全体的に赤いです。
「同志トレスコウ、つまり新たな巣によって我々の大事な補給路の一つである白海ルートが封鎖されると言うことかね?」
「は、ヴァトゥーチン大将。そういうことです。」
ペテルブルク、ペトロパブロフスク要塞にネヴァ川を挟んで斜め向かいにある旧海軍本部は現在ペテルブルク防衛を主任務とするペテルブルク作戦軍司令部と北方総軍参謀本部第13課ペテルブルク支局があった。
そこでは北方総軍参謀本部第13課課長のニコライ・フヨードロヴィチ・ヴァトゥーチン大将がペテルブルク作戦軍参謀総長ヘニング・フォン・トレスコウ少将とペテルブルク作戦軍総司令官エーリヒ・ヘプナー大将、ペテルブルク作戦軍に属する第150装甲軍団軍団長ハンス・ヴァレンティーン・フーべ中将とモーニングを摂りながら作戦会議中だった。
この日お題は白海の入り口にできた新しい巣に対する対処と反攻であった。
ヘプナー「白海の入り口は盲点だったがこの位置ならコモリスカヤ・プラウダ作戦が適応できるな。」
フーべ「本来はカレリア東部が対象でしたがこれは予想外です。コラ作戦軍団もかなり驚いていましたね。
ただそこからすぐ立て直したのはMr.クリバヤシの腕でしょう。」
ニコライ「ただ時期が悪すぎる。これで中央軍集団とのデカブリスト作戦、ナルヴァ方面へのスモーリヌイ作戦、ペイプス湖方面へのスタハノフ作戦、さらにクラスナヤ・ズヴェズダ作戦が延期だ。
お陰でナロードニキ作戦の予定が大幅に狂ったぞ。」
ヴァトゥーチンはこの巣の存在によって予定されていたナルヴァ方面への攻撃「スモーリヌイ」、ペイプス湖への攻撃作戦「スタハノフ」、さらにはプスコフ方面への攻撃「クラスナヤ・ズヴェズダ」、中央軍集団との共同作戦「デカブリスト」が延期となってしまった。
この作戦は全て44年中に戦線をナルヴァ〜プスコフ〜ビテプスク〜キエフ〜ケルチ地峡とする作戦「ナロードニキ」の作戦だがこれにより北方軍集団は作戦が破綻してしまいナロードニキ作戦は実行不能となった。
だが無策というわけでもなくその前から緊急時の対処計画「プラウダ」があった。
これは西方からの攻撃対処作戦「ビルジエチェー・ジョディス」、東方からの攻撃「イズベスチヤ」、南方からの攻撃「モスコフスキ―・コムソモーレツ」そして北方からの攻撃対処計画「コモリスカヤ・プラウダ」であった。
この作戦名自体は共産系新聞の名前がコードに付与されていたためプラウダ計画と題されていた。
ヘプナー「今、うちの参謀部に急いで反攻作戦を検討させてる。
一応作戦名はスピードバードだ。」
ニコライ「スピードバード、伝書鳩か。
ところで西部戦線はどうなってる?たしか秋のクロッカス作戦が実行中だが。」
するとヴァトゥーチンが西部戦線の話に変えた。
この時丁度ボルドー方面からアルザス・ロレーヌに抜く作戦「秋のクロッカス」が実行中だった。
トレスコウ「報告によりますと秋のクロッカス作戦は成功し現在アラクールが焦点のようです。
それと叔父から昨夜ガリア解放に関する情報が届きました。」
フーベ「ボック大将か。」
ニコライ「何と言ってきた」
トレスコウが秋のクロッカス作戦の報告の後叔父でありボック大将からガリア解放に関する情報を報告する。
トレスコウ「どうやらウォーロックというネウロイのコアを利用した兵器が絡んでいるようです。」
ヘプナー「目には目を歯には歯をか。」
ニコライ「発想は悪くないない。ただ技術的に信頼性を高められなかったか?」
トレスコウ「そのようですね。記録によると基地のコントロールシステムの電源が破壊された結果コアが機体を乗っ取ってしまったようです。」
ニコライ「そうか。ただ信頼性を高められればかなり使えるな。」
すると上空からエンジン音が聞こえてきた。
フーベ「珍しいな。こんな時間に飛行機なんて。」
一次大戦の戦傷で隻腕であるフーベがエンジン音に気が付き右手でコーヒーカップを持ったままネヴァ川を望む窓から外を見た。
