Game m@ster & Cendrillon   作:井浦むょ

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#6-3

 

 

 拓海が生き長らえていたのは、奇跡といってもよかった。

 

 拓海にとって、荒事はそれほど珍しいことではない。

たしかに、族を辞めた身としては前ほどに馴染み深いというものではなかったが、昔取った杵柄とでもいうのだろうか、それなりに対人戦闘というものには心得がある。

 

 対人戦闘には、だが。

 

 それを責める道理は存在しないだろう。

なにしろ、数メートルもある怪物に心得があるなどという人間がいるとすれば、それはどこか遠い星の生まれに違いない。

 

 それだけに、彼女がこうも上手く立ち回れているのは彼女なりの勝負強さということだろう。

 

 

「ッ! やっと来たか!」

 

 

 何時間にも体感したであろう攻防の末、拓海の視界に一人の男の姿が映る。

 

 遠くから駆け寄る男の姿に、拓海の表情は明るくなった。

 

 

「ここからは僕の仕事だ」

 

 

 片手に提げていたハードケースを開け放ち投げ捨てると腰にドライバーを巻きつけ戦闘態勢に移る。

 

 桜庭はその手に握ったガシャットのトリガーを押した。

 

 

 

 

 

【MEGGLE LABYRINTH!】

 

 

 

 

 

 

 

「変身」

 

 

 喧しい起動音に眉を顰めながらも桜庭はドライバーにガシャットを差し込んだ。

 

 手足の稼動域の小さそうな装甲を身に纏い、デフォルメされた二つの瞳が怪物―バグスター―を捉えた。

 

 

「君は下がっていろ」

 

 

 容赦なく暴力を振るう怪物に桜庭は臆することなく駆けた。

 

 彼にとって初めて相対する敵。

 

 いつもの彼なら徹底的な研究を行なったうえでの戦闘が常である。

それの一切ない前情報のない戦闘では、システムの適応レベルの低い桜庭では勝ちは難しいようにも思える。

 

 それは桜庭自身もその可能性を危惧していた。

 

 今目の前にいるのは自分が戦ったことのない相手。

おおよその攻撃行動は把握しているが、それだけで十分な情報とは言い難い。

 

 しかし、今彼の心に不安や焦りといった感情はなかった。

 

 何故かと言われてもその答えはわからない。

 

 しいて挙げるとすれば、今までの経験を通してみたとき「負ける自分の姿が見えなかった」という感覚だろう。

 

 初めての戦闘で感じていた打ち負ける感覚、体が軋む苦しさ、自分の見える世界に体が追いついていないもどかしさ。

それらすべてを感じた上での戦闘は実に苦々しいもので、それが現実のものでなくて心底良かったと今でも思う。

 

 それを身を以って覚えている桜庭には、今の自分が昔とは違うというのを十分に理解している。

 

 寸分違わず振るうことのできる刃。

 

 走り抜ける思考に追いつく身体性能。

 

 嬉しくはないが痛みにも慣れた。

 

 それらすべてを混ぜ合わせて出した結論が、勝ちのイメージだった。

 

 

 ――今だ。

 

 

 ――飛べ。

 

 

 ――叩き斬れ。

 

 

 

 脳から伝わる情報だけが真実だといわんばかりに忠実に行動をし続ける。

 

 自分が蓄えた知識に従い、理論立てて敵を屠れ。

 

 無意識にも似たその判断によりコンマ単位で送られてくる情報を処理しながら敵を刻む。

 

 気づけば、あと一撃で勝負が決するほどに。

 

 

「ハアッ!」

 

 

 四肢をもがれた敵が、自身の振るった手斧で二つに裁断され爆炎を上げるのを肌で感じると、小さく息を吐いた。

 

 

「やるじゃん先生」

 

 

 走り寄った拓海が桜庭の肩を無遠慮に叩いた。

 

 

「君は下がっていろと言ったはずだが」

 

 

 未だ戦場をうろつく拓海に鬱陶しそうな表情を浮かべるが、それを拓海が見ることはできない。

 

 

「まだ終わりじゃねえぞ」

 

「わかってる」

 

 

 倒れ伏した青年から切り離されたウイルスは意思を持つように広場へと広がっていく。

 

 外へ外へと流れ出ていくそれを見た桜庭はドライバーのレバーに手をかけた。

 

 

「2ndステージ」

 

 

 

 

 

 

【―――MEGGLE LABYRINTH!】

 

 

 

 

 

 

 バグスター分離用のアーマーを取り払い相応の頭身となった桜庭が武器を構えた。

 

 向かい合うのはバグスター。

 

 分離され怪人態となったバグスターとそれに付き従うように数多の取り囲むバグスターがいる。

 

