WWⅡウィッチーズ   作:ロンメルマムート

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トニー無双の回。
原作と全然違う展開になった挙句に男のロマンのアクションと化す。


第10話:模擬戦

 説明が終わると審判役のロザリーとカート以外のウィッチ達が離陸した。

 それぞれ通常の装備にペイント弾を仕込んだだけだが唯一、トニーだけ装備が違っていた。

 

ジェニファー「トニーさん、なんでいつもと武器が違うんですか?」

 

トニー「相手が人ならこっちの方が楽だ。」

 

 持っていたのはいつも使っているコルト・モニターでもM1928でもなく何故かスコープをつけた猟銃のウィンチェスターM70だった。

 それだけでなくユニットにつけた専用ホルスターにはモニターとM1928が入れられ懐にはいつものように拳銃を仕込んでいた。

 トニーは元マフィアで使う武器も殺し屋時代から使っていた物を好んでいた。

 モニターやM1928、M1910、M70は民間でも手に入れやすい武器で彼も好んでいた。

 

ハインリーケ「よし、全員空に上がったな!

       本物の貴族の戦いぶりを見せてくれるわ!」

 

 離陸し模擬戦開始位置に付くとハインリーケが偉そうな口調で言う。

 一方のBはジーナは黙っていたがマリアンはあからさまにイライラし、ジェフはタバコを吸い、トニーは噛み煙草を噛んで、アランは鼻歌でパルチザンの歌を歌い、カーラはハインリーケの態度に憤慨していた。

 

カーラ「うわっ!ムカつくー!」

 

ジェニファー「みなさーん、模擬戦なんだし仲良く和気藹々と…」

 

 ジェニファーが憤慨するカーラをなだめていると突如彼女のこめかみを銃弾が掠めた。

 

ジェニファー「きゃあ!」

 

ハインリーケ「御託はそれまでじゃ、遊んでやるのでかかってくるがよい!」

 

 撃ったのはハインリーケだった。

 だがこの命令無視の射撃は模擬戦開始の合図となってしまった。

 

マリアン「やりやがったな!」

 

ハインリーケ「黒田中尉と大野少尉は妾と共にプレディ機とコルレオーネ機を挟撃!

       ホスバッハ少佐は…」

 

ホスバッハ「残りを拘束しろ!動きを封じて包囲して殲滅だ!

      早くしろ!時間が一番の資源だ!」

 

ハインリーケ「行くぞ!黒田中尉!大野少尉!」

 

ロザリー『あの…』

 

カート『開始の号令はこちらでやるんですが…』

 

ハインリーケ「要望なら後で聞くぞ!隊長よ!」

 

 ハインリーケはロザリーを無視し作戦を指示し模擬戦が始まった。

 最初にAはジーナとBの他の隊員を分離しようとする。

 イザベルとカーロイはマリアンとジェフを牽制、一方アドリアーナとホスバッハは残りのカーラ、ジェニファー、アランを拘束し残りのAは離れたところにいるトニーとジーナをに向かっていた。

 その様子をジーナは冷静に観察していた。

 

トニー「こんな連中、俺一人でも十分だがな」

 

ジーナ「それでは模擬戦の意味がないだろう。」

 

トニー「だな、遠慮する必要あります?」

 

ジーナ「君が本気を出したら誰も勝てないぞ」

 

トニー「確かに」

 

 その様子を見ながらトニーはM70を構えて冷静だった。

 その頃マリアンはジーナに向かうハインリーケ達を見ていると邦佳と貫二郎が遅れているのに気がついた。

 それを見たマリアンとジェフはチャンスと判断した。

 

マリアン「隙ありだぞ!黒田!」

 

ジェフ「アスタ・ラ・ビスタ・ベイベー!」

 

 二人は邦佳達を銃撃するが二人は回避した。

 

邦佳「あ、マリアンさん!この間はどうも」

 

マリアン「緊迫感なさすぎだろ!」

 

 邦佳は撃ってきたマリアンに挨拶するがその緊迫感のなさに呆れていた。

 一方ジェフと貫二郎も同じような感じだった。

 

ジェフ「なあ、一回聞きたかったんだがあの女お前のアレか?」

 

貫二郎「多分意味するものが僕の連想するアレならが本当です」

 

ジェフ「ああそう、なら絶対殺さねえとな。

    お前だけ女連れてんじゃねー!」

 

貫二郎「こっちだって!東京焼け野原にしやがって!

