WWⅡウィッチーズ   作:ロンメルマムート

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ノーブル編主要キャラ全員合流回。
ホスバッハの持っていたアタッシェケースの正体も分かる。


第3話:かの世界と機密文章

 506の基地に響き渡った銃声、その正体はホスバッハとカーロイ、そしてアラン達であった。

 ホスバッハとカーロイは基地に忍び込むとキッチンで無断で食い物を漁り食べていた。

 だがそこで同じく忍び込んだアラン達と出くわしてしまい戦闘となったのだ。

 

ホスバッハ「クソ!なんでここでパルチザンと出くわすんだ!」

 

カーロイ「知るか!」

 

 二人はキッチンのテーブルの陰からStG44とダヌビア43Mを構えてキッチンの出入り口を銃撃していた。

 出入り口付近ではアランが腰だめ姿勢でZB-26で反対にホスバッハ達を銃撃していた。

 

アラン「メルド、向こうはサブマシンガンを二丁持ってやがる。

    こっちは軽機関銃一丁とライフル、拳銃だけだ」

 

ジェフ「逃げた方がいいんじゃねえか?」

 

トニー「無理だ、この騒ぎだ。外は大変なことになってるはずだ。

    下手に動けば捕まってまたPOWに逆戻りだぞ」

 

ジェフ「それは困るな、あそこの飯クソ不味かったし。」

 

アラン「気楽に言っている場合か!このままじゃまた捕まるんだぞ!そりゃ御免だ!

    それに折角フランスが解放されたのにそれを見る前に死ねるかってんだよ!」

 

 アランは叫びながら銃撃していた。

 ZB-26の銃弾は8ミリモーゼル弾、そしてそれはホスバッハ達が盾にしている台を容易に貫通できるだけの破壊力があった。

 

カーロイ「うわ!貫通してるぞ!」

 

ホスバッハ「分かってる!パンツァーファウストを使うぞ!」

 

 ホスバッハは最後の手として唯一持っていたパンツァーファウストを取り出しパルチザンたちがいる壁に向かって構え発射、壁の手前に置かれていた食器棚にあたり吹き飛ばし煙が周りを覆った。

 その煙は銃声が響いていたキッチンに向かっていた貫二郎たちも巻き込まれた。

 

貫二郎「うわ!」

 

ロザリー「なに!?」

 

ジーナ「爆発か!?」

 

 6人は爆風で身構えやむとカートと貫二郎、更にジーナも拳銃を取り出した。

 

カート「一体何が起きてるんだ」

 

貫二郎「邦佳は下がってて。」

 

邦佳「カートさんに当てないようにね、下手だよね射撃」

 

 6人はカートたちを先頭にキッチンに警戒しながら向かった。

 キッチンではパンツァーファウストで吹き飛ばしたホスバッハとカーロイが爆発の衝撃から正気を取り戻していた。

 キッチンは発射の衝撃と爆発で無茶苦茶になり、ホスバッハの後ろに至っては火事が起きていた。

 

カーロイ「派手にやりすぎだ!こっちまで吹き飛ばす気か!」

 

ホスバッハ「やったか?」

 

 二人は立ち上がり武器を取ると吹き飛ばした壁の方に向かい死体を確認する。

 壁の反対側ではアラン達が気を失っていた。

 だが食器棚に命中したためパンツァーファウストの成形炸薬の影響を受けず爆発の衝撃で気を失っただけだった。

 そしてホスバッハがアランの頭の傍に来た

 

ホスバッハ「パルチザンが」

 

アラン「クソナチスが!」

 

 その瞬間彼はホスバッハの足を掴むと引っ張り倒す、そして顔面に一撃を食らわせた。

 

カーロイ「おい!」

 

ジェフ「どりゃー!」

 

カーロイ「げふ!」

 

 更に後ろにいたジェフも立ち上がると持っていたライフルを振り回してカーロイに一撃を食らわせた。

 まともに頭に一撃を食らったカーロイはそのまま気を失い倒れた。

 アランとホスバッハは殴り合いを続けアランがホスバッハに馬乗りになり首を絞めていた。

 

アラン「死ねナチス!キャベツ野郎!ジャガイモ食いのフン族!」

 

ホスバッハ「く…くたばれ…カエル食いの猿が…!」

 

アラン「どふ!」

 

