完璧なメイドととある青年のたったひとつの恋物語 作:カイト&ライト
思ったよりもだいぶ早い投稿になりましたが、まあこれはこれでいいですよね
この調子で次回も早めに投稿していきたいのですけれども……
まあそんな次回のことは置いておいて、今回も日常回です
最近日常回多めなのでそろそろ戦闘シーンも混ぜ込んでいこうかなとか考えています
と、そんな感じでそろそろ本編行きましょうか
それでは、
ゆっくりしていってね!!!
60話
ジリリリリリ……
「んん……」
俺は耳元でうるさく鳴り響いている目覚まし時計を止めつつ、ゆっくりと起き上がる
そして、カーテンを開けて顔を洗って目を覚ます
まだ空は暗いままだが、きっともう少ししたら陽が出てくるだろう
その後身支度をして、いつも通り食堂へと向かう
でも、やっぱりこの時間に起きている方が落ち着くな
2日前の地霊殿巡りの時には6時くらいに起きてたけど、もうこっちの方が慣れてるから少し違和感を感じてしまう
学校に行っていたときはこの時間に起きるとかただの苦行だったんだがな
まあ、多分だけど朝起きれなかったのは学校に行くのが面倒くさいとか、気分的な問題だったのだろう
そんなことを考えながら、食堂の扉を開けて調理室に向かう
咲夜は……まだ来ていないみたいだ
まあ、それならそれでいろいろと準備をしておこう
~~~~
「すいません……少し遅れちゃいました」
「別に全然気にしなくていいぞ
ん~と、じゃあこっち頼んでもいいか?」
「はーい、分かりました」
と、咲夜が遅れたことに関しては特に気にせず適当にしゃべりながら料理を作っていく
新聞の話だったり、昨日あったことだったりと色々話していたら気づけば話題は外の世界の話になっていた
「外の世界の行事ってハロウィンの他にはどんなのがあるんです?」
「ん~、なんだかんだで結構あったけどな~
例えばクリスマスとか、バレンタインとか……あとはエイプリルフールとかもあったな」
「クリスマスは本で見ましたよ
バレンタイン……ってなんです?」
バレンタイン……俺がチョコを全くもらえなかったやつか
あ~でも、1回だけもらったことあったっけな
もちろん親からではないぞ? それは中学生の時……ってこんなこと考えてる場合じゃねえんだ
「バレンタインはなー、まあざっくり言ったら好きな異性の人、または仲のいい異性の人とかにチョコをあげるっていう行事だな
バレンタインデーは女性から男性に、ホワイトデーは男性から女性に贈るのがまあ普通かな」
「なるほど……じゃあその日までにチョコの作り方も勉強しておかなくちゃですね」
「お返しのハードルが高くなるから勘弁してくれ……」
「ん、別に私は鏡さんが作ったものなら何でもいいですよ?」
いや、せめてこれ男女の順番逆にならないかな
俺が咲夜のチョコと同じレベルのチョコを返せる気がしないんだが
っていうかそもそもチョコとか貰わないからお返しを作る機会もないしあんまり作ったことないもんなぁ……
これも練習しておかないと
と、そんな話をしているうちに料理も作り終わった
気づいたらもう朝日も昇ってるな
「ん、それじゃあ起こしてくるわ」
「あ、ありがとうございます」
そう言って俺は食堂を出る
廊下の右側から照っている朝陽がまぶしい
外を見ると、まだ緑色の木が何本か見える
……っていうかあれ常緑樹だろ、多分広葉樹ではないわ
それでふと思ったが、この時期……いや、もう少し後だったら妖怪の山辺りの紅葉はめっちゃ奇麗なんじゃないか?
11月くらいになったら一度見に行きたいな
そんなことを考えつつ美鈴たちを起こしにいく
そして、軽く紅魔館を一周して全員を呼び終わった
たぶん数分すれば来るだろう
そうして俺も食堂へと戻る
「あ、お疲れ様です」
「咲夜も並べてくれてありがとな」
「いえいえ」
「ふぁぁ~、全く、朝からイチャイチャしてるわね」
と、そこに少しあくびをしながらレミリアが入ってくる
そして、いつも通り席に座る
「あ、おはようございますお嬢様
待ってる間紅茶でもお持ちしましょうか?」
「う~ん、まあすぐに来るでしょうし今は遠慮しとくわ」
レミリアは咲夜の問いにそう返した
で、それは実際その通りで、数分も立たずに食堂に全員集まった
そして、各々の席に座ってご飯を食べ始める
「 いただきます! 」
もぐもぐもぐもぐ……
「と、そういえばフラン、昨日料理の勉強するとか言ってたけどどうせなら咲夜たちに教えてもらえばいいんじゃない?」
と、思い出したようにレミリアがそう言う
フランが料理か……
正直ちょっと不安だが、まあでも二人いれば別に何とかなるのではないだろうか
「う~ん……でも私、よく考えれば作るより壊す方が好きだったし……」
「駄目じゃねえか
……まあ、どうせだから一回くらいやってみないか?」
どうせだから俺もフランに料理を進めてみる
そしたら、咲夜もそれに同調した
「そうですよ、もしかしたら案外面白いかもしれませんよ?」
「じゃあちょっとやってみる!」
「ええ、それがいいわ」
ということことで、フランが料理をすることになった
料理……最初は何から始めるのがいいのだろうか
正直前も行ったが俺は教えるのはあまり得意じゃないからこのあたりのことは咲夜に任せたい
「どうせだから私もやってみようかしら?」
と、その会話の流れに乗じてレミリアがそういう
だが、それをすぐにパチュリーが制した
「やめときなさい、こういうのは任せとくのが一番いいのよ
というかあなた、前にコーヒー淹れようとしただけで爆発起こしてたでしょ」
前も思ったがなんでそれで爆発が起こるんだ……?
