色々次章の要素も先出し!
最後の一撃が終わり爆炎と煙が晴れるとすぐに向かった。
ミーナ「美緒は!」
ハインツ「待て、いたぞ!あそこだ!」
ミーナがハインツに聞くと魔導針を出していたハインツが気を失い落下する坂本を見つける。
ハインツ「あー、気を失って落ちてるぞ!シャーリー、行け!」
シャーリー「了解!」
不味いと感じたハインツはすぐにシャーリーを向かわせる。
シャーリーは全力で向かうと空中で坂本を捕まえる。
坂本「ぐふ!ん…シャーリー?何があった?」
捕まえられた時の衝撃で坂本は意識を取り戻したがなぜシャーリーに抱えられているのかが理解できていなかった。
ニコ「話せば長くなりますよ」
宮藤「坂本さん!大丈夫ですか!」
坂本「ニコ、宮藤。大丈夫だ。
何があったんだ?」
駆け付けた宮藤とニコに坂本が聞いた。
ニコ「端的に説明するとネウロイに捕まって魔法力利用されてたんです。
艦隊がさっきネウロイを始末して終わりましたけど」
坂本「そうか、迷惑かけたな」
宮藤「迷惑だなんてそんな」
ニコの説明を聞いて坂本は謝った。
するとハインツとミーナが追いついた。
ハインツ「迷惑どころか作戦破綻したぞ。
本当に軍法会議物なんだぞ、あんたのやったことは!」
ミーナ「ハインツさん、無事だったからよかったじゃない。
それによく言うわよ、終わり良ければ総て良しって」
ハインツ「ミーナ、全然よろしくねえぞ。」
ハインツは坂本に文句を言うがミーナがそれを諫める。
そのまま一行は空母天城に向かい着艦した。
着艦するとすぐにペリーヌが駆け寄り坂本に聞いた。
ペリーヌ「少佐!大丈夫ですか!」
坂本「ああ、ペリーヌ。見ての通り無事だ」
坂本が答える。
その後ろでは他のウィッチ達が見ていた。
ノヴァク「これで、終わったな」
バルクホルン「だな、アレ…」
バルクホルンがノヴァクの名前を呼ぼうとするとその口がふさがった。
いつものようにノヴァクがバルクホルンにキスしたからだ。
ハルトマン「あーあ、またやってるよ…ん?
ま、今日ぐらいはいっか」
その横でハルトマンは呆れていたがふとバルクホルンとノヴァクの指につけたものを見つけると笑顔で二人を見守った。
その横ではニコがサーニャたちと一緒にいた。
ニコ「んー、やっと終わったぁ!」
サーニャ「お疲れ様、ニコさん」
ニコ「サーニャさんもね」
サーニャとニコは互いに労をねぎらっていた。
するとサーニャがニコに話す。
サーニャ「あの、ニコさん」
ニコ「ん?何サーニャさん」
サーニャ「ちょっとしゃがんでくれませんか?」
突然サーニャがニコにしゃがんでくれるよう頼んできた。
ニコは身長が170センチ程度だがサーニャは152センチなので頭一つ分ニコが高かった。
ニコ「ん?別にいいけど…」
ニコは言われた通りしゃがんで目線を合わせる。
するとサーニャはニコの頭の後ろに手を回すとそのまま強引にキスした。
エイラ「サーニャ!」
ヤン「お!やったか!」
それにエイラは驚きヤンは喜ぶ。
一方鈍感さと不意打ちで状況を理解できないニコはサーニャから解放されるとそのままへたり込んだ。
ニコ「ふぇ、何が起きた?」
サーニャ「ニコさんが悪いんです。ニコさんが鈍化すぎるのが。
ニコさん、好きです、大好きです」
サーニャがニコに精一杯の気持ちを伝えるがニコは未だ理解できていなかった。
ニコ「え?それってどういう…」
ヤン「はぁ…ニコ、お前恋愛感情理解してるのか?」
未だ理解できていないニコにヤンが呆れて説明する。
そしてちゃんと理解すると焦った。
ニコ「え?それってつまり…ちょ、ちょっと待って!