 ホスバッハはアランの股間を蹴るとアランが倒れその隙にアランに頭突きを食らわせ立ち上がるとジェフに向かって放り投げ二人そろって倒れた。

 

ホスバッハ「これで止めだ」

 

 二人の息の根を止めようと拳銃に手をかけた瞬間、頭に一撃を食らい倒れた。

 

トニー「バーイ、クソナチス」

 

 トニーが右手のM1910で気絶したホスバッハの後頭部に狙いを定めトリガーに指をかけたその時、廊下の奥から別の声がした。

 

カート「動くな!武器を捨てろ!両手は頭の後ろだ!」

 

 それは拳銃を構えたカートと貫二郎、ジーナだった。

 

トニー「はいはい。じゃあお願いするよ、コロラドの軍人さん」

 

 トニーは潔く武器を捨て両手を頭の後ろに置いた。

 カートはトニーに壁の方を向かせると他に武器を持っていないか調べた。

 

カート「これだけか?アメリカ人か?出身は?」

 

トニー「その拳銃だけだ。出身はニューヨークだ、あんたはコロラドだろ?」

 

 トニーはまるで手慣れた様子でカートと雑談していた。

 

カート「ああ。コロラド州デュランゴ。

    田舎だがいい街だ、行ったことあるのか?」

 

トニー「上を飛んだことならな。

    ああ、そこにいるフランス人とヤンキーかトミーか分からない奴は俺の仲間だから丁重に扱えよ。」

 

カート「そのつもりだ。

    これでよし、銃を取っても構わない。

    ただしホルスターに入れろよ」

 

トニー「分かってますとも、ディキシーさん」

 

 カートはトニーを解放すると彼は拳銃を回収して自分のホルスターに入れた。

 一方貫二郎達は状況に混乱していた。

 

貫二郎「えーと、ドイツ人と多分ハンガリー人とイギリス人と、民兵?」

 

ロザリー「大丈夫?ダメ、意識がないわ、医務室に運ぶわよ。

     ハインリーケさんも手伝って」

 

ハインリーケ「分かった」

 

 ロザリーは倒れていたカーロイとホスバッハに声をかけるが二人共気絶していたため反応はなくロザリーはカーロイ、ハインリーケはホスバッハを連れて医務室に向かった。

 

ジーナ「大丈夫か君達?立てるか?」

 

 ジーナがジェフとアランに声をかける。

 

ジェフ「ああ、何とかな。アラン、そのカエル入りのクソを出すケツをどけろ」

 

アラン「分かってるよ」

 

 声をかけられたジェフとアランは立ち上がった。

 ジーナは立ち上がった彼らに状況を聞いた。

 

ジーナ「一体何があった?」

 

アラン「クソナチスと撃ちあってたらナチがロケット弾ぶっ放してこれだ。

    多分キッチン今燃えてるぞ。」

 

貫二郎「本当だ!すぐに誰か呼ばないと!」

 

 貫二郎はキッチンを覗いて火事になっているのを確認した。

 すると二人のウィッチがやってきた。

 

「何が起きてるんだ?」

 

「パーティーかな?君は?パーティーの主催者かい?」

 

 やってきたのはロマーニャ空軍アドリアーナ・ヴィスコンティ大尉とベルギカ空軍イザベル・デュ・モンソオ・ド・バーガンデール少尉だった。

 

貫二郎「それどころじゃありません!キッチンが燃えてます!急いで人を呼んで!」

 

アドリアーナ「何!消火班を呼んでくる」

 

イザベル「僕はここにいるから」

 

 アドリアーナは消火班を呼びに行った。

 貫二郎とイザベルは先に消火しようと火事を避けながら蛇口の所に行き出されていたボウルに水を入れると火事に投げこみ始めた。

 するとふと貫二郎は床に場違いなアタッシェケースがあるのに気がついた。

 

貫二郎「なんだこれ?」

 

イザベル「アタッシェケースだね、中身は?」

 

 貫二郎はテーブルに乗せると開けた。

 中身は何かの書類だったが読めなかった。

 

貫二郎「分かんない、書類なのは確かだけど」

 

イザベル「ふーん」

 

 二人が書類を見ていると出入り口から消火器を持った整備士数人が入ってきて消火し始めた。

 

アラン「凄い騒ぎになってるな」

 

カート「火事だからな」

 

 その騒ぎをカートたちは邪魔にならない位置で見ていた。

 するとふとジェフが気がついた。

 

ジェフ「その声、もしかしてカートか?」

 

カート「ん?まさかジェフか?」

 

 そう言うと二人は肩をたたき合いハグをする。

 

ジェフ「そうだよ!ジェフリー・フィッツジェラルド、いつ以来だ?42年か?」

 

カート「ああ。42年のビルマ以来だ、久しぶりだな」

 

ジーナ「知り合いか?」

 

カート「古い戦友だ、懐かしいな、お前どうしたんだ?

