WWⅡウィッチーズ   作:ロンメルマムート

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なぜか難産だった回(なお原因がこの回だけなぜか記憶が薄いと言うもの。覚えてるのがおっぱいだけ)


第15話:内陸国は辛いよ

ミラー「リーネ!お願い!泳ぎ方教えて!」

 

リーネ「え?え?え?」

 

 なぜミラーが恋人のリーネに扶桑出身の整備士から教えてもらった土下座をしているか?

 そして時を同じくして

 

ハインツ「シャーリー!泳ぎ方教えてくれ!」

 

シャーリー「へ?なんで?」

 

 なぜハインツが格納庫でユニットの調節中のなんやかんやあって仲がいいシャーリーに土下座しているか?

 さらに、

 

ノヴァク「なあトゥルーデ。泳ぎ方教えてくれ。」

 

バルクホルン「アレックス?」

 

 バルクホルンにノヴァクが泳ぎ方を教えてくれるようお願いしているか?それは少し時間を巻き戻したら分かるだろう。

 

 

---------

 

 その日の昼間

 3人は談話室でタバコをふかしながらトランプゲームのジン・ラミーをしていた。

 

ハインツ「え?」

 

ノヴァク「海?」

 

ミラー「ですか?」

 

ミーナ「そう、最近出撃ばかりでしょ。それで気分転換に。」

 

 ある日、ミーナが3人を集めると海に行くというのだ。

 

ハインツ「ヒャッホーウ!休暇だー!やっと休めるぞ!

     せっかく書類地獄から解放されたのに給料はあがんねーし残業代は出ねーし上司は怖いしたまに夜勤まであるブラック企業なんてクソ食らえ!」

 

 ハインツはこのニュースに 今までの書類地獄や給料への不満(彼曰く安月給すぎる)をぶちまけて狂喜乱舞していた。

 その光景にミーナは微笑んで見ていた。

 

ミーナ「あ、そうそう。海水浴と言ってもあなたたちは訓練があるから。忘れないようにね。」

 

 そう付け足すとミーナはどこかへ行ってしまったのだが、

 

ハインツ「え?」

 

ノヴァク「訓練?」

 

ミラー「海水浴で?それって…」

 

「「ノーーーーー!!!」」

 

 三人の休暇をぶち壊された悲鳴が基地に響き渡った。

 

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 さて、極東の某変態国家では義務教育の一環として水泳の授業がある。

 ではヨーロッパではどうか?基本的にない。

 そもそも国民全員に水泳を教えるという発想自体がないのである。

 その理由はヨーロッパのほとんど国は本質的には大陸国家であり海そのものが遠い存在。そもそも海がないなんて国がザラである。

 その上水害とも縁遠いのがほとんど(なおそれでもたまに水害は起こる模様)なので教えても意味がないのだ。

 そのためヨーロッパ人はだいたい泳げないと考えたほうがいい。

 そしてそれはこの3人にも当てはまった。

 

宮藤「へ?なんで泳げないんですか?」

 

ミラー「まず学校で習わないし、実は海見たのもこの基地に来て初めて見たんです…」

 

 ミラーはオーストリア出身だったため海など生まれてこのかた見たことなかった。

 日本では考えられないが欧米では海を見たことない人間はかなりいる。例えば第二次大戦を戦ったあるカナダ海軍の退役軍人は「同僚のほとんどがカナダ中西部出身で海を見たことない奴がほとんどだった。中には海をデカイ麦畑と同じようなものと考えてたやつもいたでしょう。」と語っていた。

 まだこれは世界第2位という領土の広さを誇る国(カナダは実は見かけよりデカイ国)という事情もあるがそれでも内陸部出身の人間というのは海は非常に縁遠いものである。

 

リーネ「でも、他の人に教えて貰えばいいんじゃないですか?」

 

ミラー「少佐もノヴァクも泳げません。」

 

リーネ「それでも…なんで私なんですか?」

 

ミラー「他に頼れる人がいないんです!お願いします!」

 

リーネ「えぇ…」

 

 リーネが答えに迷っていると突如轟音が響いた。

 

リーネ「きゃあ!」

 

ミラー「おぅ…リーネ大丈夫?」

 

 その音に驚いてリーネはミラーに抱きついた。

 

リーネ「ハンガーの中から?」

 

宮藤「行こう!」

 

ミラー「いやそんなに慌てなくても良いと思うよ。」

 

 そう言って2人は格納庫に行くがその音の原因になんとなく心当たりがあったミラーはその後ろを呑気に歩いていた。

 

---------

 

シャーリー「でさ、なんで私なの?エイラは?」

 