それにつられて口の中にソーセージが入ったままのヘプナーと右手にタバコを挟んだままのヴァトゥーチン、書類を持ったままのトレスコウが窓から外を見る。
そこには見慣れた鉄十字と赤い星、白い星、ラウンデルをつけた戦闘機が旋回し一機が着陸しようとしていた、502に。
ヘプナー「なあ、だいぶ不味くないか?」
フーベ「不味いで済めばいいです。」
トレスコウ「あの強欲オオカミの事ですから力ずくで守ろうとするでしょう」
ニコライ「ならばこっちも実力行使するまでだ。」
そういうと将軍たちは従兵を呼び兵士を叩き起こし502へと向かった。
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ペテルブルクの502に最初に着陸したのはリョーニャのヤクだった。
というのも彼らはウィッチたちに数時間遅れてきていた。
ノヴォホルモゴルイ(アルハンゲリスク)とペテルブルクの間は約1000キロほどだがYak9では航続距離が足りないのである。
F6FやP47、テンペストは一応2000キロ、Ta152も1500キロ近く飛べるため問題ないがYak9は僅か950キロしか飛べない。
そのため途中にネウロイの巣の発生により大混乱の渦中のペテロザヴォーツクに立ち寄り燃料補給を行った後そこから夜明けとともに離陸しなんとか昼前にペテルブルクに到着していた。
だがすぐに次の問題が起きた。滑走路が短いのだ。
502の基地はペトロパブロフスク要塞を改装して作られている。そのため滑走路はネヴァ川に飛び出すように作られているのだがこのあたりのネヴァ川の川幅は約500m。できる限り伸ばしても僅か550mほどしか滑走路を確保できなかった。
これはストライカーユニットならば問題はないが長大な滑走が必要なテンペストやP47では足りない。全く足りない。
そのため着陸にそれほど長いヤクとF6F、Ta152が優先された。
リョーニャ「ふう。滑走路が短すぎる。しかもここペトロパブロフスク要塞じゃないか。」
降りたリョーニャは周囲を見渡し対岸のサンクトペテルブルクで最も有名な建物といっても過言ではない冬宮殿を見てここがサンクトペテルブルクの中心部にあるペトロパブロフスク要塞だということに気が付いた。
周りには昨日の少女たちや基地の整備士などが集まってきた。
リョーニャは機体を邪魔にならない場所に置きエンジンを切ると少女たちの横に並んだ。
続いて着陸したのはポーのF6Fだったがここで問題が起きた。着地の瞬間右の主脚が折れスリップしながら滑走路を突進、破片を撒き散らしながら格納庫のドアに激突、ドアの下半分を突き破り機体の前半分が格納庫に入った状態で停止した。
停止すると中からポーが急いで飛び出て走ってF6Fから離れた。数秒後漏れ出た燃料がエンジンの熱で発火、炎上した。
ポー「やっちゃった…」
サーシャ「正座!アンティリーズ大尉は正座!」
この様にポーは出てくるとリョーニャの横に並び呟く。リョーニャの横にいたサーシャはこの状況に大声で叫んだ。
それにポーは驚く。
ポー「え?セイザ?あの日本人労務者たちがしてた奴か?」
サーシャ「とにかく正座しなさい!」
ポー「えー、サーシャちゃん。そんな固いこと言ってるとせっかく君の綺麗な顔がシワで汚くなっちゃうよ。
まあ君のような美人さんはシワ程度で汚くならないんだろうけどね」
「おや、君は僕の子猫ちゃんを奪う気かい?」
するとその後ろから長身でブロンドの単発の美女がやってきてポーに言った。
ポー「そうなのか?となると親猫と一緒に貰おうか。このカッコいい猫ちゃんはなんて言うんだい?」
「え?…僕を口説こうとしてるのかい?」
ポー「ああ。テキサス人は君のような可愛い女の子と困ってる人には声をかけたくなる性分でねぇ」
クルピンスキー「へえそうなんだ。僕はヴァルトルート・クルピンスキー中尉、伯爵って呼んで。」
ポー「そうでございましたか伯爵様、それにしてもかわいい伯爵様だ。
テキサスにも伯爵はいたが牛糞の臭いがしてた。
それに対してこの伯爵様はなんと良い匂いをすることか。一日中嗅いでられるよ」