    私は海軍に復帰したが海兵隊に戻らなかったのか?」

 

 ジーナがカートに関係を聞いた。

 二人はかの有名なフライングタイガースの戦友同士だった。

 

ジェフ「ああ。海兵隊に戻ろうと思ったんだがビルマで出会ったイギリス軍の奴にイギリスに来ないかって誘われてイギリスに行ったんだ。

    それでこうして晴れて英空軍軍人さ、あんたはどうしたんだ?」

 

カート「海軍に戻って艦上戦闘機乗りだよ。

    最新鋭機のテストとかにも参加して訓練部隊で教官だ。

    戦わないがいい仕事だよ」

 

ジェフ「違いねえ。俺も本土で勤務したいよ」

 

 二人は仲良く話していた。

 

 

---------

 

 

 それから1時間後、火事は鎮火しウィッチ達とアラン達はロザリーの執務室に集められていた。

 

ロザリー「じゃ、じゃあつまり状況を説明すると、異世界から来たってこと?」

 

ハインリーケ「そんな馬鹿らしい。SFじゃないのじゃぞ」

 

貫二郎「しかしこれは事実ですし証拠も幾らでもありますよ。

    多分上もこの事実を感知してます」

 

ハインリーケ「じゃあその証拠とやらを妾の前に持ってくるがよい。

       第一、なぜそなたらはこの不届き者の肩を持つのじゃ!」

 

 アランやカートの件を貫二郎と邦佳が説明したが既にある程度理解していたジーナは兎も角ロザリー達A部隊の人間は理解できていなかったし信じてもいなかった。

 

貫二郎「いや…だって素性としては大体一緒ですし…」

 

邦佳「う、うん…貫二郎とだいたい一緒だよね…

   状況がちょっと違うだけで…」

 

ロザリー「え?」

 

ハインリーケ「まさかそなたも…」

 

貫二郎「素性としては一緒ですよ、はい。」

 

 貫二郎がそう言うと506のウィッチ達もカート達も全員驚き驚愕の目で見た。

 

アドリアーナ「じゃああんたもこいつらと同じようなのってのか?」

 

貫二郎「ええ。敵か味方かの違いですが。

    何せ戦争中ですからね…」

 

 そう言うと貫二郎は知っている限りの情報をすべて506のウィッチ達に語った。

 語り終わるとウィッチ達は神妙な面持ちだった。

 

ハインリーケ「せ、世界規模の大戦争…」

 

ロザリー「人類同士が殺し合う歴史…」

 

イザベル「ウィッチもネウロイもいない…」

 

アドリアーナ「祖父の言っていた通りだな…」

 

ジーナ「それで君達も…」

 

アラン「まあな、あのクソナチス共から祖国を解放するため戦ったぞ。

    フランスだけじゃない、スロバキアでも、スロヴェニアでもな」

 

ジェフ「後ジャップともな、チャイナとビルマで戦って、その後はナチスと戦うためにイギリスだ。」

 

カート「私も日本人と戦って、それから本国で訓練部隊の教官だった。」

 

トニー「俺に関してはそもそも軍に行く前から何人も殺してムショにぶち込まれてたがな」

 

「「は?」」

 

 最後にトニーが言うと全員が驚いた。

 

ジェフ「お前何やった?」

 

トニー「何って、マーダーインクの元構成員だぞ、俺。

    各地で殺しをいくつもやったぜ、立件されたのは一件だけだが。」

 

ジェフ「おいおい、バガルターの部下かよ、怖え…」

 

邦佳「あのーマーダー何とかって何ですか?」

 

 トニーがマーダーインクの構成員だったというとそれが分からない邦佳が聞いた。

 

