やはり俺のアメフト生命はまちがっている。(超渋滞中)   作:amedama

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まだ更新途中のやつがあるのに、ここで新作ですって。
まあ、徐行更新にはしませんけど。


プロローグ

4月25日 ニューヨーク ラジオシティ・ミュージックホール

俺の名前は比企谷八幡。

唐突だが、俺はアメリカンフットボールが好きだ。

俺の親父は、俺が生まれた頃、会社員として大手IT企業に勤めながら、アメフトチーム「IBMビッグブルー」でクォーターバックとして活躍していた。

まあ、俺が高校に入る時には引退して一介の社畜に戻っていたのだが。

それで、親父からアメフトの蘊蓄を何度も聞かされ、アメフトに興味を持った。

親父に連れられて、試合を見に行ったことが沢山ある。

いつしか俺も、アメフトをやりたいと思った。

小学校に入ると同時に、習志野のアメフトチーム「オービックシーガルズ」のジュニアチームに入団し、中学まで所属した。

高校も、アメフトが強い総武高校に入った。

高校では色々なことがあった。

あったことが多すぎて、語り尽くすと数日かかりそうだな。

そして、大学もアメフト強豪の法政大学を選ぼうとした。

所が、高校時代にU-18の日本代表でアメフトの本場アメリカの代表チームをケチョンケチョンに負かした事もあってアメリカの大学からスカウトの嵐と来た。

アメリカなんて行きたくないから断ろうとしましたよ?

でもさ、小町が満面の笑みで

「小町、お兄ちゃんがカレッジフットボールとかNFLで活躍してるの観たいなあ!当然行くんでしょ?てか、行かないと小町泣いちゃうよ?」

ってさ。あれ完全に脅しだよね?

小町の鶴の一声に、アメフト大好きな両親も

「小町がそう言うんだ。行ってこい、てか、行け。命令だ。カレッジフットボール参戦して蹴散らしてこい」

と、周囲は行け行けの大合唱。

親父は、日本代表でアメリカ代表の大学生たちに負けて馬鹿にされたことが何より悔しかったらしい。

四面楚歌状態となった俺は留学せざるをえなくなり、アメリカのオーバーン大学へと赴いた。あのキャム・ニュートンを輩出した大学だ。

俺がアメリカに行く時、日本は空前のアメフトブーム真っ只中だった。

高校生代表だとはいえ、日本代表がアメリカ代表を負かした訳だからな。

総武高校にも取材が何度も来た。

Xリーグの入場者数もうなぎ登り。

羽田ではアメフトファンから祝福の声。

戸塚に花束と寄せ書きを渡されたときは涙したね。

それで、アメリカに行ったものの、なめられたもんだよ。

まあ、そのあとそいつらアメフト部入ることもなく消えてったけどね。

両親の言葉通りカレッジフットボールでは大暴れしてオーバーンは首位独走。

オーバーンにも、総武にも、取材の嵐。

果てには、ハイズマン賞。

どうしたアメリカ。

俺のカレッジフットボール生活は良かった。

そこに追い打ちをかけるように小町から手紙が来た。

「お兄ちゃんはNFLドラフトに出なければならないのです」

はい、アメリカで骨埋めろコール。

そうして、NFLドラフトにエントリーしたわけだ。

日本のメディアは連日俺を取り上げた。

そして・・・

『今年のNFLドラフト、全体1位として、デンバー・ブロンコスが指名したのは・・・・・・・・・ハチマン・ヒキガヤ!』

観客の歓声。全体1位指名。

どうしてこうなった。

 

 

 

 

これは、俺、比企谷八幡の中学からのアメフト人生の物語である。




比企谷八幡
QB(クォーターバック)
パスを得意としながらも、ステルスヒッキーともいえる天然のステルス機能でスクランブルもランも大量ゲインをとる強いクォーターバック。
私立校からのスカウトを蹴り、総武高校に進学している。
経歴:オービックシーガルズ(ジュニア)→総武高校→オーバーン大学→デンバー・ブロンコス
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