来たのは伯爵ことヴァルトルート・クルピンスキーだったがポーはそのまま今度はクルピンスキーを口説き始めた。
それに後ろでは身長の低い銀髪の少女が近づいて来た。
「彼女は偽伯爵よ」
クルピンスキー「酷いじゃないか先生」
ポー「先生?このレディーは先生でございましたか。どうも先生ポール・アンティリーズでございます。
彼女が先生と仰るなら一度先生の個人レッスンを受けてみたいですなぁ」
ロスマン「それはどうも。私はエディータ・ロスマン。この隊の教育係をしているわ」
ポー「そうでございましたか。小さいながらに先生とは立派ですなぁ。詳しいお話を今後の参考のためにも一緒にブランチでも…」
ロスマン「結構です。」
ポー「真面目さんはつれないねぇ…テキサスなら先生でも代議士でもバーにいますぜ。」
ポーに忠告したのは先生ことエディータ・ロスマンだったがすぐにこちらも口説き始めるが適当にあしらわれた。
呑気にポーはナンパしているがその横では格納庫に突っ込み大破、炎上しているF6Fを基地の消防隊が消火作業中だった。
船の上ならばそのまま海に放り棄てれば終わるものだが陸上であるためそんなことはできず消防隊が集まって消火剤をばらまいて鎮火させていた。
この火災により基地周辺には煙が立ち込めるが幸い風向きが西向きだったため着陸自体は何とか可能だった。
その隙を突きマントイフェルが自分のTa152を無理やり着陸させた。
マントイフェル「ふう。久しぶりにこんな危険な着陸したな。全く寿命が縮むよ…トゥルト?」
着陸させ機体をヤクの隣に駐機したマントイフェルはウィッチたちの方を見る、そしてそこに自分の非常によく知った顔があることに気が付く。
そして飛行機から飛び降りると走って抱き着いた。
クルピンスキー「え?」
マントイフェル「トゥルト…トゥルト、もう離さないからな。もう、もう」
クルピンスキー「え?え?え?」
クルピンスキーに抱き着いたマントイフェルは感極まったのか泣きながらうわごとのようにつぶやいた。
それにクルピンスキーや周りの人間は大混乱に陥る。
だがすぐにそれ以上の事が起こりマントイフェルとクルピンスキーの以外の意識がそちらに移った。
続いてきたテンペストがわざと脚を折るように着陸、エンジンを無理やり止めて滑走路を突進して停止したのだ。
幸いこちらは燃えなかったが滑走路上に大量の破片が撒き散らされとてもじゃないが使えなかった。
バーティ「ふう、一か八かだったが成功したな。」
胴体着陸したバーティはポッケから葉巻を取り出し吸いながらテンペストから降りてウィッチたちの方に向かった。
バーティ「あー。マントイフェルは何やってんだエディス?」
ロスマン「エディス?」
バーティ「え?エディス・ラムゼーじゃないの?
フランク・ラムゼー子爵令嬢の」
ロスマン「誰ですかフランク・ラムゼー子爵とかエディス・ラムゼーとか。
私はエディータ・ロスマン曹長よ」
バーティ「レディー、大変失礼なことをしてしまいました。申し訳ない。
俺はアルバート・クロンカイト中尉。まあバーティでいい。」
ロスマン「ええ。よろしくバーティ中尉。ところでエディス・ラムゼーは誰のことですか?」
バーティ「ああ。俺の婚約者だよ。フランク・ラムゼー子爵の次女で大学の同級生だった。」
バーティは半分無自覚で婚約者のエディス・ラムゼーと勘違いしてロスマンに話しかけていた。
バーティ「それにしてもそっくりだなぁ…背が低い割りに大人っぽいところとか見た目も声も喋り方の癖も。」
ロスマン「え?」
バーティ「まさかドッペルゲンガー…とか?」
バーティは彼女がエディスのドッペルゲンガーだと思う。
ドッペルゲンガーは超常現象の一つ、自分と同じ姿をした分身を見る現象のことだがその種類の一つに「第三者がそれを目撃する」というパターンがありこの場合それに当てはまった。
ロスマン「ドッペルゲンガー…そうかもね。」
バーティ「なら嬉しい。超常現象にはそれなりの興味を持ってるからね。実家も幽霊出る噂があったし。」