ジーナ「マーダーインクはニューヨークのマフィアの殺し屋集団だ。

    各地で数々の殺人を犯した殺し屋だ。」

 

邦佳「ころ…カッコいい!」

 

ジェフ「おいおい、殺し屋でしかもマフィアだぞ。

    罪人どころじゃない、普通なら死刑判決食らって電気椅子に座ってるはずなんだぞ」

 

 ジーナの説明に何故か邦佳は目を輝かせる。

 それにジェフは呆れた。

 マーダーインクは1930年代前半にこの当時のもっとも有名なマフィアの一人であるラッキー・ルチアーノが作った暗殺専門の組織だった。

 ボスはユダヤ系のルイス・バガルター、副ボスに悪名高いアルバート・アナスタシアがついた組織でこの組織により20年代とは違い30年代は殺し合いに一定の歯止めがかかったが逆に縄張りの強奪という行為の正当化につながった反面もあった。

 この組織は1940年に幹部のエルブ・レイズ(その後不審死を遂げマフィアによる口封じ説が濃厚)が逮捕された際に司法取引に応じてマーダーインクの大多数のメンバーが逮捕、殆どのメンバーが実刑判決を受け幹部7人が死刑となりこの一大暗殺組織は壊滅した。

 トニーはその構成員だったが小物であり証拠も不十分であったため比較的軽い刑罰で済んでいた。

 

トニー「言っておくが、殺し屋と言っても殺すのは無関係な人間じゃない、マフィアの裏切り者だけだ。

    後は麻薬の売人か俺を襲った奴だけだ」

 

 トニーは自慢げに語った。

 

ロザリー「はぁ、大変な事になりそうね…とりあえず上に言っておくわ。」

 

 そう言うとロザリーはため息をつきながら電話をかけた。

 ロザリーが電話をかける一方、貫二郎はアタッシェケースをテーブルの上に置いた。

 

アドリアーナ「これは?」

 

貫二郎「キッチンに落ちてました。

    中身はこんな書類ですね。」

 

 貫二郎は中身の書類を取り出して見せる。

 それぞれ書類を手に取り確認し始めた。

 

ハインリーケ「なんじゃ?何が書いてあるかさっぱりわからぬ」

 

アラン「これ、ハンガリー語じゃないか?」

 

カート「ハンガリー語アルファベットだからそうだろう。

    そうなると恐らくハンガリー軍の書類だろう。」

 

邦佳「あー!何かいてあるかさっぱりわからないよ…うん?

   これって…」

 

 その書類を読んでも全員さっぱり理解できていなかった。

 すると邦佳が何かに気がついた。

 

貫二郎「何?」

 

邦佳「見て!この絵、ネウロイみたいじゃない?」

 

貫二郎「え?本当だ」

 

 読んでいた書類の一つにラフながら絵が描かれていた。

 それは蜘蛛のような見た目だったが黒色で赤い線が描かれていた。

 全員それに注目する。

 すると今度はイザベルが声を上げた。

 

イザベル「あ!」

 

ハインリーケ「なんじゃ今度は?」

 

イザベル「この写真とこの写真、どう見てもネウロイだよね?

     それにこのマグショット…」

 

 イザベルは幾つかの写真が入った書類を見せた。

 その書類には飛行機の翼が写り込んだネウロイらしき飛行物体とウィッチらしき人物のマグショットがあった。

 

貫二郎「え?どういうこと?」

 

アラン「というかウィッチとかネウロイってなんだ?」

 

 混乱する中そもそもウィッチやネウロイの説明を受けてなかったアラン達が聞いた。

 それに手短に貫二郎が説明した。

 

アラン「成程ね、しかし謎の書類だよな。

    ハンガリーの書類でネウロイやらウィッチとかいう存在しないはずの物の写真があるなんて」

 

ロザリー「え!分かりました、では。

     はぁ…」

 

 アランが話していると突然電話をかけていたロザリーが大声を上げ電話を切ると溜息をついた。

 

ハインリーケ「どうしたのじゃ?」

 

ロザリー「上に報告したら明日、ボック大将とマロリー中将が急遽来るそうよ…

     はぁ…どうしましょう…」

 

 ロザリーは溜息をつき胃薬を取り出すと飲んだ。

 

ジーナ「それと、一つ悪い報告が。

    現場で回収したのこの書類が、どうも彼らの世界のネウロイとウィッチに関する書類のようです。」

 