    宮殿も焼きやがって!宮殿の敵だ!」

 

ジェフ「リメンバー・パールハーバー!」

 

 二人はなぜか罵り合いながら撃ちあっていた。

 だがこれはBの策から外れた行為だった。

 

カーラ「折角隊長が囮になってくれたのに引っかかったの姫さんだけだよ!」

 

ジェニファー「マリアンが動くのが早すぎたんです」

 

 マリアンが予定よりも早く動きすぎたため囮に引っかかったのはハインリーケだけだった。

 

カーラ「ひゃあ!次の手は!ねえ次の手は!」

 

アラン「落ち着け!隊長とトニーが動くのを待て。

    あの二人は強いぞ」

 

 アラン達はホスバッハとアドリアーナの攻撃で拘束され動けなかった。

 その頃ハインリーケはジーナ達に襲い掛かっていた。

 しかしジーナ達は逃げるだけだった。

 

ハインリーケ「正々堂々勝負せぬか!」

 

ジーナ「あまり落胆させないでほしんだが…」

 

トニー「勝負に正々堂々など不要、夜討ち朝駆け上等だ」

 

ハインリーケ「落胆?」

 

 ハインリーケが叫んでいると突如二人は振り返ると発砲したが弾は明後日の方向に飛ぶだけだった。

 

ハインリーケ「噂程の腕ではないのう?」

 

トニー「誰がお前を撃つと言った?それにあんたなら拳銃一つで十分だ」

 

 二人の撃った弾は離れたところを飛んでいたイザベルの腰と頭を直撃した。

 

イザベル「うわ!」

 

カーロイ「イザベル!」

 

ハインリーケ「この距離で…」

 

 弾は寸分たがわず直撃した。

 それにハインリーケは驚く。

 弾を当てたのは二人の固有魔法ホークアイと元々の素質だった。

 ジーナは射撃が得意、一方トニーは元殺し屋でほぼ不可能と言われている二丁拳銃の使い手。

 殺しの方法として狙撃は大得意だった。

 そのため癖で胴体ではなく頭を狙うことが多かった。

 

ハインリーケ「勝負は後回しじゃ!プレディ中佐!コルレオーネ少尉!」

 

 ハインリーケは形勢不利だと判断するとジーナ達から離れて行った。

 その頃邦佳達はマリアン達に追い回されていた。

 

マリアン「なかなかやるな!黒田中尉!

     隊長のお陰で一人邪魔が消えてすぐ終わると思ったが見直したぞ!」

 

ジェフ「射撃以外は上手いな!射撃以外なら海兵隊に今すぐ入れるぞ!」

 

邦佳「マリアンさんに褒めてもらうのは嬉しいんだけど!

   これっておやつ休憩とか入るんでしたっけ?」

 

「「は?」」

 

貫二郎「邦佳…入らないよ…おやつ休憩とか…

    そもそも昼過ぎには終わる予定だし」

 

 突然邦佳が気の抜けた事を言い一瞬全員が動きを止めた。

 

マリアン「ええい!お遊びならここまで…うわ!?」

 

 マリアンが気を取り直して止めを刺そうとした瞬間、二人の間に影が割り込んだ。

 

ハインリーケ「そうはさせぬわ!」

 

邦佳「大尉!」

 

 割り込んだのはハインリーケだった。

 

ハインリーケ「全く、油断じゃぞ。

       あやつは口が悪くて早くて口が悪くて口が悪い、翻弄されるでない」

 

マリアン「口が悪いのは余計だ!」

 

ハインリーケ「1対2で挑むか、頭に血が上ったな」

 

 ハインリーケの口車に乗せられマリアンはハインリーケと黒田に挑もうとしていた。

 だがそこに更に割込みが入る。

 

ジェニファー「駄目ですよ、落ち着いて」

 

マリアン「ジェニファー!」

 

ジェニファー「隊長が一人倒して4対3、慎重に攻めてリードを守りましょう」

 

 ジェニファーがマリアンの援護に入り2対2となった。

 更にジェニファーとマリアンは二人共所属は同じ海兵隊であるため連携も取れていた。

 

ハインリーケ「ふむ、連携に限ればあちらが上かの、ならば!

