やはり俺のアメフト生命はまちがっている。(超渋滞中) 作:amedama
長らく放置してしまったことをまずお詫び申し上げます。
端的に言うと、中学編について行き詰まりました。
正直、中学・高校のアメフト事情に対する理解不足も否めません。そして今や、地方在住となった今中高のアメフトも観れません(大学以上は辛うじて観ることができます)。
Aリーグ編については、当初未定としていましたが、昨年末時点ではある程度の構想が出来上がっていた状態でした。
どうやら私自身の性格として、pixivに投稿中の作品は格闘技を題材として、Aリーグのように架空の団体を舞台としていますように、架空の団体・大会をぶち上げて内容を詰めるのは得意なようでした。
そうした得意不得意を整理したうえで、中学・高校・カレッジ・NFL編は現状での実現は難しい・・・という判断に至りました。
将来的な展開の可能性を残すためにも、凍結という形にはしますが、現状中学編の展開は誠に申し訳ございませんが、見合わせることとし、Aリーグ編の展開は引き続き行うこととさせていただきます。
「では、続いて今シーズンの日程を確認します」
オーナー会議は日程確認に移った。
「今シーズンは原則3月1日日曜日に第1節とします。しかし、中地区のビッグブルー東京とアルバルク東京AFCの2チームについては、2月28日土曜日に、ビッグブルーさんのホーム扱いで、『2026シーズン開幕戦 TOKYO DREAM BOWL』として行います。詳しくは各チームに配布した日程を確認いただきたい」
先出し開幕戦はよくあるものだ。2023年の開幕戦も、3月25日にうちと千葉シーガルズで日産スタジアムで行ったりした。それ以降も、一斉開幕ではなく、1試合を先出しで開催し、開幕としていた。
因みに今期はうちのチームはこのような日程だ。
○1stステージ(地区別)
2.28 東京ドーム 開幕戦(HOME) vs アルバルク東京AFC
3.7 日産スタジアム 第2節(AWAY) vs 横浜ビー・ダイヤモンズ
3.21 国立競技場 第3節(HOME) vs 名古屋サイクロンズ
4.4 ヤマハスタジアム 第4節(AWAY) vs ジュビロ静岡
4.18 国立競技場 第5節(HOME) vs シルバースター横浜
4.25 国立競技場 第6節(HOME) vs 横浜ビー・ダイヤモンズ
5.1 町田市立陸上競技場 第7節(AWAY) vs アルバルク東京AFC
5.9 パロマ瑞穂スタジアム 第8節(AWAY) vs 名古屋サイクロンズ
5.16 国立競技場 第9節(HOME) vs ジュビロ静岡
5.23 ニッパツ三ツ沢球技場 第10節(AWAY) vs シルバースター横浜
○2ndステージ(カンファレンス別)
1~3節 bye week
10.3 沖縄スタジアム 第4節(AWAY) vs メンソーレ琉球(西地区)
10.8 大阪ドーム 第5節(AWAY) vs 大阪チャレンジャーズ(西地区)
10.17 ヤンマースタジアム長居 第6節(AWAY) vs 大阪ブラックイーグルス(西地区)
10.24 国立競技場 第7節(HOME) vs ディアーズ調布(東地区)
10.31 国立競技場 第8節(HOME) vs 千葉シーガルズ(東地区)
11.7 国立競技場 第9節(HOME) vs 相模原ライズ(東地区)
この15試合の年間の勝ち点で上位4チームが12月のチャンピオンシップに進出する。
12.5 東京スタジアム 13:00キックオフ 総合1位 vs 総合4位
12.6 ヤンマースタジアム長居 13:00キックオフ 総合2位 vs 総合3位
12.13 会場未定 19:00キックオフ ファイナル
因みに、成績が振るわなければ、最悪の場合残留プレーオフに行く。
12.5 長居球技場 1回戦 13:00キックオフ 総合15位 vs 総合18位
12.6 長居球技場 1回戦 13:00キックオフ 総合16位 vs 総合17位
12.12 長居球技場 2回戦 14:00キックオフ 5日の勝者 vs 6日の勝者
