WWⅡウィッチーズ   作:ロンメルマムート

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戦闘回(ゲリラとドンパチ)
なおウィッチが人を殺します(マジ)
ロシア解放軍出ます


第11話:かの世界の戦争(残虐なシーンあり)

 それから数時間後、イルソンに一行は到着したが補給車列は到着しておらず一行は市内の中心にある広場に止まって昼食のサンドイッチを食べていた。

 

フランク「遅いなぁ、そろそろ来るはずなんだがな。

     服部も食ったらどうだ?」

 

服部「結構です、先に道を確認してますから」

 

フランク「先に食っとかないと後が大変だぞ。

     たく」

 

 宮藤とフランクはサンドイッチを食べていたが服部はサンドイッチに手をつけず道路を確認していた。

 するとサン・ヴィトの方から多数の車が来る音が聞こえてきた。

 

フランク「ん?」

 

宮藤「なんだろう?」

 

 やってきたのは10数台の兵士を満載したオペルブリッツとオートバイ、sdkfz251/1とsdkfz251/16、T-34/76であった。

 その中に一台のキューベルワーゲンがジープに近づくと乗っていたM36を着て規格帽を被り皮手袋をした大尉がキツイ訛りのある英語で宮藤たちに聞いた。

 

大尉「お客様とやらはあんたらかい?」

 

服部「あ、はい。

   自分は扶桑海軍服部静…」

 

大尉「自己紹介はいい、あんたらの車に2、3人護衛を乗せる。

   それと武器と弾薬も持っていけ、この先は危険だ。

   自分の身は自分で守れ。ここに来るまでにも4回襲われて3人撃たれた。

   今日は運よく死人は出てないが危険だってことには変わりねえ」

 

 大尉の問いに服部が答えると大尉が手短に状況を説明すると3人にMP41とSVT-40ライフル、Kar98Kライフル、そしてその弾薬ポーチがジープに投げ込まれ、ジープにPPSh‐41を持ち規格帽を被りM43を着て上からスプリンターパターンの迷彩ポンチョを着た兵士とヘルメットを被りKar98Kを持った兵士がジープのフェンダーの上に乗り込んだ。

 

服部「えーと…」

 

フランク「あー、ハロー?」

 

兵士A「Здравствуйте、американский.」

 

兵士B「Здравствуйте.」

 

 フランクが挨拶すると兵士はロシア語で返した。

 よく見れば腕には二人共聖アンドレイ十字が描かれРОАと書かれたシールドをつけていた。

 そしてしばらくすると反対側からOD色のトラックとジープの集団がやってきた。

 

大尉「やっと到着だ、仕事の時間だ。」

 

 到着したトラックを見ると大尉は呟いた。

 そしてロシア語で彼は兵士達に指示すると動き出し隊列を組み始めた。

 

大尉「あんたらは俺の車のケツにつけ。

   いいな?外れたら命の保証はない」

 

服部「は、はい」

 

 大尉は強い口調で服部に後ろに着くよう命令した。

 服部はそれに従い隊列の真ん中あたりにキューベルワーゲンの後ろについてサン・ヴィトに向かった。

 

---------

 

 それから数十分後、一行は危険なアルデンヌの森に入った。

 森林地帯は鬱蒼とした針葉樹林が生い茂り道路の両側の視界はよくなかった。

 

宮藤「不気味…だね…」

 

服部「は、はい…」

 

フランク「幽霊でも出るんじゃねえか」

 

 その不気味な雰囲気に宮藤と服部は怯えていた。

 するとふと服部が木に何かぶら下がってるのに気がついた。

 

服部「あそこに木に何かぶら下がってますよ。」

 

宮藤「なんだろう?」

 

フランク「結構大きいな」

 

 ぶら下がっている物は1メートル以上あるようにも見えた。

 そしてその正体は近づくと分かった。

 それは木からぶら下げられた腐乱しかけた死体だった。

 首には「私は国家に反逆した裏切り者です」と書かれたプレートが吊るされていた。

 それを見て3人は顔を青ざめる。

 そして周りを見渡すと似たようなものが色んな所にたくさん吊るされているのに気がついた。

 

フランク「な、なんだよこれ…」

 

宮藤「ひ、酷い…」

 

服部「う…」

 