       生真面目な者にはトリッキーなプレイと相場は決まっておる!」

 

 ハインリーケが冷静に分析すると邦佳の後ろに隠れると邦佳が足を広げた隙にジェニファーを撃った。

 

ジェニファー「え!?」

 

ハインリーケ「股抜き狙撃!」

 

 弾はジェニファーを直撃した。

 

カート『えー、ブランク大尉撃墜』

 

ジェニファー「まさかあんなところから…」

 

マリアン「やるな姫さん」

 

 ジェニファーがやられるとマリアンは不利と判断、離脱しカーラとアランに合流しようとする。

 また貫二郎を追い回していたジェフも同じくジェニファーがやられたのを知ると離脱しマリアンと合流した。

 同じくAもホスバッハとカーロイとアドリアーナがハインリーケ達に合流した。

 

邦佳「一瞬でしたね」

 

ホスバッハ「状況は?」

 

アドリアーナ「さてどうする?ヴィトゲンシュタイン大尉」

 

ハインリーケ「ふん、数的優位は変わらん」

 

 合流して状況を聞いたが状況はどちらも6対6で変わらず膠着状態だった。

 

貫二郎「ド・メーストル大尉、カール大尉、ルクシック中尉、フィッツジェラルド中尉が向こうのはずです。」

 

ホスバッハ「ん?待て…伏せろ!」

 

 貫二郎がアラン達の方を指さした時、あることに気がつきホスバッハが叫んだ。

 全員驚くが言われた通りに頭を下げると弾がカーロイの帽子を掠めたがもう一人、アドリアーナを直撃した。

 

カート『ヴィスコンティ大尉離脱!』

 

カーロイ「ふう、助かった…おい!クリーニング代ぐらいは払え!」

 

 振り返るとそこにはジーナとトニーがいた。

 

ホスバッハ「不味い、カーロイ、ハインリーケ、一つ策がある、どうする?」

 

ハインリーケ「策?」

 

 この不味い状況にホスバッハはハインリーケにある策を伝えた。

 

ホスバッハ「説明したいが今はあの二人を拘束したい。

      黒田、大野、今すぐあの二人を拘束しろ、撃墜はしなくていい。

      動きを封じて時間を稼げ」

 

邦佳「は、はい!」

 

貫二郎「了解!」

 

 ホスバッハはジーナとトニーを拘束するために貫二郎達を向かわせた。

 

ハインリーケ「で、策は?」

 

ホスバッハ「それはな…」

 

 二人を向かわせると彼は策を伝えた。

 それを聞いてハインリーケはニヤリと笑った。

 

ハインリーケ「いい策じゃな、常識外れじゃが常識外れの方がよいな」

 

ホスバッハ「陸戦の基本戦術さ、姫さんは時間を稼げ、カーロイと俺が動く」

 

ハインリーケ「分かった。」

 

 彼の指示に従い彼女はマリアン達の方に向かった。

 

マリアン「4対1の子の状況でも相変わらずか、流石姫さんだ。」

 

ジェフ「今なら降伏で見逃してやるぞ。俺に美人の顔を汚す趣味はない。

    野郎は別だが」

 

アラン「こっちだって早いところ終わらせたい。

    それにあのフン族共は随分と薄情だな」

 

ハインリーケ「貴様ら相手には良いハンデじゃ」

 

 ハインリーケが大口をたたくと空戦が始まった。

 

マリアン「何時までその大口を叩けるかな!」

 

 早速空戦となるがハインリーケの後ろから全員が攻撃する。

 

ジェフ「貰った!」

 

 ジェフが撃つと一発がハインリーケのストライカーを直撃した。

 

カート『ウィトゲンシュタイン大尉左ストライカー被弾』

 

マリアン「これで片足だけ!」

 

アラン「降参するなら今のうちだぞ!」

 

ハインリーケ「今のはわざと当てさせた、片肺の妾についてこられるかのう?」

 

 被弾してもなおハインリーケは不敵な笑みを浮かべる。

 そして急降下すると超低空まで降下、プロペラが地面の土を削るような高度で会場上空を通過する。

 

カート「うわ!」

 

ロザリー「キャ!」

 

 その爆風で会場のあらゆる固定していないものが吹き飛んでいった。

 一方空では一見してハインリーケが不利に見えたが実際は別であった。

 

マリアン「く、撃ちにくい!」

 

アラン「メルド!全く当たらん!」

 

 低空を高速で飛ぶため射撃に集中しようにも周囲の障害物を気にする必要があり射撃に集中できていなかった。

 ハインリーケはそれを見越して急旋回すると岸辺へと向かった。

 

マリアン「ふん!貰った!」

 