 

「先生が全部やんのかよ?」

 

「当たり前だろう」

 

 

 そう答える桜庭だったが、それは少し厳しくも思える。

 

 怪人態との戦闘こそ慣れたものであるが、それは意識をすべてそれに割いてこそのもの。

もしここにそれ以外の敵勢力が混ざってくるとなると、桜庭にそれを捌ききる自信はなかった。

 

 

「あのアタマを潰しゃあなんとかなるんじゃねえのか?」

 

「それができれば苦労しない」

 

「だったらあたしが取り巻き抑えといてやっから倒してこい」

 

「生身では無理だ」

 

「んなのやってみねえとわかんねえぞ!」

 

 

 言い終わると共に拓海は飛び出した。

 

 拳を振り絞り、目についた取り巻き―バグスター―へと打ち出した。

 

 が。

 

 体重の乗った一撃はほんの少し踏鞴を踏むだけで効いた様子はなかった。

 

 

「効いて――ッ! 危ねッ!」

 

 

 拓海目掛けて振り下ろされた棒状の得物を寸での所で引いて躱す。

 

 

「だから言ったろう。無理をするな」

 

「あんなの小手調べだっつの! とっとと倒してこい!」

 

 

 拓海は再度、拳を握った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▽▽▽

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 吹き荒れる斬撃の中、貴利矢は逡巡する。

 

 この戦いに意味はあるのかと。

 

 偶発的に発生した戦闘はバグスターが相手ならば躊躇う必要はない。

 

 とはいえグラファイトの言葉を信用するならここでグラファイトを打ち倒そうともいずれは復活してしまう。

 

 一時的にバグスター側の戦力を減らすことはできるが、結局は振り出しに戻ってしまうだけなのではと。

 

 

「随分と余裕なようだな!」

 

 

 瞬間、貴利矢の目の前に斬撃が迫った。

 

 それを、かろうじて身を捻ることで難を逃れたが、背中を伝った汗の嫌な感触は引いてはくれなかった。

 

 

「ちっと引け腰だっただけだ」

 

 

 そうだ。理由などあるものか。

 

 戦うことに意味を求めること自体間違っている。

 

 また罹るからと病気を治さない医者がいるものか。

 

 まだ罹っていないからと危険性のある病原体を放置する医者がいるか。

 

 予防も立派な、医療行為だ。

 

 

「あんたはまた大きな敵になる。

 だったら今のうちに消滅させとくほうがいいって理解したぜ」

 

 

 宙を舞うレーザーがドライバーに刺さったガシャットをホルスターに差込みボタンを押した。

 

 

 

 

 

 

【KIMEWAZA!】

 

 

 

 

 

 

 

 両手に握るガトリングが全てグラファイトへと向けられた。

 

 

「勝負か。面白い」

 

 

 後ろ手に両刃の武器――グラファイトファングを構えて腰を低くすると、刃が漆黒を伴い稲光を散らした。

 

 

 

 

 

 

「ドドド黒龍剣!」

【JET CRITICAL FINISH!】

 

 

 

 

 

 

 

 二人が技を放つのはほぼ同時だった。

 

 青白いエネルギー弾と黒い斬撃がぶつかり衝撃波が広場を揺らす。

 

 鍔迫り合うようにぶつかり合ったそれらはたった一瞬、ほんの数瞬で決着が着いた。

 

 

「んなッ――!?」

 

 

 エネルギー弾を消し飛ばして突き進んだ衝撃が、レーザーを切り裂いた。

 

 激しい衝撃がレーザーを切り崩し、重力が容赦なく地へ叩きつける。

 

 けたたましいアラーム音が鳴ったかと思うと変身が解除される。

GAMEOVERを避けるためとはいえ肩で息をする貴利矢がいつもの涼しい表情を崩す理由としては充分だった。

 

 

「この程度とはな」

 

 

 血を掃うように軽く武器を振るいながらグラファイトは言う。

 

 

「どういうことだ……ッ」

 

 

 貴利矢には今の戦闘が不思議でならなかった。

 

 システム上ではレベル3であるが、プロトガシャットを使っている以上それは額面通りの能力ではない。

 

 それも二本。程度の低いバグスターならば一掃できる能力を持っているはずなのに、グラファイトには競り負けた。

 

 それも、あっけなく。

 

 羽虫を掃うように。

 

 

「プロトガシャットを使っているというのにその程度、と言いたいだけだ」

 

「てめーこそ、どうなってやがる」

 

 

 一方のグラファイトもプロトガシャットを使用しているとはいえ一本だけだ。

カタログスペックではレベル5とはいえこうも一方的な差がつくのは理解できなかった。

 

 