この手の話が大好きな人種であるイギリス人の中でも特にこの手の話が大好きなバーティは逆にこのことが嬉しかった。
だが次の瞬間、今度は川の方から大きな衝撃音が聞こえ全員が振り向く。
そこにはネヴァ川を滑るP47があった。
もはや燃料が足りず滑走路が復旧するめどがない以上パットはネヴァ川に機体を不時着水させた。
それにウィッチやほかの人たちは呆然となる。
パット「ふう、なんとかできたな。おーい!誰か助けてくれ!」
着水するとコックピットから這い出たパットが基地から見てくる人たちに助けを求めた。彼もまた泳げない人間である。
ポー「あー俺が助けに…」
マントイフェル「トゥルト、ここにいろ。俺が助けに行く。」
ひかり「私が行きます!」
すぐに海軍軍人で泳げるポーとオリンピック近代5種の代表候補だったマントイフェルが向かおうとするがそこにひかりが割り込み助けに行く。
ひかりは魔力を使い水面を飛び跳ねるようにしてP47までたどり着いた。
ひかり「大丈夫ですか?」
パット「あ、ああ。」
時間がかかると思いポッケからタバコを取り出して一服しようとした瞬間ひかりが来たため半分呆然としながらも答える。
パット「で、どうするんだ?俺泳げないんだが。」
ひかり「大丈夫です。背中に乗ってください。」
パット「え?無理無理無理!君のようなフィユに背負われるほどクズじゃない。」
ひかり「私は大丈夫ですから。」
パット「本当に?なら…」
ひかりに促されてパットはひかりの背中に乗る。
そしてひかりは元の要領で岸まで戻った。
パット「あ、ありのまま今起こったことを話すぜ…
14、5歳の女の子が体重75キロで装備含めると85キロぐらいある男を背負って水面をジャンプして岸までの数百メートルを渡った。
な、なに言ってるかわからねえと思うが俺も何されたか分からなかった。
物理法則とかそんなちゃちなもんじゃねえもっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」
ポー「うん。言いたいことはよくわかった。ただキャラが崩壊してるぞ」
パットはあまりの衝撃にキャラ崩壊した口調でポーに話していた。
「同志ラル少佐!これはいったいどういうことかね?」
そんなことを言っていると突如後ろからロシア訛りの英語で大きな声がした。
振り返ると仕立てのいいルパシカを着た将軍と同じ服装をしてモシンナガンやPPsh41などを持った兵士、そして数人のドイツ軍の軍服を着た将軍がいた。
ラル「これはヴァトゥーチン大将。何の用でしょうか?」
リョーニャ「同志ニコライ・フョードロヴィチ!なぜあなたが!
去年の5月にウクライナの反動勢力に暗殺されたはずじゃ…」
リョーニャは声の主があのソ連邦英雄でレーニン勲章、赤旗勲章、一等スヴォーロフ勲章受勲者、かつてのヴォロネジ戦線、第1ウクライナ戦線司令官ニコライ・ヴァトゥーチン大将だということに気が付いた。
ニコライ「君らと同じさ。まあそれは置いといて。ラル少佐、直ちに彼らを我々に引き渡せ。
引き渡さないのなら…」
ヴァトゥーチンが合図すると周りの兵士が銃を構える。
ラル「なにをする気かね?大将」
ニコライ「反動勢力は排除しなければいけないからな。よき党員はよきチェキストなのだよ。」
これはヴァトゥーチンの脅しであり彼は目的のためならば一切の手段を選ばない人物であることはよく知られていた。
そのためこの脅しも半分は本気で排除しようとしていた。
ラル「本当に引き渡さなければならないのか?」
ニコライ「我々の規定ではな。ただ本人たちが望めば別だが。」
ラル「だ、そうだ。お前たちどっちがいい?この過激な将軍に付いて行くかここにいるか?」
ラルはヴァトゥーチンが「本人が希望すれば話は別」という言質を取った。
そしてそのまま同じことをポーたちに聞く。
ポー「どうするってもなあ…」
マントイフェル「俺はここに残る!シベリアになんか行きたくない!死ねボルシェビキ!」
