完璧なメイドととある青年のたったひとつの恋物語   作:カイト&ライト

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k「どうも皆さんこんにちは カイトです」
r「台風大丈夫でしたか? ライトだぜ」
k「それにしても台風すごかったなぁ」
a「主が住んでるところではあまり被害なかったけど都心の方はやばかったのかも」
r「まあ、皆さん頑張ってください」
k「正直このタイミングで投稿するのもどうかと思うけどな」
a「ま、まあ、とりあえず

k&r&a「ゆっくりしていってね!!!」

k&r(こいつ話そらしやがった……


第7章 平和
47話 平和


47話

 

「で、朝から買い物か」

「まあいいじゃないですか、あの時生きてなかったらこうしていられないんですから」

「そういわれりゃあそうなんだけどな」

「パパっと済ませちゃいましょう」

「そうだな、まずは八百屋からか?」

「ええ、そうですね」

 

咲夜とそんな話をしながら八百屋に着いた

八百屋や、ある一部の店では俺らがあの召喚者を倒したことを知っていて割引をしてくれたりもした

これで霊夢の神社も参拝が少しは増えるだろう ……多分

 

「ここで最後かな?」

「そうですね 思いのほか早く済んで良かったです」

「あ、ここにいたんですか 探したんですよ全く」

 

 と、そこに文が乱入してきた

……これは時間かかるかもしれないなぁ

というか咲夜フラグ回収早すぎるだろ

早く済んだって言ってから5秒も立たずに文来たぞ

 

「あら、どうしたのですか文さん?

 私たち今急いでいるので何かあるなら手短にお願いしたいのですが」

「ああ、それではすぐ本題に入らせていただきますね

 実は昨日の事件の話なのですが…… 少しばかり取材をさせていただけないでしょうか……?」

「すいません、その話ならば霊夢さんや魔理沙さんにお願いできますでしょうか」

「いや、昨日最後まで残っていたのが咲夜さんでしたのでぜひともあなたに取材をしたいのですよ」

「なら昼ごはんが終わった時間に紅魔館に来ていただけますか?」

「あ、あの後の話俺も聞かせてもらってもいいか?」

「もちろんですよ」

「それではまた後で」

「ああ、じゃあな」

 

 この後咲夜と俺はM4M1の件で香霖堂に向かっていた

 咲夜は先に紅魔館に戻っていいといったがついてきてくれた

 というかこーりんには借りっぱなしで申し訳ないが許してほしい

 というかこれ普通に欲しいから買いたいと思っている

 

 コンコン

 

「はい、いらっしゃいませ って、皆頼君じゃないか

 あの事件は大丈夫だったのかい?」

「ああ、何とか生き残れたよ

 それでその時に無断でこれ借りちゃってさ……」

「ん?ああ、これ取ってったの君だったのか」

「ああ、それでこれほしいから売ってくれないか?

 いや、虫のいい話だってのは分かってるんだけどよ……」

「全然いいよ こっちは助けてもらった側なんだからね

 そうと決まれば気が変わらないうちにお会計を済ませちゃおうかな」

「おう、すまんな」

「正直魔理沙に関しては完全に無断で返しにも来ないからね

 それよりはましさ

 というか今回の件もまた魔理沙かと思っていたんだよ」

 

 あいつ……まあ想像は容易だなぁ

 紅魔館でも少し魔理沙への警戒強めた方がいいかもしれんな

 もしかしたら本以外も持っていかれるかも

 

「ま、そういうことだから何か欲しいものがあったらまた気軽によってみてくれ」

「おう、あんがとさん」

 

 香霖堂で買い物も済ませた俺は特に行く場所もないので紅魔館に戻ることにした

 昼飯の件もあることだし早めに戻ろう

 

~~少年移動中~~

 

 ガチャ

 

「あら、おかえりなさい

 ご飯の準備は早めに頼んだわよ

  結構お腹すいちゃったわ」

「はい、了解しましたお嬢様」

 

 そんで荷物を置いて、手を洗って戻ってきた

 その後昼ご飯を二人で作って持っいくが、その時はまだ皿などの料理がいつもより一つ多いことは気にしてもいなかった

 それを気付かないまま食堂に向かったら……なんでフランがいるんだよ

 

「あ、もう食べられるの~?」

「ええ、そうね フランが待ちきれなくしてるから皆頼も早く座って頂戴」

「はいはい」

 

 表面上は冷静にふるまったものの理解が追いつかない

 レミリアがちらっとこっちに視線をよこす

 ……察しろということだろう 後でいろいろと説明してもらうからな

 

「じゃあ、  いただきます  」

『いただきます』

 

 俺は正直フランを恐れながらも途中からは普通に接していた

 そうしていつもより1人多い昼食を終えて、片付けも済ませた

 その後レミリアからフランがいる理由を聞いた

大丈夫そうなら常にいさせてもいいかもという意見も聞いた

 ただまあ正直フランも地下牢にずっといたからかわいそうではあるよなぁ

 おれはもうどっちでもいいから紅魔館の主にその件は任せようかな

 そんなことを考えているうちに予定通り文が紅魔館に来た

 

