完璧なメイドととある青年のたったひとつの恋物語   作:カイト&ライト

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カイト「皆さんこんにちは カイトです!」
ライト「初めましての方は初めまして ライトです!」
カイト「ここ最近の疑問 俺たちの容姿とは?」
ライト「……知らん」
カイト「(´・ω・`)」
ライト「まあこれも読んでくださっている方々の自由なんだろ」
カイト「多分そうなんだろうとは思っていた」
ライト「じゃあ聞くなよ」
カイト「さて、そろそろ本編行きますか」
ライト「お、そうだな じゃあ、

カイト&ライト「ゆっくりしていってね!!!」


34話 咲夜の思い

34話

 

咲夜「ふぁぁ……」

 

 起きてすぐ布団の中から時計を見る

 あら、4時……

 まだ朝日も出ていないし、少し早く起きすぎましたね…… 

 ……う~ん…… 眠いし、もう少し寝ていましょうかね……

 そしてまた布団の中に入る

 

~~1時間後~~

 

咲夜「ふぁぁ……」

 

 咲夜はもう一度時計を見る

 あら、もう5時ですか これは少し遅れちゃうかもしれませんね

 皆頼さんも待っているでしょうし少し急ぎましょうか

 

 

 さて、準備もできたし向かいますか

 咲夜は廊下を少し急ぎ気味に歩いた

 咲夜は廊下の窓ガラスから外を見る

 外はちょうど日が昇り始めたところだ

 そんないつもの光景をみて、食堂に着く

 

 ぎぃぃぃぃぃぃぃぃ

 

 ……あら、まだ来てなかったんですね

 なら先に用意をしていましょうか

 そう思ってキッチンに立つ

 いつもと違い、皆頼さんがいないと少し寂しいですね

 時には朝早く起きてきて私より早くスタンバイしていたこともあったりしたので、少し新鮮味すら感じますね

 まあ皆頼さんがこの世界に来るまではずっと1人だったわけですけども

 ……そう考えると、皆頼さんが来てから紅魔館内の空気は変わりましたね

 前と比べると凄くにぎやかになって……このタイミングで幻想郷入りした皆頼さんは大変でしょうね

 ……ところで来ませんね、皆頼さん

 寝坊でもしたのですかね? 珍しい

 ……………………

 

 その場には料理の音しかなく会話などは全くない

 時折咲夜の独り言が反響する

 ……静か、ですね

 あの人がいないとこうも変わるとは……

 やっぱり、あの人はすごい人です

 

 結局、来ませんでしたね

 そう思いつつ皆頼のいる部屋をノックする 

 

咲夜「入りますよ」

 

 そういって中に入る

 もちろんというか予想通りというか皆頼はぐっすり寝ている

 少し疲れていたのでしょうかね、やっぱり

 

咲夜「朝ですよ、起きてください」

 

 1度目は、何もしないで言った

 それでも起きず、2度目は体を揺さぶりながら言う

 それでも起きないので、どうしようかと悩んでいると、

 

皆頼「ぅぅ……咲夜ぁ…… んん……」

 

 と、寝言を発していた

 何となく気になったので、少し待ってみて、それから起こそう 

 そう咲夜は思った

 

皆頼「……咲夜ぁ……好き……だ……んん……」

咲夜「ん……皆頼さん、起きてください!」

 

 咲夜は恥ずかしさからか皆頼の体を強めに揺さぶりながらそう言う

 

皆頼「ん…… もう朝か……」

咲夜「じゃあご飯できてるので来てくださいね」

皆頼「え…… ああ、ごめん! 完全に忘れてた!」

咲夜「大丈夫ですよ 多分もうみんないるので早く来てくださいね」

皆頼「わかった……ごめん」

 

~~~~~~~

豆知識

寝言は当人が見ていた夢の内容に影響される傾向が強いそうですよ

~~~~~~~

皆頼「あ、おはよう」

美鈴「おはようアル 皆頼が寝坊なんて珍しいアルネ」

皆頼「ああ、自分でもそう思うよ」

パチュリー「少し疲れているんじゃないの?」

小悪魔「別に私が癒してあげてm

皆頼「却下 というかその分今日十分寝させてもらったから大丈夫だ」

パチュリー「ならいいんだけどね」

レミリア「そろそろ食べないかしら?

     ご飯が冷めちゃうわ」

パチュリー「それもそうね」

一同「いただきます!」

 

一同「ごちそうさまでした!」

皆頼「あ、じゃあ朝何もしてもないから片付けやっておくよ」

咲夜「…………」

皆頼「……? お~い」

咲夜「あ、え~と、何でしたっけ?」

皆頼「朝何もしてないから片付けしとくよ」

咲夜「あ、大丈夫です、一緒にやります!」

皆頼「いや、朝何もしてないからさ これくらいはやらせてよ」

咲夜「ん~ じゃあ、お願いします」

皆頼「任されたし」

 

 ……全く覚えていないんですね……

 まあ、そりゃそうですよね

 ……あれが本心としても、本心じゃないにしても……

 恥ずかしいです

 皆頼さんが紅魔館に来てから、随分と皆頼さんに振り回されてる気がします

 いい意味で、ですけどね

 

