ふと思ったんだがストパン世界にキリスト教がないなら暦はなんて呼ばれてるんだろ?
グレゴリオ暦はローマ教皇グレゴリオ13世が1582年(実は本能寺の変が起きた年)に制定した暦だからキリスト教とローマ教皇がないとそもそも存在しない可能性があるけどないとそれ以上にヤバいことになる。
だってそれ以前に使ってたユリウス暦、ずれがあるもん
ポー「雁淵、大丈夫か?」
ひかり「はい、ポーさん。薬で熱とか鼻水は少し収まりました」
それからしばらくしてポー、二パ、菅野はひかりを見舞っていた。
ひかりの体調は薬のおかげで多少は良くなっていた。
ポー「そりゃよかった。リョーニャがひかりがこけた時に熱に気が付かずそのままサウナに入ってたらどうなったことか」
ひかりがそりで二パと菅野を川に落とした際、リョーニャがひかりも大丈夫か心配して確認した際にひかりがくしゃみをし、それに違和感を持ったリョーニャがひかりの体温を確認すると熱があった。
それに気が付いたリョーニャはひかりの検査を行い風邪だと判明したのだ。
もし確認していない場合最悪サウナで倒れていた可能性があった。
サウナ内で倒れれば最悪脱水症状で重症化する恐れがあっただけにこれは幸運だった。
ニパ「ごめん、ひかり…私がそりなんかに誘ったせいで…」
ひかり「い、いえ、私の気が緩んでたせいです」
ニパはひかりに謝るがひかりはそれを否定する。
ニパ「ひかりのせいじゃないって!」
ひかり「ただでさえ役立たずなのに、風邪引いて倒れちゃうなんて…」
ニパ「早く元気になって、また一緒に飛ぼう!」
すると黙って聞いていた菅野が立ち上がりひかりをベットに倒して掛け布団をかける。
菅野「燃料不足で基地内の暖房も止まってんだ。
暖かくしてさっさと寝ろ」
ひかり「管野さん…」
菅野はそう言うと部屋から出て行った。
ポー「まあ寝れないんだったら本でも持って来るぞ。」
ひかり「本?」
するとポーが暇つぶしに本でも持って来ると提案した。
それにひかりも興味を持つ。
ポー「トム・ソーヤの冒険とかハックルベリーフィンの冒険とか色々あるぞ」
ひかり「なんか面白そうですね。何冊か読みたいです」
ポー「分かった。面白そうなのを持ってくるよ」
ポーはそう言って部屋から出て行きしばらくすると数冊のアメリカ文学の小説を持って来ると部屋から出て行った。
一人になったひかりはふとポーの持ってきた本を読み始めた。
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その頃格納庫ではリョーニャがサーシャと共にミーシャと遊んでいた。
リョーニャ「ハハハ!良い子だ。ちゃんと待てができるまでになったとはな。
隊長もなんで反対したんだ?熊はこんなに可愛くて賢いのに」
サーシャ「まあ熊を飼うなんてオラーシャ人ぐらいしかしませんからね。」
ミーシャに餌のコンビーフの缶詰を与えながら二人は話していた。
初めは熊を飼うことにサーシャ以外に徹底的に反対されたが今では躾もあって何の問題も起きていなかった。
ニパ「サーシャさん、リョーニャさん」
サーシャ「ニパさん、どうかしましたか?」
遊んでいると後ろからニパと菅野がやってきた。
ニパ「実は二人に相談があって…」
サーシャ「何ですか?ニパさん」
リョーニャ「体調崩したのか?」
ニパ「実は…」
ニパは正直にひかりのためにサトゥルヌス祭をやりたいと相談した。
それに二人は
サーシャ「なるほど、ひかりさんの為にサトゥルヌス祭をしたいんですね」
リョーニャ「宗教などという非現実的なものはともかく祝いたいだけなら別にやっても構わんだろ。
なっミーシャ」
リョーニャはミーシャを抱きかかえながら答える。
どうにもリョーニャはミーシャにだけは甘かった。
ニパ「隊長には秘密にしてもらえますか?」
ニパは二人にお願いする。それにサーシャは笑顔で返した。
サーシャ「うふふ、了解。
ひかりさんに冬じいさんと雪娘がプレゼントを持ってきてくれればいいのにね」
ニパ「冬じいさん?」
菅野「雪女がプレゼント?」
ニパと菅野はサーシャの言ったことが分からず首をかしげる。
サーシャ「雪娘。オラーシャ地方の言い伝えなのよ」