なんで僕!他にも一杯いるでしょ!」
サーニャ「ニコさんが好きなんです!」
ニコ「いやでも」
どう答えていいか分からないニコは狼狽える。
するとエイラがサーニャの肩に手を置いてニコに詰め寄る。
エイラ「ニコ、サーニャを悲しませる気か?そうか?」
ヤン「エイラの言うとおりだ。
ニコ、お前に残された選択は頭を縦に振るかヤーかイエスかウィかはいかダーかイョーって答えるどれかだけだ」
二人もニコに詰め寄った。
二人共嫉妬どうこう以上にニコの鈍感さとヘタレに呆れていた。
ニコ「それって実質選択しないですよね…」
ヤン「先に外堀を埋めたんだ。さあ答えろ」
エイラ「サーニャを待たせるな!」
ニコとエイラが再度催促する。
ニコ「は、はい!
べ、別にいいですけど…」
サーニャ「え…」
ニコ「こ、こんな自分でよろしいのでしたら、その、あの、えっと…」
ニコはしどろもどろになりながら了承した。
するとサーニャはそれを聞いて安心したのかニコに抱きついた。
サーニャ「ニコさん…本当なんですか?」
ニコ「本当だよ、サーニャさん。
君の前で僕が嘘ついたことある?」
サーニャ「ニコさん、本当に本当にずるい人です」
ニコは抱きついたサーニャを優しく撫でながら微笑んでいた。
それをエイラとヤンは見守る。
エイラ「サーニャ…ヤン、これでいいんだよな?」
ヤン「ああ、いいんだよ。
エイラ、独り身同士仲良くやろうや」
エイラがいつもより少し暗い口調でヤンに聞くとヤンはエイラの肩に手を回して答えた。
エイラ「だな」
ヤン「ああエイラ、これからも宜しくな」
二人は肩を組みながら笑う。
一方ハインツはその様子を見ながら煙草を吸っていた。
すると突然後ろから誰かに抱き着かれて倒れかける。
ハインツ「うぉ!」
シャーリー「ハインツ!」
抱き着いたのはシャーリーだった。
シャーリーはハインツの左肩に頭を乗せる。
ハインツ「シャーリー、なんだ急に?」
シャーリー「いやぁ、バルクホルンとサーニャたち見てたらやりたくなって、つい」
ハインツ「何がついだ」
ハインツはそう言うと煙草を右手で挟んで持つとそのままシャーリーにキスする。
されたシャーリーは驚きハインツの唇が離れるとその場にへたり込む。
シャーリー「ハ、ハインツ?」
ハインツ「なんだよ、こうしたかったんだろ?」
ハインツの言葉を聞くとシャーリーはハインツにまた抱き着き甲板に押し倒す。
シャーリー「ハインツ、今度は私が攻める番だな。
知ってるかハインツ、ウサギは常に発情してるって」
ハインツの上に跨ったシャーリーは妖艶な笑みを浮かべながらハインツを見下ろした。
その様子を見ながらミラーは隣に立ったリーネに話しかける。
ミラー「いつも通り、だね」
リーネ「ですね」
二人はのんびりとその様子を見ていた。
こうしてヴェネチアの戦いは終了した。
だが戦争は終わらず、そして破滅的で破壊的な方向に進んでいくこと、そしてこの夏更なる混乱と戦乱が欧州を覆う事など知る由もなかった。
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レニャーノ「そうか、分かった。」
アイケ「作戦はどうなった?」
バルボ「成功したのか?」
ローマ、ロマーニャ海軍参謀本部ではバルボ、デ・ボーノ、アイケ、チャーノ、そして見慣れないスーツ姿の男がいた。
レニャーノは海軍将校からメモと報告を耳打ちされるとアイケとバルボが内容を聞いた。
レニャーノ「巣の破壊には成功した」
デ・ボーノ「おお!」
レニャーノ「だが…」
アイケ「何かあったのか?」
レニャーノが巣の破壊には成功したと伝えるがその続きを濁す。
レニャーノ「ウィッチ部隊のせいでクロスロード作戦が破綻、急遽艦隊が艦砲射撃を行い巣を破壊した、とのことだ。」
