完璧なメイドととある青年のたったひとつの恋物語   作:カイト&ライト

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k「どうも皆さんこんにちは カイトです」
r「サブタイトル長くね?と、ライトです」
k「まあ、ここで話すことも特にないしそのまま本編行っちゃおうか」
r「おう、じゃあ

k&r「ゆっくりしていってね!!!」


第8章 新たな関係
52話 『完璧』になろうとしたメイドと『普通』の青年のたった一つの恋物語


 

52話

 

「どうだ皆頼、少し濃いお酒も飲んでみないかぜ?」

「う~ん、もうちょっと慣れてからな」

「なんだよ~」

 

 アリスが楽器の話をし終えた直後魔理沙が俺に濃いお酒を注ごうとしてきた

 酔いつぶれさせるつもりか

 

「まあまあ、お酒慣れてない人にそれは酷でしょうに」

「別においしいのぜ?」

「そりゃああんたはお酒慣れてるからおいしいと思うでしょうね」

「う~ん……まあ、そんなもんか」

「そんなもんだ」

 

 

  ~~~~~~

 

 

 結局その後もしばらく宴会は続き、皆が満足した(酔った)ところで宴会はお開きになった

 ただ解散といっても用事のない人(俺らとか)はしばらくこの場に残ることにした

 ちなみに霊夢は酔っぱらって寝ちゃった魔理沙を家に戻しに行ったそうだ

 何やってんだあいつ

 ほかにも東風谷メンバーや白玉楼メンバー、あとレミリアとフランも帰ってもうほとんどの人が帰ってしまった

 ちなみに俺らは少し片づけを手伝ってから帰る予定だ

 なにしろこの永遠亭のメンバーが全員酔いつぶれて寝ちゃったから片付けをする人がいなくなってしまったからな マジで何やってんの?

 

「もう後は俺らだけか?」

「そう……じゃないですか? ほかの皆さんは帰ってしまったようですし……」

 

 っつーか俺もちょっと酔ってる気がする

 文とか椛とかいつ帰ったか覚えてねーし

 

「皆頼さんはもう休んでていいですよ?

 あとお皿とか片付けるだけで終わりですし」

「ああ、申し訳ない」

「いえいえ、それにもうだいぶ酔ってるじゃないですか」

「……そうか? まあ、そういってもらえるなら縁側でちょっと休ませてもらうわ」

「じゃあ片付けが終わり次第呼びに行きますね」

 

 

 ふぅ……

 宴会が終わって静かになった縁側にゆっくりと腰を掛ける

 時折夜風が頬にあたって涼しくて気持ちいい

 ……いや~それにしても、思ってる数倍は楽しめたな

 また機会があればやりたいなぁこういうの

 と、酔ってるながらもこれまでのことを思い出す

 まあ、いろいろあったけど怪我したり一回死んだ甲斐はあった……と思う

こんなこと家族に言ったらなんて言われるかわかんねえな

 ……でも、来てよかった 本心からそう思えた

 

「お隣失礼しますね」

 

 咲夜がそういって俺の右隣に座る

 やっぱり俺の方が少し背が高いので多少見下ろす形になってしまう

 

「……皆頼さんは今日楽しかったですか?」

「ああ、とても楽しかったよ

 静かなのもいいけどやっぱりこういうにぎやかなのもいいな」

 

 咲夜は少し微笑んでから返答する

 満月に照らされたその横顔はやっぱりかわいい

 

「ならよかったです」

 

 その後しばらくの無言タイムが続いた

 ただ別に気まずいとかそういうのではなく、純粋にこの時間に浸っていた

 ……咲夜がどう思っていたかは知らないが

 

「あのさ」

「……はい、なんでしょう?」

「実は俺、この世界……幻想郷に来る前、お父さんとお母さんにあったことがないんだよ」

 

 急にこんな話をするのはどうだろう

 そう思ったが、何となく咲夜なら許してくれる気がした

 

「…………」

「俺が生まれて間もないころにお父さんが心臓の病気で死んじゃって、お母さんは車にひかれそうになった俺を助けて死んじゃったらしい

 ……まあこの話も俺がすごい小さい頃の話だから当時の俺は何が起こったのかもわからなかったんだけどさ

 そんで俺が今ここにいるのも俺を引き取ってくれた家族のおかげなんだ

 まあその家族の人たちがほんとの家族みたいに接してくれたおかげでこうして普通に過ごせてるんだけど……やっぱりちょっと寂しい……と感じる時があってさ

 ふとした瞬間にこの人たちはほんとの家族じゃないんだって思っちゃって……