菅野「ふーん」
ニパ「あの!私たちで用意できそうなプレゼントって何かないですか?」
するとニパがサーシャにプレゼントを相談する。
サーシャ「そうね、うーん…
昔、朝起きたら枕元に木彫りの人形が置いてあったことがあってね…
きっとおばあちゃんが作ってくれてたんだと思うけど嬉しかったな…」
ニパ「それ、明日の夜までに作れます?」
ニパがそれを作れないかサーシャに依頼する。
サーシャ「ええ。一日あれば大丈夫。
準備しておくから明日朝から一緒に作りましょう」
その依頼をサーシャは快諾した。
菅野「リョーニャは何かねえのかよ」
リョーニャ「この時期に何の思い出もないんだよ。」
二パ「サトゥルヌスを祝わないの?」
リョーニャ「そもそもサトゥルヌスなんてないんだよ。
正教なる反動主義者の連中はこの時期を祝ってるが関係ない」
リョーニャはこの時期に何の思い出もなかった。
そもそもロシアは正教圏なのでクリスマスの時期が少し違う(正教会では暦がグレゴリオ暦ではなくユリウス暦なのでそもそもクリスマスは1月7日(グレゴリオ暦)になる)上にソ連では教会は弾圧の対象だった。
なのでクリスマスなんておおぴらに祝えるものではなかった。
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パット「J'aime l'oignon frît à l'huile,
J'aime l'oignon quand il est bon,」
ジョゼ「パットさん、その歌歌わないでくださいよぉ…
余計お腹減るじゃないですか…」(フランス語)
食堂では暇を持て余したパットがタバコを吸いながら鼻歌を歌いながら本を読んでいた。
そしてその鼻歌にジョゼは注意した。
なにせ歌っていたのはフランスのナポレオンの時代の軍歌「玉葱の歌」、油で揚げた美味い玉葱があればそれだけでいいなどという感じの歌だった。
内容が内容でフランス語を解するジョゼには食欲を沸きたてるある意味毒な曲だった。
パット「すまん」(フランス語)
ジョゼ「別に良いですよ。ところで何の本を読んでるんですか?」(フランス語)
パット「サン・テグジュペリの夜間飛行だよ」(フランス語)
パットはジョゼにフランス語で「Vol de nuit」と書かれた表紙を見せる。
ジョゼ「それ面白いんですか?」(フランス語)
パット「個人的には名作だと思うよ。読む?」(フランス語)
ジョゼ「後で読んでみます」(フランス語)
話しているとキッチンの方から話し声が聞こえパットとジョゼはキッチンをのぞき込む。
そこには何故かキャビネットを開けて何かを探している下原と二パと菅野がいた。
下原「探してみます」
ジョゼ「なにかったの定ちゃん?」
二パ「ジョゼさん、パットさん、実は…」
ジョゼは下原に聞くと二パがジョゼとパットにサトゥルヌスの件を相談した。
ジョゼ「サトゥルヌス?ガリアではよくブッシュドノエルっていうお菓子を作るの。
パット「丸太を模したケーキで美味しいぞ。
俺も子供のころから近所にあったケーキ屋で買ったのを家族みんなで食べてたよ。」
下原「探してるけどケーキを作れる材料は残ってませんね」
二人はブッシュドノエルの話を二パたちにするが食材を探していた下原はケーキを作る材料さえ残っていないという。
パット「食べ物以外ならこの時期になると教会にクレシュ・ド・ノエルを飾ってたな。
キリストの生誕を模したジオラマなんだがノエル(クリスマスのフランス語)の名物みたいなものだ。」
菅野「キリスト?なんだそれ?」
パットはほかに教会に飾られるジオラマクレシュ・ド・ノエルの話をするがそもそもキリスト教がないので菅野たちは理解できなかった。
ジョゼ「後は…うちの家ではツリーの下に人参を置いたわ。
トナカイへのプレゼントなの」
菅野「トナカイって人参食うのか?」
下原「人参、一本もないですね」
ジョゼがトナカイへのプレゼントの話をするが菅野は変なところで反応し下原は人参を探すがなかった。
二パ「トナカイじゃなくてひかりを喜ばせたいんだって」
パット「ならさ明日ポーかマントイフェルかバーティにハンティングに行かせたらどうだ?