大尉「なんだって?反逆者、テロリストの末路さ。

   国家に反逆し民衆を攻撃したんだ、それにふさわしい末路さ。」

 

 その様子に3人は驚き吐き気を催すがそれにキューベルワーゲンに乗った大尉は自慢げに語る。

 

大尉「こいつら全員、我々連合軍を攻撃したテロリストだ。

   テロリストは国際法上交戦権を認められないし捕虜になることもできない。

   全員犯罪者だ。

   犯罪を犯した者、秩序を乱した者は死を以てその罪を償わねばならないのだよ」

 

 大尉の言葉にウィッチ達は恐怖を感じた。

 

大尉「まあ君たちもその意味がじきに分か…」

 

 大尉が話していた次の瞬間、左側の森の中から何かが飛んでくるとキューベルワーゲンの近くに落下し爆発、キューベルワーゲンがひっくり返った。

 

フランク「なんだ!」

 

大尉「クソ!敵だ!撃ち返せ!」

 

 キューベルワーゲンが吹き飛ぶとすぐにフランク達はジープの陰に隠れてフランクはSVT-40を、服部がMP41、宮藤がKar98Kを構える。

 キューベルワーゲンから投げ出され帽子が吹き飛び右腕を押さえながら大尉が大声で支持する。

 指示を受けすぐに兵士達はトラックから飛び降り車両の陰に隠れながら森の中を銃撃する。

 随伴したsdkfz251/1も銃撃し、sdkfz251/16は火炎放射器で森を焼き払う。

 火炎放射器が火を噴き森の一部を燃やすと数人のゲリラが火だるまになって出てくるがすぐに銃弾の餌食となった。

 さらにT-34も発砲し木を吹き飛ばす。

 銃弾が飛び交い火炎放射器の炎とT-34の砲弾が一面を耕していき辺りは硝煙と煙に包まれ沈黙した。

 

大尉「どうだ?」

 

兵士C「分かりません、連中撃ってこないんで」

 

大尉「何人か向かわせて死体を確認させろ。」

 

兵士C「は」

 

 大尉は数人の兵士を茂みに向かわせた。

 他の兵士達は物陰から銃を構え様子をうかがう。

 そして茂みに近づいた瞬間

 

兵士D「ギャ!」

 

兵士E「ぐふ!」

 

兵士F「ガハ!」

 

 隊列の斜め前の上方からから銃撃を浴び兵士達が撃たれた。

 それと同時に物陰に隠れていた兵士達が一斉に機関銃を浴び次々と倒れていきsdkfz251の車内に手榴弾が投げ込まれ爆発、中から火だるまになって兵士が飛び出してきた。

 フランク達の傍にいた二人の兵士も撃たれた。

 

大尉「クソ!反対側にもいるぞ!」

 

 すぐに兵士達は撃ち返すが次々と撃たれていった。

 

フランク「宮藤、早く反対側に!」

 

 フランク達は反対側に動こうとするがふと宮藤は撃たれた兵士の内ライフルを持っている方の息があることに気がついた。

 

兵士B「マ…マ…」

 

宮藤「フランクさん!この人まだ生きてます!」

 

フランク「…分かった!援護する!物陰まで急いで運べ!」

 

 フランクは少し迷うとすぐに判断した。

 フランクはライフルを構えると30メートル先から銃撃していた上手く隠蔽されたブレンガンが据え付けられた蛸壺の兵士に狙いを定めると撃ち、2連射で蛸壺にいた二人を射殺する。

 その間に宮藤は兵士の服を掴むと引っ張ってジープの反対側に移すと治癒魔法を使い怪我の治療を始める。

 服部は二人より先に反対側に移っていたが怯えて動けずにいた。

 

宮藤「静夏ちゃん!」

 

服部「は!はい!自分は扶桑海軍服部静夏少尉候補生です!」

 

 宮藤が大声で呼びかけると支離滅裂な返事をする。

 そうしていると中腰で銃撃しながらフランクが来た。

 

フランク「宮藤、どうだ?」

 

宮藤「何とか助けられそうです」

 

フランク「そうか、宮藤、負傷者はまだたくさんいるがどうする?」

 

 フランクが周りを見ると射線上に放置されたまま動けなくなった負傷兵や物陰に運ばれたり自力で隠れたが手当てもされていない負傷兵が大勢いるのに気がついた。

 そしてどうするか宮藤に聞いた。

 宮藤は少し考えると決断した。

 

宮藤「フランクさん!静夏ちゃん!」

 

フランク「分かった」

 

 宮藤の返事にすぐフランクは何をしたいかを理解した。

 

フランク「分かった、連中に教えてやるぜ、この世で一番強い武器ってのは海兵隊員の持つライフルだってな!

