完璧なメイドととある青年のたったひとつの恋物語   作:カイト&ライト

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カイト「どうも皆さんこんにちは カイトです」
ライト「初見の方は初めまして ライトです」
カイト「まあ少し遅れたけど文章量2分の3だから許して 後次回は投稿が少し遅れて文章量が多いか普通だけど文章量が短いかの二択です その時のうぷ主のやる気具合で決まります もしかしたら早めに投稿して文章量が短いパターンもあるかも」
ライト「じゃあほかには特に話すこともないので

カイト&ライト「ゆっくりしていってね!!!」


第6章 いざ戦いの時
39話 vsフラン


 39話

 

 あの日の後は特に何も面白いことも危険なこともなく毎日を過ごせた

 結局前日までは俺がフランにご飯を渡しに行くことになった

 また、あの次の日に銃をもう一丁買ったりした

 その銃も別に特別なものではない

 ただ、左手で操作するのは少し難しかった というか難しい

 今も右手で操作するときほどの精度は出せない

 と言ってもその右手で操作する銃の精度というのもたかが知れているわけだが

 

霊夢「お茶をもらってもいいかしら?」

魔理沙「あ、じゃあ私ももらうぜ」

皆頼「ああ、了解」

 

 今日は当日の朝(ご飯を食べる前)で、レイマリには昨日からスタンバってもらってる

 だが俺はフランがいつから暴れ始めたのかを知らないのであまりゆっくりもっしていられない

 はずなんだけどなぁ……

 

霊夢「まあ、この人数居れば何とかなるでしょ」

魔理沙「いっそ霊夢だけでもいい気がするぜ」

霊夢「あんためんどくさいからさぼりたいだけでしょ」

皆頼「まあ……すまんな」

霊夢「どちらにしろ異変が起こるのなら解決する必要があるのだから日時がわかっているだけでも被害は抑えられるのだからましだと思いなさい」

魔理沙「起きないに越したことはないのだけどな」

レミリア「そんなこと言われても困るわねぇ」

 

 そんなことを話していたらレミリアが起きてきた

 その後ほかの人も続々と集まってきて朝ごはんになった

 

霊夢「豪華でいいわねぇ」

魔理沙「ここ居た方が霊夢は裕福できるんじゃないか?」

霊夢「それはそうだけどそういうわけにもいかないでしょ」

皆頼「そういえばさぁ……」

咲夜「どうしましたか?」

皆頼「フランの朝食はどうするんだ?」

美鈴「……それは考えてなかったですね」

パチュリー「ただ皆頼はその1週目の事件の日の朝フランと会ってないんでしょ? つまり朝は大丈夫なんでしょ」

皆頼「お前天才か?」

パチュリー「話聞く限りでは昼な気がするのだけどねぇ」

霊夢「でもあの子も吸血鬼だから昼にはあまり活動しないんじゃない?」

レミリア「いや、あの部屋からでは太陽が昇っているかどうかわからないからいつでも可能性はあると思うわよ だから特に昼あたりは重点的に警戒しないとね」

霊夢「とりあえず朝食、昼食は私が渡しに行くわよ」

 

 と、そんなことを話して朝食は終わった

 美鈴は念のために門番をしていてもらっている

 その後もしばらく事件は起きず、時刻は12時をまわっていた

 

皆頼「落ち着いていられないなぁ」

レミリア「時間がわかっているっていうのは案外精神的につらいわね」

魔理沙「まあいつも暇してるから私は別にいいけどな」

 