「俺達バグスターは消滅と増殖を繰り返すウイルスだ。進化を伴ってこそウイルスだろう?」

 

「進化……すんのかよ」

 

「それだけではないがな」

 

 

 貴利矢は蹴り転がされ、ドライバーからガシャット――プロトジェットコンバットガシャットを抜き取られてしまう。

 

 

「所詮力を抑えてしかこれを使いこなすことのできん奴に俺が負けるわけがないだろう」

 

 

 用は済んだとばかりに背を向け去っていくグラファイト。

 

 

「くそ……! 待ちやがれッ!」

 

 

 悔しさに握りこんだ拳は、地を殴ってできた擦り傷で赤く滲んでいた。

 

 

「バイクになることしかできないガシャットだけで何が――」

 

 

 続きをグラファイトが口にすることはなかった。

 

 その程度のことなど気にかける意味もないと言わんばかりに。

 

 

「グラファイトォ……!」

 

 

 憤怒に塗れた声がどこかから聞こえた。

 

 

「まだもがくか、哀れな男が」

 

 

 グラファイトめがけて近づいてくるその男の口元からはうっすらと白い歯が見え隠れしている。

 

 名を檀黎斗。

 

 直接の因縁はなくとも黎斗が激情を迸らせるのには十分な相手であることを自覚しているグラファイトは、再度武器を構えた。

 

 

「そのガシャットは私のモノだ! 私の許可なく使用することは断じて許されない!」

 

 

 だらりとのばされた黎斗の右手にはオリジンガシャットが握られていた。

 

 一貫した彼の怒りは超個人的で利己的な理由であるものの、なんであれ貴利矢にしてみれば都合が良かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

【MICHTY ACTION "X"!】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 黎斗は起動したガシャットのグリップに指をかけて目前で力なく構えた。

 

 

「グレードゼロ。変身」

 

 

 

 

 

 

 

【――MICHTY MICHTY ACTION "X"!】

 

 

 

 

 

 

 

 豪快に鳴る変身音を背負い現れたのは一人のライダー。

 

 黒い前髪のようなものを跳ね上げたマスクに黒と紫で彩られたアーマーに包まれたライダー。

 

 仮面ライダーゲンムレベルゼロであった。

 

 

「貴様は削除する!」

 

 

 その手にガシャコンブレイカーを収めた黎斗がグラファイトへ向けて駆けた。

 

 黎斗が袈裟懸けに斬りつけるのを、双刃の片刃で流されると、もう一方の刃が黎斗へと迫る。

 

 

「ハアァッ!」

 

 

 それを、重心を傾けながら体を捻り避け、仕返しとばかりにグラファイトの首元へ向けて薙いだ。

 

 そんな息のつく間もない応酬が続く。

 

 引いて、突く。

 

 しゃがむ、薙ぐ。

 

 飛び、叩きつける。

 

 だがやはり、戦士の名を持つグラファイトとは違い、ゲームマスターである黎斗にそういったことは分が悪かった。

 

 

「ガッ――」

 

 

 黎斗が武器を振り抜いた一瞬の隙を突いてグラファイトが気合一閃に叩き切った。

 

 吹き飛び転がるのを眺めながらグラファイトは武器を後ろ手に構える。

 

 グラファイトファングからバチバチと閃光が煌くのを感じた黎斗も、ガシャコンブレイカーにガシャットを挿した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【KIMEWAZA! MICHTY CRITICAL SLASH!】

「ドドド黒龍剣!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし万全の体勢で打ち出されたグラファイトの攻撃を黎斗が打ち消せるわけもなく、貴利矢同様切り裂かれた。

 

 さらに地を転がり吹き飛ぶ黎斗。

 

 チェストプレートのHPゲージが減り始めアラームが広場に鳴り響く。

 

 一個、二個と一つずつ減っていくメモリの最後のひとつが荒く明滅したかと思うと、その瞬間。

 

 命の炎が消えた。

 

 

 

 

 

 

【GAME OVER】

 

 

 

 

 

 

 

 変身が解除され身一つで地に倒れた黎斗は、データ化された体がポリゴン状になって体が消滅していく。

 

 体を透けさせ、今にも消え入りそうな体を無理矢理起こしグラファイトを睨みつける。

 

 最後の一片が消え去るまで、黎斗の怨嗟はグラファイトに向けられたままだった。

 

 

「檀黎斗ッ!」

 

 

 貴利矢が思い出したように叫んだときには遅く、彼の姿は何も残されていなかった。

 

 

「また消滅するとは、哀れな男だ」

 

「グラファイト!」

 

 

 人の死を嘲るグラファイトに、貴利矢は怒りを露にした。

 