ハインツ「ガーしてビューンしたら簡単って言うやつに頼むか?」

 

シャーリー「た、たしかに…」

 

 ハインツはエイラにかつて夜間飛行のコツを聞いたら擬音で返されその後サーニャに聞いたことを思い出していた。

 彼も割合感覚派で擬音語で話すこともあるが基本的に一般レベルの説明はできた。

 

シャーリー「でもさ、本当の目的はこれじゃないのかい?」

 

 そうハインツに言うと自分の大きな胸を揺らす。

 

ハインツ「そんな訳ない…とは言えません。すいませんそれもあります。

     どさくさ紛れに揉めたらなぁとか考えてました!」

 

 ハインツは素直に謝る。割とおっぱいとか尻とか考えてる人間なのだが「男が揉んだらアウト」という謎な考えで基本的に揉もうとはしない。(除くエイラ)

 エイラ相手にキレて揉むことはあるが元からそういう仲だったのと9割仕事の邪魔してるのが原因。

 

シャーリー「正直でよろしい。

      それじゃあハインツ下がってろ。今から回すからな。」

 

ハインツ「ヘーイ。ところでこのオーダー受けるのかお前。」

 

シャーリー「私の欲しい部品注文してくれたら良いよ。」

 

 そう言ってシャーリーはユニットを回し始めた。

 ハインツはその後ろで慣れた手つきでヘッドセットをつけて轟音に備えた。

 その光景をしばらく見ていると宮藤たちが入ってきた。

 

宮藤「シャーリーさん!」

 

シャーリー「よう!どうしたんだ三人とも!」

 

ハインツ「何の用だ?ミラー、まさかとは思うがあいつに頼んだな。」

 

 宮藤の声に気がついた二人は振り向いてシャーリーは手を振る。

 ハインツはミラーに気がつく。ハインツの言葉にミラーとリーネが反応するが宮藤とシャーリーは気がつかない。

 

リーネ「あの、さっきの音は…」

 

シャーリー「ん?これのことか?」

 

 リーネが聞くとシャーリーは足に付けっ放しのユニットを指した。

 

シャーリー「ふふん、これはな…」

 

 そう言うとユニットを回し始めた。

 その音に宮藤、リーネは耳を塞ぎ。ミラーは普段持ち歩いていた耳栓(50ミリの発砲音が酷いため持ち歩いていた)をつけた。

 ハインツはシャーリーの横でヘッドセットをつけていた。

 宮藤がシャーリーになにか話しかけるが轟音で掻き消されていた。

 

シャーリー「うん、いい感じだ。もう少しシールドとの傾斜配分を変えれば…」

 

ハインツ「なあ別に良いけどよあんまり速度全振りにしてると曲がったりする時問題起きねえか?

     あとユニットの耐久性考えろよ。」

 

シャーリー「ああ、そだったな。それじゃあこの辺りをこのぐらいでどうだ?」

 

ハインツ「いや、俺に聞かれても分からんよ。メカニックじゃねえし。あと宮藤がなんか話してるぞ。」

 

 この轟音の中シャーリーとハインツは慣れたように話していた。

 するとハインツが宮藤が何か話している事に気がついてシャーリーに話す。

 それに気がついたシャーリーが振り向くと宮藤が腕を振り回していた。

 

シャーリー「何を言っているんだ?」

 

宮藤「音が…あの…」

 

ハインツ「エンジン切ったらどうだ?」

 

 宮藤が何か話しているが全く分からないシャーリーはハインツの言った通りにエンジンを切った。

 

宮藤「静かにして下さい!」

 

 その大声にシャーリーも耳を塞ぐ。

 

シャーリー「…声が大きい。」

 

宮藤「え、あ、すいません。」

 

 宮藤が謝る。

 

宮藤「ていうかなんなんですか?ハンガーで一体何をやっているんですか?」

 

ルッキーニ「も~うるさいな~…」

 

ハインツ「よおルッキーニ、そこにいたのか。」

 

 宮藤がシャーリーに聞いているとハンガーの上の方から声がした。

 全員が見上げると鉄骨の上で寝ていたルッキーニがいた。

 

宮藤「ルッキーニちゃん!?」

 

ルッキーニ「ふぁ~。せっかくいい気持で寝てたのに、芳佳の大声で起きちゃったじゃない。」

 

 そう言うとルッキーニは鉄骨の上から飛び降りてきた。

 

宮藤「ルッキーニちゃん、あの音平気だったの?」

 

ルッキーニ「うん。だっていつものことだし」

 

リーネ「いつも?」

 

 ルッキーニの答えに疑問に思うリーネと宮藤。

 