 全員が早めの昼食を食べ終わり霊夢が今地下に向かっている

 何もないのが一番だけどなぁ……

 

~~~~

 

霊夢「あら、お久しぶりね」

フラン「いつもと違う人のお出迎え……もしかして私と遊んでくれるの!?」

霊夢「ま、できればやらないのが一番いいのだけどねぇ……」

フラン「ソレナライマスグハジメヨウ!」

霊夢「話が通じるとは思ってないけどさ やるからには全力で行くわよ」

フラン「禁忌『フォービドゥンフルーツ』」

 

 そのスペルカード詠唱後すぐに四方から赤く丸い弾が波紋状に現れた

 それは四方からじわじわと真ん中に集まってくる

 ただスペルカード詠唱時に四方より外に行かないともうそのサイクルから抜け出すことは不可能だろう

 そしてそれをよけると次は青い弾幕が同じように出現した

 それをよけきるも次は赤い弾幕が3回連続で襲ってくる

 

霊夢「こんなのが避けられずに異変解決なんてやってられないのよ!」

 

 そしてそれをよけきる だが弾幕の嵐はまだまだ終わらない

 ……まずいわね

 この狭い空間だと事故で当たりかねない

 うまい事ホールの方に誘導できればいいのだけれど……

 早くこのサイクルから抜け出さないと……

 

霊夢「神技「八方鬼縛陣」」

 

 そうして赤と黄色の札がフランを襲う

 それをよけ続けているところ、霊夢の周りに五重に小さい弾幕が現れる

 それは赤いクナイ状弾幕に変化し、フランを襲う

 だがその間もフランの弾幕は止まらない

 フランも今のところ被弾する様子はなし

 

霊夢「ッチ どうしたものかしらね……」

魔理沙「それなら問題ないぜ! 魔砲「ファイナルスパーク」」

 

 すると魔理沙は周りに赤と青色の星弾幕をだす

 そして八卦炉をフランに向けて構える

 

霊夢「そんなのがフランに当たると思ってるの!?」

魔理沙「いいや、もとよりあてる気はさらさらないぜ!!」

 

 そういった後魔理沙は八卦炉からスパークを出す

 それはかなりの半径で霊夢も多少気を使って動かなければならなかった

 ただやはり動きは遅いためフランによけられてしまう

 

フラン「一人でも二人でも、当たらなければどうということはない!」

魔理沙「ああ、その通りだ じゃ、次も躱してくれよ?」

フラン「それを最後のスペルカードにしてあげる!」

 

 そうして魔理沙はまた八卦炉を構える

 そしてほし弾幕を放つ

 

霊夢「ま、何か策があるんでしょうね」

 

 その言葉の後魔理沙はスパークを放つ

 それに対してフランは大きく回避行動をとる

 

魔理沙「今だぜ!」

皆頼「任せとけってばよ!」

 

 その回避行動に合わせて銃弾を3,4発ほど打つ

 とっさのことにさすがのフランでもこれは躱しきれなかったようだ

 それがあたってフランのスペルカードはいったん止まり、多少の時間が生まれる

 

魔理沙「ナイス! 今のうちにホールまで行くぜ!」

霊夢「礼を言うわ」

魔理沙「その言葉はこの勝負に勝ってからにしてくれよ!」

霊夢「もう負ける要素はどこにもないじゃないの ま、最後まで気は抜かないけどさ」

 

 俺たちの後を追うように霊夢も付いてくる

 そして全員がホールに着くころにはフランも体勢を立て直していた

 

レミリア「はい、お疲れ様 じゃ、こっからは私たちも力にならなきゃね!」

魔理沙「魔符「スターダストレヴァリエ」」

 

 フランの周りに6つの魔法陣が生成される

 それは外側に回るようにして移動する

 その通り道には虹色の星弾幕が生まれる

 それはフランを攻撃する が、それは避けられる

 その後も魔法陣は動き続けフランに近づき、遠ざかりを繰り返して通り道に星弾幕を生成する

 

レミリア「いったそばから出番奪うんじゃない! 冥符「紅色の冥界」」

 

 クナイ状の白色弾幕がフランを襲う

 それはスピードも速く、さらに魔理沙のスペルカードにより制限された動きの中でよけるのは困難を極めた

 そして1回被弾した後フランはスペルカードを詠唱する

 

フラン「禁弾「カタディオプトリック」」

 

 すると青い大きな弾幕と小さい弾幕が紅魔館内を跳ね回るように弾幕が生まれる

 そしてその間に魔理沙のスペルカードも終了した

 青い弾幕は不可解な動きで被弾する人も多くいた

 俺は運よくヘイトがあまり向いてなかったのでよけきることができた

 

咲夜「幻世「ザ・ワールド」」

 

 その瞬間フランの周りには大量のナイフがあった

 それをよけることは無理かと思われたが、フランは避けようとせず、当たりそうになったナイフを壊した

 

咲夜「そんな……」

 

 それに驚いた咲夜は一瞬行動が遅れてフランの弾幕にあたりそうになる

 バン!

 そこに乾いた銃声が鳴り響きその弾幕は相殺された

 

皆頼「おいおい、俺に助けられてるようじゃ困るぜ?」

 

 そんなやり取りの中パチュリーがスペルカードを詠唱する

 

パチュリー「土符「レイジィトリリトン上級」」

 

 黄色の小さい弾幕に大きい自機狙いの弾幕両方がフランを襲う

 小さい弾幕はランダムなので気合よけしかよける方法がない

 それにプラスで咲夜の弾幕、皆頼の銃もあいまり行動がある程度制限される

 

魔理沙「じゃ、そこに一発うたせてもらうぜ」

 

 そういいながら魔理沙は八卦炉を構える

 

魔理沙「恋符「マスタースパーク」」

 

 それはフランに致命傷ともなるダメージを与えた

 それにより移動もだいぶ制限された

 

フラン「ッチ 禁忌「レーヴァテイン」」

 

 まず赤いレーザー型の弾幕が右から左に攻撃しその通り道にクナイ上弾幕が生成される

 そして次にそのレーザがフランの周りをまわるようにしてその通り道にも弾幕が生まれる

 

レミリア「神槍「スピア・ザ・グングニル」」

 

 フランのスペルカードに対抗するようにレミリアもスペルカードを発した

 レミリアははたから見ると槍のように見える高速で動いている弾幕の集合体をレーザーと相殺させる

 そしてもう一発連続でフランに攻撃する

 そしてそのヒットを確認し、行動が遅れたタイミングで霊夢に合図を出す

 

レミリア「後はお願い!」

霊夢「まさか紅魔館の主と共闘する日が来るなんてね 霊符「夢想封印」」

 

 色とりどりの大き目な光弾が次々と飛び出しては相手めがけて飛んでいき、当たると同時に炸裂した

 それによりフランは気絶し、行動不可能となった

 

霊夢「ふぅ…… じゃ、けが人とフランを永遠亭に運ばないとね」

 