それなら肉ぐらいは手に入れるだろ?」
するとパットがハンティングを提案する。
下原「いいですね。だけどそれだけだと寂しいですし絶対に確保できるとは限りませんよ?」
ジョゼ「なら二パさんの得意なキノコなんてどう?」
下原「それいいかも。今晩のうちにレシピを考えておきます。」
ジョゼがさらに保険として二パにキノコを採らせる計画を提案する。
その提案に二パは喜んだ。
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バーティ「なあこのレコードなんだ?」
マントイフェル「カドリーユの主題による速歩行進曲だよ。」
クルピンスキー「僕はさっきの曲の方がいいかな?
ブランデンブルク協奏曲だっけ?」
バーティ「J・S・バッハのブランデンブルク協奏曲第6番第3楽章か?」
マントイフェル「あれはトゥルトも好きだったよ。」
バーティ、マントイフェル、クルピンスキーはその頃マントイフェルの部屋でクラシックのレコードを聴いていた。
するとドアがノックされマントイフェルが出る。
マントイフェル「ん?なんだ二パ、菅野」
二パ「マントイフェルさん、バーティさん、それにクルピンスキーさんも?」
バーティ「3人で暇だから音楽を聴いてたんだ。」
二パは3人がいることに驚いていたがバーティが説明する。
クルピンスキー「で、子猫ちゃんたちは僕に何の用かな?」
バーティ「お前じゃねえだろ」
二パ「実は3人に相談があって…」
二パは3人に一通り説明する。
クルピンスキー「え?祭りでひかりちゃんのハートをゲットしたい?」
バーティ「なにを聞いているんだ?」
クルピンスキーのボケにバーティが突っ込む。
マントイフェルはそれに苦笑いしながら考える。
マントイフェル「うーん、クリスマスか…
いつもなら街のマルクトプラッツにマーケットを開いたりしてたな。
毎年休みが取れたらトゥルトと一緒に回って色々買ってたな。
二人でグリューワイン飲んだりしてたな。
ほかにもヘクセンハウスっていうお菓子の家があったりしたな。
家だとシュトレンって菓子パンを待降節からクリスマスまでの間に食べたりしたりレープクーヘンっていうお菓子を飾ったりしてたよ。」
マントイフェルは戦前や戦争が激しくなる前の頃の妻との思い出を語っていた。
ドイツではこの時期になるとクリスマスマーケットが行われグリューワインがふるまわれたりヘクセンハウスというお菓子の家が飾られたりシュトレンという菓子パンを食べたりレープクーヘンというケーキを飾ったりしていた。
また彼は東プロイセンの人間のため知らないが南ドイツやオーストリア、スイスではクグロフというケーキも食べられていた。
二パ「でも食べ物なんてほとんどないし市場もないよ?」
マントイフェル「ポーの固有魔法に出してもらったらどうだ?
あれなら材料ぐらい作れるだろ」
菅野「その手があったか」
二パは材料がないというがマントイフェルがポーの固有魔法を指摘する。
あれならいついかなる時でも任意の物を作れた、そしてその材料はゴミや残骸でもよかった。
バーティ「ならクリスマスプディングとかミンスパイとか作れないか?
あれがないとクリスマスって感じがしない」
菅野「クリスマスプリン?」
ニパ「ミントパイ?」
バーティがクリスマスプディングとミンスパイを提案するが菅野もニパも分からなかった。
バーティ「クリスマスプディングとミンスパイ。
クリスマスプディングは伝統的なクリスマスケーキでドライフルーツとかが入ってる。
伝統的にまず材料を混ぜ合わせる時に家族全員で1回づつ願い事を言いながら時計回りに混ぜて、プディングを蒸し上げる前にその中に願い事をしながらコインとかを入れて食べる時に当たったコインとかを見て運勢を占ったりしたな。
ミンスパイも同じくドライフルーツが入ったパイだよ。
どちらもものすごく美味いぞ。
我が国の料理は世界一マズイがパイとこういう甘いものだけは別だからな」
バーティがクリスマスプディングとミンスパイを自虐しながら説明する。
どちらもイギリスの伝統的なクリスマス料理だった。
バーティ「それ以外だとなぁ…
音楽なんてどうだ?やはり祭りをやるには音楽は必要だろう」
するとバーティが音楽を提案した。
それにマントイフェルも同調する。