ロザリー「え…」

 

 ジーナの報告を聞いた瞬間、ロザリーは固まった。

 するとそこへナースが入ってきた。

 

ナース「失礼します、例の患者様が目を覚ましました」

 

ロザリー「分かったわ、とりあえず行きましょうか」

 

 ロザリーが言うと立ち上がり全員で医務室に向かった。

 

 

---------

 

 

カーロイ「まさか美女に囲まれながらベッドに寝れる日が来るとはな」

 

ジェフ「男もいるぞハンガリー人」

 

 医務室につきウィッチ達は目を覚ましたカーロイとホスバッハを取り囲んでいた。

 カーロイは軽口を叩いていたがホスバッハは黙ったままだった。

 

カーロイ「男は向こうのドイツ人の方に行けよ、俺は今女としか話したくない。

     だってそうだろ?こんな美男子と話したいのに男がいると邪魔ですから。

     女心の分からないとは可哀想な人ですねぇ~」

 

イザベル「でも君は僕ほどカッコよくはないよね」

 

 カーロイが喋っているとイザベルがジョークで返した。

 

カーロイ「あ?こう見えてもブダペストの1/15の女を抱いたんだぜ。

     あだ名はミュンヒハウゼン伯爵」

 

ハインリーケ「つまり大ほら吹き野郎ってことじゃな」

 

カーロイ「そうだよ、冗談の分からねえガキだな」

 

 自分のジョークを潰されるとカーロイはハインリーケの頬を引っ張る。

 ハインリーケは半分怒りながら手を払いのける。

 

ハインリーケ「冗談はそれまでじゃ!

       そなたは何処の何者じゃ!」

 

カーロイ「はいはい、カーロイ・ラヨシュ・ヤーノシュ大尉。

     所属はハンガリー王国空軍第102戦闘航空団、こう見えてもハンガリー貴族でございます。

     で、向こうが何とかフォン・ホスバッハ、第二十なんとか騎兵師団の少佐だとさ」

 

ロザリー「私は第506統合戦闘航空団隊長のロザリー・ド・エムリコート・ド・グリュンネ少佐、こちらが第506統合戦闘航空団B部隊隊長のジーナ・プレディ中佐、戦闘隊長のハインリーケ・ツー・ザイン=ヴィトゲンシュタイン大尉、A部隊のアドリアーナ・ヴィスコンティ大尉、黒田邦佳中尉、イザベル・デュ・モンソオ・ド・バーガンデール少尉、大野貫二郎少尉、それにカート・フーヴァー少佐、アラン・ジャン=リュック・マリー・ド・メーストル大尉、ジェフリー・パトリック・フィッツジェラルド・ジュニア中尉、アントニー・カルロス・コルレオーネ少尉よ。」

 

ジーナ「ではヤーノシュ大尉。」

 

カーロイ「カーロイだ。ハンガリー語は英語と違って姓名前の順番だ」

 

 ジーナが例の書類の話をしようとするが名前を間違えた。

 ハンガリー語の名前の順番は他のヨーロッパの言語とは逆であった。

 

ジーナ「すまない、ではカーロイ大尉、この書類に見覚えはあるか?」

 

カーロイ「何の書類だ?」

 

 ジーナはあの書類をカーロイに渡した。

 それを見た瞬間カーロイはジーナに掴みかかった。

 

カーロイ「おい女!これ何処で手に入れた!」

 

ジーナ「落ち着け、キッチンに落ちていたアタッシェケースの中に入っていた。

    その書類は一体なんだ?」

 

 ジーナが聞くがカーロイはジーナを話すと隣のベッドに寝ていたホスバッハに馬乗りになって掴みかかった。

 

カーロイ「おい!知恵遅れゲルマン!これ一体どういうことだ!

     何でドイツ人のてめえがハンガリー軍参謀本部の最高機密文章を持ってるんだ!

     それにこの内容は何だ!N計画?幽霊戦闘機?フェルニゲシュ?」

 

ホスバッハ「知らん、俺はただ上からその書類を回収するか破棄せよ、とだけ命令された。

      それだけだ」




持っていたアタッシェケースはハンガリー軍の最高機密書類でした。
一体何の事に関する書類なんだろうねー(棒読み)

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