何ならフランより破壊神じゃねえか
「……まあ、そういわれちゃうと何も言えないんだけどね」
と、そんな話をしながらにぎやかにご飯を食べ進める
やっぱりこういうにぎやかなのもいいよな
~~~~
「 ごちそうさまでした! 」
そんなうちに皆ご飯を食べ終わったので、分担して片づけを進めていく
料理を教えるのは朝食の片付けが終わってからということで、フランは食堂でレミリアとパチュリーと話しながら待機している
「それにしても妹様とこういう風に話せるようになるとは……
これも鏡さんのおかげですね」
「……俺なんかしたっけ?」
「してますよ、というか鏡さんがいたからこそお嬢様と妹様の関係も変わったんですから」
「何かした覚えないんだがなぁ……」
でも、あの事件以降フランは暴れることもなく、穏便だからよかった
いつか俺がフラン以上に強くなれればいいんだが……それは無理だな
そもそも人間である時点でだいぶ無理だし
まあでも、あの瞬獣事件以降もちゃんと新しいスペカの作成とか能力の向上とかもしてるからちゃんと少しづつ強くなっているはずだ
まあそれでも咲夜たちには遠く及ばないんだが
「さて、これで片付けも終わりですから、妹様を呼んできますね?」
「ん、分かった」
と、咲夜がフランを呼びに行き、すぐに戻ってくる
……どうやらレミリアとパチュリーも一緒にいるみたいだが
「レミリアもやるのか?」
「いえ、とんでもない
私はそばで見ているだけよ」
「私もそばで見ているだけね、私たちが手を出したらろくなことにならないでしょうし」
前回の件でもう学んだらしく、二人とも全く料理に手を付けようとはしなかった
ということで、俺達……というか主に咲夜による料理指導が始まった
と言っても、今回作るのはクッキーで、まあ最初に始めるにはちょうどいいだろう
「それじゃあ今日はクッキーを作ってみましょうか」
「最初からクッキーとかフランに作らせたら爆発するんじゃないの?」
「いいかレミリア、普通はその程度で爆発は起きないんだ」
と、こっちが適当に話している間にあっちはもう最初の工程に入っている
「それじゃあまず、クッキーの材料になるバターを混ぜていきましょうか
このボウルにバターが入っているので、これがクリーム状になるまで混ぜてもらってもいいですか?」
「はーい!」
と、フランが混ぜている途中で、咲夜が事前に用意していた塩と砂糖、それと卵を適量入れさせる
と言っても元から違う器に塩と砂糖が適当な量入れてあるので、それを入れるだけなのだが、こういう風に量が難しいところは事前に用意しておくのもすごいよな
「そうですそうです、それでは次はこの薄力粉を加えて、このヘラで混ぜてください」
と、咲夜が隣でフランをガイドしていく
「薄力粉ってなにー?」
「薄力粉っていうのはですね、う~ん、簡単に言うと小麦粉の一種ですね
クッキーとかを作るときにはよく使いますよ」
そのようにして、混ぜ終わったら生地を整えて、それを冷蔵庫に入れる
そして、そのまま30分間冷蔵庫で冷やす
……でもまあ、その間はやっぱり暇になるわけで
「この待ち時間は食堂に戻ってトランプでもしてましょうか
申し訳ないんだけど皆頼、トランプ持ってきてもらってもいいかしら?」
「ん、分かった
ちょっと待っててな」
そう言われて俺は部屋に戻り、バッグの中からトランプをもってまた食堂へと戻る
さて、何するかなー
これだけ人数がいるから大富豪とかやってもいいんだが
あ~、あとは七並べとかでもいいか
修学旅行の時に七並べやったけど俺が全然8出さないから終わった後めっちゃいろいろ言われたっけな、懐かしいな
そんなことを思い出しながら食堂に戻ってくる
「さて、何する?」
「大富豪……とかだと少し複雑だしここは簡単なばば抜きとかでいいんじゃない?」
と、パチュリーが提案したのでその後はばば抜きをすることになった
だがやってみたら思っていたよりフランは顔に出にくく、逆にレミリアはめっちゃわかりやすかった
咲夜は……まあ、正直持ってたことすらわからなかったレベルだった
が、レミリアのカップルいじりによって1回だけ咲夜にジョーカーを引かせることができた
まあそのジョーカーはすぐにパチュリーの手に渡ることになったのだが
「お姉さまよわーい」
「なんで……そんな表情は変わってないはずなのに……」
「申し訳ないけどめっちゃわかりやすかったぞ」
「ええ、フランの方が全然わかりにくかったわよ」