ハインツ「今日もコイツがエンジン弄ってた。

     全く弄るのは良いがぶっ壊したら誰が書類書くと思ってるんだ?」

 

シャーリー「わかってるよ。今度は私がちゃんと書くからさ。」

 

ハインツ「それ前にも聞いたぞ。次書かなかったらお前のコーラの配給全部貰うぞ。」

 

 ハインツとシャーリーが話していると宮藤がシャーリーに聞いてきた。

 

宮藤「エンジンを弄ってたって、どういうことです…」

 

シャーリー「おいで、見せてあげる。」

 

 するとシャーリーはユニットを履いたまま格納庫を出て行った。

 その後ろを5人が付いていく。

 

宮藤「あの、改造って…」

 

シャーリー「魔導エンジンのエネルギーの割り振りをいじったんだよ。」

 

宮藤「割り振りって、攻撃や防御に使う分のエネルギーを変えてるんですか?」

 

シャーリー「そういうこと。」

 

 シャーリーはそう言いながらゴーグルをかける。

 

リーネ「一体何を強化したんですか?」

 

ミラー「速度、ですよね。」

 

シャーリー「勿論、速度!」

 

ハインツ「いつも思うけどお前速度以外ねえのかよ。火力とか高高度性能とか火力とかさ。」

 

 リーネとミラーが聞くとシャーリーが当然のように答えた。

 それに後ろにいたハインツが呆れたように突っ込む。なおハインツはバルクホルン以上の火力バカのきらいがあるのだが…

 

ルッキーニ「シャーリー!」

 

シャーリー「おう!」

 

ハインツ「始めるか。よしお前ら下がれ。」

 

 するとシャーリーはスタートの準備を始めた。

 それを見たハインツはミラー、リーネ、宮藤を下がらせる。

 そして安全な所まで下がらせたのを確認したルッキーニが、

 

ルッキーニ「ゴーッ!!」

 

 その掛け声とともに加速して離陸、上昇する。

 

ハインツ「速え…」

 

ミラー「Me410なんて目じゃないですね…」

 

 その速度にミラーとハインツは驚いていた。

 そしてその光景をミーナ、坂本、ペリーヌが見ていた。

 

坂本「おっ、一気に上がったな。」

 

ペリーヌ「高度1000まで50秒。今までにない上昇速度です少佐。」

 

ミーナ「ピーキーに仕上げたわね。」

 

坂本「お手並み拝見だ…」

 

 するとシャーリーはさらに加速した。

 

リーネ「シャーリーさんまだ加速してる…」

 

ルッキーニ「時速770キロ!780…785…790…795…800キロ突破!記録更新だよ!」

 

ハインツ「は、800?Me209で755キロだぞ…すごい…」

 

 シャーリーの記録にハインツが驚き戦前に記録されていた速度のレコードホルダー、メッサーシュミットMe209の記録と比較した。

 レシプロ機の速度記録は“公式には”38年に記録されたMe209の時速755キロがそれから約30年間最速だった。

 ちなみに現在の最速レシプロ機はF8F改造機、エアレースで有名なF8Fレア・ベア機が叩き出した時速850キロである。

 だが、シャーリーの速度は伸びなくなり始めすぐに頭打ちになった。

 

ハインツ「加速しなくなった。まあまず800キロ出るだけでスゴイんだけどなぁ…」

 

ミラー「確かP51で700キロ、Me410で600キロ戦闘で出れば良い方ですからね…」

 

 暫くするとシャーリーが降りてきた。

 それにハインツと宮藤、ルッキーニ、リーネが駆け寄る。

 

ルッキーニ「シャーリー!記録更新だよ!」

 

ハインツ「お疲れさん。800キロはすごいな。」

 

宮藤「凄かったです!」

 

シャーリー「おおっ、やったあ!」

 

 そう言うとシャーリーは4人の上に落ちた。4人は下敷きとなり1人はなぜか満遍の笑みだった。

 

ハインツ「重いけど天国〜」

 

 ハインツが満遍の笑みでシャーリーに潰されながら言った。

 ハインツが下敷きになっていることに気がついたシャーリーが呑気な声で、

 

シャーリー「あー、お腹減った~ハインツ、この間作ったあれ作ってよ。」

 

ハインツ「え〜お前なぁ…あれぐらい簡単にできるでしょ。」

 

 なぜか嫌そうに答えた。




まず内陸国出身で泳げるやつの方が少ないよね?

ハインツは割とおっぱいだの尻だの考えてるタイプの人間です。
今更ながら何故か淫獣が1人増えたぞ。
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