バルボ「なんだと!」
アイケ「シャイセ!ウィッチか!あのクソガキ共が!」
レニャーノがウィッチ部隊が原因で作戦が破綻したと伝えるとバルボとアイケは声を荒げる。
レニャーノ「ベルガミーニ提督からの具申としてウィッチ部隊の統制の強化を求めてきてますが、バルボ大将」
バルボ「そうだな、早速だが再編中の504に誰か送り込もう。
ヴィスコンティ君かムーティ君でいいだろう」
レニャーノがウィッチ部隊の統制の強化を要求するとすぐにバルボは再編中の504に人員を送り込むことにした。
すると見慣れないスーツを着た男がタバコをふかしながら口を開いた。
「まあ、ヴェネチアが解放できたんだ。
それでいいだろう、これでやっとできる。
我々の、すべてのイタリア人の悲願が」
バルボ「そうだな、フィンツィ」
バルボがフィンツィと呼んだ男、ヴェネチア公国内務次官で次期内務大臣と目される男で彼らの仲間である古参ファシストのユダヤ人アルド・フィンツィが口を開いた。
フィンツィ「イタリア統一の大義がついに達成されるのだからな」
バルボ「決まったのか?」
フィンツィ「ああ、来月の三日。
行動を起こす、全てはイタリアの為、祖国の為だ」
彼らは立ち上がろうとしていた。
イタリアの統一という偉大な大義のために。
アイケ「そっちは勝手にやってくれ。
こっちはやっとこれで行けるぞ」
アイケはそう言うと持っていた鞄から一つの作戦書類を出す。
アイケ「これで行ける、成功すれば我々は一気にライン川からエルベ川まで押し込みベルリンを脅かす。
共産主義者供より早くベルリンに行けるぞ」
その作戦書類の表紙にはこう書かれていた
トリニティ作戦
コンコルダート作戦
カメルレンゴ作戦
コンクラーベ作戦
と。
この作戦、これこそがカールスラントへの頂上作戦だった。
ネウロイの破局、そのカウントダウンは切って落とされた。
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チューリッヒ、ヘルウェティア軍集団司令部
この西部戦線南翼を担う司令部のオフィスにいた総司令官のヴァルター・モーデル大将の電話が鳴り受話器を取る。
モーデル「私だ、ああアイケか。
何、分かった。いいだろう、フェルトヘルンハレで会おう。
先にミュンヘンについた方がビュルガーブロイケラーで酒を奢ってもらうぞ、じゃあ。
ハイルヒトラー」
最後に右手を挙げて挨拶すると受話器を置くと電話をかけ直す。
モーデル「交換手、ヘルウェティア陸軍陸軍参謀本部に繋いでくれ。
モーデル大将だ、参謀総長に繋いでくれ。
参謀総長、モーデルです。
ええ、来ましたよ、この時が、ハンニバルの如くアルプスを踏破する時が!」
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コペンハーゲン、連合軍北カールスラント軍集団司令部
カールスラントのメクレンブルク=フォアポンメルン、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン、そしてデンマークに展開する連合軍総司令部では総司令官ギュンター・フォン・クルーゲ大将に参謀が報告する。
参謀「閣下、先ほど連絡がありヴェネチアの巣を破壊した、とのことです」
クルーゲ「そうか、となれば我々の出番か」
参謀「ええ、カメルレンゴ作戦で我々がハンブルク、ロストックを抑え一気にオランダに雪崩れ込みます。」
参謀が答えるとクルーゲは立ち上がり手を叩いて司令部の将校たちに号令をかける。
クルーゲ「賽は我々の手にある、さあ諸君、このくだらない戦争を早く終わらせるぞ!