     服部お前も来い」

 

服部「は、はい!」

 

 そう言うとフランクは立ち上がり服部を連れて隊列の前の方に向かった。

 前方では至近距離からの襲撃で大混乱に陥っていた。

 

兵士G「下がれ!下がれ!早く機銃座を撃て!」

 

兵士H「クソッタレ!」

 

 PPShを持った兵士が兵士達が乗り左側に銃撃を浴びせているT-34を後進させ射線を確保して前方から撃ち込んでくる機関銃座を破壊させようとしていた。

 そのすぐ傍のトラックの残骸の陰では多数の兵士がライフルを構え撃ち込んでいたが負傷兵は身動きが取れず、反対側も動けない負傷者や死体が放置されていた。

 先頭の隊列は酷いもので元々2両のsdkfz251を先頭にT-34、そしてトラックの隊列だったが、2両のsdkfz251と3、4台のトラックは銃撃と手榴弾を投げ込まれ、更にゲリラが使う対戦車兵器、主に鹵獲されたバズーカやパンツァーファウスト、PIATの攻撃を受け炎上しその残骸に向けゲリラは機銃を浴びせT-34はゲリラからの肉薄攻撃を避けようとトラックの後ろに移動しようと方向転換、後進していた。

 だが次の瞬間、反対側から突如PIATが飛んでくるとT-34のエンジンデッキを直撃、数人の兵士が吹き飛ばされ地面に落下しT-34は身動きが取れなくなった。

 

戦車長「クソ!左だ!ぐは!」

 

 身動きが取れなくなり戦車長がPPSを持って、他の兵士も左側の茂みを銃撃しようとすると左側から掃射された。

 左側からの銃撃はトラックの陰にいた兵士達も銃撃、殆ど全員が撃たれ死体となったか動けなくなった。

 生き残った兵士達はT-34とトラックの残骸の間の僅かな空間に追い詰められた。

 その様子をフランクはそこから15mほど離れたトラックの陰から見ていた。

 

フランク「駄目だ、十字砲火を受けてる…

     服部、先に左側の機銃座を潰すぞ、人を集めてくれ。」

 

服部「わ、分かりました」

 

 フランクは先に左側の機銃を潰すことに決めると服部に人を集めさせた。

 この時点で少なくとも襲撃は先頭部以外はある程度片付き後方と中央部はほぼ撃退されていた。

 そのためある程度人員には余裕がありしばらくすると服部が宮藤の治療を受けて回復して拳銃を右手に持ってやってきた大尉と8人の迷彩ポンチョを着たり通常の軍服だったり迷彩ヤッケを着た兵士達を連れて戻ってきた。

 

服部「連れてきました。」

 

フランク「よくやったぞ!」

 

大尉「状況はどうなってる!

   先頭は!」

 

 到着した大尉はすぐにフランクに戦闘の状況を聞いていた。

 

フランク「戦闘で味方が十字砲火を受けて孤立してる。

     負傷者も多数いるみたいだ、だから左側の銃座を潰してから兵士達を救出、それから右側を潰す。」

 

大尉「分かった」

 

フランク「機銃座を潰すのは俺とお前とお前と服部」

 

 フランクは状況を説明し一緒に機銃座を潰す兵士として迷彩ポンチョを着て規格帽を被りベレッタM1938を持った兵士とM40軍服を着てヘルメットを被りMP28を持った軍曹、そして服部を指名した。

 

フランク「残りはここで待機。

     大尉が指揮してくれ」

 

大尉「勿論だ。」

 

フランク「それじゃあ、行くぞ。

     音は立てるなよ」

 