 今ではもうその辺の心の整理はできてるつもりなんだけど

 …………

 でもこの世界……幻想郷に来て、紅魔館に行って咲夜に会ってからそういう寂しさが晴れたような感じがしてさ

 まあ何が言いたいかって話なんだけど、ありがとうな、俺にかまってくれて」

「……私はそんな、自分が興味ない人と関わるような人間じゃありませんよ」

「……?」

「……今の話を聞いてびっくりしました

 まるで……まるで私と一緒みたいじゃないですか」

 

 一緒……?

 

「……私も、生まれたころには父と母がいなかったんですよ

 それで私を引き取ってる人がなかなか見つからなくて、困ってたらそこに現れたのがお嬢様……レミリア様です

 お嬢様は私にメイドという職を与えてくれました

 その後は自分なりに努力して、精いっぱいお嬢様の役に立とうと思って……

 それで、こうして今があるんです

 ……でも、恩を返そうという気持ちがあったんでしょうかね

 いつからか私は、まるで機械のようにお嬢様の命令にだけ従うようになっていた気がします

 確かにレミリアお嬢様もそんな固くしなくていいとは言ってくれたのですが、やっぱり失礼だと思ったんですよね

 ……確か皆頼さんが来た直後もずっと敬語だった気がします

 まあ、今もなんですけど」

「…………」

「でも皆頼さんがこの幻想郷、紅魔館に来て、普通の人なら当たり前のことなのでしょうが、ようやく『自分』を見つけられた気がします

……皆頼さんからすれば普通にしてただけなのでしょうが、それでも、ありがとうございます」

「……まあ、役に立てたのならよかった

 というか、咲夜の完璧さはそれ由来なのか」

「私はそんな完璧だと思ったことはありませんけどね」

「「…………」」

 

 また二人の間に無言の時間が生まれる

 ……もうすっかり酔いも冷めちゃったし、そういう空気でもなくなってしまった

 だが、やっぱりこのタイミングで言った方がいいと思った

 

「あのさ、「でも、」」

「……先いいぞ」

 

 そんでしゃべろうとしたら言葉がかぶってしまったので先に譲る

 まったく締まんねえなぁ

 

「でも、その『自分』っていうのを見つけてるうちに……皆頼さんと一緒にいるうちに私の『自分』っていうのがわからなくなっちゃってですね

 ……で、そんなうちに気づいたら皆頼さんへの気持ちがわからなくなっちゃって……」

 

 ……うん?

 

「気づいたら、好きになってたんですよね

 ……話が急すぎるのも、流れがおかしいのもわかってるんですけどここを逃したら言う機会がなくなっちゃう気がして……

 こういうのっておかしいでしょうか?」

 

 ……へ?

 いやいやいや、急の出来事すぎて頭が真っ白なんだが?

 

「……マジで?」

 

 この出来事についていけない俺は真偽を問う

 ……うん、この場面ですることじゃないね、何やってんだろ俺

 そう反省してると、咲夜がまた微笑んで返答する

 

「嘘に見えますか?」

「……あのさ、こんなこと言うのもあれなんだけど本当に俺でいいの?

 確かに俺は紅魔館に来て会って話してるうちにめっちゃ好きだと思ったけど咲夜みたいに何かできるわけでもないし強いわけでもないし……

 

 とか自分に対して卑屈になってたら咲夜が急に首に腕を回してきた

 と思ったら顔を近づけて……!?

 キスしてきた

 

 俺の卑屈を遮るようにして、咲夜は俺の口を閉じさせた

 ああ、うん、幸せです、はい

 少しすると咲夜は顔を離す

 冷静っぽいけどめっちゃ顔赤くなってる ……やっぱりかわいい

 その後また少ししてから咲夜は口を開く

 

「好きなになるのに条件なんかないんですよ

 私は皆頼さんが好きだから付き合いたいんです

 ……付き合ってくれますか?」

 

 咲夜は俺と目を合わせて、笑顔でそういった

 ……まあでも、どうこたえるかなんてもう決まってるんだよな

 

「……ああ、もちろん

 こちらこそ、付き合ってください」

 

 

 

 

 

 そしてこの日から俺らは恋人同士になったのである

 

 

 




……まだまだ書くのが下手ですね
っつーか書くのむずいんだよなぁ(主観)
まあ、ここまで読んでくださった皆様ありがとうございます
これからも宜しくお願い致します

……最終回じゃないよ?
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