 貴利矢にとって檀黎斗は悪党である。それも生粋の、純粋な自身の悪性にも気づいていないような大悪党である。

 

 それでも、今この瞬間だけは、それは何の問題にもならない。

 

 死を望まれるような悪党だと分かってはいても、それだけは許してはならない。

 

 九条貴利矢が、医者であるならば。

 

 よろりと、足元のおぼつかないままに貴利矢は立ち上がる。

 

 ふらつく足でグラファイトへ近づく貴利矢の手にはガシャットが握られていた。

 

 

「その体で戦うつもりじゃないだろうな」

 

「そのつもりだ」

 

 

 声を震わせながらも答える。

 

 

「貴様と戦う理由はもうない」

 

「こっちにはいくらでもあるんだよ!」

 

「満身創痍な身で何を言う」

 

 

 グラファイトは貴利矢に背を向けた。

 

 

「奴の死を嗤ったことは謝ろう。仮にも戦士で――」

 

 

 

 

 

 

 

【MICHTY CRITICAL FINISH!】

 

 

 

 

 

 

 

 瞬間、グラファイトが吹き飛んだ。

 

 貴利矢の目にはありえないことが起こっている。

 

 気づけばグラファイトは地を転がされ、遠くで呻いている。誰かが、グラファイトを吹き飛ばしたのであろう。

 

 ――じゃあ、誰だ?

 

 当たり前に考えるならば、桜庭だろう。

 

 変身できる人間は三人だけ。

 

 自分ではなく、黎斗は消滅した。ならば消去法で桜庭だ。

 

 なら、あの装備は何だ?

 

 メグルラビリンスガシャットを用いた桜庭――仮面ライダービコーズであるならば、ブレイブに似たフルプレート然としたアーマーだ。

 

 それなのに、貴利矢の目の前のライダーは違う。

 

 黒と紫。それは、よく見慣れた――さっきまで見ていたもので、

 

 

「残りライフ98。よくも私の貴重なライフを……!」

 

 

 檀黎斗。仮面ライダーゲンムであった。

 

 

「どういうことだよ……」

 

 

 消滅したはずの男が立っている。

 

 貴利矢には理解しがたい状況だった。

 

 

「このガシャットにはコンテニュー機能が搭載されている。消滅によるデータ化を再構築することで防止し復活することができる」

 

 

 涼しい顔で――といっても貴利矢には見えていないが――答える黎斗。

 

 貴利矢にしてみれば命への冒涜であるような機能だが、思考が止まった貴利矢がそれを詰めることはなかった。

 

 

「檀黎斗……貴様!」

 

 

 怒気の孕んだ声でグラファイトが吼えた。

 

 騎士道ほどではなくとも不意打ちなどという戦士にあるまじき行ないはグラファイトの逆鱗に触れたらしかった。

 

 

「それは私の台詞だ! コンテニューしてでも削除してやる!」

 

 

 二人は向き合い武器を構えた。

 

 

「グラファイト」

 

 

 声につられグラファイトが顔を上げた。

 

 今まさに、という瞬間を逃したグラファイトからは怒気が強まり機嫌が悪くなったようにみえた。

 

 黎斗もグラファイトから視線を外さないまでも、居場所を探る。様子を見るに敵対勢力であることから自身が不利な戦いをすることになるのは容易に想像ができた。

 

 

「神聖な遊戯盤を冒すつもりか?」

 

「貴様に言われたことはしている。貴様こそ、俺の戦いを邪魔するつもりか?」

 

「それが貴殿の望むものならば如何様にも従うとも」

 

 

 鈴のように透き通る声にグラファイトは鼻を鳴らすと構えを解いた。

 

 変身を解除したグラファイトは少しばかり不満そうな表情を浮かべて、黎斗らを軽く眺めると背を向けた。

 

 

「今日のところは終わりとしよう。目的も果たせたんでな」

 

「それは私のガシャット!」

 

「次こそは貴様を消す」

 

「待て!」

 

 

 黎斗が駆け出して掴もうとしたグラファイトの背中は、ノイズと共にその場から消えていた。

 

 

「神と驕る愚者とその従者よ」

 

 

 彼方から聞こえる声が黎斗らに問いかけた。

 

 

「汝らは我等を裁くか?」

 

「わけわかんねーこと言ってねえで出てこい!」

 

「まだその時ではない」

 

 

 姿を見せない敵に檄を飛ばすが、意に介したようには思えなかった。

 

 だが、貴利矢の声は届いているらしい。

 

 

「いずれ合間見えよう。我の運命に従いてな」

 

 

 それきり二人に問いかける声はなくなった。

 

 

 

 

 

 

 




やっとコンテニュー芸が使えるところまで来れました。

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