 指示し終わるとフランクは兵士達と共に身をかがめながら茂みに入っていった。

 茂みに入ると銃を構えけもの道を進む。

 そしてすぐ5mほど先にビッカース重機関銃を据え付けた簡易的な塹壕を見つけた。

 その中には機銃を使うゲリラの他にも10人近いゲリラが銃を構え撃っていた。

 中にはPIATを持った兵士もいた。

 見つけるとすぐに4人は傍の木の陰に隠れた。

 

フランク「あったぞ、俺と服部がここから攻撃する、お前らは背後に回り込め」

 

軍曹「了解」

 

 フランクが指示すると軍曹たちはゆっくりと動き出した。

 

フランク「さてと、俺達もやるか」

 

 フランクは腰に付けた銃剣をSVT-40につけると銃を構え機銃を撃つ兵士に狙いを定めた。

 そして深呼吸をすると引き金を引き、ゲリラの頭を撃ち抜いた。

 ゲリラが倒れるとすぐに他のゲリラも反応してフランクと服部を見つけると持っていたステンガンやライフルを構えて撃ってきた。

 銃弾は二人が隠れていた二本の木を砕き二人を掠める。

 その合間を縫ってフランクはSVT-40を構え2、3発撃ち返しステンガンを構えていたゲリラを倒す。

 だがまだ数人撃ってきていた。

 フランクは服部の方を見ると服部は木陰にうずくまっていた。

 

フランク「服部!撃て!」

 

服部「え!しかし…!」

 

フランク「撃て!死にたいのか!」

 

 フランクが服部に怒鳴った。

 怒鳴られた服部は恐る恐る銃を構えると目をつむり銃を乱射した。

 すると身を乗り出してライフルを撃っていた二人のゲリラにあたり倒した。

 突然の乱射にゲリラは怯みその隙にフランクはSVT-40を連射し二人を殺すと弾が切れ弾倉を交換すると手榴弾を手に取り投げた。

 手榴弾ア爆発するとフランクが叫んだ。

 

フランク「突撃!突撃!突撃!」

 

 フランクは背後に回っている二人にも聞こえるほどの大声で叫ぶと突撃した。

 蛸壺のゲリラは手榴弾の爆発にひるんでいた。

 その間にフランク達が突撃する。

 

ゲリラA「クソ!大丈夫か!」

 

ゲリラB「あぁあああああああ!!!!」

 

 周りの状況を機関銃を撃っていたゲリラが聞いた直後、別のゲリラの叫び声が聞こえその方向を振り向いた。

 そこにはフランクが一人のゲリラを銃剣で刺していた。

 フランクは銃剣でゲリラの腹を抉ると抜き頭を撃ち抜き続いてもう一人に3発を撃ち込み射殺した。

 それを見て他のゲリラは恐れをなして蛸壺から飛び出し逃げようとするが出た直後、服部と他の2人の連射に撃たれ一掃された。

 

服部「はぁ…はぁ…はぁ…」

 

 振り向くと服部が息を切らしながら銃を腰だめに構えていた。

 

フランク「よくやった!服部!」

 

服部「はぁ…はぁ…あああ!」

 

 すると服部は崩れ落ちると叫んだ。

 

服部「ひ、人を殺した…私が…殺した…」

 

 人を殺したという事実に気がついた瞬間、服部の中の何かが壊れたのか泣き叫び始めた。

 するとフランクは服部の背中をさすると話しかけた。

 

フランク「泣け、泣けるだけ幸せだ。

     そして二度とこうならないように神に祈れ」

 

 それだけ呟くと周りを確認する。

 すると道路の方から大尉と数人の兵士がやってきた。

 

大尉「サレンバーガー大尉、助かった。

   何とか兵士は救出できた、反対側のもバズーカで潰した。

   今部下に残党狩りと武器の回収をさせてる。

   終わり次第動けない車両を爆破してサン・ヴィトに向かう。」

 

フランク「分かりました」

 

 大尉が命令を伝えるとフランクは敬礼し大尉も返礼すると戻っていった。

 その後兵士達は2、3時間かけ残敵掃討を行い、敵の死体と味方の死体、そして残骸からから全ての弾薬を回収すると味方の死体をトラックに乗せ動けない車両を爆破した後サン・ヴィトに向かった。

 この日確認された敵の死体は150を超えた、だが味方の損害は36名戦死、59名負傷、戦車1台、装甲車3台、トラック9台全損だった。




このSSあかんな…ウィッチに人殺させるし…
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