 ギリギリまで降下できる湖面から障害物のある森へと向かいマリアン達がチャンスと考えた。

 そして数秒後、ハインリーケは森の上空に差し掛かり急上昇するが直後、森の中に別のものが現れた。

 

ホスバッハ「撃て!」

 

 それは森の木の陰に隠れたカーロイとホスバッハだった。

 二人の策はウィッチを超低空におびき出しカーロイとホスバッハの射線上に誘導、至近距離から攻撃するというものだった。

 これは地上部隊の対戦闘爆撃機戦術の一つで敵機の予想進路上に高射機関砲を隠蔽して設置、予想進路に入った敵機を至近距離から攻撃するという戦術だった。

 

マリアン「うわ!」

 

ジェフ「ファック!」

 

アラン「しまった罠だ!」

 

カーラ「うわああああ!!!」

 

 あっという間に全員がカーロイの当時としては最速の射撃レートを誇るゲバウエルとホスバッハの突撃銃に捉えられ全員が上から下までペイント弾で染め上げられた。

 

マリアン「お前らなんて大っ嫌いだ!」

 

アラン「(ピー)」

 

ジェフ「ハハハハハ!嵌められた嵌められた!

    愉快だよ!ハハハハハ!全く可笑しい限りだ」

 

 すっかり策に嵌められたジェフは大笑いしていたが他のウィッチは不満そうだった。

 

ホスバッハ「さてと、じゃあ次はあいつらだ。」

 

ハインリーケ「黒田中尉と大野少尉に行かせたものの、プレディ中佐とコルレオーネ少尉相手では数分も持つまい」

 

 

---------

 

 

 その少し前、ジーナ達は邦佳達と対峙していた。

 

ジーナ「ここまで君たちが残るとは」

 

邦佳「いやーなぜか悪運だけは昔から強くて」

 

貫二郎「悪運も運ですから」

 

トニー「じゃあ最大限のおもてなしをしてやるか」

 

 トニーがそう言うとライフルを構えて撃った。

 

貫二郎「うお!」

 

邦佳「わ!」

 

 同時にジーナも邦佳に発砲した。

 

ジーナ「この間はあまり話をする機会が無くて失礼した、時間の許す限りここでゆっくりと話そう」

 

邦佳「この状況でお話ですか!?」

 

 突如ジーナが邦佳に撃ちながら言う。

 突然の事であり邦佳は驚きながら返事をする。

 

邦佳「ええっと、プレディ中佐のストライカー!

   良い機体ですね!」

 

ジーナ「整備が超一流なものでね、おかげで私は機体の力を120%引き出せる」

 

邦佳「こっちも整備は超一流ですよ!」

 

ジーナ「まだ会話する余裕はあるか」

 

 邦佳は躱しながらジーナと話していた。

 一方トニーと貫二郎も同じような状況だった。

 

トニー「さあ踊れ踊れ、死のワルツだ」

 

貫二郎「僕はワルツよりポルカが好きですよ!

    トリッチ・トラッチ・ポルカとか!」

 

トニー「生憎クラシックはさっぱりだ、ジャズは好きだがな」

 

 だがトニーは突然撃つのをやめた。

 ウィンチェスターM70の装弾数は5発であるため弾切れだった。

 その隙に貫二郎がホ103を連射するが下手であるため弾は全く当たらなかったが形勢逆転となり一方的にトニーを追い回し始めた。

 

トニー「そうだ!そう来なくちゃ!やれよ!楽しませてくれ!」

 

貫二郎「何が楽しませてくれだ!」

 

 追い回されているのにトニーはお気楽だった。

 それどころか楽しんでいた。

 

ジーナ「一つ訊ねていいか?」

 

 突如ジーナが邦佳に聞いた。

 

ジーナ「戦闘隊長としてウィトゲンシュタイン大尉の資質をどう見る?」

 

邦佳「嫌いじゃないですよ…今は!」

 

ジーナ「いやそう言う事を聞いているんじゃ…」

 

邦佳「優秀とかそうじゃないとか、どうでもいいじゃないですか。

   一番大切なのは戦友として信頼できるかどうかだし」

 

ジーナ「そうか、君にはそうなんだな納得した」

 

 彼女がそう言うと突如邦佳に接近した。

 

邦佳「わ!近っ!」

 

ジーナ「唐突な急接近には流石に反応できなかったようだな」

 

 接近し銃口を邦佳の体に突き付ける、そして次の瞬間

 

