!?

 

皆頼「銃符『暴発』!」

 

 バン! バンバンバンバンバン!

 さあて、何発あたるかなぁ?

 

瞬獣「瞬符『分身』

 

 て、お前もスペル使うのかよ!?

 そしてそんなこと考えていられるのも一瞬

 瞬獣は8体くらいに分身を作っている

 そして、どれも全く同じ行動をとっている

 ッチ! これじゃあどれが本物かわからねえじゃねえか!

 しかも瞬獣が攻撃に入った 次から次へと弾幕を打ってきやがる!

 しょうがねえから乱射だ! 俺のスペルは本体の2メートル以内じゃないと発動しない

 つまり打っても爆発しないやつは分身だ

 

 バンバンバンバンバン!

 そう打っている間も瞬獣は攻撃の手を止めない

 そして気がつけば目の前には緑色の弾幕

 

皆頼「これは避けられ……な……?」

 

 傷を……負っていない

 もしかして分身の攻撃はノーダメ?

 とにかく本物がどれかを咲夜に伝えなければ!

 

 

~~~~

 

咲夜「くっ!」

 

 よけるのに精いっぱいで反撃なんかできっこない

 これじゃあ……まずい!

 早く本体を見分けなければ!

 

皆頼「咲夜! 本体は、あいつだ!」

 

 皆頼が指をさす

 ありがたい、この仕組みに気づいてくれたなら後は本体に集中攻撃をするだけ!

 

咲夜「了解です! メイド秘技『殺人ドール』

 

 まずは、ナイフ形の弾幕をばらまいて、 時間停止!

 そしてさらに増やして、さらに方向転換

 そして能力解除 これは、よけられまい

 

~~~~

 

 早くなんとかしないとこっちも持たない!

 とりあえず本体をたたく!

 

皆頼「綺符 『四回の危機』!

 

 ただこんなので倒せるとは思ってない

 少しでもあいつの弾を相殺させて、咲夜のサポートがメイン!

 まだまだやるぜぇ!

 

瞬獣「花火

 

 おいおい、勘弁してくれ……

 と、瞬獣の新しいスペルに絶望していると、なんと当たらないと思っていた自分の弾幕が1つあたる

しかも咲夜の弾幕が相当な数当たったようだ

それにより分身が消滅 これは大きい

 

 ただ、瞬獣の新しいスペルカードは始まってもいない

 すぐに瞬獣は復帰して、エメラルドで針状の弾幕を宙に打つ

 それが上空約20メートルくらいのところで爆発

 しかも打ち上げた数は……どんだけ打ち上げやがる!?

 しかも爆発した弾幕が恐ろしいスピードで下に落下してくる

 こいつはやべえ……

 今のところ運よく左右に動くだけで躱しているが、今集中しているのは上空

 横から弾幕が来たら対応しきれない

 

咲夜「幻幽「ジャック・ザ・ルドビレ」

 

 その瞬間瞬獣の周りには赤い大玉が20個ほどと、無数のナイフが……

 そして次の瞬間それらは一斉に動き出す

 赤い大玉はランダムに

 ナイフは自機狙いのものとそれを囲むようにするものに分かれている

 閉じ込めて殺す ってわけですか?

 

 って、そんなこと言っている場合ではない

 さっきも当たりかけたこの弾幕 早く終わってくれ……

 と、思った直後、そのスペルカードは終わった

 

 

   と思っていた

 その弾幕が消えた後、瞬獣は地面に何個か謎の物体を埋め込んだ

 そしてその3秒後、すべての物体が爆発し、そこから無数の弾幕が噴水のように噴き出してきたのだ

それは高くまで上がるものもあれば、低い高さですぐ落ちるものもある

遠くから見ればそれはそれはきれいなんだろう

だが今はそんなこと言っている場合ではない

さっき横に集中がいかないといったが、今回のスペルカードはすべてが同じ高さではないので、謎の物体の上にいてはいけないのは明らか

さらに、近づいてはいけないので行動範囲が劇的に狭まった

 

咲夜「くっ!」

 

 咲夜も1度被弾したようだ

 俺が、その言葉を聞き咲夜の方を向いた時、周りへの注意がおろそかになった

 そして俺は、3度ほど被弾してしまった

 

皆頼「くっそぉ…… 痛えじゃねえか……

   調子乗りやがってよぉ……」

 

 そんなことを言うが、俺もそろそろきつい

 だが、そんなことは言ってはいられない

 ちきしょう、これじゃあ俺が何しに来たのかわからねえじゃねえかよぉ……

 

皆頼「針符『釣』

 

 その瞬間針状の弾幕が出てくる

 その弾幕はしばらく瞬獣を追いかけ続ける

 そして、約10秒後、その今までの通り道に弾幕が現れ、すべての弾幕が時間差で瞬獣を襲う

 まあ、これも相殺目的だな

 メインでは使えない

 そんなことで、両方のスペルカードが終わり、俺は完全に満身創痍

 だが、最後までやってやろうじゃないの!

 

咲夜「奇術「幻惑ミスディレクション」

 

 まずはナイフ

 そして、赤い弾幕の順に出てくる

 赤い弾幕は完全ランダムに相手を襲う

 しかもいくつか連続で発射されるため、1度被弾すると続けて被弾してしまう

 ナイフは等間隔に打たれる

 

瞬獣「壊符『環境破壊』

 

 すると、瞬獣の左右に緑と青の大きい弾幕が現れる

 そして瞬獣の上部に赤い弾幕が現れる

 緑の弾からはそれを中心とした時計回りに緑の弾幕が繰り出される

 その弾幕は少しづつ外側に回っていく

 青の弾は、緑と反対の動きをしているが、少しづつ外側に回っていくところは同じようだ

 また、青の弾幕と緑の弾幕は交互に出てきている

 赤の弾からは自機狙いの弾幕が出てきている

 しかも、その3つの弾の真ん中には紫の三角形の弾があり、そこからはビームが出てきている

 さらにそのビームは4方向に打たれ、毎回時計回りに30度っている

 そして消えてから、少しして再度うってくる

 わけわかんないんだが?

 と、1回目は運良くかわせたものの、ちょっときつい

 そんなこと言ってる間にビームが来る

 それも避けたが、その後に赤い弾幕にあたってしまう

 

    はずだった

 

 その弾幕は俺の少し手前であらぬ方向に飛んでいく

 

皆頼「は?」

 

 もう無理だと思っていた皆頼は少し反応が遅れ、次のビームをまともにくらう と思い、目を閉じた

だが、目を開けると今度はビームまでもが跳ね返され、もろに相手にあたっていた

わけがわからない

すると前には、銀色の四角く薄い物体があった

 

皆頼「……どういうことだってばよ……」

 

 そしてそのまま瞬獣のスペルカードが終わる

 

咲夜「……ぇえ?

   ……とりあえずいいわ、今が好機!

   幻世『ザ・ワールド』!

 

 そして時が止まり、動き出す

 その瞬間、大量のナイフが瞬獣に刺さっていた

 緑のナイフ、青のナイフ、赤のナイフ

 そのすべてが、無防備な瞬獣に突き刺さる

 

瞬獣「ぐぉおおおおおおおおおお!」

 

 バタッ

 

咲夜「……終わった……

   ……お疲れ様、皆頼さん

   ……皆頼さん?」

 

 バタッ

 

                        フラン事件まで 残り?日

 




ここまで読んでいただきありがとうございます
なんとなく雰囲気が壊れそうなので前書きはいれておりません
それと、設定で考えたけど没になったスペルカードも書いておきますので、よかったらそちらの方も
では、次回もゆっくりしていってね!

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