作戦までは眠れないぞ!」
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北アフリカ、トリポリ、第1リビア軍集団司令部ではエルヴィンに副官が報告する。
副官「ヴェネチアの巣の破壊に成功、だそうです。」
エルヴィン「そうか、これで背後の憂いを絶ったな」
エルヴィンはそう言うとテーブルに置かれたコーヒーを一口飲むと窓から地中海を眺める。
エルヴィン「我々がスエズを取り返す、そうすれば我々の勝利は確実だ」
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ネーデルラント、アーネムの手前、ナイメーヘン
この解放されたばかりの街で連合軍西方総軍参謀次長になったヴワディスワフ・シコルスキ中将とブリタニア軍の軍服を着てポーランド軍の軍帽を被った将校が歩いていた。
「閣下、それは本当で?」
シコルスキ「ああ、君のカルパチア騎兵旅団は来週サン・トロンに移動、そこでカルパチア山岳旅団と共に再編、第1義勇装甲師団ドンブロフスキを編成する。
そこで君には准将に昇進した上で師団長になって貰いたい」
「何故今ですか?」
シコルスキ「ヴェネチアが解放された、次はドイツ本土だ。
コンコルダート作戦の先鋒として我々はライン川を渡りエルベ川に突進する。
その為の布石だよ」
「ですが、ここはどうなるんです?ライン川を北に迂回して進むのも重要では?」
シコルスキ「大丈夫だよ、君らに変わってここにはカールスラント軍第20義勇歩兵師団とリベリオン軍第442歩兵師団が投入される。
この二つの部隊の能力は君も知っているだろ?」
「ええ、パープルハート部隊の日本人部隊と祖国を失ったエストニア人ですか」
シコルスキ「ああ。能力は折り紙付きだ。
安心したまえ」
「分かりました、では」
すると将校はシコルスキに二本指の敬礼をする。
それにシコルスキも同じ敬礼で返礼した。
シコルスキ「では頼むよ、“ノヴァク”大佐」
(解説)
・アルド・フィンツィ
史実イタリア王国内務次官、空軍次官
第一次世界大戦中はあのダンヌンツィオのウィーンビラ巻き飛行にも参加したパイロットでファシスト政権期には統帥側近の一人だった官僚だったが一時失脚、その後返り咲くも38年に制定された人種法によって公職追放。
イタリア降伏後抵抗運動に参加するがアルデアティーネの虐殺(ローマのラゼッラ街でパルチザンがドイツ兵(チロル出身の“ドイツ系イタリア人”)33名を爆殺、その報復として政治犯、ユダヤ人、パルチザン関係者など200人以上を虐殺した事件)で殺害され飛ばされる。
有能な官僚でありヴェネチア公国で出世、次期内務大臣とまで目されるほどだが実はクーデター計画の首謀者。
・ヴァルター・モーデル
史実ドイツ陸軍B軍集団司令官。
45年に自決して飛ばされる。
防御の職人の異名を持つ防御戦の名手。ヒトラーに最も心酔していた将軍の一人。
ヘルウェティア方面を担うヘルウェティア軍集団を率いる。
・ギュンター・フォン・クルーゲ
史実西方総軍司令官
44年に自殺して飛ばされる。
利口なハンスのあだ名を持つほどの切れ者。ただめちゃクソグデーリアンと仲が悪かった。
決闘未遂騒ぎまで起こしたほど。
北カールスラント軍集団を率いカールスラントに北から侵攻中。
次から色々とある。
まあ次回がウィッチ出ない可能性ある(何やるって言われたらガリア情勢)
まあリアルでもおフランスが素敵なことになってるけど