「ちょっと早かったですか?」

「いいや、そんなことないと思うぞ」

「ええ、じゃあパパっと済ませちゃいましょ

 今紅茶でも出すわね」

「いえいえ、別にいいですよ

 次の取材もあるのでそこまで長居する気もないですので」

「あらそう? じゃあ話させていただこうかしら」

 と、そういう経緯で俺らは咲夜の話を聞いていた

 多分咲夜が滅符『ビッグバン』の影響を受けなかったのは俺の能力の所為なんだろうな

 だから後で咲夜が俺の世界に入れた原因も調べる必要がありありそうだ

 

「すいません、わざわざありがとうございました」

「いえいえ、どうせならお茶でも少し飲んでいきますか?」

「う~ん、さっき言った通りほかにも取材があるのでまた今度お願いしましょうかね

 それではまた」

「ええ、またいつか」

 

 すると話終わってすぐレミリアが来た

 多分話が終わるのを待っていたのだろう

 

「あら、話は終わったかしら?」

「ええ、今終わりました」

「それなら二人ともトランプでもして遊ばない?

 フランも遊びたがってるし、やるなら人数は多い方がいいしね

 どうせ寝てるんだろうから美鈴も起こして連れてきなさい」

「トランプですか……分かりましたお嬢様」

「パチュリーは喘息気味だから断られたわ」

「まあそうだろうな って、美鈴はやっぱねてたか……」

 

 咲夜が美鈴にナイフを投げつける様子が思い浮かんだ

 美鈴も the 寝起き って感じだからフォローのしようがない

 

「じゃあフランも待ってるし行きましょう」

「そうですね、いくらお嬢様方と言えど勝負ですので全力で行きますよ」

 

 その後俺らは1時間ほどトランプで遊んだ

 結構いろいろなゲームもしたが結局咲夜が一番強かったなぁ

 なんだあいつポーカーフェイスうますぎだろ もはや実質3対1のようなもんだわ

 と、遊んでいたら霊夢が入ってきた

 

「失礼するわよ」

「あら霊夢さん、どうされましたか?」

「ああ、レミリアもいるならちょうどいいわ

 今度永遠亭で宴会やるんだけどあなたたちも来ない?」

「あら、私たちを誘いに来るなんて珍しいわね しかもあなたが」

「ええ、まあこの前の事件で結構活躍してくれたしどうせなら呼んでおこうと思ってね」

「なら行かせてもらおうかしらね 日時はいつなの?」

「4日後ね まあ、来たくなったら着て頂戴 歓迎するわよ」

「わかったわ わざわざありがとうね」

 

 その話が終わった後俺らは夕食の準備をした

 正直なところ宴会に関しては結構楽しみにしている

 なんせここ最近事件ばっかだったからな 大人数で集まるのも初めてだし楽しみだ

 宴会の件を食事の時パチュリーにも伝えると遠慮しておくといわれた

 美鈴も行かないらしいから行くのは俺と咲夜、レミリアにフランだな

 そして夕飯を済ませた俺は咲夜と片づけを済ませお風呂に入った

 

「どうせなら今日もらった銃も何ができるか調べておきたいしやりたいことがいっぱいだなぁ……」

 

 いつ何があるかわからないってことを今回知ったからにはできればいろいろなスペルカード用意しておきたいしな

 また咲夜と神社とかも周りたいしいよいよ楽しみが増えてきた

 そんなことを考えながら俺は風呂を済ませた

 その後周りに迷惑にならないようM4A1にサプレッサー(音と閃光を少なくするもの)をつけてAIM練習をした

 ただやっぱり大きさ的にもいつも常備するっていうのも難しいかもしれないし、どうするか考えた方がいいかもな

 リュックとかに入れておくのも一つの手かもしれん

 さて、そろそろ寝るかな

 

「あら、皆頼さんまた銃の性能実験していたのですか?

 練習を積むのはいいですがあまり練習ばかりしていると疲れもたまりますので自分の体調には気を付けてくださいね?」

「ああ、それはその通りだな

 1日練習したら1日休むとかサイクルを作るようにするよ」

「反省してくれたようで何よりです」

「それじゃあおやすみなさい」

「ええ、おやすみなさい」

 

 と、寝ようと思ったのだがなかなか寝られなかったので少し散歩することにした

 やっぱりこんな時は夜道を散歩するのが一番だ

 

「あら、どこか行くのですか?」

「ああ、ちょっと眠れなくてな」

「ああ、だったら今は雨降ってるのでやめた方がいいですよ?

 紅茶でも入れますからゆっくりしてた方がいいかと」

「あ、そうなのか

 じゃあお言葉に甘えて」

「じゃあ少し待っていてくださいね」

 

 幻想郷でも天気って変わるもんなんだなぁ

 正直ちょっと残念だが雨も別に嫌いではない

 というか幻想郷って大気圏どうなってんだ

 

「はい、お茶はいりましたよ」

「ああ、ありがとう」

「どうせだから私も休みましょうかね」

 

 と、そのあと咲夜と少しの雑談をして俺は寝た

 さっきと違って今度はぐっすり眠ることができた

 

~~咲夜side~~

 

 ふう…… これで今日やんなくちゃいけないことは終わりですかね

 今日の昼間といいさっきといい何かと皆頼さんと一緒にいる自分がいることはわかっているし、迷惑かもしれないとは感じている

 だけど何かと理由をつけてあの人の近くにいる

 これが恋って奴なのでしょうね……

 

 

 ……皆頼さんは、どう思っているのでしょうか

 

 

 




台風ってあんな被害もたらすんですね

あ、次回もゆっくりしていってね!!

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