ジーナ「これで終わり…と言いたいところだが君の勝ちだ」

 

 ジーナは銃口を下げて押し口を押しながら言う。

 夢中になり弾が切れたのだ。

 すると彼女の後ろから別の銃声がして彼女の背中がペイント弾で染め上げられた。

 

ホスバッハ「これで王手だ。」

 

 撃ったのはホスバッハだった。

 ホスバッハ達も邦佳と合流したのだ。

 

邦佳「ホスバッハ少佐!大尉!」

 

ホスバッハ「次はあのムカつくイタリアーノを潰すぞ」

 

 4人は貫二郎の元に向かった。

 

貫二郎「クソ!当たらない!」

 

トニー「どうした?もっと楽しませてくれよ、どうしたさっきの威勢は?

    それともジャップは銃の扱いすら満足にできないのかい?」

 

 トニーは時々明らかに適当に撃ち返す以外ずっと貫二郎から逃げていたが貫二郎は射撃の下手が出て全く当たらなかった。

 するとトニーを別方向からの銃撃が掠めた。

 

トニー「うお」

 

ホスバッハ「いいか!奴を包囲して叩き潰せ!

      蠅を殺すより簡単だ!」

 

 撃ってきたのはホスバッハ達だった。

 

トニー「ふ、面白くなってきたじゃねえか!」

 

 来たのを知るとトニーは持っていたライフルを貫二郎に向けて投げた。

 ライフルは貫二郎の顔面を直撃する。

 

貫二郎「痛!」

 

トニー「落とすなよ?そいつは高いんだからさ!」

 

 そう言うと右手でモニターを取り出し銃撃する。

 弾は当たらないが牽制にはなった。

 

トニー「来い来い、ブルックリン一の殺し屋を楽しませてみろよ」

 

カーロイ「クソが!」

 

 全員が撃ちまくるが殆ど当たらない。

 トニーは上手い事避けていた。

 

トニー「おいおい、オハイオで俺を襲った野良の自動車強盗の方が上手いぜ?

    これでも正規軍人か?」

 

 トニーは挑発しながら射撃を回避する。

 更にモニターも撃ちまくるがすぐに弾切れになった。

 弾が切れると今度はM1928を取り出し乱射するがこちらもすぐに弾が切れた。

 

ホスバッハ「いいぞ!もうほとんど丸腰だ。」

 

ハインリーケ「あと一押しじゃ!押せ!」

 

カーロイ「今なら降伏で許してやるぞ」

 

トニー「いや、ここからが俺の本気だぜ、貴族様」

 

 弾が切れトニーを全員が取り囲む。

 するとトニーは懐から2丁の拳銃を取り出すと構える。

 そして急上昇し宙返りする。

 

ハインリーケ「うわ!」

 

トニー「背中がお留守ですぜ、お姫様」

 

 まずハインリーケの背中に周り頭と背中に拳銃を突きつけて発砲。

 撃墜する。

 

カート『ウィトゲンシュタイン大尉撃墜!』

 

ホスバッハ「ひるむな!撃て!」

 

トニー「ほらよ!王子様!プレゼントだ!」

 

ハインリーケ「うわああああ!!!」

 

 ホスバッハがトニーに撃ち始めるとトニーはハインリーケを引っ張りホスバッハめがけて投げるつける。

 ホスバッハの撃った弾は全部彼女に当たってしまった。

 そしてハインリーケはホスバッハにぶつかり動きが止まるとそこで発砲、隙間から頭と胸に命中させる。

 その隙に邦佳と貫二郎とカーロイが三方向から挟み撃ちにしよう。

 

トニー「ふ、アスタ・ラ・ビスタ、ベイベー」

 

 するが真横から来た邦佳と貫二郎をそれぞれ2連射で胸と頭に弾を当てて撃墜すると最後に後ろから来たカーロイを振り返ることなく弾を当てて撃墜した。

 この間僅か1分ほどだった。

 そのすさまじい一連の近接戦闘術に地上も空も唖然としていた。

 

ハインリーケ「な、なんじゃ今のは…?」

 

ホスバッハ「悪魔か?」

 

貫二郎「強い…」

 

邦佳「一瞬だったね」

 

カーロイ「怖い…」

 

トニー「言っただろ?俺は元殺し屋だって」

 

 驚く全員にトニーが言う。

 こうして模擬戦はトニーの独断場となって終わった。




このためにトニーをトゥーハンドにした。(事実)
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