12.19 日産スタジアム A1・A2入れ替え戦 19:00キックオフ 12日の敗者 vs A2プレーオフ3位
「以上で日程確認を終了します。では次ですが、2028年のIFAFクラブワールドカップについてIFAFからAリーグに通達が来ました」
場の全員の顔が強張る。
IFAFクラブワールドカップ。国際アメリカンフットボール連盟によって創設された、アメフトクラブチームの世界一決定戦。NFLのクラブも参加する、アメフト界史上初のクラブ世界大会だ。
Aリーグは日本協会から分離独立して設立されたという経緯から、当初は参加権がないと考えられていたが、日本におけるアメフトブームを受けてAリーグをIFAFやNFLが積極的に支持するようになったため、Aリーグにも予選の枠が与えられている。しかも、IFAFの支持は熱烈なもので、Aリーグが議決権ありの団体として特別にIFAFに加盟し、ナショナルチームの世界大会であるワールドカップにも、Aリーグ日本人選抜チームが予選から出場できるようになっている。そのため偶数年のAリーグ優勝クラブは翌年のアジア・オセアニア予選への出場権を獲得できる。
・・・これもうあれだろ、AリーグってIFAF直轄になってねーか?
2024年の第1回大会の際は、Xリーグ2022シーズン優勝のパナソニックが予選へ進み、Aリーグ2023シーズン優勝のビッグブルーが翌年2月の本大会に開催国枠で出場した。
今年通達ということは、2028年大会の話だろうな・・・
「それで、通達の内容ですが、1つ目は『2028年大会の組織委員会の組織をAリーグに委任し、開催国枠をAリーグに付与する』、2つ目は『アフリカ地区11か国が再加盟し、各国において国内リーグなどが活動開始したため、アフリカ地区予選を実施する』、3つ目は『アフリカ地区参加で枠が奇数になるため、臨時措置として開催国第2出場枠を設置し、その枠をXリーグ優勝チームとAリーグ準優勝チームとの間で決定戦を実施し、勝者が本大会、敗者が予選に出場する。決定戦は大晦日に東京ドームで開催』とのことです。」
会議に出席しているメンバーが一斉に動揺する。
まさか運営まで任されることになろうとは思ってもいなかっただろう。正直俺も驚いている。
「それと、ワールドカップ以外でもう一つ通達が来ています。先日IFAFの日本視察で、プライベートリーグの存在が疑問視されました。JAFAが存在を認定しているものの、既存の高校・カレッジ・Xリーグに参加せず、独自のリーグを組織しているのが、ピラミッド型でのリーグ類型を重視するIFAFの意向に反しているようです。そのうえで、Aリーグとプライベートリーグ各団体を統合して新しいリーグ構成と新しい協会を組織してほしい、と依頼がありました」
プライベートリーグ。
JAFA・Xリーグなどの管理下になく、それぞれの地域で独立したリーグを組織している。
その通達に仙台の加賀見オーナーが反応する。
「そんなことしたらただでさえ分裂状態なのに、分裂が加速するだけでは?IFAFの狙いは何なのでしょうか」
加賀見オーナーの話にチェアマンが反応する。
「分裂させたうえで、JAFAを叩くんですよ。世界ランク3位という地位に胡坐をかいてる現状ですから。我々に2位の座を奪われても、認めず、練習せず、ただ文句を言うだけ。地位や発言力を低下させて、新協会に編入させようって魂胆です。現にアメリカでも、独立リーグをNFLの傘下に集結させてリーグ構成を統一させる動きが出ていますから」
まあ、単一の統括組織でなければ、競技の普及をどちらが持つか、どちらが上位的存在で、どちらと関係を築くのが有利かなんて判別がつきにくかったりする。競技の振興にも支障をきたすことを考えると、IFAFの考えは理にかなっている。
・・・こればかりはどうしようもない。IFAFに乗っかる以外の選択肢はなさそうだな。
加賀見孝(かがみ たかし)
仙台シャイニングスターズのオーナー。仙台財界の重鎮であり、数々の企業経営に携わった経歴を持つ。