マントイフェル「賛成だ。クリスマスといえば教会で流れるクリスマスキャロルだからな。
ただキリスト教徒じゃないから理解はできないだろ。
普通にクラシックで行くか?」
バーティ「ただクラシックだけだと退屈するだろ。
曲目は明日の朝までに考えておくから明日、音合わせだ。
ピアノとヴァイオリン、どっちやる?」
マントイフェル「ヴァイオリンをやる。ピアノは頼むよ」
バーティ「分かった。」
二人はすぐに段取りの打ち合わせを始めた。
ニパと菅野は二人がピアノとヴァイオリンができたことに驚いていた。
ニパ「すごい!二人ともヴァイオリンとピアノができるんだ」
菅野「なんか想像できないな」
バーティ「ピアノとヴァイオリンはハンティングなどともに貴族の嗜み、できて当然さ」
マントイフェル「貴族は色々あるんだ」
それにできて当然と二人は返す。忘れがちだがマントイフェルはれっきとした伯爵の爵位を持つ貴族でありバーティもクロンカイト男爵家という名門貴族家の一員であった。
だがこの流れで一名忘れ去られている人がいた
クルピンスキー「あれ、誰か忘れてないかい?」
菅野「ああ、クルピンスキーもいたな」
クルピンスキーがそれを指摘するが菅野が適当にあしらう。
クルピンスキー「酷いじゃないか直ちゃん。
サトゥルヌスに関しては実は僕、良いこと知ってるんだけどなぁ」
するとクルピンスキーが思わせぶりな口調で語る。
それに全員の視線が集まる。
マントイフェル「何かあるのかトゥルト?」
クルピンスキー「実はねこの基地にはサトゥルヌス祭の夜に銀髪の狐女が現れるんだ」
「「狐女」」
バーティ「なんだそれ?もっと詳しく」
クルピンスキーの話に幽霊などの話が大好きなイギリス人の中でも特にこの手の話が好きなバーティが食いつく。
バーティは話の続きを催促する。
クルピンスキー「身長151センチ、19歳って本人は言うんだけど本当は鯖を読んでる婆さん狐で夜な夜な若いウィッチの生き血をすすりに来るんだ」
ニパ「生き血を…」
マントイフェル「や、やめてくれトゥルト。
そう言う話は子供の頃に幽霊見てからダメなんだ…」
それにこの手の話が大の苦手なマントイフェルとニパ、菅野がびびる。
菅野「そ、そんなのいるわけねえだろ…」
クルピンスキー「後ろに!」
「「うあああああーー!」」
マントイフェル「ギャーーーー!」
びびる菅野にクルピンスキーが恐ろしいものを見るような表情で後ろを指して叫ぶ。
それにマントイフェル、菅野、ニパは部屋を飛び出して逃げる。
それにを見てクルピンスキーは笑っていた。
バーティ「クルピンスキー、それまさか…」
クルピンスキー「嘘に決まって…」
突如クルピンスキーは黒いオーラを感じ振り向く、そこには
ロスマン「初耳だわ。そんな言い伝え!」
使い魔の耳を出して怒っているロスマンがいた。
クルピンスキー「き、狐女…」
バーティ「あ、本当にいた…あ」
それにクルピンスキーは顔を青くし、バーティは本音を漏らすがすぐに気がつく。
この直後、二人の叫び声が基地内に響いた。
戻ってきたマントイフェルは酷い目にあった二人を部屋で発見した。
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ポー「え?俺に小麦粉などを作ってトナカイだか鹿か何かを狩ってこい?」
ニパ「うん。ひかりのためにサトゥルヌスをやるには必要なんだ。」
しばらくしてニパと菅野は自分の部屋で固有魔法を使って一人だけ豪勢なTボーンステーキを食っていたポーに依頼していた。
それにポーは快諾する。
ポー「まあ良いけどよ。ツリーは?チキンは?ジンジャークッキーは?」
菅野「それぐらい自分で作れよ」
ポー「なんか扱いひどくない?」
菅野「一人だけステーキ食ってるのが気に食わねえんだよ!」
菅野は一人だけズルしてステーキを食っているポーが気に食わなかった。当たり前だ。
適当に調べてたらスコティッシュフォールドが実は1961年に生まれた品種で品種登録が1994年だった…
じゃあリーネの使い魔っていったい何なんだ…
さっさとこの回終わらせて8話行きたいけどその間にペテルブルク大戦略あったの忘れてた。
あの回クソつまんないイメージなんだよなぁ…別にエイラーニャは興味ないんだよ…
早くダイドー級と珍しいが再現が雑な北極海の戦いを見たいんだ…