 ……私は、皆頼さんのことをどう思っているのでしょうか……

 

 

 

~~~~

 

皆頼「さて……片付けは終わったがどうしようか」

美鈴「やることがないんだったら、私と勝負しないアルカ?」

皆頼「……負ける未来しか見えないのだが?」

美鈴「勝ち試合と負け試合じゃあ学ぶものが違うアルヨ?」

皆頼「……確かにな、じゃあ、死なない程度に頼むわ」

美鈴「わかりました 死なない程度で行きますネ」

 

 そのような会話を交わし、俺たちは庭で戦闘を行うことになった

 

皆頼「じゃ、よろしくお願いします」

美鈴「こちらこそ……

   じゃあ、先に行かせてもらいますヨ!

   華符『彩光蓮華掌』!」

 

 そういうとともに弾幕が桜の花びらのような形に並んだ

 かと思えばその花びらの先端部分が崩れ、丸っこい花びら上に並ぶ

 というかこれだけでもまあまあ量あるぞ!?

 そして次に丸っこい花びら状に並んでいた弾幕が崩れ始める

 その弾幕はすべて虹色のクナイ状弾幕だ

 ふぅ…… できるだけ細い隙間を通らないようにして被弾を減らそうとしているとはいえこれをよけ続けるのは相当厳しそうだな

 

皆頼「瞬符 『四輪』!」

 

 できるだけこれで相殺できるといいが……

 だが、輪っか状なだけなので、輪っかの出現位置によっては美鈴の弾幕がすべて俺に降りそそいであまり意味がなかった気がしたが、それのおかげもあってか被弾は1回

 それもかすり傷で済んだ

 

美鈴「こんなもので音を上げられては困りますヨ!

   彩符『彩光風鈴』!」

 

 そうするといきなり美鈴を中心に360度渦のように虹色クナイ弾幕が動き始める

 隙間もかなり狭いが、しっかり見れば一応避けられそうだ

 ただ、弾速が速いから少し遅れると一瞬で持ってかれる

 

皆頼「これで手加減してるってマジかよ!?」

 

 俺はこの弾幕をぎりぎり躱しながらそう言う

 そして、そんなうちにさっそく1回被弾してしまう

 そして体勢を崩しながらも、銃を撃つ構えに入る

 

 バン!

 

 その弾は弾幕にあたらずまっすぐ美鈴へと向かっていく

 

美鈴「危な! よくその隙間を通せましたネ!」

皆頼「チっ 今の自信あったんだけどな~」

 

 そして、さっきのでより体制を崩しもう1回被弾してしまう

 そしてそのスペルカードが終わった美鈴は続いて次のスペルカードを打つ体制に入る

 こうなったら1発でもあいつに当ててやろうじゃねえか

 

美鈴「今回は、さすがによけられるんじゃないですか?」

 

 そういいながら美鈴はそのスペルカードの名を言う

 

美鈴「彩符『彩雨』!」

 

 そうすると、上から名前の通り虹色の雨が降ってくる

 だが、その隙間はかなりあるので、よけやすい

 だが、美鈴が俺から見てもわかるあからさまな手加減をしているのがすごい腹立つ

 

皆頼「銃符『暴発』!」

 

 そういって俺は銃をその隙間を狙って何発も打つ

 ただ、闇雲に打っているわけではなく美鈴の周りを囲むようにしながら打つ

 この1メートル以内でしか爆発しないルールをうまく使った……と思いたい

 だが、美鈴はすこし驚きながらもそれを躱す

 俺はまだ弾を打ち続けるが、当たる気配は見られない

 これが格の違いって奴か……

 

美鈴「ふぅ…… さて、そろそろ終わりにしましょう!

   彩翔『飛花落葉』!」

 

 その瞬間美鈴が目にもとまらぬ速さで近づき俺に大量の弾幕を放った

 それも虹色でさらに横方向にもある程度弾幕を発している

 ただ、横方向にはなった弾幕は丸くて、速度が遅い  

俺に放った弾幕はクナイ弾幕で速度が速い

 そんなものを俺が避けられるわけもなく諦めていた

 そして、次の弾幕が来て俺は避けるのが遅れた

 美鈴もこれ以上弾幕を発しようとせず、降参ムードになっていた

 だが、そのあたる瞬間俺の目の前から弾幕が消えた

 その時間を利用して少しその場から離れたその時弾幕がまた現れた

 だが、もうさっきの場所に弾幕はなく、俺の方に弾幕は来ていなかった

 また、弾幕から色が消えていた

 ただ景色に色はある

 

皆頼「あ? 何だ?」

 

 とっさに俺は美鈴に向かって銃を何発か撃った

 美鈴も何が起こったかわからない様子で俺の銃弾に1発あたってしまう

 なんか素直に喜べないが……

 そんなことを思っていると、弾幕に色が戻った

 その瞬間どこからか銃弾が美鈴を襲った

 ただ、俺がさっきはなった場所からではなく左右反対くらいの位置から銃弾は飛んできていた

 

美鈴「どうなっているアルカ!?」

 

 美鈴のその言葉を聞いた後俺の意識は途絶えた

 

               フラン事件まで 残り22日 2時間(現在約10時)

 




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次回も、 ゆっくりしていってね!!!

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