バーティ「そうだそうだ!ボルシェビキは悪だ!共産主義は死ね!」
リョーニャ「なんだとクソ貴族!共産主義万歳!同志レーニン万歳!同志スターリン万歳!」
マントイフェル「やるかてめえ!」
リョーニャ「プロレタリアート舐めるな!」
議論している間にまたマントイフェルとバーティ、リョーニャの間でケンカが勃発した。
その横ではパットとポーが落ち着いて議論していた。
パット「あの将軍に付いて行くか?」
ポー「うーんどうしよう…俺としてはかわいこちゃんのいる方が嬉しいかな?あんたは?」
パット「正直どっちでもいい。ここは民主主義的に多数決でどっちに付いて行くかで決めよう。」
パットが多数決でどっちに行くかを決めようと提案する。
ポー「賛成だ。で、あの貴族様とアカはどうする?」
パット「俺が止めるから待ってろ」
ポーは賛成するがその横ではまだ共産主義者と貴族が殴り合っていた。そこでパットが割って入ると3人を殴り倒す。
パット「あんたらいい加減にしろや。ここは多数決で決めるぞ。」
ポー「ここに残る奴は挙手。」
ポーが言うとバーティ、マントイフェル、ポーが手を上げる。
ポー「じゃああの将軍に付いて行くやつは挙手。」
次に手を挙げたのはリョーニャだけだった。
ポー「よしこれで決まりだ。ここに残るとするよ。よろしくラル少佐。
ところで君もなかなかの美人さんじゃないか。ぜひ今度一緒にお茶でも…」
ラル「そうか。だそうだ大将。これでいいか?」
ニコライ「блядь…撤退だ!帰るぞ!」
そういうとヴァトゥーチンたちは帰っていった。
ニコライ「あの雌犬が…」
フーベ「今回は彼女が一枚上手でしたな将軍?
次ぐらいには目にもの見せてやりたいですな」
ニコライ「はん、カーメネツ・ポードリスキィでのことを忘れたか?」
フーベ「それを言ったら私だってスターリングラードのことを忘れるつもりはないね。」
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ヴァトゥーチンたちが行くとラルはポーたちの方を振り向き言った。
ラル「あの腹黒ジジイが…さてと君たちよく決断してくれた。
ようこそ第502統合戦闘航空団ブレイブウィッチーズへ」
各作戦名の由来は
・コモリスカヤ・プラウダ作戦
ソ連の新聞コモリスカヤ・プラウダから
・デカブリスト作戦
12月党員の意味。デカブリストの乱で反乱を起こした貴族たちのこと
・スモーリヌイ作戦
サンクトペテルブルクのスモーリヌイ修道院から。ロシア革命時当初ここにボルシェビキの司令部が置かれた。
・スタハノフ作戦
スタハノフ運動の由来となったアレクセイ・スタハノフから。
・クラスナヤ・ズヴェズダ作戦
ソ連軍の新聞クラスナヤ・ズヴェズダから。
・ナロードニキ作戦
ナロードニキ運動から。
・プラウダ計画
ソ連の新聞プラウダから。
・ビルジエチェー・ジョディス作戦
リトアニアの共産系新聞ビルジエチェー・ジョディスから。
・イズベスチヤ作戦
ソ連の新聞イズベスチヤから。
・モスコフスキー・コムソモーレツ作戦
ソ連の新聞モスコフスキー・コムソモーレツから。
・秋のクロッカス作戦
モデルはボルドー方面からの独第1軍第64軍団撤退作戦「秋のクロッカス」から。
ペトロパブロフスク要塞って調べたりサンクトペテルブルクに行ったことある人はすぐわかると思いますけどサンクトペテルブルクの中心にあるんですよ。
川を挟んだ向かいは冬宮殿、斜め向かいに旧海軍本部、裏はミリオタにとっては有名な戦争博物館、少し東にいけば巡洋艦アブローラがあるんですよ。
後ブレイブウィッチーズに時々出てた教会っぽいのはおそらく聖イサアク大聖堂だと思いますけど場所がネヴァ川の反対側で少し離れてる。
さらに5話に出てきたのはおそらくニコロ=ポゴヤヴレンスキー・モルスコイ・サボールだと思う。色合いや形、立地がそっくり。
F6Fの着陸時に脚を折る事故は結構起きていてF6Fの欠陥の一つとされてます。
ちなみにバーティの婚約者の名前のモデルはバートラム・ラムゼー提督です。