~~~~~~~~

永琳「あ、お疲れ様 とりあえずフランはしばらくこっちで様子を見ておくとしてほかにけが人は?」

霊夢「ん~ 私は大丈夫だけど他は大丈夫?」

魔理沙「大丈夫だぜ」

皆頼「嘘つけお前前線出すぎて相当被弾してたろ」

魔理沙「いや、そんなことは……」

霊夢「別にこんなとこで意地張らなくてもいいのよ 何もないにしても一応見てもらいなさい」

レミリア「他紅魔館メンバーはできる限り咲夜の手当てで済ませるようにしたいわね 永琳も大変だろうし」

永琳「まさか紅魔館の主に気を使ってもらえるなんてね」

レミリア「まあ今回はこっちの責任だしね どうせなら永琳も一緒に夕食食べる?」

永琳「う~ん、夜にけが人が来ても困るし遠慮しておこうかしらね」

レミリア「そりゃ残念」

霊夢「じゃ、とりあえず私は魔理沙の手当て終わるまで待つけど紅魔館メンバーはどうするの?」

皆頼「俺は暇ですることないし魔理沙の手当て終わるまで待つよ」

咲夜「じゃ私もそうしましょうかね」

レミリア「じゃあ私は一足先に帰ってるわね」

パチュリー「同じく」

 

 その後しばらく雑談を躱したり記者の取材にあったりして時間をつぶしていた

 

霊夢「もう5時になるのね」

皆頼「ああ、まあそろそろ終わるだろ 魔理沙もフランも」

魔理沙「お、待たせちまったな すまねえ」

霊夢「別にいいのよ」

 

 そういって魔理沙は霊夢の隣に座る

 おそらくフランももうすぐ治療が終わるだろう

 

霊夢「どうせフランもすぐ終わるでしょう 帰り道なんかあっても困るしフランの治療終わるまで待つとしましょう」

魔理沙「じゃ、私もそうするぜ」

 

 そして約10分ほどたって……

 フランの治療も終わり狂気も消え去っていた

 

フラン「あ、えっと…… 皆頼……だっけ?」

皆頼「ああ、よく覚えていてくれたな」

 

 俺はフランの頭を撫でてやる

 ……行動に移してからこんなことして怒らないかと心配したが無駄な心配だった

 

フラン「えへへ~」

咲夜「じゃあ、帰りましょうか妹様」

霊夢「さて、今日はごちそうね」

魔理沙「今日も の間違いだろ」

 

 そういって俺らは永遠亭を出た

 前と同じで月はまだ赤いままだった

 

 

 




よければ次回も、ゆっくりしていってね!!!

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