「やった~!」
結局はレミリアがほとんど負けてばば抜き勝負は幕を閉じた
……多分レミリアはしばらく心理戦のゲームはしないだろうな
「さて、いい感じですね」
その後、調理場に戻って生地を確認してからまた作業にとりかかる
正直俺ほぼ何もしてないけどいいのだろうか
まあ、下手に手を出さない方がいいか
「それでは、これをたたいて柔らかくした後にこれで伸ばしてもらえますか?」
「たたく……」
「ちょっと待て」
フランがたたくというワードに反応する
なんかこのままだと調理台がぶっ壊れるほどたたきそうだから一回会話を止める
「まあ、普段の100分の1くらいでやればいいんじゃないか?」
「う~ん……頑張る!」
正直めっちゃ不安だけど……大丈夫だろうか
まあ最悪咲夜が何とか……できないな
そんなことを思っていたが、やってみると案外フランは普通に作業をしていた
なんだ怖がってた俺が馬鹿みたいだな
と、その後も順調に作業を進めていき、ついに型抜きの作業となった
「さて、もうここまでくればほとんど終わりですよ
後は、これで型を抜いてください
その後焼いたら完成ですよ」
「どれでもいいの?」
「はい、星形でもハート型でもいいですよ」
と、フランは型抜きもパパっと終わらせてそれをオーブンに入れる
というか意外とちゃんと料理できるんだな
確かに咲夜の手助けがあるとはいえ、全体的に不安を感じさせない料理だった
その後、焼きあがるまで多少の雑談をして、焼きあがったクッキーは午後のおやつに食べようということになった
これなら次回はもう少し難しいものに挑戦させてもいいかもしれない
「というかなんで私達よりフランの方が料理できるのよ」
「ばば抜きで負けて料理でも負けるとか私もう散々なんだけど」
「弾幕ごっこでも負けてるよー?」
「ちょっと黙っててくれるかしら?」
「まあまあ、落ち着けって
レミリアも別にすべてフランに負けているわけでもないんだからさ」
「むう……」
と、そんな感じで第一回お料理教室は終了になった
咲夜もフランが料理できることに多少驚いていたみたいだ
破壊衝動さえなければフランって普通に器用なんだな
~~~~
と、言うことでその後俺らはそのまま昼食を作ることになった
なんか作ってばっかだな
「というかさっきは俺ほぼ何もしてなくてすまんな、何か手伝えばよかった」
「いえいえ、気にしないでください
それより、早く昼食作っちゃいましょう」
ということでいつも通り昼食を作り始める
途中でフランが見に来たが、まあ特に何もなく昼食は作り終わり、雑談をしながら食べ終わった
片付けはさすがにフランも見に来なかったみたいだ
まあ、見てても面白くないだろうしな
「さて、それじゃあしばらくはゆっくりしていましょうかね~」
片付けが終わって疲れ気味な咲夜は食堂で少し休むみたいだ
俺もこのままここにいたいところだが……
「すまん、俺ちょっとパチュリーの図書館に行ってくるから、用があったら呼んでくれ」
「別に謝らなくてもいいんですよ?
まあ、分かりました 私も気が向いたら図書館行くかもです」
と一応咲夜に報告はしておいてから図書館に向かう
今日図書館に行くのは、料理について調べるからだ
まあ、ちょっと勉強しておかないとさすがにね?
ということで、図書館前に来たんだが……
なんか中が騒がしいな
そう思いながら中に入ると、そこには何度見た光景か、パチュリーと魔理沙が争いあっていた
まずは今回もご愛読ありがとうございます
ちなみに、あのクッキーの作り方とかに関しては適当にネットで調べたものなので何か違っていたらごめんなさい
私もクッキーとか作ってみようかな……
ちなみに読者様には関係のないことですが、もう少ししたらテストがあるのでそれまでに書き終わってなかったらだいぶ投稿遅れちゃうかもです(またか)
まあ遅かったら「こいつまたさぼってるんだな」と思っていてください
でも、最近ようやくキーボードを見ずにタイピングすることを覚えたので作業効率自体は上がってきました
(だから投稿が早くなるのとはまた別のお話なんですけども)
やっぱり社会人になるまでにはこういった技術を覚えておいて損はない……はずですので
と、雑談はそんな感じにして、そろそろ終わろうと思います
それでは次回も
ゆっくりしていってね!!!
(よければコメントとかしていってね!(小声))
追記:次回の話書き終わったのでまた2,3日後に投稿します!